サウザンド   作:かりん2022

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神:アッシュ6

さて、冬夜は悠人と幼稚園メンバーを引き込んだ。

レオナルドも一緒である。子供には子供にしか分からなぬ話があるのだ。

 

「説明!!! 本当に神様なの、悠人?……様」

「えっと。アッシュと呼ばれた事はあったかな」

「久しぶりだね、アッシュ。どうしたい? 真実を言う? 影武者立てる?」

「俺の意思!」

「君はもう覚悟を決めてるから、さっき本当の事を言わなかったんだろう?」

「うっ」

「ありがとう、冬夜ありがとう。パパとママに特別扱いされるのは嫌かな」

「その影武者依頼って、何か報酬あんの」

「サポートするし、君のお願いなんでも叶えるよ」

 

 その言葉に、冬夜は言った。

 

「じゃあ! 俺らの故郷ちゃんと復活させて!」

「了解! 俺はやるぜ俺はやるぜ俺はやるぜ」

「アッシュに任せても碌なことにならないから、手綱は握ってね」

「はあ!? なんで!?」

 

 俺はレオンに抗議をする。

 

「僕の国と君の国を見比べてからモノを言おうか」

「さーせん」

「僕らは、その人の能力や性格や生い立ちの設定を決めて、駒を設置しただけなんだ。本当の国政とか何も知らない。だから、君達の故郷をどうしたいかは、君達がよーく考えて決めた方がいいよ」

「俺たちが、俺たちの故郷をどうしたいか……」

「テコ入れは今まで以上に頑張るよ、俺! カオス国を復活させたいしな!」

「そもそも何で、俺らだけ魔法を使う前提条件多いんだ?」

「格好いいと思ったから……」

「アッシュ、地球に何か設置するの禁止ね。ファンタジーアースの、君の敷地だけにして。何か置くときは冬夜達と相談して」

「はぁい」

 

 レオンは居住いを正した。

 

「さて、アッシュ。君の星……アッシュ星について詳しく聞きたい」

「ああ、あれ? 2000年経ってる」

「うん。それで?」

「いろんな種族を作りたかったけど、多様性はファンタジーアースで十分突き詰めただろ?」

「そうだね」

「だから逆に、人族で統一してみた。髪の毛はカラフルだけど。好奇心旺盛な性格で、あとは、100年に一度図書館ダンジョンが増築するようにトラップ仕掛けた」

「増築?」

「そう。大図書館ダンジョンを作って、星のあちこちから行けるようにして、内容が100年に毎に増えるようにした」

「20回の奇跡か……カオス国に似たような図書館ダンジョンあったね。あれみたいな?」

「そう。敵を倒すと本が落ちるっていうか生きた本が敵で、奥の方では作家の魔物がせっせと本を描いてる。娯楽、学術、色々研究しながらその結果を本にして出してる。冬夜も知ってるでしょ、半蔵達みたいなのを生み出す魔物」

「あれか……」

「最初は小学一年生から中学三年生までの教科書と絵本、本。ただし英語は除く。あと、特殊能力を何人かに与えてある」

「なるほど?」

「100年目にはサバイバルについての参考書と鑑定カード」

「初っ端から飛ばしてるねー」

「200年目は武器についての本と、武器を召喚できるアームズカード」

「うんうん」

「300年目は武術についての本と、魔法を一発撃てるマジックカード」

「……」

「400年目は戦術についての本と、スキルを覚えられるスキルカード」

「なんか……戦うことばっかり……」

「500年目は、戦略についての本と、ジョブを覚えられるジョブカード」

「戦闘民族かー」

「ここまではね。600年目は、農業についての本と、アイテムを得られるアイテムカード」

「700年目は、調教・飼育についての本と、召喚が出来る召喚カード」

「800年目は、建築についての本と、家が出せるハウスカード」

「900年目は、医療知識の本とスタンピードの予告、ホルダーブック。カードが一定時間経っても消えなくなる本。あ、カードはホルダーに入れとかないと一定期間で消えるし、アームズもスキルもジョブも召喚も家も一定期間で効果切れになる」

「厳しいな!」

「ダンジョンに頼らない知識も頑張って覚えて欲しいからね。1000年目は、魔物図鑑と、ダンジョンを設置できるダンジョンカード。スタンピードも起こるよ! あと、一部の人間は特殊能力に目覚めるよ!」

「うわぁ」

「1100年目は、鍛治についての本と鍛冶場カード」

「1200年目は、調理についての本と調理場カード」

「1300年目は、調合についての本とアトリエカード」

「1400年目は、裁縫についての本と仕立て屋カード」

「1500年目は、木工についての本と木工所カード。これらの施設カードは使用時間を使い切るまでカードに戻したり出したりできる」

「生産に力を入れるんだね」

「1600年目は、武器図鑑と武器と契約できるアームズブック」

「1700年目は、スキル図鑑と恒久的にスキルを得られるスキルブック」

「1800年目は、ジョブ図鑑と恒久的にジョブを得られるジョブブック」

「1900年目は、召喚獣図鑑と、動物や魔物が封印されたエッグカード」

「2000年目は、アイテムなり魔法なりを出し入れできる白紙カードや白紙ブックを実装するよ。あと、一部が特殊能力に目覚めるよ! 時間差で目覚める特殊能力の因子は、特殊武器生成・術式覚醒・付与の順番だよ!」

「なるほど……。となると、これから本格的に伸びるわけか」

「宇宙船とかは持ってないんだな」

「ないね。宇宙に行ける生物もいない。なんなら機械もあるかどうか怪しい。心配ならテッドがハッキング魔法を掛けてみたら?」

「そうしてみようかな、テッド。お願い」

 

 そうして、テッドはハッキング魔法を掛ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありますね、パソコン……」

「あるかぁ」

 

 そう上手くは行かないようである

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