四千年ものの骨董品の宇宙船を、一年で掘り出してきたのはさすがだと思う。
そして、代表団が地球へと向かう段取りをしている。
地球側は、交流を三年後、最低でも一年後にしてほしいと引き延ばし作戦をしているそうだ。時間を稼いでいるのでは、と大統領は懸念を示し、早めに精鋭を送ることにしたようだ。急ピッチで修復作業をしている。
俺はというと、忍術を学びながら日常を送っていた。
新しいお友達の忍者の冬夜くんとは、競い合う中だ。
父さんも休日には一緒に練習したりして、愉快な日々を送れている。
才蔵を筆頭とした教師本はちょこちょこばらまいている。
忍法、紋章魔法、基礎魔術、錬金術、そして魔族式魔術。
おかげで、伝統保存センターは盛況である。
そして、街に活気が戻ってきた事もあり、カイ先生は俺たちを連れて遠足に連れて行ってくれる事となった。
どこに行きたいか希望を募ってくれるというので、俺達はカイ先生にどんな物があるか勢い込んで聞いた。
遠足!
カイ先生はニコニコして、色々と説明をしてくれた。
その中に、伝統ある遊園地があった。
それは、俺とレオンと幾人かの遊園地ガチ勢が力を入れて作った遊園地だった。
その名も、スペースファンタジア。
四千年も残ってたのか……。
お値段、なんと無料!!
行ってみたい!
皆も快諾してくれて、俺達は遊園地に行く事になった。
確かこれ、謎解きスタンプラリーがあったんだよな!
お弁当を作ってもらい、喜び勇んで遊園地に行く。
ぜーんぶ回ると、謎解きカードがもらえるのだ。
「行こうぜ、冬夜!」
「あんまはしゃぐなよ、転ぶぞ?」
俺はターッと走り、皆を誘った。目指せ全制覇!!
宇宙船型の乗り物がクルクル回るメリーゴーランド、コーヒーカップ、ゴーカート、ジェットコースター、3D映像に座席が動くアトラクションもある。
あ、この遊園地は対象年齢5歳から、メインターゲットは5歳から10歳の安全設計だから安心してほしい。ちなみにスタンプラリーも10歳までだ。
壁登りやシーソーなどの遊具も残らず遊んで、ついに!!
『全制覇おめでとうございます! 冒険を極めしものに、今試練を与えましょう』
「おー!」
女神が現れ、カイ先生が慌てて俺達を後ろに庇った。
『第一問! この遊園地の名前は?』
「スペースファンタジア!」
『大当たり! 第二問! マスコットの名前は?』
「ルルわかる! キャプテン!」
『正解です! 第三問! スペースファンタジアのアトラクションの数は?』
「30個でしたわ〜!」
『お見事! 第四問! 宇宙で着る服は?』
「宇宙服。それがないと死んじゃうのでしょ?」
『ピンポンピンポン! 第五問! 宇宙で体が浮くのはなぁぜ?』
「俺が答える! 無重力だから!」
俺達は知恵を出し合って、見事試練を突破した。
『全問正解です! そんな良い子達には、プレゼントがあります!』
「わーいわーい!」
俺達は喜んで宇宙船型の箱をもらう。いろんなグッズが満載なのだ。参加賞である!
『これは全問正解の景品です。本物の宇宙船の観光パスケースです! キャプテンがどこでも好きな所に飛んでいってくれますよ! 一枚で五名様までご一緒できます。1人1枚あげましょう。これを首から下げてニャサに行けば、案内してもらえますよ。お行儀が悪いと防衛システムが働いてしまうので、いい子にして見学してくださいね?』
「わーいわーい! ありがとうー!」
『また来てくださいねー!』
「ねぇ皆! 休日、ニャサに行こうよ! せんせーは僕のパスで連れて行ってあげる!」
「う、宇宙船……!? あの地球に行けるっていう?」
カイ先生は驚愕する。
『他の惑星に行く場合、滞在時間は二十四時間ですので乗り遅れないように気をつけてくださいね』
なぜか大事になった。