もうちょっと上手い文章書けるようになりたいなぁ(願望)
評価及び誤字報告ありがとうございました。励みになります。
「実に素晴らしい働きです、リグ隊長」
帰投報告をしにきたリグに、モーンは予想とは180度反対の反応を示した。
命令書を偽造した偽の任務で出撃すれば普通逮捕か処刑は免れない。それが何故お咎めなしで、ましてこんなに褒められてさえいるのか。
無論リグとてこんなところで死ぬつもりはない。混成団本部を騙し通せるだけの文書と根回しは用意してきた。
それが何一つ使わずに無罪放免などと、どうして想像できようか。
「たった7機でギプロベルデの自律警備車両を破壊した前例は皆無です。しかも配備機のうち5機は初期教育から1年以内の若年兵だそうですね。これは大変な快挙と言えるでしょう。
正直48STFには期待していませんでしたが、中々どうして、やれば出来るではありませんか」
大変上機嫌でそう褒めちぎるモーン。もしかして自身の承認コードが不正にコピーされていると気付いていないのか。
いや、それはないはずだ。命令書を発簡する際には必ず部隊指揮官、第3混成団でいえばモーンの承認コード、旧時代でいう印鑑のようなものが必要となる。従って、全ての命令書は起案の段階で必ずモーンが確認しているはずだ。
当然今回の偽命令書はモーンを通していないので、その時点でバレておかしくない。
その時、ふと指揮所の一角にいる混成団副長のデスクが目に留まる。
机にあるのは山のように積まれた起案書、そしてモーンの承認コードの
「(この野郎起案書の承認まで人任せかよ!?)」
リグは心の中で叫んだ。さすがに部隊指揮官としては非常識に過ぎる。
同時に納得もした。この混成団長が偽命令書とそれに基づく出撃に何ら指摘をしないのは、狙いがあってのことではない。命令書の承認まで人任せにしてるから、どれが本物でどれが偽物か全くわからないのだ。
そして承認を任されている混成団副長はリグの高級参謀課程の同期で、今回の偽命令書の作成にあたり根回しをした相手の1人である。これはモーンが何も不思議に思わないわけだ。
「優秀な部下を持てて私も誇らしいです。これからもガーディナの為、努力して下さい」
「あっ、はっハイ」
不正がバレなくて喜ばしいやら、また1つ上司の嫌なところを見て気まずいやら、リグは引きつった笑顔で答えてさっさと指揮所から退散した。
「……団本も大変なんだな」
混成団副長の業務量を案じながら歩くと、野戦用のサーバコンテナを2個抱えて歩くニンフとすれ違う。一瞬そのまま通り過ぎてしまったが、ふとその顔が記憶から蘇った。
「あれ、フェンか?」
「おっ?」
司令部勤務していた頃の同僚の名を呼ぶと、そのニンフは振り向いた。やはりその同僚に間違いなさそうだ。
「リグじゃない、久しぶり」
かつての同僚との再会に顔をそころばせたそのニンフは、フェンという。
リグと共にガーディナの最高司令部たる軍指導部で勤務した仲で、当時リグは第3部の作戦計画参謀、フェンは第2部のシステム参謀として上姉にしごかれていた。
「どうしてここに?順当に出世してれば今頃2部の参謀長だろう」
「
「通信情報大隊ってと団本の支援に来てる連中か、通りで。
ああ1個持つよ。重いだろ」
フェンからサーバコンテナを1個貰って抱えるリグ。礼を述べながらに、フェンもリグに尋ねた。
「ありがと。それで、リグもどうしてこんな前線に?
飛び級出世で指導部最先任参謀長になったって聞いてたけど」
「お上曰く、『実力相応の場所に送ってやる』とさ」
「えぇ、何それ。どう見ても左遷じゃないの」
口をとがらせそう言うフェン。共に指導部で勤務していた彼女には、リグが左遷された理由も見当がついていた。
「大方、『ハレイズ・ドクトリン』の作成者が別人だってバレると困るからでしょ」
「……まあ、それもあるがね」
リグは次姉の暴挙に肩をすくめた。
ガーディナの次姉たるハレイは女王の代弁者を兼ねる軍総司令官として君臨しているが、そのハレイが発出したのがハレイズ・ドクトリンと呼ばれる文書だ。
班や分隊などの戦術レベルから群や団、師旅団の作戦レベル、そして各種司令部と最高司令部たる指導部の戦略レベルを整え、各レベルに応じた戦術、戦略要領を示したこの文書は、ガーディナ全軍に即日発出され、1年3か月の準備期間を経てガーディナ軍を合理的、効率的な近代軍隊へと急成長させた。その編制は、古き良き旧時代の国家軍隊を彷彿とさせる。
この文書はハレイが自ら作成したものだとされるが、実際は違った。
「で、今はどこの部隊に?」
「第3混成団第48打撃任務部隊」
「あら、じゃあしばらくは一緒に仕事することもあるかもね」
「そんときゃお手柔らかに頼むよ」
話しているうちに、2人は通信情報大隊の天幕に着く。手の空いていた兵卒にサーバコンテナを渡して別れようとした時、不意に駐機していた自動機械が目にとまった。
T76A3
それが仕事もなく、ただ脚を畳んで駐機している。不貞腐れて居眠りしているようにも見えた。
「なあフェン、ちょっと折り入って頼みがあるんだが」
レッドアックスの廠舎ではカイが無線機片手に地図を広げていた。
有線に仕込んだ傍受機から送られる通信データから、最前線部隊による敵目撃情報を洗っていた。
例のニンフ、ギリー・ベルの動向を探るためである。
最前線部隊の無線や通信内容は前方指揮所で傍受しており、これを集約、有線を通じて混成団本部にも共有される仕組みだ。
『右翼21戦隊は219区を奪取!防勢転移し逆襲対処する!』
『突撃準備射撃最終弾5秒前!弾ちゃーく、今!』
『突撃!突撃!弾幕を突き破れーッ!』
『30戦隊は205区一帯を奪取、引き続き攻撃して202区一帯を奪取する。主攻撃方向、南東地区幹線道路沿い』
『14戦隊は196区を奪取!超越支援を実施!』
『対戦車中隊前へ!目標1200、敵鎧化兵、各個射!』
無線からはひっきりになしに味方の通信が流れる。戦況はガーディナが遥かに優勢のようだ。
大脊柱周囲の市街地に張り巡らせたギプロベルデの防衛ラインは、8方の地区全てを同時に包囲、攻撃されている状況であり、最も攻略が進んでいるのが南東地区と北地区である。
逆に進行が進んでいないのは北東から東地区であり、見方を変えれば北地区と南東地区のガーディナ部隊が進出しすぎて突角を形成してしまっている形でもある。
北東地区はそもそも地形上車両型機動外肢の機動に制約があるため、ベルが包囲網からの脱出を企図するならば東地区の公算が大だ。
とりあえず東地区を担当している部隊のチャンネルを覗いてみる。
『31連隊、418区奪取!我現在地を確保!』
『砲弾落下!砲弾落下!』
『まずいぞ、敵の反撃が早い!』
『撃ち返せ!こちら55STF、増援はまだか!?』
『こちら81戦隊、31連隊に2個中隊増援中、55STF正面には増援できない!』
『
他の地区と違い、優勢でこそあるものの敵の反撃を許していた。
投入戦力は南東地区の2個混成団8個戦隊よりも東地区の3個混成団14個戦隊の方が多いはずであるが、それでも進度が遅れている。
ギプロベルデが東地区に兵力を集中させているのであれば可能だろうが、戦術的妥当性上説明がつかない。東地区を防衛できても、他の地区が突破されればギプロベルデは終わりのはずだ。
単に東地区の敵の練度が高いだけなのか、それとも本当に東地区に戦力集中を行っているのか。
「ただいまー。どうだ、何かわかったか」
予定よりやや遅れて帰ってきたリグ。そんなリグに、カイは首をひねって答えた。
「通信には今のところ例のニンフに関する目撃情報はありませんでした。
攻略の遅れている東地区なら目撃があるかもと思ったんですが」
「まあそう簡単には出て来んか。皆は?」
「クスイは増加食の受領に行きました。ペーネとロペは修理所、グスタとフカールは休ませてます」
「了解。クスイが戻ってきたら交代してカイも休め」
「承知しました」
デスクにタブレット端末を置き、リグはどさっと簡易椅子に腰掛ける。
ギリー・ベルの脱出を手助けすると決心したはいいが、肝心のベルの居場所や脱出経路がわからないのではどうしようもない。
レジーナのデータによれば、ベルにはギプロベルデの秘宝を持って逃げた裏切り者を追って下層に行くよう言いつけてあるらしい。
とすれば下層へのルートを探すはずだが、ここで疑問が2つ。
何故下層へ降りるのに大脊柱のルートを使わないのか。もう1つ、何故行き先が下層なのか。
大脊柱は下層から中層、上層までを繋いでおり、大脊柱内部で脱出ルートを完結すればそもそもガーディナの包囲網を突破する必要がない。
「(大脊柱内のルートが使えない理由があったか、あるいはまた別の理由か)」
そして行き先について。下層は異形が大量発生しており、全域が紛争地域のようなものである。仮にベルを逃がしたとしても、異形の群れに呑み込まれれば元も子もない。とはいえ上層はアルカンドの領域であるから、上に行くのも難しいのは確かだ。中層はそもそもガーディナが包囲している。
「(消去法で下層、ってのは考えられなくもないが)」
天を仰いでこめかみを揉む。ここまで謎が多いとかえってガーディナ軍を混乱させる罠ではないかと思えてくるが、それならばリターンに比しリスクが高すぎる。
「(考え込んでてもしょうがないか……)」
カイが淹れてくれたコーヒーを一口飲むと、リグは席を立った。
時刻はすでに
「ちょっと夜風にあたってくる。何かあったら呼んでくれ」
「了解です。お気を付けて」
「あいよ」
マグカップを片手に、リグは廠舎を出た。
行く宛は、特になかった。
ギプロベルデの防御陣地は、夜になっても野外照明によって煌々と照らされていた。
厳密な灯火管制の下、夜闇に溶け込むガーディナとは大違いであるが、これは隠れるのは卑怯という固定観念の残るギプロベルデと、勝てれば全てを良しとするガーディナの違いであろう。
そんな防御陣地であるから、指揮所の位置も一目瞭然であったし、この陣地を守る部隊の指揮官もわかりやすかった。
「あのVargMund5とかいうのを装備した奴が指揮官だな」
Savcanと呼ばれる特殊作戦用鎧殻を身に纏うのは、ガーディナ軍特殊部隊『霧』の隊員だった。
「ええ。ずっと指揮台にいる上に通信量も半端じゃない、これでは撃ってくれと言っているようなものです」
隣の上姉に答える隊員。彼女は何故部隊名が霧なのかを知らない。知っているのは隣にいる命名者だけだ。
「ヴォーグ隊長。ここを落とせばいよいよ大脊柱ですが、突入も我々が?」
「いや、一旦停止して東地区に増援するそうだ」
狙撃砲を仕舞い、霧の隊長ヴォーグは偵察点から退く。必要以上に敵に察知される真似をする必要はない。
「しかし、敵の根拠地を落とした後で包囲殲滅した方が損耗も少ないのでは?」
「メシヤ、我らの任務は敵を葬ることで、戦略決定に異議を唱えることではない。ただ己を無にして、命じられたことをするのみだ」
後に付いてきたメシヤ隊員に、ヴォーグはそう諭す。
メシヤは隊の中では最年少だが、特殊部隊員として必要なスキルは一通り身につけているし、誰よりも基本基礎に堅実で、ヴォーグとしては目を掛けている隊員だった。
他の隊員からの評判も良い。気が利くし、足を引っ張らない。何より元の兵科が輜重兵、特技が糧食とくれば、関係を築かないのは半ば自殺行為でさえあった。
とはいえ経験は浅いので、隊の姉達で面倒を見、色々な知識を教えてやっている。
防御陣地から隠掩蔽された小広場に戻ると、他の隊員達もほぼ同時に戻ってきていた。
「隊長、爆弾の設置は全て完了しました。狙撃点もいくつか確保しています」
「爆破時刻は?」
「2200ジャストです」
「よろしい。各員作戦は理解しているな、かかれ」
ヴォーグの短い号令で、霧達は2機1組で分かれる。向かう先は各組の狙撃点。ヴォーグとメシヤも狙撃点に向かう。
先程の偵察点はもう使わない。特殊部隊は、一度使った地点は再利用することはない。
ビルの中間階に陣取り、2人は狙撃砲を展開する。ふとヴォーグがメシヤに問題を出した。
「メシヤ、あの陣地の強点と弱点を答えてみろ」
「強点は反斜面陣地であり、不意急襲的な火力発揮及び夜間の索敵に有利な点。
弱点は野外照明を使用かつ開豁した広場に布陣しており、著明に暴露している点です」
メシヤは即答した。反斜面陣地とは丘陵などの斜面の裏側に布陣した陣地のことであり、敵方との間に丘陵の頂上を置くことで陣地を掩蔽、頂上を登り切った敵に不意急襲的な火力投射を行うことが出来る。
さらに夜間には頂上を登り切った敵の陰が空際線上に映えるので、肉眼であっても敵を発見しやすい利点もあった。
指揮官クラスでもない限り、一般兵卒にはわからないことだが、特殊部隊である以上あらゆる教育を受けている。メシヤはそれらで得たことをしっかり物にしていた。
「その通りだ。ではお前がここに布陣するならどうする?」
「道路両脇の建物1階に機関銃を配置、頂上を超越した敵に側射を追求します。
残りの人員は建物内に待機、道路上に地雷を敷設して、敵が触雷したタイミングで一挙に攻撃し敵攻撃部隊を撃滅、敵の衝撃力を完全に減殺したならば、じ後反撃に転じます」
「合格だ」
ヴォーグは満足そうに笑みを見せると、拡張頭環の時計を確認する。215930、爆発まであと30秒だ。
「メシヤは敵指揮官を狙え。障壁を削るんだ。とどめは我がやる」
「了解」
命じられた通りにメシヤは照準する。弾種は多目的榴弾を選択、爆発力により防護障壁の減殺を図る。隣のヴォーグは徹甲弾を装填していた。
2機1組となり、障壁を削る1発と本命の1発、計2発の狙撃を間隙なく叩き込むこの戦法を、霧達はダブルタップと呼んでいた。
「5秒前……3、2、1、今!」
メシヤのカウントダウン通りに、爆弾は起爆した。ただでさえ野外照明で照らされていた陣地が、爆炎によってオレンジに彩られる。
続いてヴォーグとメシヤのダブルタップ。多目的榴弾が発射される。
「な、なんだ何事――」
敵指揮官が狼狽えるも、それは一瞬の出来事。多目的榴弾が着弾して障壁を吹き飛ばし、その瞬間放たれた75mm
重装甲鎧化兵といえど、搭載できる装甲には限界がある。強度と装甲厚が両立し、さらに入射角がつけられなければAPFSDSは防げない。
他の組も同時にダブルタップをした。超大口径砲を装備した敵や、通信兵、電源車、見慣れない試作装備を携えた敵をほぼ同時に瞬殺する。
「敵指揮官死亡を確認。各機突入、残敵を掃討せよ」
ヴォーグの号令一下、四方から霧が姿を現す。
電源車が破壊され、野外照明も途絶えた今、この陣地は暗視装置を備えた霧の独壇場と化していた。
何故ホドの中に夜などというものがあるのか、リグにはわからない。
わからないが、リグは夜が好きだった。1日という時間の区切り、昼と夜という時間の区切りはニンフに行動のリズムを与え、それにより昼は戦闘、夜は補給や休息といった戦場のリズムが生まれた。そのリズムを逆手に取った戦法が生まれたのも、夜があったからである。
さて、リグはマグカップ片手に集結地の外れにある廃墟の屋上にいた。
「今日も明るいねぇ……」
眼下には自軍の集結地、その奥には大脊柱を背にギプロベルデの防御陣地がある。真っ暗なガーディナ集結地とピッカピカなギプロベルデ陣地の差は明らかで、時折光の先端がふっと暗闇に消える。
少しずつ
「でも闇の軍隊ってなんか悪そうじゃないですか?」
そんな声が夜風と共にリグの元まで届く。振り向けば、特徴的な外套を纏ったニンフがいた。
リグは即座にホルスターから拳銃を引き抜く。おかしな真似をすればすぐにでも9mmRIP弾を叩き込むつもりだ。
対し不審者は両手を挙げてへらへらとしている。
「ちょっと、ちょっと。待ってくださいよ。私はルーシ、ただの旅商人です」
「じゃあ何故こんなとこに?客だっていなさそうだが」
「ガーディナの皆さんにはよく贔屓にして頂いてましてね。今日も商品を納品した帰りなんですよ」
そんなことを抜かしながら、ルーシとやらは屋上の柵にもたれかかる。
旅商人という肩書を現すかのように、彼女はリグに商談を持ちかけた。
「それはそうと、何か買ってってくださいよ」
「イチオシは?」
「ギリー・ベルの居場所の情報」
「……!?」
リグは思わず驚きを表情に出してしまった。
何故ベルの場所を知っているのか、というのはこの際どうでもよい、嘘の可能性もある。
問題は、何故ここでギリー・ベルの名前が出てきたかということだ。
普通のガーディナ兵にギリー・ベルなどと言っても何のことかわからないだろう。その名前を聞いてピンと来る者は、レジーナからあのデータを受け取った者だけだ。
データにトラフィッカーでも仕込まれていたか、いやスキャンにかけた時、そんなものはなかったはず。
「その様子だと、やっぱりあのデータはあなたに渡ったみたいですね、『ガーディナの鰐』さん?」
「驚いたな、そこまで有名人になったつもりもないんだが」
「割と貴女の名は色んな所に知れてますよ。
ああ、安心して下さい。変なプログラムとか使ってないんで。レジーナさんも私のお得意様でしてね」
そうルーシは言うが、怪しいものだと勘が告げている。レジーナと取引があったなど、こいつが言っているだけだ。本当かどうかわからない。
だが、ベルの手がかりに乏しい今、たとえ怪しくとも手がかりを得たいのも事実だった。
「その情報が正しいという証拠は?」
「
ルーシは肩をすくめてみせる。つまりこの旅商人は人の居場所を特定する情報源を持っており、実際それでリグの居場所を突き止めてここに来たということだろう。
だが不十分だ。その情報源がベルの居場所を知っている確証はないし、そもそも出鱈目の可能性もある。
「じゃあもう1つ、これを見てください」
証拠不十分なのはルーシも承知の上らしい。次は懐から紙媒体の何かを取り出して見せた。
写真、それもレンズ付きフィルムで撮影されたものだ。撮影したものがそのまま写真として残るので改竄のしようがない、信頼性の極めて高い代物である。
そしてそこには、あのベルの姿が映っていた。
「今日の昼、14時頃の写真です」
「どこのだ?」
「そいつは買ってもらわないと教えられませんね」
さあ、どうします?いたずらっぽく笑い、ルーシはひらひらと見せびらかすように写真を振る。
確かに手がかりとしてこれ以上確実なものはそうない。しかし目の前の旅商人とやらは信用できるか疑問だ。
数秒の逡巡の末、リグは拳銃をホルスターに収めた。
「……対価は?」
・フェン
ガーディナ統合システム群通信情報大隊情報主任。リグの友人。
軍内部におけるリグの数少ない友人であり、理解者。無茶な頼み事を押し付けられる被害者でもある。
後方業務に従事しているが、本業は航空作戦とりわけ空対地戦闘。ギプロベルデ対空戦力へのSEAD任務において最も経験のある1人である。
機動外肢 :Voctal
拡張頭環 :MRF T05A6 WALV
砲架副腕 :Voctal
加速翅 :Voctal
特技背嚢 :Voctal
主腕部武器 壱:BR T12A4 BSAD
主腕部武器 弐:SG T34A1 TOZ
副腕部武器 右:S7C5 Graf
副腕部武器 左:S7C5 Graf
顔部:F3255_GAM_FC
後髪:F0010_LSC_BH
前髪:F2024_TKG_FH
素体:ガーディナ制式戦闘素体
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