ようこそ超能力者のいる教室へ   作:オールF

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急いで書いたので誤字脱字日本語おかしいところタクサンあるかもだけど、ゆっくり読んでイッテネ!

ただの説明会。
よう実読んでない、見てない人はちょっと分かりにくいかも。


仔Ψ求む!高育の試練

「はーい、みんな今日は突然だけど小テストを受けてもらうよー」

 

 珍しく星之宮先生がホームルーム以外で教鞭を握ったかと思えば、そんな一言を生徒たちに向けた。

 

「聞いてないんすけど」

「初耳です」

 

 中間考査はまだ先で、高校初のテストまで余裕があると思っていたクラスメイトたちは彼女の突然の発表に動揺を隠せていなかった。

 ちなみに僕は朝のホームルームの段階で(みんな今日は最後のホームルームまで私に会わないと思ってるだろうけど、小テストがあるから会っちゃうのよね〜)と機嫌よく漏らしていたから知っていた。

 

「うんにゃ聞いてないのは知ってるってー。だって言ってないもん」

(中間考査前の抜き打ちテストだからね)

 

 しかし星之宮先生はどこ吹く風で話を続ける。

 

「でも安心して? テストって言っても成績には関係はないから」

「じゃあ何のためにやるんですか?」

「あはは、今後の参考のためにみんなの今の実力を測っておきたいってだけだから、そんなに怖い顔しなくていいよ神崎くん」

(まあいきなりテストって言われたら不機嫌にもなるよね)

 

 納得のいかぬ者が多くとも、星之宮先生はテスト用紙を配布していく。

 やがて全員に行き渡り、裏返しのまま机の上に置くよう指示が出される。

 その後、制限時間や注意事項が伝えられると小テストが始まる。

 

「はい、じゃあはじめ」

 

 クラスメイト達が一斉に紙を表に向ける。

 

(全部で20問。これならそんなに時間はかからなそうかな)

(1教科各4問か)

(あれ? これ入試よりちょっと簡単なんじゃ)

 

 問題数や内容が気になるのはわかるが先に名前を書いた方がいいと思うぞ。

 さて、一見すると確かに入学試験で出された問題より少し簡単なレベルになっているが、終盤の3問だけ明らかにレベルが異なっている。

 ここだけ、アーロンからロブ・ルッチくらいまで飛んだのか? と思わせるような難しさだ。

 これを正解できる高校1年生がそういるのかと疑問に思ってしまうな。

 

(ん? こんなの教科書にあったか? 習った覚えがないぞ)

(応用問題かなぁ? でも、こんなのやったかな……?)

 

 神崎や一之瀬さんも疑問に思いながらも、とりあえず問題を解き進めて行くがやはり途中式などで躓いているようだ。

 成績上位のこの2人で解けないのだから、他のクラスメイトもとりあえず知っている公式に当て嵌めたりと試行錯誤しているが答えを出すには至っていない。

 成績に反映されないと言っていたし、僕がこの問題を解くメリットはないな。

 最後の3問を除いて解き切りつつ、点数が60点になるようにミスをしておいた。

 Bクラスなら平均点は60~70のどこかになるだろうから平均点よりは下回るものの、赤点ラインには乗らないはずだ。

 

「よしみんな終了! じゃあ用紙を前に送ってね」

 

 時間になり、星之宮先生の指示に従って用紙を前に送る。

 彼女の授業はそれで終わりとなり、休み時間に入ったBクラスは先程の小テストの話で持ち切りだった。

 

「なぁ、斉木、お前は最後の問題は解けたか?」

 

 神崎も後ろを振り返り、僕へと結果を尋ねて来た。

 それに僕は首を振ると、話を聞いていた一之瀬さんと彼女に気がある白波さんも僕たちの席へとやってくる。

 

「神崎くんたちも解けなかったんだ。千尋ちゃんも?」

「うん。あんな問題見たことないよ」

 

 小テストの意図を掴めない3人は頭を悩ませながらも答えが出ない。

 まあその答えはすぐに出るだろう。

 具体的には5月1日に。

 

 小テストについての説明もあれば、月初めのポイント支給、ついでと言わんばかりにクラスポイント、中間テストについての発表もある。

 

 小テストに関しては中間テスト前の脅しみたいなものだ。主に学力が平均以下とされているCやDの生徒向けだな。

 1教科でも赤点(クラス平均÷2だったか?)をとったら退学になるそうだが、お優しいことに1年の最初のテストには攻略法が存在する。

 

 過去問である。

 例年、1年生の1学期の中間テストの問題は全く同じであるらしく、それを知っている先輩たちから譲ってもらうか購入すれば赤点を回避するどころか満点回答も可能だろう。

 事実かどうか確認するため念写してみた。ゲルマニウムリングをつけて雑念が入らないようにしたが、途中何度か父さんや椎名さんに譲ってもらった本の作者の顔を念写してしまった。、

 念写は出来たが、よくよく考えたら念写したテストが本当に過去問なのかの判断が僕にはつかない。1年生1学期の中間テストの過去問をと念じたのでそのはずだが、本当かどうか確かめるにはテスト本番を待たないといけないことに気付きどうしたものかと悩んでいる。

 問題内容は1年生の中間テストらしいものだったので多分合っているが、これが本当に過去問だと断定する証拠はない。

 

 職員室に今年の中間テストを確認しに行くには監視カメラまみれのこの学校ではリスクがある。そうなると、直接先輩の誰かから見せてもらう必要があるが、まぁこのクラスなら過去問なくとも赤点を取ることはないだろう。

 だから、わざわざ確かめる必要も無い。

 

 ただ中間考査のクラスの点数が、支給されるプライベートポイント、およびクラスポイントに反映されるらしいからな。

 多く取っておく方が得ではある。

 ちなみに支給されるプライベートポイントはクラスポイントとイコールになる。

 クラスポイントは、Bクラスの生徒たちを学力や運動能力、社交性など、様々な観点で評価し、それを数値化したもののことらしい。

 この数字に100を掛けた数が毎月初めにプライベートポイントとして支給される。

 例えばクラスポイントが780なら78000ポイントがプライベートポイントになる。

 

 クラスポイントは減点方式で、初めは1000ポイントスタートだが、日々の生活において社会的、人間的に良くないとされる行動を取ると引かれていくようだ。

 月初めに授業中、私語や居眠り、スマホを触っていたBクラスも少しは引かれているだろう。

 

 なお、これまた中間テストは毎年途中でテスト範囲が変更されたという通知がある。

 これに関しては意味がわからないが、突然の変更でも臨機応変に対応できるかを見るためだと星之宮先生が心の中で呟いていた。

 

(まあ過去問もあるし? それにあれくらいで点数落としちゃこっから先危なっかしくて見てられないわ〜)

 

 とのことだ。イレギュラーなのは中間テストだけで、以降は過去問はなく、テスト範囲の変更もないらしい。

 いわゆる初心者殺しというやつなのだろう。

 

「成績には影響ないって言ってたんだろうけどどうなんだろうね」

「私解けなかったけど大丈夫かな、帆波ちゃん?」

「うん、大丈夫だと思うよ。というか、私も解けなかったし」

「入試より簡単だと思ったのに、最後のあれが解けなきゃ進級できないとかないよな、神崎」

「ないはずだ。それに他の問題は解けたんだろう? 最後のあれはチャレンジ問題だったんだろう。きっと」

 

 とまぁ、5月1日を待たずに監視カメラの存在意義や、月初めに貰えるポイントが10万ポイントと明言されてないことに気づいている同級生達以外が衝撃を受けるであろうネタバレを全てくらった僕を囲って小テストの反省会や慰労会のようなことをするのはやめて欲しいな。

 というか、一之瀬さんと神崎がいるからって座っている僕の周りに集まらないでくれ。他にあるだろう。他に。

 

 なお、案の定、5月1日にクラスポイントについての発表と、中間テストや小テストの話、あと失念していたが希望の進路や就職先を確約されるのはAクラスで卒業した者のみという説明もあった。

 クラスポイントがAクラスよりも上がれば、現Bクラスが新しいAクラスになることも。

 

 これでこの学校の仕組みがほぼ出揃ったことになり、みんなは改めて知ることになる。

 この学校が実力至上主義であることを。籠の中に囚われた屈辱、とまではいかないが。多少思うことはあるだろうな。僕も何も知らなければ(そんな……!)(嘘でしょ……!)という反応が出来たかもしれないが。

 

(そんな……)

(聞いていないぞ……!)

 

 ん? 一之瀬さんと神崎がここまで驚くのは意外だな。

 2人とも上昇志向が強く、協調性や知力、運動能力も高い。一之瀬さんに関してはカリスマもある方だ。リーダーに向いているかは別だが。

 2人なら進路や就職についてはAクラスでなくとも彼らの能力なら問題ないと感じていたが。

 

(大丈夫。Aクラスになったら、お母さんに迷惑をかけずに大学に行ける。そのためにはAクラスに上がらないと……)

 

 前も似たようなことを言っていたような気がするが、家庭の事情だろうか。

 一之瀬さんの学力なら国立大でもいけるはずだが、親に迷惑、となると学費の面だろうか。

 ……まぁ僕が気にすることではないか。

 とりあえず、高度育成高等学校に入学した僕たちに最初の試練が課された。

 これをBクラスはどう乗り越えていくのか。




全部チエちゃんに説明させてたら小テストと5/1で話が区切れるので、あらかじめ全部ネタバレを食らっていた斉木に説明させるスタイルで誤魔化す。

Bクラスはどう生きるのか。
委員制度とかどの辺でできたか分からないけど、そろそろかなと思いつつ書くのめんどいので事後報告にするかなと思います。

ポイントに関しては、神崎と一之瀬は自分たちと斉木の予想通りなので驚きませんでしたがAクラスじゃないと希望する大学や専門学校、就職先への確約チケットがないことは知らなかったので驚いています。
なお、斉木も不審に思われないように驚いた顔などはしている。

ただ気になるのは、確約されてるけど学費とか専門スキルを学ぶための教材費とかも負担してくれるのかなってとこ。これが覚えてない。
1クラス分だし、3年間特別試験やらを乗り越えて最上位クラスで卒業した連中にならしてくれそうだけどね。

次回は中間に備えての勉強会です。図書室でD、Cとのいざこざした時、一之瀬がいたので多分過去問での攻略じゃなくて正攻法攻略(ひたすら勉強)だったと思うので。
ただ確証は得られてないけど過去問らしき問題と解答を持っている人間がいるらしい。
斉木楠雄っていうんですけど。

おまけの有無

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  • 些事。不要
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