0846、花は後悔していた。
「ひっひっふー! ひっひっふー!」
子供を産むというのが、マザーのジョブを持ってしても辛かったのである。
なんで創造じゃなくて直接産む方法を選んでしまったんだ、自分。
現実化した農場の世話も結構大変だった。
農場も心配だが、今は出産だ。
花は痛みのあまり、慌ててジョブポイントを注ぎ込んで上位ジョブを取得した。
痛い痛いアイタタタタタタ。ひっひっふー! ひっひっふー!
なんかチートの配布がされたが、知ったこっちゃあなかった。
そして、苦労の甲斐あり、スペシャルかわいい子供が生まれた。
花は迷わず、麗夜と四郎と名付けた。
デザインされただけあり、赤子の時からずば抜けて可愛い子供である。
花はとりあえず子供達の魔力を封印する。
デザインベイビーは生まれながらの魔法使いである。花がそう設定した。
祖父母と両親と弟の鷹は美貌の赤子にびっくり仰天。
「この子のことはバーバに任せて。花には任せておけないわ」
「なんとか仕事を続けないとな。ジージがしっかりしないと」
「俺、甥っ子の為に仕事頑張るよ。引きこもってる場合じゃない」
「ばーさん、ひ孫じゃあああ。可愛いのう」
「ええ、ええ、可愛いわ」
「この子には英才教育をしなくちゃ」
「ああ、今度こそ甘やかさない」
そして信用のない花である。花は告げた。
「実は、農業の会社を設立しようと思うの。農場二つと結構大きな家が二軒あるから、住み込みで人を募集できないかなって、レオみたいに人を創造してもいいけど、戸籍がどうなるか心配じゃない? 皆にも出来れば協力して欲しい。会社設立資金とか手続きとか」
花はとことん他力本願だった。
「農場?」
花はマイファームへのゲートを開いてみせた。
家族は仰天した。
「マイファーム!? サウザンドのクリエイター階級!?」
「よくわかったわね。そうよ。別に自給自足でも生活できるけど、住所と税金の問題があるでしょ? お金はあった方がいいし」
「赤ちゃんの父親もサウザンドなの!?」
「うんにゃ創造した」
花はめちゃんこ怒られた。
そして、父方の祖父母が販売を。母方の祖父母と父と鷹が農作業を。
母が子供の面倒を主に見てくれる事となったのだった。
「私の農場に、来たれサウザンドの乙女達! 漢女でも可! まったりお金稼ぎつつ、原稿したり観光しよ!」
花はSNSで仲間を呼んだ!
サウザンドの腐女子Aが現れた!
サウザンドの腐女子Bが現れた!
サウザンドの腐女子Cが現れた!
サウザンドの腐男子Aが現れた!
一般人の腐女子Aが羨ましそうに様子を見ている!
一般人の腐女子Bが仲間になりたそうに様子を見ている!
花はSNSで仲間を呼んだ!
一般人の腐女子Aが仲間になった!
一般人の腐女子Bが仲間になった!
こうして、薔薇王国を生暖かく見守る会社が爆誕したのだった。