「よく言うだろ? 雪山で遭難したら肌と肌で温め合うのが一番効率的だって」
「そんなの聞いたことないよ! 大体、服を脱いだら意味無いんじゃないかなぁ!?」
あぐらをかくオレの足の間に座るクリスタが、ユミルと口論を始める。揺れる頭からおひさまのようないい香りがするので大変微笑ましいが、どうすんのこれ。
ユミルが身体を温める方法を提案するなどと言うので聞いてみれば、出てきた言葉はオレに対して私たちを抱け、という言葉。正直なところ『イインスカ!?』って喜びそうになったが、そこは紳士として抑えて。代わりにクリスタがそれはどうなんだ、と抵抗してくれている。
わかってるよ、クリスタのことだからきっとオレのことを考えたうえで抱き合って体温上げるのは如何なものかと言ってくれているんだろうけど。そこまで必死に抵抗されるとちょっと傷ついてしまうぜ、オレのハート。
「おいおいクリスタ、私は何も服を脱いでなんて言ってないぜ? この雪山で全裸になる気か?」
「やっ、それは......」
「カーッ、ったくやらしい女だなぁクリスタ。フレディもそう思うだろ?」
「おいそこでオレに振るなよ」
あんまりクリスタちゃんa.k.aヒストリアを虐めないで上げてください。艷やかな金髪から覗く耳が、まるでりんごのように真っ赤になっているではありませんか。こころなしかクリスタで暖を取れる気がするほどに熱くもなってるし。
けど意外だった。クリスタはそっち方面の知識には疎いというか、あまり知らないだろうなと思っていたから。そっちの方が先に出てくるくらいには年頃の女の子やってるみたいで安心しました。フリーダよ、ヒストリアは伸び伸びと成長しているよ。あ、不意に立ち上がったと思ったらちょっと離れたところで膝を抱えていじけモードに入っちゃった。
「おふざけ無しで実際のところ、全員でくっついてるのが一番簡単に体温を上げれると思うぞ? 特に男のフレディと、あとはミカサは筋肉量が多いから体温も高そうだしさあ」
「私は、そんなに筋肉ばかりじゃない」
「はいはい、面白い冗談だな」
あっさりとミカサの言葉を流すユミル。その扱いの雑さに思わず苦笑してしまうと、ミカサはユミルの横顔を見ながらムッと尖らせた唇をマフラーで隠した。
ユミルさんくらいですねミカサをあれだけ雑に扱えるの。女の子なんだからちゃんと気遣って上げてほしい。じゃないとオレに怒りの矛先が向くかも知れないから怖い。主に尻が。
「肌と肌で温め合う、か。それなら、ちょうどアルフレッドくんたちが持ってきてくれた食料を食べてからのほうがいいかも。エネルギー補給にもなるし、何より食後に上がった体温を維持できるだろうから」
「おっ、ちゃんとした意見が出たじゃあねえか。ならフレディの横はラングナーの姉貴で決まりだな」
「えっ、いいの!?」
「ノリノリやんイルゼちゃん」
ちょっと嬉しくなっちゃったじゃん、流石に。
でもイルゼちゃんの言う通り、食後に上がった体温を維持するためだと思えば下心を殺せるかもしれない。煩悩を抑え込めなければオレはこの先、真面目なところで変なことばかり考える脳みそ海綿体男として過ごすことになってしまうのだ。それはなんとしても回避しなければならない、紳士を貫かなければならない。
「ただくっついただけで変わる? 今のクリスタは色々あってかなりあったかそうだけど」
「まあ全裸にならなくとも、体温が伝わるくらいには服を脱がないとダメだろうな」
「それ、風吹いたら逆効果じゃない?」
アニの鋭い指摘に、1人で納得してしまうオレ。
確かにミカサがぶっ壊した扉や他の隙間は雪を固めてあらかた塞いだけれども、もともとかなり年季の入っていそうなこの建物の隙間風を完全に抑え込めたわけではない。
押しくら饅頭状態で居ても、風の吹く側に居る人はむしろ冷えそうだが。ユミルは色々と知恵が働くし、何か策がありそうだ。
そんな気持ちを込めながらアニといっしょにユミルの顔を見ていると、彼女はおもむろに自分の来ているコートのボタンとベルトを外し始める。
「フレディ、ちょっと脱げよ」
「イヤァ~ン」
クイクイと手でコートを寄越せと指示されたので、軽くふざけておきながら同じようにボタンとベルトを外し、着ていたコートを手渡す。
当然オレは着ていたものが1枚減るわけだが、頼もしい班員2人が背後に陣取ってくれたおかげで風に当たることはなかった。
「ありがとう」
「ん」
「気にしないで」
お礼を言ってみればアニは短く返し、ミカサは優しさを見せる。
2人の成長に感動です。団体行動に難あり、と言われていたアニやエレンとアルミン意外とオレの尻以外に対しての興味が薄かったミカサが、ってね。
2人とも根はすごくいい子だから兵士として当然のように人助けはするけど、普段は何かと乱暴な扱いをしてくるオレにも優しいところが素敵。死者が出るレベルの蹴りを繰り出したり、突然尻をシバいてくるような女の子に不意に優しくされるとトキメキががが。
たまにいる女の子に暴力を振るうクズから離れられない人はきっとこういう気持ちなのだろう、という結論に至った頃。ユミルが自分のコートとオレのコートとを起用に組み合わせ、一つの大きな布。簡易的な掛け布団のようなものにしてみせた。
「これで風を防ぐってわけだ。2枚のコートがあれば3人は収まる掛け布団さ、足が出ないようにくるまっとけば十分すぎる位に」
出来上がったそれを持ち、ユミルは近づいてくる。その後の行動を察したのか、アニとミカサがオレから離れると、背中に少し寒い風を感じるが、ユミルお手製の簡易的掛け布団をかけられ、更にはいつもしてくるように肩を組まれると一気に暖かくなった。
確かにこれは暖かい。思いの外しっかりと風が防げているし、ユミルの体温も相まってこの狭い空間の中の温度が上昇しているように感じてくる。
そして......温度やら感触やら匂いやらが直接感じれてしまうのでちょっと興奮しちゃう。紳士なのに。
「どうだフレディ、悪くはないだろ?」
「正直めっちゃ温い。コートに残ってた温度のお陰で最初から暖かかったし」
素直に感想を伝えてみると、ユミルは得意げな顔になる。まるでアニとミカサ、イルゼちゃんとクリスタに対し、まだコート羽織ってんの? とでも言いたげな顔だ。つまり、清々しいほどの煽り顔。
しかし暖かいのは事実なので仕方ないことだ。問題は6人全員分のコートをつなげて一つの塊になっても効果があるかどうか、だが。それはユミルも思っていたことのようで、オレたちに向かって問いかける。
「このまま4人も含めて全員で身を寄せ合うか、2つに分かれるか。どちらでもいいが、2つに分かれるならフレディと私とラングナーの姉貴で1つ、クリスタとミカサとアニで1つだな」
「ちょっと待ってよユミル。どうしてそういう人数分けなの?」
「あん? そりゃあクリスタはフレディとくっつくのが嫌そうだからな。ラングナーの姉貴は上官だから一番あったけえフレディのところに確定として、なら残ったところには一番慣れてる私の方が適任だろ?」
クリスタに対して勝ち誇ったような顔をしながら言うユミル。
確かに調査兵団所属、それも班長クラスであるイルゼちゃんをおもてなしするのは納得だ。そして一番物理的な接触が多いと言うか激しく、オレとの接触に抵抗がないユミルでというのも。
正直オレとしては誰と一緒であろうと一向に構わない。等しく幸せなので。あ、でもミカサはちょっとおっかねえかも。
「班長で良かったと初めて思った」
「い、嫌とか一言も......」
何やら俯いてボソボソ言っているイルゼちゃんとクリスタ。その内容を聞き取るよりも前に、アニがオレとユミルのそばに近寄ってきた。
「ユミル、私は別にアルフレッドと同じで構わないから変わりな」
「はえっ!? アニ!」
その申し出に驚いたのはユミルではなくクリスタ。わなわなと手を震わせている彼女を流し目で見たアニは、再び視線をユミルに戻してしっかり固定して続ける。
「あんたとクリスタは仲がいいんでしょ? クリスタもよく関わってる人と一緒の方がいいと思うけど」
「ハッ、もう隠す気ありませんってか? 悪いが、ここはクリスタの社会勉強だと思っておいてくれ」
急に不穏な空気になるじゃん、どしたよお前ら。巨人持ち同士でピリピリしちゃって。
アニとユミル、2人の間に稲妻のようなものが見えるが幻視だこれは。だってほら、反対側に目をやればいつの間にかそばに来ていたイルゼちゃんが前髪を何度も指で整えて。目が合うとにっこりしているんだから。こんな可愛いが溢れている空気がオレを隔てたら戦場並にピリピリしているわけがない。
「っよ、よろしくアルフレッドくん」
「こちらこそ。イルゼちゃんはオレと一緒で平気だった?」
「ああ、全然! むしろ大歓迎です、はい」
「そんなにかしこまらなくても。おいでおいで」
繋がれたコートを広げ、イルゼちゃんが入るスペースを確保して手招きする。イルゼちゃんは一度深呼吸してからヨシと小さくつぶやき、自分の着ていたコートを脱いで入ってくる。
調査兵団としての経験もあるだろうが、イルゼちゃんは割とキリッとした顔立ちだけど。こうやって近くで見てみるとやはり女性らしい整った顔だちをしている。そして思いの外細い。
リコちゃんがカッコいい大人な女性、変態もといイーリスさんが自称セクシーな女性だとすると、イルゼちゃんはアニと似たタイプで実は可愛い系だったりする。ふとした瞬間に出る無邪気な笑顔とか、もうね。たまらないよね。
「なら言い方変える。アルフレッドと同じところがいいから変わって」
「それだったら私も! ユミル、変わってよ!」
さて、青コーナーはアニ対ユミルの戦いが繰り広げられていましたが、ここでクリスタが参戦しまさかの三つ巴の対決。これにはユミル選手『マジかよこいつら......』と驚きを隠せない様子。しかし不敵な笑みを浮かべたユミル選手、アニ選手とクリスタ選手に反撃します。
「そういうことだったら無理だな。私もフレディが横じゃないと気が済まないんだ、早いもの勝ちさ」
「ぐえっ」
半端ない力で肩を抱かれました! 普通に潰れて肩幅が狭くなりそうです何だこの力!
これを見たアニ選手とクリスタ選手、目つきが鋭くなります! 私は第三者なのでぜひとも他所で争ってください! いや、私のために争わないでください!
なんて馬鹿言ってる場合じゃないなこれ。もうめんどくさいからミカサに投げちゃおっと。
「どう思うよミカサ」
「私はフレディと一緒でもそうじゃなくても構わないのだけど。それに、温度を上げるならきっとこれが最適解」
いつもの調子のミカサはおもむろにイルゼちゃんの隣までやってくると、イルゼちゃんを挟み込むようにしてオレの肩に手を置いてきた。
「わぁッ!?」
「6人で固まってしまえばいい。フレディ、もうちょっと寄って」
「はいよ」
これはミカサに言われたからだ、と伸びる鼻の下を抑えてイルゼちゃんとの距離をさらに詰める。
肩と肩がピッタリ触れる、文字通り身を寄せ合う距離。当然だが暖かい、ていうか何ならオレにとっては少し暑いくらいまである。
「......チッ。おいクリスタ、アニ。もうこの際順番は関係なさそうだ」
「......そうみたいだね」
「仕方ないか」
そして反対側では話がまとまったようで、アニとクリスタがコートを脱ぎ、ユミルが手際よくそれをつなぎ始めた。
イルゼちゃんとミカサの分も手先の器用なイルゼちゃんがうまく結び、こうして6人分のコートが1つになり大きな輪っか状の布に。
背嚢等の荷物を真ん中にそれぞれがそれぞれのコートの位置に座り、互いに左右の人と腕を組んで身を寄せ合う。するとどうだろう、風が通る場所も無くなったことでコート内の狭い空間がみるみる暖かくなってきた。
「あったかい」
すぐ右隣のイルゼちゃんが呟く。先ほどまで寒気を我慢するように結ばれていた口元が緩み、目が合うとにっこり微笑む。
その奥では無表情ながらも僅かながら柔らかい表情のミカサが床を見つめボーッとしており、向かい側に居るアニは目を瞑る。左隣のユミルはクリスタと談笑しているが、やけにオレの腕を自分の身体に寄せてくるのはやめてほしい。色々当たって違う意味で体温が上がってしまう。
クリスタの震えも止まって普段通りの様子に戻っているし、ユミルの作戦はかなり効果的だったと認めざるを得ないだろう。
「クリスタ、そっちは平気?」
「へっ? あ、うん。大丈夫だよ、ありがとうミカサ」
「......フレディ、どういうことだあれ?」
ミカサがクリスタに心配の言葉を欠けると、戸惑いながらも笑顔で返すクリスタ。
それを見てユミルは目をまんまるにしてオレに耳打ちしてくる。ミカサがクリスタを気遣う、ということが驚きだったんだろうが、どうと言われても困る。
「別に変わりないと思うけど。ガキ大将気質あるけどもともとミカサってこんな感じだよ」
「そりゃエレンにはオカンかよってくらいだったけどさぁ......イヤ、にしてもだろ」
本当にこいつミカサか? と怖いことを言ってくるユミル。
念の為ミカサの方へ顔を向けてみると、アニにちょっかいをかけて遊んでいる。うん、あの顔はいつも通りのミカサだ。
「え~? 不器用なだけで誰にでも優しいよミカサって」
「っとにいい子ちゃんだなフレディ。お前がそんなんだからみんなに伝染っちまったのか」
「失礼な。人を病原体みたいに」
「ある意味それより悪質だっつーの」
左の脇腹にユミルの肘が突き刺さる。痛みは無いが脇腹が弱いのでくすぐったい。
そんな調子でぼちぼち糧食も食べながら過ごすこと数時間。イルゼちゃんが調査兵団で経験してきたことにクリスタとユミルがドン引きし、アニが再びオレを憲兵団に誘ったり。それを聞いてイルゼちゃんが人員が足りないんですと涙ながらに調査兵団の福利厚生などをアピールしたり。
暖を取りながら、お腹を満たして談笑し。上官とか関係なしに笑い合うささやかなひと時でオレたちの絆は深まったと思う。イルゼちゃんはかなりとっつきやすいタイプなのでアニとミカサとも打ち解けていたし、ユミルの言葉を借りるなら社会勉強になったんじゃないですかね。
そして、そんな時間は終わりを告げる。轟音と共にオレの背中に衝撃が走ることで。
「イテッ!?」
「うわっ、すみません! 人が......ってあれ?」
背中に当たったもの。扉を見てまたかよと肩を落としその方向を見てみる。
そこにいたのは自由の翼の腕章があしらわれたコート、イルゼちゃんと同じ格好をした女性。赤髪のおかっぱで太めの眉に、まんまるの目。アルミンを全力で可愛くしました、と言われても違和感のない顔立ち。でもアルミンより身長は高い気がする彼女を見て、イルゼちゃんが立ち上がる。
「ニファ!?」
「イルゼ? あれ、じゃあこの子たちは」
「雪山踏破に参加してた訓練兵。紹介する」
イルゼちゃんに続いてオレたちも立ち上がる。そしてイルゼちゃんは順番にオレたちのことをニファと呼ばれた女性に紹介していった。
「こちらがアルフレッド・ガイスギーチくんとユミル、クリスタ・レンズ。こちらはミカサ・アッカーマンとアニ・レオンハート」
「ユミルとクリスタ・レンズ、たしか今朝捜索命令が出ていた2人ですね。イルゼが保護を?」
「いや、私はたまたま良さげな小屋を見つけたから立ち寄ったらそこに2人が。この3人は同期の捜索のためにあとから」
イルゼちゃんとニファさんは話し込む。調査兵団同士で色々と共有する情報があるのだろう。2人からできる女性オーラが出てて眩しい。
その間にもオレたち訓練兵は両手を後ろで組んで気をつけの姿勢を取っていたのだが。それに気付いたニファさんが笑顔で手を振ってみせた。
「いいよ、気にしないでください。どうぞ楽に」
「ですが......」
「大丈夫ですよ、私たちは調査兵団であって教官ではありませんし。非常事態下では同じ1人の人間ですから」
流石調査兵団、言葉の重みが違うぜ。
ニファさんも接しやすい雰囲気の人だが、おそらく調査兵団の中でも精鋭だろう。イルゼちゃんが『ハンジ班のニファがどうして?』と聞いているあたりイルゼちゃんのように本来ならこの訓練に参加するような人では無いだろうし。
ていうかハンジ班ってあれだよな、あのマッドサイエンティストで有名な巨人愛好者の人の班。そこに居るっていうだけでもうニファさんは常識人なんだろうなって思えてきた。
「今の一瞬は吹雪が収まっているから。可能であれば立体機動で訓練兵の方たちも一緒に」
「わかった。みんな、コートはもう崩して大丈夫。雪中での立体機動は?」
その問に全員で頷くと、イルゼちゃんとニファさんもそれなら大丈夫だろうと頷く。
繋がれた6枚のコートを解き、調査兵団仕様のものはイルゼちゃんに、一番小さなコートはクリスタに、その次に小さなコートはアニにといきわたる。だが残った3枚が問題だった。
「これどれが誰だ?」
「わからない」
ユミルとミカサが言うように、わからなくなってしまったのだ。もともとオレたち3人の背丈は同じくらいなので仕方ないが、オレのは内張りにしっかりと自分の名前を刺繍しているので無問題だ。
「これはオレのだね」
「いや待て、違うかもしれないぞ」
「違うわけないよ。っておい、ユミル! こら泥棒!」
アルフレッド、と刺繍したコートをユミルにひったくられ、それを着用される。
別にコートで暖かさが変わるわけでもないし、サイズが違うわけでもないので構わないが......男が着ていたやつとか嫌じゃないのだろうか。ちゃんと綺麗にはしてるけど。
「どうした? 早く着て立体機動装置の準備しろよ」
煽り顔のユミルに言われ、仕方なくコートを羽織ろうとするとすでに片割れを着用していたミカサに手渡される。
流石はミカサ、自分のわかるんだねと言いながら着てみるが。これ明らかにミカサのやつだろ。香りがミカサだぞおいいい匂いじゃねえか。エレンに自慢してや......いや、口聞いてくれなくなりそうだからやめとこう。鼻が鈍いんだよアッカーマン。
「どう?」
「ん? 暖かいね」
「そう」
声をかけてきたミカサの意図が良くわからなかったので短く返す。何故か少しため息をついているような気がするが、ニファさんを待たせるわけには行かないので手早く立体機動装置の準備をする。
「青春だぁ」
「ニファおばさんみたいじゃん」
「可愛い後輩たちができそうで嬉しいんです」
「うん。本当にね......よし、じゃあ準備できたみたいだし。ニファ、先導をお願い」
そのままオレたちはニファさんに続いて小屋から出る。の前に、2度も蹴破られた可愛そうな扉を立てかけるだけしておいた。ものには神様が宿るってお母さんから教わったんです。
「さて、なら出発しましょうか」
そしてオレたちはニファさんに続き、立体機動を始めた。
吹雪はニファさんが言っていたように弱まっていたが、不思議とオレたちが移動を始めたのと同じタイミングで更に勢いが収まり、陽まで出てきた。
雪化粧した山が太陽に照らされる様は中々に絶景だったが、山小屋に到着後再び猛吹雪に戻ったので奇跡的だったんだろう。赤髪おかっぱなニファさんが太陽っぽい見た目してるのも関係あるかもしれないね。
デートする人
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アニ
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クリスタ(ヒストリア)
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ミカサ
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サシャ
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ユミル
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ミーナ
-
イルゼ
-
リコ
-
憲兵団のお姉さん
-
フリーダ
-
ルース
-
キース教官
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ライナー