ちなみにどっちも原作売ったから記憶とwikiだよりの執筆
無人島とかのポイント計算できなくて詰んでる
超能力者の災難
超能力。
普通の人間が持つとされておらず、科学的に説明のつかない、常識を超えた能力のことを指す。
話すことなく相手の考えを読むテレパシー。
相手の衣服を透かして視る透視。
物に触れずに動かす念力。
瞬時に自分のいたところからはるか遠くへと移動出来る瞬間移動。
まさに知れば誰もが望むであろう、超能力者になりたいと。
しかし、超能力が便利だ、素晴らしいと思うのは超能力を持たざる者だけだ。
隣の芝生は青く見えるということわざがあるだろう?
例えば、テレパシー。
能力のオンオフが出来ず絶え間なく他人の思考が脳に直接入ってくる。
控えめに言って地獄だ。
今もそうだ。
(あー座りてぇ。早く誰か降りろよ)
(今日は学生さんが多いねぇ)
(誰かおばあさんに席譲りなさいよ)
(今日も私は美しいねぇ)
(バスって思ったより揺れるんだな)
(やー! 今日もパンが美味い!)
ただバスに乗ってるだけでこれである。
しかも今のはほんの一部。
バスの中は満席で、通路に立っている人間もいるほどの混み具合だ。
そのバスの中にいる人間の思考全てが絶え間なく浴びせられる。これは無量空処を喰らった特級呪霊と同じ感覚なのかもしれない。
物心ついた頃からずっと他人の思念が流れ込んでくるため、僕はもう慣れたものだが。
(このメガネ、さっきからずっと前しか見てないけど何かあるのかよ。キモ。はー、私も座りたいなぁ。でも、おばあちゃんが立ってるし2人くらい降りないと無理かぁ。てか、バスにいるのほとんど私と同じ制服の人達だからもうちょっとしたら席が空くかな)
見た目は可愛い部類の人間でも心の中ではこんな感じだ。
僕がどこを見ていようが関係ないだろうに。
というか、腹黒いようにみえて高齢者を優先しようという優しさはあるんだな。
透視も厄介極まりない。
一般的な思春期男子なら、好きな女の子や道行く可愛い人、美人な人の裸が見れてめちゃくちゃいいじゃん! と喜ぶかもしれないが、服だけが透けると思ったら大間違いだ。
服が透けて下着、下着が透けて生肌と来たら、次は血管や骨格、臓器といった体内が見えてくる。
これもオンオフができず、僕は物心ついた時にはもう見れてしまっていた。
だから、異性の裸はとうの昔に見飽きているし、人によって臓器や骨の形に微細な違いがあったり、病気の兆候がある人の臓器は明確に違って見えるため、そこはかとなくグロく感じる。
一応、まばたきや目線をずらすことでリセットできるが3秒後には全裸、5秒後には血管が見えるようになるので服を着ている人間と話すためにはまばたきを絶やしてはならない。
(あたた、また腰が痛むのう……もう歳かのう……)
だから、僕の斜め後ろで立っているおばあちゃんの腰の痛みが年齢由来ではない。
(それとも孫にいい顔を見せたくて腰フリフリをやりすぎたからかのう……)
腰周りの筋肉の炎症。
ブームが去ってからリングで冒険するフィットネスを4時間もしたことが原因だ。
孫の前で張り切るというのはどこのおじいちゃんおばあちゃんも一緒らしい。
瞬間移動に関しては一度でも「見た事のある」場所へなら移動可能であり、一度も出向いたことのない場所でも移動できる。
別に知ってる気配があるところじゃないといけないという縛りはないが、僕に触れていれば他人も一緒に移動可能なので地球が爆発しそうになったら任せて欲しい。
と言いたいところだが、1〜3分のインターバルを経てからでないと再使用できないというデメリットがある。
これで分かっただろう。
超能力なんてろくでもない。
超能力があれば人生薔薇色。
そんな事は大間違いだ。
常にネタバレとプライバシーのオンパレード。
SNSをやっていないのに頭には周囲200メートルの人間のタイムラインが流れてくるんだからな。
そして、つい先程腰フリフリで腰を痛めているおばあちゃんに誰か席を譲れと憤っていた女性が声を上げた。
その時の乗客の思考も雪崩のように流れてくる。
(席譲ろうかな……でもまだあと5分あるし……いやでも……)
(早くしろよおばあちゃん可哀想だろ! 俺は終点までいるから無理だけど!)
(座ってたら譲ってあげられるけどなぁ)
(早く学校につかないものかねぇ……少し退屈になってきたねぇ)
(譲った方がいいのか……? だがあまり目立ちたくは……)
(はぁ、うるさいなぁ……。せっかく座れたのに譲る人がそういるわけないじゃん)
(おばあちゃん辛そう……)
正義感が強いようで自分も座りたいという強かさを持つ女性が声をあげるが、まだ次のバス停まで時間がある。
そのためか、みんな目を逸らす。
僕? 僕はこういう時は寝たフリをする。
おばあちゃんには悪いが、僕も目立ちたくはないんだ。
そうしていると、彼女の声に何の反応も示さなかった優先座席に座っている男子生徒に矛先が向いていた。
優先座席は、おばあちゃんに譲るべきだと主張する女性にその男は考える間もなく彼女の意見を否定していた。
考えるよりも先に口が開いたというよりは、そう言うべきと思ったから言っている。
頭の回転が早いタイプのようだ。
結局、席を譲ったのは違う生徒で、この一幕を最後にバスは無事に高度育成高等学校へたどり着いた。
高度育成高等学校……僕が第1志望にしていたPK学園とは異なる全寮制の国立校だ。
全寮制、つまりはここに通う生徒たち全員と同じ屋根の下で暮らし、授業を受けることになるため、彼らの誰か一人でも起きていたら僕の脳内TLは眠らない夜を知らない状態となるわけだ。
どうしてこんなところに来たのかとなれば長くなるので割愛しよう。
『くーちゃん行かないで〜』
『くすえもーん!』
勝手に願書出しておいて勝手に泣き喚いていたが、おかげで学費の心配をしなくなったのは好都合だ。
ちなみにくーちゃん、くすえもんというのは僕の名前「楠雄」からとられたあだ名である。
母は一貫しているが、父は僕に超能力絡みの頼み事をする時はくすえもんと呼ぶが基本的には「楠雄」呼びだ。
全寮制となっているが、寝るのに苦労しそうならテレポートで実家に戻ればいい。
僕の部屋は残しておくように伝えてから出たし問題ないだろう。
さて、僕はこれからここでどんな学園生活を送るのだろうか。
(来たな今年の新入生たちが)
(あいつらも何も知らないんだろうな。可哀想に)
(1年前の私と同じだね)
ん? 可哀想?
確かここは卒業後、希望の進路が確約されているのがウリの国が運営する高校だと聞いてるが、それに入れたことが可哀想というのはどういうことだろうか。
僕は特に希望する進路はなく、両親の善意に従って来たからとりわけ固執しているわけではないが。
気にはなるな。
(今年のDクラスは何ポイント残るかな)
(10万ポイントかー。4月に散財してなければって今でも思うわぁ)
(監視カメラの意味とかも特に考えないんだろうなDクラスのやつらは)
(なんで毎月10万ポイント貰えねぇんだよクソが! 先に言っとけよなほんとに!)
(Aクラスじゃないと卒業後の進路の保証してもらえないって詐欺だよなぁほんと。1年の最初のテストで退学になってればなぁ)
おそらくは本来1ヶ月後に知るべきであろう情報が次々と親切な先輩方たちから流れてくる。
どうやらこの学校はAからDクラスに分かれていて、Aから下にいくほど成績や評価点のようなものが低い生徒が集まるらしい。
だが、入学時に学校や周辺施設でつかえる10万が入学時は必ずもらえる。
しかし、翌月以降はクラスの成績や素行に応じて減少する。素行調査には監視カメラが使われる。
さらに、卒業後の進路の確約は卒業時にAクラスに在籍している生徒のみ。
といったところか。
今のところ、3年生はクラス変動はなく、2年生は最初BクラスだったクラスがAクラスになっているようだ。
他にも夏休みはどこに行くんだろう、無人島かなとか、テストの過去問貰いに来るやついるかなとなどといったネタバレも多数飛んでくる。
どうやら僕はかなり面倒な高校に入学してしまったらしい。
やれやれ。ようこそネタバレまみれの学校へ……といったところか。
(オレはDクラスか。……ところで、あいつ、いつまであそこにいるんだ?)
(Dクラス……、そういえばバスから降りてずっと棒立ちじゃないのかしら、彼。気のせいかしら)
(うげ、堀北と同じ……? 最悪。はぁあ、いきなり憂鬱なんだけど。ほんとありえないっ! 堀北どこ見て……あいつまだ校門のとこにいるんだ。そんなに変わった校舎じゃないと思うけど)
とりあえず、一緒のバスから降りたやつらがクラスの確認を終えたのに、僕がずっとここにいるせいで注目を集めていたので、さっさと確認して教室に行くとしよう。
どのクラスにぶち込むか悩んでる
D▶︎1番描きやすいけど斉木と綾小路で戦力過剰だが、Dクラスのままいたい斉木が綾小路の足を引っ張る展開あるかもと思ったが、勝手にクラスポイント上がっていく分にはスイーツへの投資ができるから見逃しそうではある
C▶︎ドラゴンボーイに能力、超能力でなくとも使える人間と判断されたらめちゃくちゃこき使われそう。本人は嫌々やるが、龍園は使える(仕える)やつにはそれ相応の報酬渡すからスイーツで釣られそう
B▶︎突出した能力持ちがいないクラスだから入れてあげたいが、入ったところで斉木が上を目指すタイプでは無いのでBから落ちないけどAにはならない感じになりそう。
A▶︎何もしなくてもポイントはあるし、司令塔2人がいて、中立でいれば問題ない。と思ってたら葛城が龍園と面倒な契約しそうになるのでそういうのは止めてきそう。そして坂柳派と判断されそう。可哀想。
続き書くかは未定です
斉木のクラス
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A
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B
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C
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D