ようこそ超能力者のいる教室へ -1年生編-   作:オールF

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書くと言ってて書いてなかった相卜命ルートです
主に1年生編の話だったのでこちらに投稿しました

おまけの相卜の占いを少し修正


ifとか
if)高育に相卜命がいたら


 オレの名前は綾小路清隆。

 どこにでもいる普通の高校生だ。

 オレは元々1年Dクラスだったが……特別試験の結果で今は1年Cクラスになっているんだが、その辺の話は今は割愛する。

 毎年不良品が集まると言われているこの元Dクラスだが、今年はそうでもなかったらしい。

 問題児ということには変わりはないが、何人かは磨けば光る才能の原石と呼んでいい生徒があつまっていた。

 性格に難のある堀北鈴音や櫛田桔梗、過去のトラウマから博愛主義になっている平田洋介、粗暴で頭は悪いが運動神経抜群の須藤健、自由人ながら能力値は学校全体で見てもトップクラスの高円寺六助。

 他の生徒にも特定の能力や個性を見れば優れている生徒は多いが、その中でも異質と言える能力を持っている生徒がいた。

 

「あれあやたかじゃん? またつまんない顔して考え事?」

 

 綾小路清隆、略して"あやたか"というどこかのメーカーの出してるお茶の名前を付けてきた女、それが相卜命。

 彼女は自称、いや正真正銘の超能力者だ。

 金髪で日サロとかいう肌を焼く施設か何かで肌を焼いている黒ギャルと呼ばれる部類らしいが、本人曰く「アニメと漫画とで結構違うんだよねー? つか、あやたかは白ギャルか黒ギャルかどっち派?」とよく分からないことを言っていた。

 本当に全く分からないが、割と気分で黒くなったり白くなったりするそうだ。

 クラス内投票が終わって以降、もういない山内曰く、見た目もそうだがギャルらしく、特に制服の胸元を着崩しておりそこから見える谷間は絶景だそうだ。

 自己紹介の時に池や山内、本堂といった男子たちが相卜の胸を凝視していたが、その際に相卜はこう言っていた。

 

「ドーテーくせー奴ばっか! ウケる」

 

 童貞とはなんだとなったが、要するに性行為をしたことがない男子を指す言葉だった。

 

「な……なな……な!?」

「ち……ちち……ちげぇし!」

 

 動揺している男子クラスメイトの様子を見るに相卜の見立ては正しいらしい。

 童貞は童貞であることを指摘されると激しく動揺するのがテンプレートのようだ。

 だが、童貞は忌避されるのかと思えばそうでもないようで、相卜は妖しく笑った。

 

「まっ、嫌いじゃないケドね」

 

 童貞は自分にも股を開いてくれそうな子が好きらしく、山内はわかりやすく「俺らも遊んでる女の子……嫌いじゃないぜ!?」と池や外村、本堂たちはドヤ顔を決めていた。

 

「は、はは……えっと、相……ごめんなんて読むのかな?」

「うん。それと自己紹介もお願いできるかな?」

 

 自己紹介をしようと提案した櫛田と平田が軌道修正を試みようと、相卜に言うと「はーい」と返事をして相卜は黒板前まで歩くとチョークを手に取り、自身の名前の漢字を書いた。

 

「アタシ相卜 命(あいうら みこと)! テキトーにミコちゃんって呼んでよ」

 

 相卜は読めたが、下の名前はメイかミコトで悩んだが後者だったか。

 

「えーっと、趣味だっけ? 趣味は占いとネイルでぇ〜……経験人数は……」

「えっ!? 占い好きなの!? 私も好き!!」

 

 恐らく全男子(オレと高円寺と平田を除く)が気になるであろう話をぶった切ったのは同じく少しギャルっぽい軽井沢で、相卜に共感するように口を開いた。

 それに相卜も「マジ!? 情熱で胸アツじゃん!」と興奮を露わにする。

 

「アンタ名前なんつーの?」

「私、軽井沢恵! よろしくね、ミコちゃん! あー、地元とかならよく当たる占い師のお店とか案内できたのに〜」

 

 残念そうに言う軽井沢に相卜は不敵に笑った。

 

「あはっ、ありがとー。でもちげぇーって、めぐみっみ」

「め、めぐみっみ……って私? あの、めぐみじゃなくてけいなんだけど……」

 

 唐突に付けられたあだ名に困惑しているめぐみっみを他所に相卜は自分の席に戻ってカバンを机の上に置く。

 

「そっちじゃなくて、視る方だからアタシ!」

 

 そう言いながら取り出したのは水晶玉だった。

 やけにデコレーションされているが恐らくは水晶玉だ。

「あとでめぐみっみも視てあげよっか」といいながらギャルピースとやつを決める相卜の自己紹介は凄まじかった。

 この後のオレの自己紹介のことなど誰も覚えていないだろう。

 全体の自己紹介が終わったあとは相卜のもとに多数のクラスメイトがあつまっていた。

 占い師という強烈なキャラクターと目立つ容姿となれば人を惹きつける要素としては十分だったのだろう。

 

「堀北は占ってもらわないのか?」

「女の子は占いが好きというけど、例外もいるのよ」

 

 隣の席の堀北にそう言うと彼女は素っ気なくそう言って席を立ち、教室から出ていく。

 まぁオレも占いは興味ないな。

 一応、ある程度知識としては持っているが、バーナム効果や確証バイアスなどの心理的現象を駆使したものに過ぎない。

 話のタネとしては十分だが、信じるには値しない非科学的なものだと思いながらも、現役女子高生占い師がどんなものかは気になる。

 

「はいはい、順番ねー、で? めぐみっみは何を見て欲しい系?」

「えーっと……じゃあ……うーん、恋とか?」

「だよねぇ〜さーてじゃあやってやろうじゃん!」

 

 そう言って持ってきたのはバケツと墨汁と消しゴム。

 水晶玉はどうしたと疑問に思ったのはオレだけじゃないようだが「シャラップ」と真剣な目をした相卜によって阻まれていた。

 そして相卜はバケツに墨汁を1滴垂らすと周りに離れるように指示する。

 

「おりゃああああああ」

「なっ……なんだぁ!?」

 

 恐ろしい腕力だな。

 バケツの中の水を零さないスピードで腕と共にバケツを回している。

 そして、そのバケツを地面に叩きつけたかと思えば、机で消しゴムを擦って消しカスを生み出し、それを消しゴムと共にバケツへ投入。

 水面に浮いた消しカスを見つめること数秒、相卜は笑った。

 

「あはっ、めぐみっみが高校生活でできる彼氏ろくでもねぇーウケるわ」

「ええ!?」

 

 水面に何か映っているのだろうか。

 

「え!? 今のそれで何がわかったの!?」

「うん? まぁ、大体? とりまこれから付き合うひらすけはまだいいとしても、その次はあんたのこと恋愛の教科書扱いしてくるからやめときな?」

「何それ!? あとひらすけって誰!?」

「そこのイケメンくんだけど」

「僕!?」

 

 平田洋介だから略してひらすけか。

 なるほどな。

 下の名前の別の読み+っぴという法則性ではないのか。

 

「バケツに墨汁と消しゴムのカス入れただけでそんな事……信じられないよ!!」

 

 まぁ軽井沢の言い分は尤もだな。

 普通の占いは相手からある程度個人情報を聞き出したり、手相などを見たりするものだからな。

 ただあの占い方法に何の根拠がと訝しんでいると相卜が軽井沢に耳打ちすると、軽井沢は心底驚いたという顔で相卜を見た。

 

「なんで知って……?」

「えっ? 視えたから。隙の糸的な?」

 

 表情を暗くし膝を震わせて座り込んだ軽井沢に、ひらすけ……平田が駆け寄る。

 

「相卜さん、軽井沢さんに何言ったの?」

「いや言っちゃダメだと思ったんだけど、アタシの占いが信じられないっつーからさ。傷つける意図はなかったからマジメンゴ。誰にも言わねぇし」

 

 謝る気があるのかわからない謝罪だが……あの軽井沢の表情の変わりよう……まさかとは思うが本当に占い師なのか? 

 もしかすると軽井沢から一切情報を聞き出すことなく、軽井沢の過去と未来を言い当てたのだとしたら、彼女は本物の占い師ということになる。

 しかし、その確証を得るにはオレを占ってもらう必要が出てくる。

 オレとしてはこの学校では昔のことなど忘れて俗世の生活というやつを見てみたいだけで、目立つ気はサラサラない。

 だが、オレの正体を見破れれば占い師というかあいつが超能力者という確証が得られるのだが……。

 

「男でもいいか……? どうしても視てもらいたいものがあるんだ……」

 

 オレがどうしたものか考えていると、女性陣が引き気味の中、とある男子生徒が立候補した。

 

「それは俺と君との相性さ……どうも自己紹介した通り山内春樹。右打ち右投げ、中学ではエースで4番でした……」

 

 性欲の化身……いや、オレたちの英雄、山内だった。

 

「は? 永遠の0パーセントだけど? つかキモ、さっきからアタシの胸見すぎだから。ドーテーのくせにカッコつけてんじゃねぇよタコ」

「……あっ、はい……ずみまぜんでしだ……」

 

 ガチ泣きかよ。

 占ってすら貰えないのか……まぁ山内の自慢話はほとんど嘘な気がするしあてにならないな。

 どうしたものか再考していると、軽井沢の次にギャルっぽい佐藤が相卜に尋ねた。

 

「あのさ相卜さん、さっきやってたバケツに墨汁垂らしたりしてたの……あれってなにか意味あるのかな?」

「あーね。別にテキトーだけど」

 

 テキトーなのかよ。

 科学的根拠や心理学的何かがあるのかと期待したオレがバカみたいじゃないか。

 

「なんかインスピ働きそうな動きをその場その場でテキトーにやってるだけ的な? あんなことしなくても水晶見りゃ一発なんだけど、デコったらめっちゃ見えにくくなってて使ってないんだよネ」

 

 デコるなよ。

 というか、あの水晶玉に見えるのかよ。

 あの変な儀式をされたり、巻き込まれないようにするためにあいつには近づかないでおこうとオレも帰り支度を進める。

 その間にも佐藤と相卜の会話は続いていた。

 

「あーでもやっぱこの学校来てからチョーシわりーな〜……」

「具合悪いの?」

「いや違くて〜」

 

 相卜は人のオーラ的なものが視える系女子らしく、見ている相手の生命力や運気、ポテンシャルが見るだけでわかるらしいが、この学校に来てから視えないのだと言う。

 ということは本調子になるとオレの本来の実力もバレてしまうのだろうか。

 

「そうなんだ。ミコちゃんも卒業先が保証されてるからここ来た感じ?」

「えっ!? 聞きたい!!?」

「えっ? う、うん……」

 

 なんか急に明るくなったな。

 これだけ聞いたら帰るかとオレはゆっくりとカバンのチャックを閉める。

 

「いや〜こないだ自分を占ったらさ、どーやらこの学校にいるっぽいんだよね〜」

「え? 誰が……?」

「そんなの決まってんじゃん。運命の相手っしょ♡」

「えっ!? すごーいそんなことも分かるの!?」

 

 占った日はとても調子が良かったらしく、ああ見えて相卜も乙女入ってからっというよく分からないことを言っているが、要するにいっちょやってみっか! 的なノリで視たらこの高校にいるとわかったらしい。

 

「えー!? 誰なの!? うちのクラス!?」

「やーそこまではわかんねーんだよねぇ〜!」

「えーじゃあ手がかりとかは!?」

 

 佐藤のやつめちゃくちゃ聞くな。

 まぁオレとしては情報収集できて助かるが。

 クラスの男子の一部がソワソワと聞き耳を立てている中、相卜は占いでわかっている運命の特定の特徴を言い始める。

 

「この学校の生徒でぇー中肉中背の男でーピンク系の髪の色してて〜なんだかわかんねーけどものすげー才能があってーイニシャルがS・Kってことくらいかな」

 

 須藤健じゃないか? 

 あいつは筋肉質で背は高いが、運動神経はありそうだし、髪色も赤だが白を足せばピンクだ。

 ただ、自己紹介はくだらないと出ていったからこの場にはいないが。

 

「えー誰だろうー!?」

「佐々木蔵之介!?」

 

 女子たちは大盛り上がりらしいが、この教室に相卜の条件にマッチングする男子はいないようだ。

 本人は会ったらオーラでわかると思うから絶対に見つけると言っているが、1クラス40人で男子はその半分の20人。

 うちのクラスは省くとしても残り3クラスに加えて上級生の2、3年で80人ほど。

 その中にS・Kが何人いるか知らないが、かなりの人数を絞ることができるのではないだろうか。

 そういえば、朝のバスにピンク髪で中肉中背の男がいたな。

 同じ制服を着ていてこの教室にいないということは他クラスの生徒だろうが。

 アンテナみたいなヘアピンと色眼鏡と他にも分かりやすい特徴はあったが、もしかするとあいつが相卜の運命の人なのかもしれないな。

 この翌日から相卜の運命の人探しが始まった。

 夜の間に調子を取り戻したらしい、相卜はクラスメイトたちのオーラを見て回っていた。

 

「う〜ん、なんか違うよなぁ〜」

 

 オレが来るまでに粗方見終わったのか、運命の人はいなかったらしい。

 須藤が「な、なんなんだよあいつは……」と引きながらも顔を赤らめている辺りいいオーラと褒められたかあのデカパイが近くに来たかのどっちかだな。

 

「わぉ!」

 

 そんな須藤を見ているとオレのオーラを見たらしい相卜が驚嘆の声をあげると共にオレに近づいてくる。

 

「アンタ……さてはタダ者じゃないっしょ?」

「……なんの事だ?」

 

 クラスからの注目が集まっているためすっとぼけてみるが、相卜は気にせずオレのことをジッと睨みつけるように見てくる。

 

「相当な訓練を積んできてるね……既に高校生……いや大学生くらいまで学習範囲を終えてるって感じ?」

「何の話かよく分からないんだが……」

 

 そうは言いつつもオレはかなり困惑していた。

 そこまでわかるものなのかと。

 

「運動神経もさっきの桜木花道も凄かったけどアンタの方が上っぽい。しかも見ただけで相手の動きを分析……? コピー? ま、よく分かんないけどめっちゃ凄そう。でも、その過程で人として大切なものを……」

「いい加減にしてくれないか? あることないことをペラペラと……」

 

 あからさまに不機嫌という反応をしてこれ以上は喋らせないようにするが、どうだろうか。

 

「ふーん、ま、アタシの運命の人じゃ無さそうだし大丈夫かな。ワリワリあやたか」

 

 あやたか? どうして急にお茶……? 

 とその時は分からなかったが堀北に「綾小路清隆だから略してあやたかなんじゃないかしら? 良かったわね選ばれたのがあやたかで」と言われた時に理解した。

 納得はしなかったがな。

 オレに謝ってきたかと思えば次の瞬間には他の人のオーラを視にいく辺り、切り替え早いなあいつ。

 まぁ謝罪を受け入れるかどうかは別だが。

 オレの障害になるようであれば対策を考える必要はあるな。

 そう考えていたか、相卜の力は凄まじく、かなりオレの役に立った。

 茶柱がオレの秘密と父親について知っていると言った際は興味本位で、茶柱がオレの秘密を知ってるか占ってくれと頼むと……まぁ顔面に博多明太子を押し付けられることにはなったが、全く知らない偉い人……つまりは理事長あたりから断片的に教えてもらっただけという結果を聞くことが出来た。

 そしてカマをかけて確認すれば茶柱は坂柳理事長から特殊な生徒だから気にかけてやって欲しいと頼まれただけだと言う。

 

「本当に恐ろしいな……相卜命」

 

 まさか占いなんて非科学的なものが実在するとは思わなかったが、あるならあるで使いようはある。

 ただし、オーラが見えたのはこの日だけらしく、翌日からはまた見えなくなっていた。

 しかし、夜の間や土日の一定期間は見えたりすると言うので、オレは1つの仮説を立てたが……オレに実証する術がないので言わないでおいた。

 仮説は実証して初めて真実となる。

 他クラスで出来た初めての友人が教えてくれた言葉だ。

 斉木楠雄。

 1年Bクラスで一之瀬帆波がリーダーを務めるクラスに所属している中肉中背でピンク髪でイニシャルがS・Kではあるが、相卜の運命の相手ではないらしい。

 この学校でオーラが凄かったのは生徒会長の堀北学と高円寺、そしてオレの3人で南雲副会長もそこそこ凄いがオレたちには少し劣るらしい。

 運命の相手はこの3人かもしれないと相卜は思っていたようだが、しつこい相卜にオレは仮説を話すことにした。

 

「お前の運命の相手のオーラが凄すぎてオレや高円寺のオーラを掻き消すんじゃないのか?」

「はっ!! それだわ!! オーラって重なるとデカイ方しか見えないんだわ!! もしそれならオーラヤバすぎじゃね!? 最終形態フリーザじゃね!?」

 

 よくわからんがオレの一言で解決の糸口になれば何よりだ。

 ただその日何故か斉木に読むのを楽しみにしていた本をひよりと一緒にネタバレしてきたのはなぜなのだろうか……。

 その翌日、相卜の運命の人は見つかったらしいが内緒と言われた。

 軽井沢が探すのを手伝ったらしいが、軽井沢も知らないとのことだった。

 一体誰なんだろうなと考えていたら答えは思ったより早く見つかった。

 

「んじゃ、アタシ楠雄のとこ行くから」

 

 放課後になると何故か斉木の下の名前を呼んで、Bクラスに行くと伝えて教室から出ていく相卜を見て、オレはまさかと考える。

 斉木なのか……? 

 頭はいいと思うが、運動神経は分からない。

 オーラがその人間の総合力を表すのであればオレや高円寺、それに須藤よりも遥かに大きなオーラを持っているのか? 

 もしかするとオーラ関係なしにピンク髪のS・Kといった条件に合致するからあいつを気に入ったという可能性もあるが。

 とにかくオレから興味を失ってくれたのは助かったな。

 

「オーラが激ヤバで大学生の範囲まで習得済みの綾小路くん、どこへ行くのかしら。あなたも勉強会に来るのよ? 教師役でね」

 

 最悪な置き土産はされたけどな……! 

 と、まぁ相卜命との出会いはこんな感じだった。

 あいつはその類い稀なる占いという力でクラスをいい方向に導いて行った。

 ただあいつにも気分というものがあるため、堀北や平田が特別試験に挑む際に方針として間違えていないかを尋ねたら「そんなん知らねぇー。つーか占いとか無闇矢鱈に使うもんじゃないから。自分たちの道は自分たちで切り開く的な?」と先日まで占いまくったり、オーラを見ていたやつとは思えない発言があったりしたが、特別試験自体には協力的だった。

 無人島試験では同盟を結んだBクラス以外のリーダーを当てたり、船内試験でも誰が優待者かを1人1人占おうとしてくれたが時間がかかりすぎるのでやめたし、結局は一之瀬が龍園クラス以外と協力するという方針を取ったから1日で終わった。

 流石に体育祭では力を発揮できないかと思われたが、クラスの出場表が龍園に流出しているのを突き止めたり、それが龍園に脅された前園の仕業ということも占いで判明した。

 占いってすごいな……オレも習得できるものなのかとここ暫くは水晶玉とにらめっこしているがそうもいかない。

 斉木には200m走とリレーで負けるし……ホワイトルームではできなかったであろう経験ができてオレは充実した毎日を送ることができている。

 占いで女子更衣室を盗撮しようとしていたり、弱った坂柳のストーカーをしていたなどの山内の悪事が晒されることになり、山内は退学になってしまったが、うちのクラスは2学期を終えてCクラスに上がることができた。

 これは今までにない快挙とのことだが、クラスの目標はAクラスで卒業することだ。

 まだまだ始まったばかりに過ぎない。

 その現Aクラスには相卜のだぁ(旦那のことらしい)斉木もいるため、クラスメイトから手を抜くんじゃないかと疑われている。

 

「ンなの抜くわけないっしょアタシが抜くのは楠雄のあタタタタ!?」

 

 唐突に北斗神拳をし出したりするが、まぁ手を貸してくれているのは事実なので懸念すべき点にはならないだろう。

 それにしても……斉木のやつ……変なのばっかりに好かれるな……。

 

 ###

 

オマケ 相卜命の占い集♡

 

「そのジャスティス橋本? みたいなやつ、あんたからクラスの情報引き出す為だけに付き合ってるびくついたらトイレに引きこもりコウモリ野郎だから別れた方がいいよ」

 

「あークシダエル好きなんだ……いや悪い子……じゃないんだけどさ……やめといた方がいいんじゃない? 池沼っちならもっと他にいい子? いるって。あ、いい子ってのは反りが合うとか、レベルがって話しね」

 

「リンリン(鈴音のこと)かぁ。無理じゃないけど今はキチィかなぁ。リンリンがマナブン(堀北学のこと)の道とは関係なしに歩くって決めたところだから恋愛とかしない感じ? つか、花道(須藤のこと)の2年生になってからのモテ度半端ないって! そんな好意持たれへんって普通って感じ。あ、うちのだぁには負けるけど。ウケる」

 

「いやほなみっちの好きな人は恋愛に興味無いしガチやめといた方がいいって。いや、まぁほら学年末試験とかで"お前のお陰で邪魔者を楽に消すことができたケケケ"とかいう人の心とかないやつよりはマシだけど。誰のことって? まぁまぁそんなことより今好きな人はやめといた方がって、なんでそんな事言うのっていやだってほなみっちが好きな人ってアタシの運命の相ってぇ!? 水晶割ろうとしないでぇ!?」

 

「クシダエルはその好きな人に騙されてんね。本当は素の方が好きとか言ってないっしょ。そっちの方がいいってだけで、別にどっちも嫌いじゃないだけでストレス無駄に溜め込まれない方がいいって話なんじゃない? はやとりち? 早とちりだっけ? ウケ……いや手が滑って水晶玉にタブレットの角ぶつけなくないっ!?」

 

「有栖ンスは今好きな相手に尽くしても付き合えないっぽいね。なんか兄貴が心臓は治してくれるはつめいしてくれっけど。そんだけだからさ、無謀な恋はやめて、体育祭前に考えてた通りに人のこと散々利用してボロ雑巾みたいにして捨てる心のない奴に愛を教えた方がってェ……ッ!? なんでみんな水晶割ろうとすんの!?」

 

「ひよりんマジ天使……いや最近占った子らがクレイジーダイヤモンドっていうか。お父さんの小説が売れるかっていうか今後も続くかってやつ? 大丈Vでしょっ。つか、ひよりんパパすご。ひよりんが楠雄とこれからも仲良くしてたら、あの斉木空助が絶賛! って帯出るらしいよ。文学少女と超能力者の恋模様を描いたベストセラー……ってアカ──ン!? いやいやなんでもない。楠雄とは縁切った方がいいかもマジで。てか楠雄がアタシ以外の女の子と縁切った方がいい」

 

「なんで楠雄ここ卒業した後にもヤベー女控えてるわけ!? オーラが天使だよ、天使! なんか黒いのも混じってるけど! そんなの僕に言われても知らない? やかましいわこのスケコマシ! 人に無闇矢鱈に助けるなってよく言えたね!? ……あ、でもこの子は楠雄の人助け関係ねぇーや。なんか楠雄が惚れないのがムカついて逆に好きになるっぽい。アタシ以外にも運命の相手がいるとか楠雄1回、いや6回は死んだ方がよくね?」

『よくない』

 




相卜が無闇矢鱈にクラスの行く末とか占うのやめたのは楠雄に止められたから
『お前の占いがないとクラス方針を決められない連中になって卒業後も面倒見れるならやればいい』と言われて予知で自分が全占いした世界線見て「これは無理だわ……」ってことでやめた。
個人的な占いは続けてる(くーちゃんの迷惑にならない程度に)《なっとるやろがい》

相卜は海藤の代わりやった時に勉強全くわかんねぇと言ってたから学力は低め(占いでカバー)ってことでDクラスっしょ
Cでも良かったけど、綾小路視点の方が面白そうっていうか?
まあ龍園も気に入りそうだけど普通の女じゃないし手元には置いて利用するけど的な?

この時空でもくーちゃんはBクラスです
なのでほぼこの二次創作通り進む中に相卜が入ってくるって感じ
堀北クラス的には強化だけど占われたら人の過去を洗いざらい暴いちゃうのでかなり危険
相卜は地雷と思ったことは言わないようにしてるからギリギリセーフって感じ
高円寺は相卜がやばいの分かってるから「私のことはオーラだけにしてくれたまえよ?』と圧をかけてる

このルートだと早い段階で白い部屋が崩壊する(占いで大人の居ない時間をサーチ、超能力者が破壊工作、天才が子供たちを誘導・保護)
天沢、八神、綾小路は空助が大学と就職半年目まではある程度面倒を見てくれる(代わりに楠雄倒すの手伝ってね☆)

くーちゃん的には自分以外にも超能力者がいると分かるので色々とやりやすくはなると思う(替え玉作戦とか)

追記)最後の方のヒロイン?(仮)の占いはうっすらくーちゃんの気持ちとヒロインズのがんばり次第では結ばれるルートが見えちゃってるミコちゃんがそれを阻止するためにやめとけやめとけ言うてるだけで結ばれる可能性が0というわけでないらしい。
これで書きたいifは終わったな……所詮ifはifなのだ……
ifなので最後の相卜の占いは本編とは関わりがないよん(多分)

好きなのは

  • 白ギャル
  • 黒ギャル
  • どっちも好き
  • ギャルは苦手
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