僕のウィザーディングアカデミア 作:いものこ
巨大な樫の木の重々しい扉がひとりでに開き、まばゆい光とともに温かな空気がふわりと流れ出してきた。
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
ハグリットが一歩前に出て声をかける。
「ご苦労様、ハグリット。ここからは私が預かりましょう」
冷たい夜気を引きずって城の中へ入っていくその瞬間、ハリーは思わず息を呑んだ。
ホグワーツの玄関ホールは、まるで大聖堂のように高い天井を持ち、天井からは無数の燭台が浮かぶように灯っていた。石の床は黒曜石のように磨き込まれ、生徒たちの足音が反響して広がっていく。壁には歴代の校長の肖像画が額縁の中で静かにこちらを見下ろしており、巨大な階段がらせんを描いて上階へと続いていた。
けれど、そんな荘厳な空間の中で――ハリーの視線は、無意識のうちに一年生の顔を確認していた。
勝己の姿が、どこにもない。
あれだけ目立つ見た目だ。どこかにいればすぐにわかるはずだと思ったのに、見つからない。暗闇から明るい場所に出て、一瞬にしてあたりがはっきり見えるようになったのに、どこにもいない。
不安が、少しずつ胸に湧き上がってくる。勝己は本当にいたのだろうか。ハリーが見た幻だったのではないか?そんな考えが頭をよぎるが、ロンとネビルの反応を思い出して即座に否定した。きっとホグワーツ推奨のペットじゃない犬を連れてきたからか、あるいは彼が留学生だからちょっと遅れているだけかもしれない。
石畳の床はひんやりとしており、わずかに湿った空気が肌を撫でた。高い天井のせいか、誰もが口を開こうとはせず、ただ緊張と期待の入り混じった沈黙がその場を支配していた。
大広間があるであろう扉を通り過ぎ、その脇にある、こぢんまりとした小部屋に一年生たちを案内した。扉がゆっくりと閉じられると、そこは大広間の喧騒から隔絶された静けさのとなった。
「ホグワーツ入学、おめでとうございます」
その声は澄んでいて、張りがあった。背筋を伸ばすような緊張感が一気に走る。マクゴナガル先生が一歩進み出ると、生徒たちの間にざわめきが走った。だがその場を仕切るように、彼女はすぐに説明を始めた――
「新入生の歓迎会が間もなく始まりますが、大広間の席に着く前に、皆さんが入る寮を決めなくてはなりません」
マクゴナガル先生がそう切り出すと、子どもたちは一斉に背筋を正した。ハリーも、胸の奥がきゅっと音を立てるような感覚に襲われていた。
「寮の組み分けはとても大事な儀式です。ホグワーツにいる間、寮生が学校での皆さんの家族のようなものです。教室でも寮生と一緒に勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります」
教科書で読んだ通りの説明だった。けれど、実際に目の前で語られると、それは文字以上に重みを持って響いてきた。
「寮は四つあります。グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンです。それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。ホグワーツにいる間、皆さんのよい行いは、自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反したときは寮の減点になります。学年末には、最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人一人が寮にとって誇りとなるよう望みます」
周囲から、微かなごくり、という喉の音が聞こえた。ハリーも自分の喉が乾いていることに気がつく。頭の片隅では、きっと勝己は最初から全然緊張なんかしてなかったんだろうな、などと思っていた。
「まもなく全校列席の前で組み分けの儀式が始まります。待っている間、できるだけ身なりを整えておきなさい」
周囲でごそごそとローブの裾を直す音がした。ネビルがそっと靴を見下ろして左右を確かめ、ハーマイオニーは既に完璧に整っていた襟元を、さらにきっちりと整えなおしていた。
「学校側の準備が出来たら戻ってきますから、静かに待っていてください」
そう言い残し、マクゴナガル先生は部屋から出ていった。扉が閉まる音が静かに響いた。小さな空き部屋の中には、緊張と不安が入り混じった空気が満ちていた。
「組み分けって……どうやるんだろう」
沈黙を破ったのは、ネビルの小さなつぶやきだった。その声は緊張と不安に満ちていた。彼の指先はローブの裾をそわそわといじっている。
「試験のようなもんだと思う。すごく痛いって、フレッドが言ってたけど――」
ロンが肩をすくめながら続ける。
「たぶん、嘘だと思う。あいつ、変な嘘ばっかり僕に教えるんだ。『入学初日にドラゴンと戦う』とか、『間違った答えを言うと眉毛が消える魔法帽子』とか……」
ロンの苦笑い混じりの語りに、誰も笑えなかった。ネビルはますます顔を青ざめさせ、唇をかすかに震わせている。
その横でハーマイオニーはというと、小さく何かを呟き続けていた。耳を澄ませば、それが呪文の詠唱だとわかる。
「ウィンガーディアム・レビオーサ、アロホモラ、ルーモス、ノックス……」
必死に記憶をなぞるように、彼女はどんどん呪文を唱えていく。額にはうっすらと汗さえ浮かんでいた。
寮分けが試験なら、筆記?それとも実技? でも、マグル生まれの子もいるんだし知識量を問われるものではなさそう……性格診断、みたいなものだろうか。似た傾向が集まるという寮の説明からも明らかにそれっぽい。
ハリーがそんなことを考えていると石壁の向こうから、ふわりと温度のない風のような気配が流れ込んできて、壁の一部がぼんやりと揺らめいた。
そして――現れたのは、透明な人型だった。
一人は膨らんだ僧服を着た丸顔の太った修道士で、もう一人はエリザベスカラーのような大きなひだのついた貴族風の男性だった。
「もう許して忘れなされ。彼にはもう一度だけチャンスを与えましょうぞ」
太った修道士がそう言うと、貴族風の男は不機嫌そうに応じた。
「修道士さん。ピーブスには、あやつにとって十分すぎるくらいのチャンスをやったじゃない――おや、君たち、ここで何してるんだい?」
ほとんど貴族風の男の目が、ふとハリーたちの方に向く。
「新入生たちじゃな。これから組み分けされるところか?」
太った修道士が、にこにことした笑みを浮かべて言った。
「ハッフルパフで会えるとよいな。わしはそこの卒業生じゃからの」
言葉は柔らかだったが、まわりの新入生たちの肩は自然とこわばっていた。中にはごくりと喉を鳴らす者、目をまん丸にする者、後ずさるように身をすくめる者……その緊張した空気の中で、ぱしんと音を立てて扉が開いた。
「組み分け儀式が間もなく始まります」
再び現れたマクゴナガル先生が、一年生たちの視線をゴーストから引き剥がした。声に込められた厳格さは、空気の重さを一気に整える。
それを合図に、ゴーストたちは名残惜しそうに空気の壁の向こうへと消えていった。まるで何事もなかったかのように、ふわりと音もなく。
「さあ、一列になって。ついてきてください」
一年生たちは緊張の面持ちで一列に並び、静かに歩き出した。ハリーも列の中ほどに加わり、深呼吸をして気持ちを落ち着けようとした。けれど胸の鼓動は早まるばかりだった。
そして――
大広間の扉が、重々しく開いた。
目の前に広がった光景に、ハリーは思わず言葉を失った。
広大な石造りのホールの天井は、まるで空そのもののようだった。群青に染まる夜空に、無数の星々がきらめいている。大広間の空間全体が、まるで魔法で切り取られた天体観測室のように神秘的だった。
四つの長いテーブルがホールいっぱいに並び、それぞれのテーブルには既に上級生たちが着席していた。赤と金、青と銀、黄色と黒、緑と銀のそれぞれの配色のネクタイをつけて談笑をし、天井からは無数のキャンドルが宙に浮かぶようにして灯っており、その暖かな光が、食器の銀と金に反射して、会場全体をやさしく照らしていた。
「わあ……」
誰かが小さく息を呑んだ。その声にハリーも深くうなずく。この光景は、夢の中ですら見たことがないほど、美しかった。
「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ。『ホグワーツの歴史』に書いてあったわ」
隣でハーマイオニーが独り言のように呟いた。
皆が造形美に目を奪われる中、ハリーは人を探し続けていた。ここに来れば勝己の姿を見つけられるはずだと考えていたのだ。彼はとても存在感のある人なのだから。グリフィンドール、レイブンクロー、スリザリン、そしてハッフルパフ――どのテーブルを見ても彼の姿を見つけられなかった。
大広間の最前部には教員用の長いテーブルが置かれており、その中央には長い銀髪とひげを持つ、威厳と温かみを兼ね備えた人物が座っていた。アルバス・ダンブルドア。蛙チョコレートで見た人物だ、とハリーはすぐに気がついた。
そのダンブルドアの手前――高く積まれた椅子の上に、古びた尖り帽子が置かれていた。
帽子の裂け目が大きく開くと、まるでそこに本物の口があるかのように、はっきりとした朗々たる声でそれぞれの寮について歌い始めた
グリフィンドールは、勇猛果敢。ハッフルパフは、忍耐強く。レイブンクローは、学びの友が。スリザリンは、狡猾だがまことの友を得られるらしい。
拍手が巻き起こる中、帽子はそれぞれの寮のテーブルにお辞儀をすると再び動かなくなった。
ハリーはゴクリと喉を鳴らした。隣を見ると、ネビルはどこの寮にも入れないかったらどうしようと顔色が悪くなり、ロンはフレットに対して嘘を教えられたと愚痴を言っていた。
そしてマクゴナガル先生が羊皮紙を手に戻ってくると、張りのある声で名前を読み上げはじめた。
「アボット、ハンナ!」
小柄な少女がぎこちない足取りで前に出ていき、帽子を頭に乗せるとすぐに――
「ハッフルパフ!」
テーブルの一つから歓声と拍手が起こり、ハンナはホッとしたようにそちらへと駆けて行った。
その後も次々と名前が呼ばれ、帽子がその生徒にふさわしい寮を告げていく。レイブンクロー、グリフィンドール、スリザリン、ハッフルパフ――どのテーブルにも笑顔が弾け、新たな仲間が歓迎されていた。
ハリーの心臓はだんだんと早く脈打っていた。
(あとどれくらいで僕の番が来るんだろう……)
順番はアルファベット順だった。ハリー・ポッターの番が来るまでには、まだ時間がある。それでも、着実に名前は進んでいく。ハリーは何度も勝己の姿を思い出し、どこかにいるはずの彼を探すように視線をさまよわせていた。
(かっちゃんは、どこにいるんだろう……もしかして、もう帽子をかぶったのかな。どこかで僕を見てたりするのかな)
けれど、いくら大広間を見渡しても、やはりあの特徴的な金髪と赤い瞳は見つからなかった。
勝己が、ホグワーツのどこかにはいる。そう信じていたけれど――
「グレンジャー、ハーマイオニー!」
轟郷勝己でも大・爆・殺・神ダイナマイトでも頭文字はGのはずだが彼の名前は呼ばれなかった。隣にいたハーマイオニーはすっと背筋を伸ばして若干小走りで椅子に向かうと帽子をかぶった。
他の子よりも長い沈黙のあと帽子が叫んだ。
「グリフィンドール!」
歓声と拍手。ハーマイオニーは笑顔を浮かべ、誇らしげにグリフィンドールの席へと歩いて行った。隣にいたロンがうめいた。
マクゴナガル先生はハーマイオニーがグリフィンドールの席に着いたことを確認すると次の名前を読み上げ始めた。
なぜか月の名前が呼ばれないのかハリーは考え始めた。
ビューモントならBで最初の方に呼ばれるはずだし、轟郷と大・爆・殺・神ダイナマイトならどちらも頭文字がGのに呼ばれていない。そうなると留学生だから順番にとらわれないのか、それとも上級生であるかだ。
上級生ならばたしかにホグワーツの寮について妙に詳しかったのも、呪文だって手慣れていたのも納得できる。トレバーを探しに行く時にハリーたちにアナウンスがある前からそろそろ着替えろとも言っていた。上級生でもおかしくはない。
でも、ハリーにはそうとは思えなかった。だってあの勝己の姿はどう見ても11歳くらいの姿にしか見えなかったのだ。
だが前世と遺伝子が違うから成長速度が違うのだといわれたらそれまでだが、前の勝己は12歳の頃になるとぐんっと背が伸び始めていたし、中学校にはいる前には声変わりだって始まっていた。留学生だから順番に囚われていないと言われたほうが納得できる。
そうやって深く考え事をしていたせいなのかどこかで聞いたことのある苗字が呼ばれても、耳を素通りしていた。
「ポッター、ハリー!」
ふいに肘に軽い衝撃を受けた。隣にいたロンが小突いてくる。
「ハリー! 呼ばれてる。お前の番だって!」
「……へ?」
ようやく自分の名前が呼ばれていると気づいた時、大広間にいた全員がハリーのことを見ていた。マクゴナガル先生がもう一度語気を強めていた。
「ポッター! ハリー・ポッター!」
ハリーは急いで前へ飛び出した。背筋がひやりと冷える。足音が大広間の床に響き、無数の視線が突き刺さるのを感じた。
ハリーは椅子に座ると視線の気まずさから帽子を深くかぶった。
「おや、なかなか珍しい子だ。なかなか数奇な運命を持っているようだが……まあそんなことなどどうでもいい。私の仕事は組み分けだ。君の素性を探ることではない」
そう言うと声の主はうなり始めた。
「フーム。難しい。非常に難しい。知識への渇望、世界への強い好奇心、物事の理由を探らずにはいられない理詰めの思考…これは間違いなくレイブンクローの資質だね。学ぶことを恐れず、知ることに誇りを持つ。まさに知の徒だ」
――レイブンクロー…いわれてみれば、僕は知らないことを放っておけない。小さいころから
「だがそれだけじゃない。君は誰にでも手を差し伸べようとする。敵でさえも、憎むことができず、救おうとする。それは優しさか?…いや、それ以上だ。君の献身は理屈を超えている。他者への信頼と許しの心…これはハッフルパフにも通じるものがある」
――たしかに、助けを求めている誰かを放っておけない。手を伸ばさずにはいられない。だけど、改めて他人から称されるとなんだか気恥ずかしい。
「それに、君には並外れた勇気がある。恐怖を超えて、誰かを守るためならば己の身を投げ出す覚悟がある。そして何より…君は折れていない。何度打ちのめされても、拒まれても、信じ続ける。その意志の強さ、粘り強さはグリフィンドールの誇りだ」
――勇気なんかじゃない。僕は体が勝手に動いていただけだ。現実を見ないで、分相応な望みだっておもってもどうしても手を伸ばさずにはいられないだけなのだ。
「ふむ…ではスリザリンはどうか?君には自己の栄光を望む心が欠けている。だがすべてを救いたいという願いは大きな野心と称することもできるだろう」
――野心といわれてみればそうかもしれない。それなら僕はずいぶんな野心家だ。救えるものなら誰だって助けたいし、誰かを助けるためならばなんだってする。
「さて…君をどこに送るべきか――レイブンクローか?ハッフルパフか?それともグリフィンドールか……きっと君ならスリザリンでもやっていけるだろう」
――どこでもいい。どの寮でも、やっていける気がする。けれど……
「ほうヒーロー! 君はヒーローになりたいのか。そうか、ならば――グリフィンドール!!」
帽子が叫んだ瞬間、周囲から拍手と歓声が巻き起こる。
ハリーは帽子をそっと脱ぎ、ゆっくりと顔を上げた。まばゆい光の中――その視線の先に。
いた。
ハッフルパフのテーブル。その中央、ひときわ姿勢よく座る生徒。あの金の爆発頭。レットスピネルの瞳。ハリーが探し続けていた、その勝己がそこにはいた。
目が合った瞬間、勝己の口元がにやりと歪んだ。まるでいたずらが成功したときのような、得意げな笑み。
そして、はっきりと口パクで言った。
「お・れ・は・セ・ン・パ・イ・だ」
その瞬間、ハリーの顔が引きつった。きっと彼は、ハリーが勝己を探してキョロキョロと見回す姿を、どこかに隠れて見ていたに違いない。
悔しさでゆがんだ表情のまま、ハリーはグリフィンドールの席へ向かった。
グリフィンドールの席についたハリーを最初に出迎えたのは先に組み分けを終えていたハーマイオニーだった。ハリーの不満げな顔に気づいたハーマイオニーはハリーを咎めるように質問を投げかけた。
「あなたグリフィンドールがそんなに嫌だったの?」
その問いに、ハリーは組み分けされてからの自分の態度を思い出し大慌てで首を振った。
「あっ、いや、そんなつもりじゃ……」
弁解を始めようとしたそのとき――。
「「おいおい、そんな顔するなよ、ポッターくん!」」
陽気な声が二重に重なった。顔を上げると、赤毛のそっくりな双子が、にやにやと笑いながら近づいてくる。ハリーはすぐに彼らがウィーズリー家の誰かだと察した。ロンの言っていた、あの「悪名高い」兄たちに違いない。
「フレッド・ウィーズリーです、こちらはジョージ・ウィーズリー」
「我らがグリフィンドールへようこそ、伝説の男・ハリー・ポッター!」
「君が来てくれて、うちの寮の株も爆上がりってやつだ!」
「なのにあの不服そうな顔は何さ? まるでスリザリンに行きたかったみたいじゃないか」
次から次へとまくし立てられて、ハリーは口を挟む暇もなかった。
「いや、ちが――」
「グリフィンドールはいいぞ? 冒険、勇気、騒動三昧! ときどき先生に怒られて、たまに校則破って、でも根は善良!」
「何が言いたいかって? 最高の寮ってことさ!」
まるで漫才のように息ぴったりの兄弟のやり取りに、ハリーは戸惑ってしまった。
「――あっ、見ろよ!」
フレッドが指をさした。
「俺たちの可愛い弟も、ちゃんとグリフィンドール入りを果たしたみたいだぜ!」
その言葉にハリーがそちらを向くと、ロンが嬉しそうな顔でこちらに走ってきた。
「ハリー!」
「よかったねロン! 一緒の寮だよ!」
ハリーが笑いながら声をかけると、ロンもほっとしたように笑ってハリーの隣の席に座った。
そんな二人の様子を見たフレッドとジョージが、わざとらしく顔を見合わせて叫んだ。
「なんだよ、もう友達だったのか!」
「水臭いじゃないか、弟よ。俺たちにも紹介してくれよ、ハリー・ポッターを!」
ロンは「あー、うん……」と照れくさそうに頬をかきながら、「列車でさ同じコンパートメントだったんだ」と言った。
「うん、お昼を交換じたり、一緒にゲームしたりして、仲良くなったんだ」
ハリーがそう言うと、フレットが首を傾げた。
「ならなんでグリフィンドールに選ばれた時不満そうな顔してたんだ?」
ジョージも顎に手を当てながら同意する。
「うん、まるで好きなクイディッチチームにドラフトされなかったみたいな顔してたぜ?」
「え、ああ、それは――」
ハリーは少しバツが悪そうに、目を伏せながら口を開いた。
「実はさっき……かっちゃんが上級生だったことに気づいて、なんか悔しくって……」
「かっちゃん?」
フレッドとジョージが同時に首を傾げる。代わりにロンが、ちょっと困ったように言葉を補った。
「えっと、同じコンパートメントにいた人なんだ。名前、確かサチュキー・ビューモント?それにグレート・なんとか・ゴッド・ダイナマイト……とも名乗っていたような……」
「サチュキじゃなくてカツキだし、REAT EXPLOSION MURDER GOD DYNAMIGHTだよ」
ハリーが横からきっちり訂正した。
――その瞬間。
「「ダイナマイトだって!?!?」」
双子の叫び声が大広間にこだました。
二人は椅子から身を乗り出し、ハリーの肩をがっしりとつかんで言った。
「まじで!? あいつと同じコンパートメントに!?」
「まさか君、あの“Lord Boommurder”と旅を共にしたのかい!?」
「“ジェムジー”と列車で同室だったって、そんな幸運ってある!? やばい、すごい、やばすぎる!」
「うちの弟とダイナマイトが一緒の部屋!?」
「てかロン、お前、よく生きて帰ってきたな!?」
彼らの口からは、堰を切ったように言葉が次々とあふれ出した。 興奮のあまり、まるで**弾丸のように矢継ぎ早に質問を浴びせ、。その熱気は、聞いているこちらまで巻き込みそうな勢いだった。
「そ、そんなに有名な人なの?」
戸惑ったようにロンが聞いた。それにフレッドが拳を突き上げながら答えた。
「いいか、ロン。俺たちが初めて“ダイナマイト”と会ったのは去年の組み分けの時だ」
「あのトヨハシテングがいるマホウトコロから来たって聞いてな」
「ちょっかいかけに行ったんだ。そしたらどうなったと思う?」
焦らすように言葉を止めた双子に周囲が息を呑む。
「「なんと、魔法も使わずに二人まとめて叩きのめされたのさ!」」
双子がどや顔で宣言した。その言葉に近くで聞き耳を立てていたネビルがたずねた。
「魔法なしで?」
「そう、魔法ナシで。めっちゃちっこいのにさ!気づいたら手足が縛られてんの」
「で、悔しいから後日また挑みに行ったんだ、不意打ちでね。まあそれでも負けたけど」
「それに去年の決闘クラブのチャンピオン、ディエゴ・キャプテンにも挑んでさ!」
「ダイナマイト本人は一度も勝ててないって言ってたけど、ハンデありなら何度か勝ってたし」
「そうそう、めっちゃ強いの。なんたって我らのパーフェクトパーシーにも勝ってるんだからな」
「えっ?」
ロンがぽかんと口を開ける。ハリーはさすがはかっちゃん、略してさすがっちゃんなんてことを思いながらウンウンと頷いていた。
「しかも、ハンデなしで本気の決闘でだぜ?あっという間に距離詰められて、パーシーが気絶してんの」
「いやーあれはホントすごかった。パーシーの呪文が一切当たらなくて、矢避けの加護でもつけているんじゃないかと思うくらい!」
「そんなの聞いてない。なんで教えてくれなかったんだ!」
初耳だったのかロンは双子の袖を力強く引っ張った。
「いやーめっちゃ話したかったんだけど、インパクトって大事でしょ」
「そうそうあってからのお楽しみっていうじゃん。けどまさか入学前のコンパートメントで遭遇するとはなぁ……」
しみじみとつぶやく双子に周囲の視線がロンへと移った。コンパートメントでどんなことがあったのか話せとばかりに視線の圧を感じる。ロンが口を開こうとしたとき
――空気が変わった。
大広間にふわりと静寂が落ちたのだ。教職員用の高座の中央で、銀髪と長い髭を揺らしながら、ひとりの老人がゆっくりと立ち上がっていた。ハリーはその老人に見覚えがあった。ホグワーツの校長アルバス・ダンブルドアだ。
「おめでとう! ホグワーツの新入生、おめでとう!」
その声は朗らかで、温かく、どこかおどけていた。
「歓迎会を始める前に、二言、三言。言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ!」
ダンブルドアは一拍置き、重々しく宣言した。
「わっしょい!」
「こらしょい!」
「どっこらしょい!」
「以上!」
全校生徒が一瞬、ぽかんとしたのち――爆発するような笑いとともに拍手が起こった。それだけを言うと、ダンブルドアはさも満足そうに微笑んで、椅子に腰を下ろした。
いつの間にか空っぽだったテーブルの上に、信じられないほどのごちそうが一斉に現れていた。ローストチキン、ミートパイ、じゃがいものロースト、グレービーソース、グリーンピース、グラタン、ベーコン巻きソーセージ、そして信じられないほど大きな焼きたてパンの山。
あちこちから歓声が上がり、生徒たちはいっせいに料理へと手を伸ばし始めた。
「さっすがダンブルドア先生。話が短くて助かるよなー」とジョージが笑った。
「なあ、ジョージ、俺たちも“わっしょい”で締めるか?」
「今年の合言葉にする?」
そのとき、ハリーのすぐ後ろから、澄ました声が聞こえた。
「馬鹿なこと言ってるんじゃないぞ、フレット、ジョージ」
振り向くと、しっかりと整えられた赤毛の少年が、胸に監督生のバッジを光らせて立っていた。
「パーシー……」とロンが気まずそうに言うが、パーシーは気にせず、にこやかにハリーに手を差し出した。
「初めまして、ハリー・ポッター。僕はパーシー・ウィーズリー。グリフィンドール寮の監督生だ。なにか困ったことがあったら、いつでも僕を頼ってくれ。監督生だからな」
「ありがとうございます。よろしくお願いします、パーシーさん」
ハリーが握手を返すとパーシーは満足げにうなずいて、監督生の務めがあるからと言ってどこかへいってしまった。
その背を見送りながら、フレッドとジョージが肩をすくめて言った。
「……あれで昔は、ちょっとは面白いやつだったんだけどなあ」
「監督生になってからはずっとあんな感じになっちゃったんだ。なっロン」
周囲の視線がロンから目の前に現れたご馳走へと変わってしまったことを感じ取ったロンは不満げな顔をしながら黙々とローストビーフを皿に盛っていった。ご機嫌斜めなロンを見たフレットとジョージはお互いを見て肩をすくめるとテーブルの上の料理に手を伸ばし始めた。
皿の上には老蘇そうな料理たちが山のように盛られていた。ローストビーフは外側が香ばしく、中はほんのりピンク色をしていて柔らかく、グレービーソースがそれをさらに引き立てている。マッシュポテトにはバターがたっぷり混ぜられ、湯気の立つパンは手でちぎるとふわりと小麦の香りが立ち上がる。
「これ……夢じゃないよね?」とロンがぼそっと呟いた。
ハリーは黙って首を横に振り、マッシュポテトを口に運んだ。その瞬間、頬が緩んだ。
「うまっ……!」
思わず声が漏れる。横ではシェーマスがグリーンピースと肉をフォークで刺しては「これ何の肉だろ?」とつぶやいている。
そのとき――ふと、ハリーの視界の端にふわりとした動きがあった。視線を向けると、そこにはあの小部屋で出会ったぼんやりと透けた人物が浮かんでいた。
「おいしそうですね」と、その半透明の貴族風の男――ゴーストが、料理を見下ろしながら言った。
「やっぱり食べられないんですか?」と思わずハリーが尋ねる。
「そうですね。かれこれ五百年、食べておりません。もちろん食べる必要はないのですが、たまに懐かしくなりますよ」
その口調は上品で、どこか詩人のようだった。
「まだ自己紹介しておりませんでしたね。私はニコラス・ド・ミムジー=ポーピントン卿と言います。お見知りおきを。グリフィンドールの塔に住むゴーストです」
そういって優雅にお辞儀をしたゴーストにロンが得意げに言った。
「僕、君のこと知ってるよ!ほとんど首無しニック”でしょ」
「いえ、読んでいただくのであれば、“ニコラス・ド・ミムジー……”」
「ほとんど首無し?どうして“ほとんど”なんてことになるの?」
シェーマスがほとんど首無しニックの発言を遮って質問すると、彼は少し苛立たし気に自分の頭をつかんで右側に倒した。
「ほら、このとおり」
食事中に見るにはグロテスクな断面に小さな悲鳴があがる。そんな周囲の様子に溜飲が下がったニックはひょいッと頭を戻すと咳払いしていった。
「さて、グリフィンドール新入生諸君。今年こそ寮対抗優勝カップを獲得できるよう、できるだけ頑張ってくださるでしょうな? グリフィンドールがこんなに長い間負け続けたことはない。スリザリンが六年連続で寮杯をとっているのですぞ!」
ニックは大袈裟に肩をすくめるような仕草をしてみせた。
「“血みどろ男爵”はもう鼻持ちならない状態です……あのスリザリンのゴーストですがね」
そう言ってほとんど首無しニックはスリザリンのテーブルに視線を向けた。ハリーもつられてスリザリンの方を見ると血だらけの貴族然としたゴーストが座っていた。隣の席にいたマルフォイが気分の悪そう顔色になっているのが気の毒だったが、ハリーには助ける手段が思いつかなかった。
ふと、ハリーは向こうのハッフルパフのテーブルに目を向けた。
勝己は背筋を伸ばし、丁寧な所作で肉を切り分け口に運んでいた。勝己よりも体格のいい上級生たちに絡まれて、鬱陶しそうに振りはらっていたが、その上級生が何やら話をして1年生たちにキラキラした目で見られるとまんざらでもなさそうな顔をしていた。
自分のテーブルに視線を戻したときチャーハンやパエリアといった米料理を見つけたハリーはそれを白米代わりにして目に入るものを順番に味わっていった。やはり白米が欲しくはなったがどれもあたたかく、香ばしく、そして何よりも心を満たしてくれる味だった。
各々が話しながら食事を勧めていくうちに、いつの間にか皿の乗る料理がデザートへと変わり、そしてそのデザートすらもだれも手をつけなくなるととうとうデザートも消え去った。
「エヘン!」
ひときわ高い咳払いの声に、再び大広間が静まり返った。壇上の中央にはダンブルドアが立ち上がっていた。
「全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言、三言。新学期を迎えるにあたりいくつかお知らせがある。一年生には注意しておくが、構内にある森には入ってはいけません──」
それからダンブルドアは、は廊下での魔法の使用が禁止だとか2週間後にはクィディッチメンバーの予選があるとかのこまごまとした連絡を行った。
「最後ですが、とても痛い死に方をしたくない人は、今年いっぱい四階の右側の廊下には入ってはいけません」
この最後の言葉に、大広間に緊張とざわめきが走った。ハリーも思わずロンと顔を見合わせた。ダンブルドアが軽く手を叩いた瞬間、大広間に静けさが戻った。彼は両腕を大きく広げると、朗らかな声で言った。
「では、寝る前に――校歌を歌いましょう!」
その言葉と同時に、教員席の横にあった金の杖を軽くひと振りすると、宙に金色の光が踊り出し、空中に文字が浮かび上がった。それは、ホグワーツ校歌の歌詞だった。
「さあ、みんな好きなメロディーで!」
大広間全員が思い思いの節回しで校歌を歌い出した。行進曲風に高らかに歌い上げる者もいれば、バラード調でしっとりと歌う者もいた。ハーマイオニーは譜割りに忠実に綺麗なソプラノで、ロンはまるで叫ぶような調子で、フレッドとジョージゆったりとした葬送曲のように歌っていた。
ハリーは戸惑いつつも、それでも文字を追いながら声を出してみた。あんまりにも混沌としていたせいか不思議と気恥ずかしさはなかった。
やがて、最後まで自作の葬送曲調メロディーで歌っていた双子の声が途切れると、大広間には拍手と笑い声が戻ってきた。
「素晴らしい!」とダンブルドアが目を細めて言った。「さあ、みんな、おやすみなさい。監督生たちは一年生をそれぞれの寮へと案内してください」
パーシーがすっと立ち上がり、威厳たっぷりに言った。
「グリフィンドールの一年生は僕についてきて。はぐれたら大変だからよそ見はしないように」
パーシーの誘導に従ってハリーは他の新入生とともに、大広間を後にして石の階段を登りはじめた。ホグワーツの夜は静かで、どこか神秘的だった。松明の明かりが壁に揺れ、肖像画の中の人物たちがあくびをしながら「また新しいのが来たのかい」と声をかける。
「……止まって」
曲がり角の前でパーシーが唐突に立ち止まり、後ろの一同に低く言った。
「みんな、少しだけ下がって。いいね、絶対に動かないように」
唐突な指示に戸惑いつつも、子どもたちは数歩後退する。
その直後。
「ピュヒャヒャヒャヒャヒャ~~~!!」
天井から突然、奇声とともに水風船の雨が降り注いだ――が、すべて途中でぴたりと静止する。
「えっ……?」
それは、まるで空中に見えない壁があるかのように、すべての水風船が中空で止まり、ゆっくりと凍りついたかのように浮かんでいた。
「さて、ピーブス」
パーシーが杖を軽く掲げると、廊下の角にピーブスが姿を現した。
「ちぇっ。せっかくのプレゼントの邪魔をしやがって」
「同じような手口は二度と通じない。君が出そうなタイミングも、撒く場所も、全部予測済みだよ」
パーシーが杖を一振りすると、宙に浮いていた水風船がすべて消えた。
「これ以上騒ぎを起こすなら、血みどろ男爵を呼ぶよ。」
ピーブスは少しだけ顔をしかめ、空中で一回転して言った。
「おぉっとぉ~こりゃまいった、完敗完敗!……血みどろ男爵の耳にも入る前に、さっさと退散するさ!」
そう言い残して、ピーブスはくるりと回転しながら天井の梁をすり抜けて姿を消した。
「……ふぅ」
パーシーは息をつき、ふたたび背筋を伸ばして言った。
「さあ、行こうか。一年生の君たちに危害は及ばせない――僕は監督性だからね」
ピーブスの姿が消えた後、誰からともなく安堵の息が漏れた。先ほどまでの緊張が嘘のように解け、ざわざわとした声が戻ってくる。
「君のお兄さんかっこいいね……」
「まあね。だってパーシーは僕の兄弟で一番頭がいいんだ」
パーシーは得意げな顔を見せないように表情筋をしっかり固めながら淡々と言った。
「さあ、もう少し歩いたらグリフィンドールの塔だ。ついてきて」
階段を上がり、長い廊下をいくつも曲がり――ついに、グリフィンドール寮の入り口にたどり着いた。
肖像画の中に描かれた太った女の人が、パーシーに向かってにっこりと微笑む。
「合言葉は?」
「カペット・ドラコーナ」
パーシーの声に応じて、太った婦人の肖像画が横に開いた。その向こうには、あたたかい明かりに満たされた丸い談話室があった。
深紅と金の布に飾られた空間には、ゆったりとしたソファと大きな暖炉、そして棚いっぱいの本やボードゲームが並んでいる。柔らかそうな絨毯が足元に広がり、火の粉がパチパチとはぜる音が静かな夜を満たしていた。
「ふぅ……やっと落ち着けるね……」と、ロンが隣でつぶやく。
ハリーも頷きながら重たいまぶたをこすった。
やがてパーシーが男女別の階段をそれぞれ指し示し、みんなを自分の部屋へと導いた。
ハリーたちの部屋は、古風でどこか懐かしい雰囲気を持った部屋だった。天井は高く、カーテン付きのベッドがずらりと並んでいる。窓の外には、星空と遠くに瞬く湖の水面がかすかに見えた。
「ふぁあ……」と、シェーマスが欠伸を漏らしながらベッドに倒れこむ。
ロンも靴を脱ぎながら、「なんか夢みたいな一日だったな……」とぽつりとつぶやいた。
ハリーはローブすら脱ぎもせずベッドに腰掛け、早々に毛布に身を沈めた。ふかふかのベットは、まるで抱きしめられているような安心感を与えてくれた。
――いろんなことがあったけど、ここから始まるんだ。僕の新しい毎日が。
あの爆発頭の笑顔を思い出して、ハリーはそっと枕に顔を埋める。
(くそ、まんまとやられたな……)
それでも、胸の奥が少しだけ温かかった。これからの生活に思いをはせながら、ハリーはまぶたを閉じた。柔らかな暗闇の中へと、静かに意識が溶けていった。
1990年クイディッチワールドカップにて
日本魔法大臣「うちに日英ハーフの子がいるんやけど、その子がホグワーツで学びたいと言っとるんや。来年の9月までには11歳になるんや:He will turn eleven by September next year.せやから考えてくれへんか」
ファッジ「(来年度の九月までには11歳になるのか:September next yearをSeptember of the next academic yearであると勘違いする。ちょっと急だが片親がイギリス人ならば問題はないか)いいですよ、ホグワーツの校長に相談しておきましょう」
帰国後
日本魔法大臣「ファッ!?もうホグワーツ入学の書類のきとるやんけ、しかも今年の。どないしよ。なあ、轟郷はん、お前さん今年ホグワーツに入学してくれへんか?相手さんの面子潰すわけにはいかへん」
勝己「しゃーねぇな。数え年なら11だしいけるだろ。仮にバレてもこっちが数えだって勘違いしてたことにすればいいんじゃね。『マホウトコロでは数え年で年齢を数えるのが慣例です』ってな」
日本魔法大臣「天才やん、そうしよ。あっ交通費とか教科書類とかの代金、全部こっちで持つから領収書とか取っといてな。教科書以外の本なんかも好きに買ってきてええで、むしろいっぱい頼んます。できたらあっちの薬草とかの苗や種もできれば持って帰ってきてな。あと屋敷しもべ妖精とかいうの便利そうだから調べてほしいんや。まあ無理はせんでいいけど」
勝己「なめんじゃねぇ。教育カリキュラムも育成方法も屋敷しもべ妖精も全部持って帰ってやるわ」
日本魔法大臣「さっすが大爆殺神様!よろしく頼んますわ。留学に興味ある子あんま居らへんからほんまに助かります。あっちだと電子機器使えへんらしいしなぁ。せやからテレビだのゲームだのに夢中な若い子はあんま興味持ってくれへんのや」
勝己は1980年の4月生まれなのでハリー(デク)と同い年の11歳です。勝己の学年を一つ上にしたのは言語の違いによる勘違いネタやりたかった以外にもちゃんと明確な理由があります。ハリポタの原作を知っている方ならおそらく予想がつくのではないでしょうか
本作の日本魔法界の設定みたいですか?
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設定だけでまとめて欲しい
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前書きで少しづつ明かしていく感じがいい
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後書きで少しづつ明かしていく感じがいい
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いらない