ようこそ超能力者のいる教室へ -1年生編-   作:オールF

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てことで冬休み2日目です


高校Ψ初のクリスマス!

 12月24日は日本でいえば特に何も無い日なのだが、日本劇場が開演した記念すべき日である。

 あとは毎月24日にあるという地蔵菩薩の縁日のうち、年内最後となる特別な日であり、仏教を古くから信仰している日本であればこちらの方が大事な気がするが、日本では会ったこともない大工の息子の誕生日を祝う前日に、恋人同士でディナーやイルミネーションを楽しんだり、家族でケーキやチキンを食べたりして過ごすのが定番となっていた。

 しかしまだこの学校に来て間もない1年生のほとんどは友達やクラスメイトと過ごしたり、独りで泡沫の夜を過ごすのだろう。

 Bクラスのチャットグループではクリスマスパーティなるものが開かれることとなっており、場所や時間の通知が来ていた。

 会場のハコはあらかじめおさえていたのかクラスメイト全員が来ても問題ない場所を取っていた。

 Bクラスで恋人がいるという生徒は僕の知る限りでは今のところおらず、急な話ではあるものの柴田や網倉さんのようなこの手の集まりにはアクティブな人間をはじめとした3分の1のメンバーは参加を表明していた。

 僕はというと、実家で母さんがチキンを焼き、ケーキの代わりにプリンを作ってくれるというので参加をする気はない。

 事前に「友達やクラスの子とパーティとかしないの?」と聞かれていたが、その時にはまだクリスマスパーティの企画段階で本当にやるかは会場をおさえられたらという話だったので、そんなことはしないと言ってしまっていたのだ。

 まあただ今から行くと伝えても母さんは「あひゅ〜! くーちゃんがクラスメイトとクリスマスパーティ〜! あひゅ〜!」と感涙して喜んで送り出してくるだろう。

 だがせっかくの冬休みにわざわざ多人数で会って騒いでという柄でもないしな。

 ここはギリギリになってから気付いたことにして、もうチキンやケーキを買ってしまったことにして断ろう。

 夜に備えてやるべき事を潰していくかと僕は櫛田さんに連絡を入れる。

 

【斉木楠雄:おはようございます。今お時間よろしいでしょうか】

 

 何となく硬い文章を送ってしまったが頼み事をするわけだし、これが無難か。

 

(は? 斉木からメッセージ……? 硬っ!? え、なにこれ……クリスマスイブに急に……もしかして、いや斉木に限ってそんなことないだろうし……てかそれなら堀北なんかと予定なんて入れるんじゃなかった……)

 

 どうやら櫛田さんは部屋にいるらしく、僕からのメッセージに慌てふためいているのが聞こえてきた。

 これなら返信は来そうだなとしばし待ってみる。

 

(うーん、意図がよく分からないけどとりあえず返信はした方がいいよね)

【櫛田桔梗:おはよう斉木くん、全然平気だよ。どうしたのかな?】

 

 1、2分ほどして返ってきたメッセージに僕は綾小路からの依頼のことは伏せて再びメッセージを送る。

 

【斉木楠雄:貴方のクラスの佐藤さんの普段の遊び相手、行動パターン、性格、趣味嗜好を教えて欲しい】

(はぁ?)

 

 ん? 結構ドス黒い声が聞こえたな。

 しかし、この文面では僕が佐藤さんのことを知りたがっているようにしか見えないな。

 綾小路からのメッセージを添削してそのままペーストして送り付けたのはよくなかったか。

 だが、クライアントは自分のことは伏せて送って欲しいと言っていたし、僕の友達が佐藤さんのことを知りたがっていると送ると「斉木くん友達いないじゃん……それ友達が知りたがってるフリして本当は自分が知りたいってやつでしょ?」とあらぬ誤解を生みかねない。

 まあ勝手に僕の友達と言えばで神崎や柴田あたりと思われても面倒ではあるが。

 

(どうして斉木が? あの頭も胸のシャツも股も緩そうな女と? 体育祭絡み? なんかそういうの増えたよねホント。斉木のすごいとこに急に気付いちゃってお近付きになっちゃおみたいな女)

 

 おかしいな、櫛田さんから見た佐藤さんへの好感度はあまり低くなかったのだが、16にまで落ち込んでいる。

 

(何回か遊びには行ったことあるけど、篠原とか松下さんのグループだしなぁ。知らなくはないし、基本見た目通りって感じだけど、斉木はなんで知りたがってるのかな)

【櫛田桔梗:ある程度は知ってるけど、どうしてかな? クラスメイトのことだし、理由も知らずに勝手に教えるのはちょっとね】

 

 ふむ、どう答えたものか。

 このまま僕が佐藤さんに興味を持っていると思われるのも面倒だが、綾小路が明日デートに行くという情報も伏せておいた方が……いや佐藤さんは見た目はギャルっぽく、周りからの評価は可愛い女の子らしいし、そんな子が綾小路と歩いていれば自然と目立つか。

 すまない綾小路、せいぜい櫛田さんの地雷を踏まないようにしてくれと黙祷する。

 

【斉木楠雄:綾小路が佐藤さんと出かけるらしいんだが、その前にどんな子かをもっと知っておきたいと思ったらしい。佐藤さんのことを知ってそうな子に話を聞いたが、その子も知らないらしく、櫛田さんに聞いたらいいんじゃないかと言ったら、明日のことがバレるから僕に聞いてくれと頼まれたんだ。別に僕は佐藤さんに興味はない】

 

 長い文面になってしまったがこれで僕の潔白は証明されるはずだ。

 

(なるほどね、……てか意外だな。綾小路くんと佐藤さんがね。ペーパーシャッフルでペアだったし、それで佐藤さんが綾小路くんに興味を持った感じかな。綾小路くんの知り合いの女の子か、最近だと放課後は勉強会のグループの長谷部さんとか佐倉さんとよく話してたみたいだけど、あの2人は佐藤さんと接点ないし、そりゃ知らないよね)

 

 櫛田さんには綾小路と軽井沢さんが繋がっていることはバレていないらしい。

 しかし、佐藤さんが無名だったバンドを急に好きになったミーハーのにわかファンではないとわかったからか、櫛田さんの彼女に対する好感度は戻っていた。

 

(てか斉木、綾小路くんと佐藤さんがデートすることバラしてるけどいいのかな? でもまああの2人何処でデートするのか知らないけど、それなりに目立ちそうだし、時間の問題か。いきなり部屋デートとかはしないだろうし)

 

 櫛田さんも僕が先にバラした理由は納得してくれたのか、佐藤さんの情報をまとめてくれているようだ。

 

(こんなもんかな?)

【櫛田桔梗:そうなんだ! 綾小路くんと佐藤さんクリスマスにデート? するんだね! 私が知ってるのはこんな感じかな。

 

 ○普段の遊び相手……篠原さんと松下さんかな。王さん、前園さん、あとは軽井沢さんとも仲がいいよ。

 〇行動パターン……ファッションについてのチェックをしてる時が多いかな? あとはアクセサリーとか見てたり? 

 〇性格……基本的にポジティブで、明るくて、結構フレンドリーだと思う

 〇趣味嗜好……アクセサリーや服、特にキラキラしたものとかが好きみたい。音楽もよく聴くみたいだよ】

(ギャルっぽい感じだけど結構天然というか純情なところあるし、多分交際経験とかはないって話はいらないか……。あと小野寺さんのことが嫌いなはなしもいらなかったし、綾小路くんに伝えるだけならこんなものかな)

 

 結構知っているじゃないか。

 クシペディアか? 

 これだけ情報があれば十分だろう。

 内容をコピーしてそのまま綾小路へと送りつければ僕の任務は完了だ。

 

【斉木楠雄:ありがとう。感謝する。綾小路と佐藤さんのことは知らないふりをしておいてやってくれ】

 

 櫛田さんには感謝を伝えるメッセージを送り、今日やることが済んで脱力する。

 けれど、お礼のメッセージを受け取った櫛田さんは何故かやや不満そうにしていた。

 

(んー、綾小路くんたちの件は別にどうでもいいけど、このまま情報だけ渡して終わりっていうのもな……けど今日は堀北に呼び出されてるし、まあでも一応予定くらい訊いてもいいか。私たちは友達じゃないけど共犯者? らしいし。よく分からないけど)

 

 よく分かっていないのか。

 お互いにバラされたら面倒なことがあるという点はどこか犯罪者っぽくて、それを互いに把握している点が共犯者のようだから言ってみたんだが。

 やや厨二臭かったか。

 

【櫛田桔梗:斉木くんは今日と明日は予定とかあるの? 私は堀北さんとカフェに行くんだ】

 

 さっきから思っていたが堀北さんの方から櫛田さんを誘ったというのは少し前までなら信じられない話だ。

 路肩の石ころから突っ込んでくるダンプカーくらいの認知度になっているようで、櫛田さんがそれだけ成長したということだろう。

 

【斉木楠雄:今日はクラスでクリスマスパーティをするらしい。明日は特に決まっていないが部屋に籠ってゲームをするつもりだ】

 

 スイーツはこの前たんまりと食べたが、また誘われたらホイホイついていってしまいそうなので予定があるアピールをしておく。

 クリスマスパーティをするらしいのは事実だし、明日は部屋にこもってゲームをしようとしていたのも事実だ。

 ただそのゲームを買えていないので今日はリサイクルショップを見に行くつもりではあるが、それは言わなくてもいいだろう。

 

(Bクラス仲良いな。クリスマスイブにみんなで集まってパーティか。斉木って意外と付き合い良いよね)

 

 行くとは一言も言っていないが? 

 あくまでそういう催しがあると匂わせただけだからな。

 

【櫛田桔梗:そうなんだ、楽しんできてね】

(ま、斉木のことだし25日がクリスマスだからって何かしたりするようにも見えないし……って、別に私はあいつと何かしたいとかないし……どうでもいいか……)

 

 よく分かっているじゃないか、それでこそ僕の共犯者だ。

 彼女は僕に少し素を見せたが、それに関する弁明などはせずに、僕が指摘しない限りは説明する気はないらしいので放っておくのが最善と思い、そのままにすることにした。

 それにしても櫛田さんからの返信があれ以上こなくて助かった。

 もし追撃を受け続ければ、いずれボロを出してしまって僕がパーティーを断るつもりであることもバレてしまっていただろう。

 それに明日空いていたら遊ぼうなどと言われてしまったら困るので、明日に備えてゲームは買っておきたい。

 ついでに昼ごはんも外で食べてしまおうと手早く外出の用意をして外に出た。

 

 どうやら昨日の夜から降っていた雪はそれなりに積もったらしく、寮から外に出ると朝の日差しを受けてもなお白い。

 昼前になり太陽は出ているものの雪を溶かすには熱が足りないようだ。

 そういえば昨日から今日に雪が降ったのは、某有名元テニスプレイヤーが日本を離れたからと言われているが真偽の程は分からない。

 しかし、それが本当に事実であるのならば彼もまた僕と同じ超能力者と呼べる。単なる偶然の重なりというにはややタイミングが良すぎるので、もしかしたら本当にパイロキネシスの能力を持っているのかもしれない。

 そんなジョークを考えながらケヤキモールの方へと向かい、僕は中に入っているリサイクルショップを目指すが、やはりクリスマスイブということもあってか、カップルや友人と一緒という生徒が多い。

 

「お、斉木、奇遇だな」

 

 それは先日彼女をクラスの裏切り者に仕立てあげた最低最悪のクズ男という評判の橋本も例外ではなかった。

 隣には恋人であった前園さんではなく、知らない女性を連れていた。

 それも2人。

 邪魔しては悪いと会釈だけして通り過ぎようとすると呼び止められてしまった。

 

「ちょいちょい、せっかく会ったのにそんだけかよ」

『いやデートの邪魔をしては悪いなと』

「ば! ちげえよ! これはだな……」

(斉木くん、ですか、良い声の方ですね)

 

 往来で大きい声を出すなよ目立つだろと訝しげな目を向けていると、橋本の後ろにいる女子のうち片方には見覚えがあった。

 西川亮子さんだったか、Aクラスで船上試験で同じだった。

 僕を良い声と言った方はあまり知らないが。

 

「おやおや、橋本くんと斉木くんって知り合いなんだ。意外」

 

 おひさ〜とやけに軽いノリで声をかけてきた西川さんにも軽く会釈をしておく。

 

「まぁな(知り合って2ヶ月くらいしか経ってないけどな)てか、西川とも知り合いなのか?」

「うん、ほら夏休みの船の上での試験で同じグループだったから。ていうか、聞かれなかったっけ?」

「そうだっけ? あんまり覚えてねぇや(聞いた気がするけどその時は竜グループの様子であって斉木のことは龍園に啖呵切って、知らないマジシャン? の本読んでたってことくらいしか聞いてないな。龍園に刃向かえるバカくらいの認識だったわ)」

 

 どうも龍園に刃向かえる馬鹿です。

 もう行ってもいいかという顔をしていると西川さんが1歩前へと近づいてくる。

 

「いやぁ、斉木くんのことはあれから結構注目してたんだよ? 見た目よりも度胸があって、しかも足も速くてびっくりだし、坂柳さんにもテストで勝ったんでしょ?」

 

 前者は知られていても仕方が無い情報だが、後者はなぜ知っていると橋本の方を見る。

 

「さぁ……(姫さんが惚気話のごとく言ってるとは言わない方がいいよな)」

 

 OK、理解した。

 少なくとも橋本は悪くないようだし、僕もテストや勝負のことは口外しないようにと言って……いなかったか? 

 まあ僕も話の流れとはいえ櫛田さんと一之瀬さんに言ってしまっているしな。

 たかが1教科坂柳さんに勝っただけのことだ。

 まだ慌てるような時間じゃない。

 

「盛り上がっているところ恐縮なのですが、私も喋ってもいいですか?」

 

 そう言って口を開いたのは僕がまだ知らない女子、確か体育祭などでは綾小路の観察をしていたと記憶しているが、その理由は知らない。

 おそらくはホワイトルーム絡みな気がするが確証がない仮説の段階のため、下手なことは言えない。

 

「あ、そうか。白石は斉木とは初対面だよな」

「はい」

 

 橋本の問いかけに頷いたその女子、白石さんとやらは西川さんの横に並ぶ。

 

「白石飛鳥です。斉木楠雄くん、学年の有名人に会えて光栄です」

 

 そっと右手を差し出してくる白石さんに僕も右手を差し出し握手を交わす。

 何をもって光栄なのかは深く考えないでおこう。

 

「先程から思っていましたが良い声ですね。かっこいいです。あ、人ラブ! って言ってもらってもいいですか?」

『断る』

 

 別にそれはイケボが言う必要もないだろうと右手を離して拒否しておくと、白石さんは「残念です」と少しだけ拗ねた様子を見せた。

 そこで僕と白石さんのやり取りを黙ってみていた橋本が思い出したかのように口を開く。

 

「そういや俺と白石たちがデートしてるんじゃないかって疑ってたな?」

『違うのか?』

「ああ、残念ながらな(こいつらのどっちかと付き合うのは悪くはないかもしれないが、他の男子からの嫉妬の目線と同じクラスだとそこまで旨味がないからな)」

 

 心の中では全くそう思っていないみたいだが、まあ先程からこの2人に向けられる周囲の視線が好奇なものばかりなのは合点がいった。

 

『荷物持ちか何かか?』

「まあそんなもんだ。Aクラスの何人かで集まってクリスマスパーティをやるんだが、その前に交換用のプレゼントをな」

「私たちは男の子向けのプレゼントはどういうのがいいのか分からないので橋本くんに聞いていたんです」

「そしたら一緒に回った方が選びやすいって言われてこうなってるってわけ」

 

 Aクラスもクリスマスパーティをするのか。

 

「姫さんが折角だからって提案してな。クラスの親睦を深めるのもいいって、葛城派も誘ってな」

『ケーキに毒でも盛るのか?』

 

 葛城や彼を慕う生徒をまとめてという算段なのかと尋ねてみると橋本は首を振った。

 

「姫さんは料理できねぇし、その辺は大丈夫だと思うぜ。ただプレゼントの方は分からないな。いきなりドカンともなりかねない」

「2人とも坂柳さんのことどう思ってるの……」

 

 僕らの会話に西川さんがやや引いているが白石さんは嬉しそうだ。

 

(斉木くん、冗談とか言うんですね。橋本くんもどこか楽しげですし、それに斉木くん声もいいですし……綾小路くんよりも足が速いですし、頭の方も悪くないということならホワイトルーム関係の人でしょうか?)

 

 ホワイトルームじゃ僕みたいなナチュラルボーンは生まれないだろう。

 コンセプトは何も持たない子供を対象に人為的な天才を作る部屋ということなら、僕は手に余るほどの力を持っているわけだから前提が崩壊している。

 

「斉木もどうだ? クリスマスパーティ、来たら姫さんがよろこ……悪い、冗談だからそのクソ迷惑そうな顔はやめてくれ」

「ははっ! 何その顔! 斉木くんって結構おもしろいんだね!」

 

 ははっ、僕の道化っぷりに満足して貰えたかな。

 ということでそろそろ行くか……♤

 

「急ぎだったのか? 誰かと待ち合わせか? (もしかして櫛田や一之瀬か? こいつも結構モテるみたいだな。姫さんがぶち壊しにしたみたいだが)」

 

 別にぶち壊されてはいないし、僕と櫛田さんが2人きりでデートしているという噂がたつよりは良かったかもしれないと前向きに解釈しているところだ。

 

「では私達も行きましょうか。遅れると戸塚くんや吉田くんが騒がしそうですし」

「そうだね。クラス内でも敵まみれになったら橋本くん可哀想だし」

「おっと、それは勘弁だ。じゃ、斉木またな」

 

 そう言って雑貨屋の方へと向かっていった3人を見送り、僕も当初の予定通りケヤキモールの中にあるリサイクルショップを目指した。

 

 




本当は外に出るとこで切りたかったんだけど橋本と遭遇するところまで行きたかったので

本文通り橋本は前園さんを貶めたクズ彼氏として名を馳せています
悪名轟くのが少し早くなっただけだし誤差
なお本人は「斉木の連絡先が手に入っただけでも僥倖。逃げれば1つ、進めば2つってやつだ」と前向き

Aクラスの女子はもう1人引き合わせたかったけど、リーダー2人が動いている時期は「私はまだ活躍するべきではない……」と前に出てこないのでまだ会えないかも

やりたかったけどやらないかもといった回はやることにしました
読者の皆さんのせいです(人のせい)
おのれディケイド。

てことでまた次回

ぶっちゃけ今の投稿頻度

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