デュエル・マスターズAZ   作:柿田

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その4(完)「ザックとアンナ」

 ピザンとのデュエルに勝った俺は、デュエルゾーンから出ていた。

 逃げようとしたピザンを力ずくで捕まえた。デュエル後でボロボロだったので、そこまで苦労はしなかった。

 

「ククッ……言っておくが、俺の弟は強いぞ?今頃お前の助手とやらも負けてるかもな」

 

 ピザンはロープで両腕を縛られている。当然だが、デッキも取り上げてある。

 そんな状態でも強気でいられるのは、ある意味では尊敬する。

 

「そんな格好で言っても説得力ないな」

 

「チッ……!」

 

 ピザンは俺の言葉に舌打ちする。眼鏡の下の瞳からは、俺への敵意は消えていない。

 ため息をつくと、ピザンは質問してきた。

 

「……何故だ?何故、あのガキを信じられる?」

 

「俺の助手だからな。ちゃんと育てたつもりだ。それに、それなりに一緒にいれば嫌でも信じたくもなる」

 

 一応、十八歳だから成人済みだとフォローしようかと思ったが、今は関係ないからやめた。

 今度は逆に俺が質問しよう。

 

「お前達こそ、どうして略奪なんてやっている?このカジノにはお前達と同じイタリア人だっていたはずだ」

 

「イタリア人……?フッ、今時、国なんて概念に意味なんて無いだろうに」

 

 ピザンは笑う。

 確かに、国の名前なんて土地の識別コードでしか無い。それでも人が住む場所だ。俺は少しは思い入れや仲間意識はあると思っている。

 

「だったら教えてやるよ。俺とガパスタは、イタリアからこの国に親に連れられてやってきた。新しい商売がやりたいとか言ってな」

 

「親か……」

 

 この様子なら、親は既に他界してるか袂を分かっている可能性が高い。今の時代なら、ありふれた話だが。

 

「お人好しの親父たちはまんまと騙された。金も家も奪われて最後には殺されたぜ。みっともなく!」

 

 親をみっともないというピザン。その眼鏡の奥の瞳は、どこか怒りや悲しみのようなものを感じる。

 

「だからガパスタと決めたのさ……俺ら兄弟が全て奪ってやるってな!こんな力があるのに何もしないなんて俺からしたら信じられないな!」

 

 ピザンは目を見開いて叫ぶ。

 この男達も、今の時代の被害者なのだろう。悲しみが悲しみを呼ぶ。強い者が弱い者を食い物にする。そんな時代の犠牲なのだ。

 だとしても、コイツらの所業を認めるわけにはいかない。俺を受け入れてくれた人々や、アンナのためにも。

 

「……確かに強い力だ。俺もその気になれば、今すぐ街の一つや二つくらい吹き飛ばせるんだろうな」

 

 語り始めた俺に対してピザンは怪訝な顔をする。いきなり意味が分からない、と言った感じだ。

 ピザンには悪いが、もう少しだけ付き合ってもらおう。

 

「でもな、そんな事しても意味などない。どんなに悪が蔓延っても、どんなに哀しみや憎しみが広がっても……それを食い止めようとする人間は必ず現れる」

 

 この街の人々は、こんな時代でもめげずに前を向いている。

 アカリや星の盾の人間達は、現状を良くしようと立ち上がった。

 ジンザブロウも、俺がいなくなった後も戦い続けていた。

 アンナは、辛い境遇であっても俺を信じてくれた。俺の後に続いてくれようとしている。

 

「だから、そんな人間達が最後には必ず勝つ。俺はそう信じている」

 

 考えるだけで気の遠くなる話だ。無謀極まりない。

 でも、聞いてほしかった。同じく、かつては絶望した人間として。

 

「……ははっ!気持ち悪いな!何でも屋から詩人にでも転職するのを勧めるぜ!どの道、お前の助手は終わりだろうがな!」

 

 ピザンの顔は悪意に満ちた笑みに歪む。どうやら、俺の言葉は届かなかったようだ。

 

「どうだろうな……」

 

 俺は空を見上げる。

 まだ、デュエルゾーンではアンナが戦っている。絶対はないかもしれないが、俺はアンナの勝利を信じている。

 信じてくれる人がいる。それが力になることもある。それを教えてくれたのは、他でもないアンナなのだから……。

 

「……っ」

 

 何も変わらないと思った空が、少しだけ歪んだのが見えた。

 その直後、空から二つのシルエットが降ってきた。

 

「ぐああああああああああああああああっ!」

 

 二つの内の一つは、勢い良く地面に叩きつけられた。地面に打ちつけられた衝撃で、うめき声をあげている。

 アレは、ピザンの弟のガパスタだ。見るからにボロボロだ。

 

「ガパスタ!」

 

「兄貴……すまねえ……」

 

 縛られて何も出来ないピザンに倒れているガパスタが手を伸ばす。だが、デュエルに負けた影響か、立ち上がることも出来ないようだ。

 ガパスタが負けたということは、勝って人間がいるということだ。

 ガパスタに少しだけ遅れて、もう一つの人影が地面に着地する。

 

「わあっ……と……!」

 

 声の主は女だ。彼女は、たどたどしく地に足をつける。

 そして、俺に笑顔を向ける。

 

「ザックさん、勝ったよ」

 

「ああ、良くやった。アンナ」

 

 アンナにとって初めての実戦だったが、問題なく勝ったようで少しだけ安堵する。

 後は星の盾に突き出すだけだ。既に小春が連絡しているから、待つだけだ。

 ガパスタを拘束しようと奴に目を向けると、何かが動く音がした。

 

「き、さ……貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

「っ……」

 

 ガパスタの声が響いた。立てるはずがないガパスタが、立っていた。

 とてつもない気力だ。力を振り絞り、立ち上がったのだ。

 

「許さねえ!クソガキィ!」

 

 ガパスタは走る。その怒りの矛先は、自分を負かした相手に向けられていた。

 

「っ!」

 

 俺が反応した時には、ガパスタは既に俺の脇を抜けていた。

 ガパスタの怒りの拳が、真っ直ぐとアンナに向かっていく。このままではアンナは危ないだろう。

 だが、アンナに臆した様子はない。ガパスタに反応できていないわけでもない。

 

「はあっ!」

 

「なっ……!」

 

 ピザンとガパスタは同時に驚愕する。

 無理もない。アンナがガパスタの拳を躱し、襟首を掴んで投げ飛ばしたからだ。所謂、背負投げだ。

 

「ぐあっ……!」

 

 ピザンは再び地面に叩きつけられた。今度こそ動けないだろう。

 やれやれ、とため息をついていると、多数の足音が聞こえてきた。足音の主は、十数名ほどの青い制服の集団────星の盾だ。

 

「動くな!星の盾だ!」

 

 集団のリーダー男────星の盾日本支部長のジンザブロウが、銃を向ける。部下たちは、ピザンとガパスタが逃げないように取り囲む。

 彼らは、街の人間からの通報を受けてやってきたのだ。

 

「ここまでか……クソ……」

 

 ピザンは俯く。自分の負けを悟ったようだ。ガパスタも動こうとはしない。

 二人が降参の意思を見せたのを確認すると、星の盾はガパスタ達の身柄を取り押さえる。後は、連れて行くだけだ。

 

「大人しく歩け」

 

 拘束を終えた星の盾の隊員が、ピザンとガパスタを歩くように促す。

 

「チッ…」

 

 ピザンとガパスタは、苦い顔をしながら星の盾の隊員と共に立ち去っていった。

 その背中はどこか小さく見えた。二人の身長は高いはずなのに、不思議なものだ。

 

「今回も世話になったな」

 

 白髪混じりの男が話しかけてきた。星の盾日本支部長・助屋仁三郎だ。

 ジンザブロウは、俺がアメリカにいた頃の戦友だ。今では、街に攻めてきた能力者を食い止める為に互いに協力している。

 

「ジンザブロウか……まあ、いつもの事だろう」

 

「……あいつらに思うところがあったのか?」

 

 ジンザブロウは怪訝な顔をする。俺が気のない返事をしたのが引っかかったのだろう。

 

「……いや、すまん。大丈夫だ。俺のやることは変わらない」

 

 あの二人の境遇に同情しなかったと言えば嘘になる。俺も若い頃に親を失ったから。ある意味、ピザンとガパスタも時代の被害者と言えるかもしれない。

 だからこそ、二人の所業を見逃すわけにはいかない。哀しみや貧しさからの略奪は、新たな戦いを生むだけだ。

 

「なら構わんが……俺はもう戻る。何かあったらいつでも呼べ」

 

「ああ。感謝する」

 

 それだけ言うと、ジンザブロウは立ち去っていった。支部長という立場は非常に忙しい。本来ならば現場に出るような人間ではないのだ。

 

「ザックさーん!こっち手伝ってー!マスターさんも呼んでるよー!」

 

 遠くからアンナの声が聞こえた。いつの間にか集まっていた街の連中と何やら話をしていた。

 アンナには、ピザン達が連行されたら避難解除を伝えるように言ってあった。早速やっているようだ。

 とはいえ、まだ全員に伝え終わっていないだろう。それに、カジノの片付けもある。仕事は終わってない。

 

「ああ!今から行く!」

 

 返事をすると、俺はアンナたちの所へと向かっていった。

 

 

 

 荒れたカジノの内部や、車両に積んだ食料の片付けが終わり、事務所に戻った頃には日が沈んでいた。

 俺とアンナは食事を済ませ、ゆっくりと過ごす……はずだがったが、アンナの要望でデュエルをしていた。

 アンナ曰く「新しいデッキを試したい」ということだ。

 

「ムムム……!」

 

 アンナは眉を寄せながら、手札やテーブルに並べられたカードを睨んでいた。勝つ手段を考えているようだ。

 アンナのターンになってから、それなりの時間が経っていた。

 

「……おい、まだか。もう寝る時間だぞ」

 

「もうちょっと!もうちょっとだけだから!」

 

「はあ……早くしろよ」

 

 ザック

●手札…六枚

●シールド…五枚

●バトルゾーン

 富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス

 堕カオスマントラ

 還る混沌 ドロロンマントラ

●マナ…五枚

 

 アンナ

●手札…五枚

●シールド…五枚

●バトルゾーン

 華謡の精霊カンツォーネ

 飛翔龍 5000VT

●マナ…七枚

 

 状況としてはアンナの方が有利だが、念には念を入れるつもりらしい。慢心しないのは良いことだ。

 

「よし、決めた!カンツォーネを観覧!ホールインランド・ヘラクレスに進化!二枚ドローしてマナを四枚すべてアンタップ」

 

 ホールインランドは、進化元のカードの枚数だけマナをアンタップする。カンツォーネはカードを八枚含んでいた。だから、アンナのマナのカードは全てアンタップする。

 

「ホールインランド・ヘラクレスをゴルギーオージャーに進化!」

 

「来たか…」

 

 アンナの切札であるゴルギーオージャーが出てきた。進化元は九体いるから、攻撃すればエクストラウィンが可能だ。

 

「ゴルギーオージャーの効果で四枚マナブーストして、マナから三枚を手札に回収。さらに、同期の妖精と〜時空の工兵〜召喚して二体とも一音の妖精に進化!」

 

 一音の妖精は、相手に呪文を発動する回数を各ターン一回のみに制限する効果を持つ。さらに、進化すればクリーチャーを出す回数も一回に制限出来る。

 

「抜かり無いな……」

 

「相手がサックさんだからね。準備はちゃんとしなきゃ!」

 

 アンナはいたずらっぽく笑う。

 リアとの戦いが終わってから、アンナは本当によく笑うようになった。

 

「ゴルギーオージャーでシールドを攻撃!」

 

 アンナは、ゴルギーオージャーのカードをタップする。勝ちを確信した迷いのない攻撃だ。

 

「ゴルギーオージャーの効果!カードが十枚以上含まれてるから効果で私の勝ちだ……よ……!?」

 

 アンナの顔が見る見る青ざめる。

 ムリもない。俺が、ゴルギーオージャーの天敵であるカードを墓地に置いたからだ。

 

「手札から完全防御革命の効果を発動。墓地に置くことで、攻撃以外の勝利を無効にする」

 

「え……えええええええええええっ!?」

 

 アンナが口を大きく開けて驚く。非常に間の抜けた顔だった。

 

「そ、そんなのありなの!?身内メタってやつじゃん!」

 

「それも戦術の一つだ。こうなる可能性もある」

 

 頰を膨らませながら口を尖らせるアンナ。理解は出来ても納得は出来ないといった感じだ。

 

「はーい……じゃあシールドを三枚ブレイクで」

 

「通す。シールド確認」

 

 一気に三枚のシールドが失われる。確認したが、トリガーはない。

 打点は足りている。このまま攻撃してトリガーが無ければ勝てる。

 だが、アンナは思案していた。思わぬゲーム続行で、どこまで攻撃すべきか悩んでいるようだ。

 

「……うん、やろう。このまま返すのも怖いし。VTでシールド攻撃!」

 

 このまま通せばシールドは無くなり、一音の妖精でトドメだろう。

 しかし、俺も負けるつもりはない。

 

「ウラ・ニンジャ・ストライク5を発動!手札から本能寺カレン&カオスマントラ−裏切りのヒロイン−をバトルゾーンに出す!手札のシノビを好きな枚数見せ、一枚につきパワーをマイナス1000にする!俺は三枚見せ、お前のクリーチャー全てのパワーをマイナス3000だ!」

 

 一音の妖精はパワー2500だ。パワーのないクリーチャーは全て破壊される。

 

「あっ、一音の妖精が……でも、シールドはブレイクするよ」

 

 トドメまでいかなくても、アンナ果敢に攻める。最後まで諦めるなと言った俺の教えを実践している。

 俺はシールドをチェックする。

 

「トリガーは無いな」

 

「これでターンエンド……」

 

 シールド全て破壊したが、アンナの顔は浮かない。仕留めきれなかったのだからムリもないが。

 

「エンド時に裏切りのヒロインをデッキの下に戻す」

 

 ニンジャストライクの効果だ。ターン終了時にデッキの下に戻る。

 そして、俺のターンになる。ドロー前にあるカードの効果が発動する。

 

「さらに手札から漲る混沌 ハッポウマントラを手札からバトルゾーンに出す」

 

「ああっ……来ちゃった……」

 

 アンナは露骨に嫌そうな顔をする。相手の打点が増えたのもだが、ハッポウマントラはシノビが攻撃する度に手札を捨てさせる能力がある。それを警戒しているのだろう。

 

「俺のターンだ。ターンの最初に富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルスの終極宣言を発動!破壊三回とシールド追加&墓地回収を一回選択する!」

 

 終極宣言は、ゲーム中に一度だけ使える能力だ。自分のターンの始めでないと発動できないが、強力な力だ。

 

「うっ……VTとゴルギーオージャーは破壊される……」

 

 ゴルギーオージャーはG-NEOクリーチャーで、一回だけ破壊を耐えることが出来る。だから、クリーチャー二体に対して破壊を三回選んだのだ。

 そして、シールドを一枚追加。さらに、反撃を想定して墓地から聖カオスマントラを回収する。

 

「ゴルギーニ・エン・ゲルスの処理を終了。そして、ドロー!」

 

 ザック

●手札…十一枚

●シールド…一枚

●バトルゾーン

 富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス

 堕カオスマントラ

 還る混沌 ドロロンマントラ

 漲る混沌 ハッポウマントラ

●マナ…五枚

 

「マナチャージ。聖沌大忍者ムクジュメッドを召喚。効果で一枚ドロー」

 

 ムクジュメッドはシノビが出た時にドローする効果を持つ。さらに、シノビが離れる時に場に留める効果も持っている。

 

「これで準備は終わった。ハッポウマントラでシールドを攻撃。シノビが攻撃するからハッポウマントラの効果で手札を捨ててもらう」

 

 アンナは手札を一枚墓地に置き、シールドを二枚確認する。

 

「シールド確認……無いよ」

 

 シールド残り三枚。まだトリガーが出る可能性はある。

 

「ドロロンマントラでシールドを攻撃し、ハッポウマントラの効果で手札を一枚捨ててもらう。さらに、ドロロンの効果でシノビ・メクレイド5を発動。デッキの上から三枚を確認して、裏切りのヒロインをバトルゾーンに出してムクジュメッドの効果でドロー。そして、Wブレイクだ」

 

 手札破壊とクリーチャー展開をしつつの攻撃。さすがのアンナも苦い顔になる。

 

「……トリガー無し」

 

 シールドは残り一枚。トドメまでもう少しだ。

 

「ゴルギーニ・エン・ゲルスで最後のシールドを攻撃」

 

 これでトリガーが出れば、まだアンナにも逆転のチャンスはある。アンナは、恐る恐るシールドを確認した。

 そのカードを見たアンナの顔が、明るくなった。何か良いカードを引いたようだ。

 

「っ……!S・トリガー、ド浮きの動悸を発動!これで……あっ……」

 

 しかし、すぐに笑顔が消える。発動しても意味がないと悟ったのだ。

 

「そっか……ムクジュメッドの効果……」

 

「そういう事だ」

 

 ムクジュメッドは、一ターンに一度だけシノビを場に留まらせる効果を持つ。堕カオスマントラを手札に戻そうとしても、場に留まるのだ。

 アンナはド浮きの動悸の効果で堕カオスマントラドを指定する。カオスマントラは場に留まり、アンナはカードを一枚引く。今のアンナには、それしか出来なかった。

 

「堕カオスマントラでダイレクトアタックだ」

 

「何もありません……私の負けです……」

 

 俺がカオスマントラで攻撃宣言すると、アンナは肩を落とす。勝ちを確信していたのか、普段よりも落ち込んでるように見える。

 

「今度こそ勝てると思ったのになあ……まだまだだなあ」

 

 ため息をつくアンナ。勝ったとはいえ、俺も追い詰められていた。あまり偉そうには出来ない。

 

「悪いが、俺も簡単に勝たせてやるわけにはいかん。とはいえ、デッキやプレイングは悪くなかったぞ」

 

「ほんと?やった!」

 

 アンナの顔に再び笑顔が戻る。アンナは、褒められると良く喜ぶ。

 

「まあ、反省点はあったがな」

 

「ですよね……じゃあ反省会だね!」

 

「それは明日だ。もう寝るぞ」

 

「はーい……おやすみ、ザックさん」

 

「ああ。おやすみ、アンナ」

 

 アンナは口を尖らせながら寝室へと入っていった。俺も寝るとしよう。明日も依頼でいっぱいだ。

 

 

 

 アンナを鍛えて、街の連中の頼みを聞いて、能力者と戦う。

 きっと、これからもこんな日々が続いていくのだろう。そうしていくことで、少しでも周りの人達が救われていくことを願いながら。

 これが、今の俺の生きる道だ。終わりが見えなくても、俺は戦い続ける。

 

 

 

 

 

《デュエル・マスターズAZ 特別編……完》

 




今回で完結になります。
最後までありがとうございました!
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