「わっわっわっわっ」
「わ?」
「惑星が増えた!」
「増えたね」
「一体どう言う事なんだ! 地球とのことだってちゃんと処理できてないのに!」
「頑張れー」
いや、ほんと。
その日は大人たちが会議をする中、俺たち子供は星の観察に飽きたら眠った。
次の日、ついに地球の大気圏内に突入した。
メカリア達は地球のネットワークの解析に夢中になっている。
会見まで後五時間である。滞在は二十四時間で、着陸までは後二時間。
その前に少しでも情報をと、メカリアは頑張っていた。
嘘だろ、メカリアが煙だし始めた。
「皆さん、大変です」
「まだ何かあるのか!?」
「聞きとうない、聞きとうないが……聞かねばならん」
各国の外交担当者達は顔色を青くする。
文化にもよるが、大統領のように国主が来ている国もある。
なのでこの外交団、どんな決定でも下せる。皆、青ざめながらも覚悟を決めた。
「全ては、この惑星、地球の神の悪戯なのです。地球の神は、1000人の地球人を攫って力を与え、惑星を作らせました。それが私達の星、ファンタジーアース、そしてあの二つの惑星なのです。今まで星がなかったのは、我らの星が隔離されていたから。マウスを3匹離して育て、大きくなってから放流した、それだけなのです。神造の神々、サウザンド。彼らは攫われた事によるトラブルに見舞われており、地球に散り散りにされてあるいは転生し、あるいは囚われ、あるいは要人として私たちの到着を待っています。我らが国、アメリカンフロンティアの原型と祖先を作った少年、レオナルドが待っています」
「神様、めっちゃ性格悪いじゃん……」
冬夜の言葉が落ちる。それな。ほんとそれな。
ファンタジーアースの人達の心を考えようよ。
「妾達は既に生きておる。そのサウザンドは、元はと言えば、妾達と同じ人なのじゃろう? 地球を我らの主人とする事はできぬぞ」
「私達は国民を守る義務がある。地球人に好き勝手させる事はできない」
「彼らのスタンスはどうなんだ」
「サウザンドは拉致から1年間の守秘義務を課せられており……ファンタジーアースはこちらの時間で一瞬で四千年の隔離をされたようですが……。二個目、三個目の惑星が現れた瞬間に守秘義務が解かれたのです。地球もまた混乱しています。守秘義務を守る事ができなかったサウザンドは実験に協力した報酬を満額もらえないようです。報酬は転生権や回復薬、命の元、神具などかなり多岐に渡るようです。サウザンド個々の、あるいは全体のスタンスは、これから定まるのでしょう」
「レオナルド……神、レオンか。まさか本当にそのような神が実在するとはな」
「白白様は? 伝承にある白白様はおるのか?」
「該当者はトラブルが直撃して儚くなっております。転生先は不明です」
「なんと……。何故」
「サウザンドの1人が守秘義務ブッチして惑星作ったのは自分達だと目立つ宣言をしたので、巻き添えを食いました。サウザンドは半年ほど眠っていたので、特定が容易だったのです」
「なんと」
「RBT2000、重要情報と会談の望ましい落とし所の案を会談までに教えてくれ」
メカリアのあげる煙が増えた。
大変だよね。ごめんね。地球も大変だと思う。
これも全部、神様だかエイリアンだか高位生命体だか、なんだかわからん運営って奴が悪いんだ。俺は悪くないんでそこん所よろしく。
俺は白白とまた出会える事を祈った。