ようこそ超能力者のいる教室へ   作:オールF

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オールF!連日投稿(トランザム)はランキング掲載の切り札!ここで使う訳には……!
連日投稿(トランザム)!!

てことで連日投稿(トランザム)!!です
これを書き続けていてついにお気に入り小説が更新されました
長かった……!



厄χ者には福がある!?グループ決め!

 バスが目的地に着くと、徐行して駐車場へと移動して停車する。

 既に窓の外は自然に囲まれていることがよく分かるほどに木々が立ち並んでおり、コンクリートで舗装されたこの場所の異質さを際立たせている。

 バスから降りる時に星之宮先生に携帯を預けると、見慣れぬ教師、今回の試験の担当者がバスから離れたところで待つように指示してくる。

 それに従って整列し、クラスメイトや他の生徒が揃うのを待ちながらこれから僕らが過ごすことになる場所を見る。

 

「林間学校って規模じゃねぇなこれは……」

 

 後ろにいる柴田が呟いたように、小中学校で体験した林間学校の施設とは異なる規模のグラウンドと校舎が見える。

 全学年を男女別に収容するのだからそれも当然なのかもしれない。

 整列が終わると男女に分かれてそれぞれの校舎に向かう。

 男子は本棟で過ごすことになり、楽しい木造建築だった。

 築年数は相当なものだが、政府が管理しているためか状態は悪くない。

 掃除も行き届いており、季節や気温も相まってGや虫などの心配は無さそうだ。

 途中、明日以降に授業を受けることになる教室の前を通り、体育館のような場所へと歩いていく。

 クラス順に通されているため、Aクラスは既に到着しており、入ってきた僕たちを見る。

 その中には橋本もおり、僕の姿を見つけると手を上げる。

 

(よっ)

 

 実は裏切り者でしたみたいなやつな挨拶を軽く無視し、引率教師に整列させられて待機を命じられる。

 この後残りのC、Dクラスが入ってきて2、3年生と続くのだろう。

 しばらくして全学年の生徒が体育館に集められると、他学年の教師がマイクを持って壇上に立つ。

 

「バスの中での事前説明で、各自、試験の内容は理解できていると判断させてもらい、この場での説明は割愛させてもらう。ではこれより、小グループを作るための場、時間を設けさせてもらう。各学年、話し合いと6つの小グループを作るように。また、大グループを作成する場は、本日の午後8時から設けてある。以上だ」

 

 その後補足説明としてグループ決めに関しては学校側は一切関知しないことと仲裁役として入ることもしないと告げられ、好きに進行するように伝えられる。

 それを合図にそれぞれ学年別に距離を取られ、体育館内でのグループ決めがはじまった。

 その中で瞬く間に1つのグループを形成したAクラスの代表、葛城がBクラス以下の僕たちに言い放った。

 

「俺たちAクラスは、見ての通りこの14人で1つのグループを構成する。あと1名が参加すれば必要な人数は揃う。参加してくれる人間を募るが誰かいないだろうか」

「おいおい、何勝手抜かしてんだよ、お前らだけずるいだろうが」

 

 須藤が葛城を睨みつけるが、彼は意に介することはない。

 

「(須藤か……誰かしら突っかかってくるとは思っていたが)勝手ではない。俺たちの提案では1グループを構成する人間が最大で2クラスの生徒までにしかならない。1位を取った時の倍率も低い。俺たちAクラスだけメリットのある強欲な提案だとは思わん」

「い、いやでも14人ってのはずるいだろ」

「何を言っている。むしろ平等だろう。残り3クラスで15人の枠を3つ使えるんだ。俺たちと同じように各クラスで似たようなグループを作ればいい」

「そう、なのか?」

 

 葛城の言っていることがよく分かっていないのか須藤は近くにいた平田に確認を取る。

 

「そういうことになるね」

「分かって貰えたなら話は早いだろう。ちなみにAクラスで残った6人は、お前たちのどのグループに、どんな配置でも喜んで参加する方針だ」

 

 本当にそうか? と僕はAクラスの生徒でただ1人、僕の方へと視線を向けている橋本の気配を感じ取る。

 

(ま、俺は斉木のグループ一択だな。姫さんの命令はないが、個人的興味と……今の俺の評判じゃ斉木くらいしか味方がいないんでね!)

 

 いちばんの理由は最後だろうな。

 前園さんの裏切りの汚名を元彼氏自らが濯いでいるんだ。

 そのせいで学年での評判は落ちている。

 特に被害にあった現Cクラスは。

 僕はどのグループになるか知らないが、もし頼んできたら可能な限り手は貸してやってもいい。

 ただ、ほかの2人はちょっと話が違うからこっちを見ないで欲しいな。

 さて、僕が考えている間に葛城の話は進んでいるようだ。

 葛城のグループに入るのを渋る他クラスを見て、更に提案を持ちかけていた。

 

「俺たちAクラスの14人で1つのグループを作り、他クラスから1人だけを迎え入れる。これが最善策であるかは別として、わがままを言っているのは事実だ。だから、迎え入れる1人には特別枠として、責任者に任命することも、連帯責任として道連れにしないことも確約しよう。責任者は俺がやる」

 

 意図的に悪い点数を取ったり、仲間を傷つけたりしない場合にのみ見限るという注釈が添えられるが妥当なところだろうな。

 純粋に頑張った結果、試験の結果が振るわない点には目を瞑ってくれるらしい。

 

「マジかよ……」

 

 一部の生徒からは特別枠の提案に一定の価値を見出している。

 それは僕も例外ではない。

 葛城が話の主導権を握っているのを見るに、彼はAクラスのリーダーとしての責務を果たそうとしている。

 自分を責任者に据えているのもそのためだろう。

 僕自身、彼の人柄は評価しているし、船上試験や夏休みと交流は少ないものの、この学校では数少ない実直さと誠実さを持った男だ。

 その男が言うことならば、よほどの事がない限りは連帯責任を負わされることもないと断言出来る。

 

「俺たちはこの14人で1位を取りに行くつもりだ。その1人はプライベートポイントの恩恵も受けられる可能性も高い。それぞれのクラスには今回の特別試験に対し、自信の無い生徒もいるだろう?」

 

 ぐるりと全生徒を見渡した葛城の言葉に内心、食いつきたいと思っている生徒は多い。

 僕もそうだ。

 

「5分以内に決めてくれ。以降はこの特別枠はなく、万が一俺たちのクラスがペナルティを受ける時は(道連れとして選択することになる)」

 

 葛城が言い切る前に僕は1歩前に出た。

 

『よろしくお願いします』

「えっ」

「待て待て待て!!!」

 

 ズイっと前に出て葛城に握手を迫った僕に驚いた葛城だったが、柴田と、あとから神崎、浜口が止めに入ってきた。

 

「正気か楠雄!? あんな見え見えの罠に乗るんじゃねぇ!」

「というかお前は俺たちと同じ小グループになるんだぞ! 聞いてなかったのか!?」

「第一よくこの空気で臆せずに握手しに行こうと思えましたね!?」

 

 酷い言われようだし、神崎の話は直接は聞いてないぞ。

 

(斉木か……体育祭での活躍や期末テストでは坂柳に1教科だけとはいえ勝利している。実力は申し分ないし、それに性格も悪くない。むしろ、この学校の中でなら良い方だろう。あいつがいればうちのグループの勝率も上がるんだが……)

 

 ほら、葛城さんも残念がってる。

 僕が行くべきだろうと前に戻ろうとするが、流石に3人に勝手はダメかと大人しく引き摺られることにする。

 

「(やはりそう簡単にはいかんか)斉木のように希望する生徒がいれば臆せず言って欲しい。俺たちは歓迎しよう」

 

 そう言って葛城はグループを引き連れて1歩後退した。

 話し合いに加わるつもりはないという意思表示なのだろう。

 船上試験の時も似たようなことをしていたなと思い返していると僕の右手を掴む神崎が口を開く。

 

「無視していいだろう。5分も過ぎれば誰も……(斉木はどういうつもりだったのかわからんが……)あのグループに参加したがる生徒は現れない。時間が来ればいずれ、向こうから話し合いに戻ってくる」

「だ、だな……(これ俺らが言っていいのか?)」

 

 柴田も神崎の言葉に同意しつつ僕の左手を引く。

 そしてBクラスの面々が集まるところまで戻ってくると解放してくれるのかと思いきや、ジャージの裾は掴まれたままだった。

 

(下手するとまた行くかもしれないからな)

(こいつ頭いいけどちょくちょくよくわかんねぇことするんだよなぁ。いや面白いっちゃ面白いんだけど)

 

 やれやれ、仕方ないな。

 ここは大人しくしておくかと肩を竦める。

 そうしている間に平田主体でCクラスの方は自分たちのクラスの人間を1人守ってもらうのは悪くないという話に移行しつつあった。

 話の行く末はどうなることやらと他人事のように思っているとBクラスに近づいてくる生徒がいた。

 

「神崎氏、提案があるのですがよろしいでしょうか?」

 

 神崎のところに近づいてきたのは現Dクラスの金田だった。

 耳打ちするような小声ではなく、周囲に聞こえるような堂々とした接触であり、金田は平田にも来るように呼びかける。

 

「これはチャンスと捉えるべき状況でしょう。Aクラスが固まってくれたおかげで、彼らのグループは試験に勝利したときても2クラス分の倍率の点数しか得られません。しかも条件を飲めば残ったAクラスの生徒は好きに配置できる権利を貰える。つまり、こちらは残りのグループ全てを4クラスにできるということです。これは上位を取ればとるほどAクラスとの差を詰めるチャンスということじゃないでしょうか」

「それはAクラスのグループに勝つことが出来れば、の話だ」

 

 神崎はAクラスにペーパーシャッフル試験で負けたことを引きずっているのか、少し弱気の様子だ。

 にしても、どうしてDクラスのリーダーである龍園ではなく金田が交渉役を担っているのか。

 金田の作戦に平田の方は理解を示しているようで、まずは先にAクラスのグループに入る1人を決めることを優先したいと希望者を募ってジャンケンを始めた。

 僕も参加したいと思ったが神崎と柴田、浜口がやめやめろと止めてきたのでいけなかった。

 ジャンケンなら必ず勝てるのに、無念だ。

 

「これで残った我々が好きにグループを作れるわけですが、どうしましょうか? 一応Aクラスが取った作戦のように14人を占めたグループを3つ作ることもできます。Aクラスがしたように残る1人を道連れの対象にしない戦略を頂戴して、上手く協力し合うのも手でしょう。しかしこちらとしては先程も申し上げたように4クラス複合を提案したいところです」

「そうだな。Aクラスの提案を呑んだからには、4クラス複合にするべきだろうな」

「異論はないということで。Cクラスの方は如何でしょう?」

「勝ちを狙いにいくなら必要なことだね。それには反対しないよ」

 

 神崎と平田は賛成のようだが、須藤や他のCクラスの生徒は反対のようで口を挟む。

 

「待てよ平田。そんな簡単に承諾していいのかよ。俺は石崎とか小宮と同じグループでやっていける気はしねぇ」

(俺も嫌だわボケ)

 

 須藤と同じく特定の誰かとやっていける気がしないという生徒は多いらしく、意外にもそれはBクラスの生徒からも漏れ聞こえてきた。

 4クラス複合は倍率の上でメリットは大きいものの、その分人が集まるというでもありトラブルも生みやすい。

 神崎、平田、金田の3人が中心となって話し合いを進めていく中で、とりあえず仮のグループを作ろうという話になるが、その最中に柴田がふと尋ねた。

 

「ずっと気になってんだけどよ、金田が前に出てるのは龍園の指示なのか?」

 

 平田や神崎ですら問いかけるには抵抗のあることを単刀直入に尋ねたことに周囲は驚きつつも、金田の方を見る。

 

「(確かにこの試験の方向性は指示されましたが)これは僕個人の考えたことです。彼の意向は関係ありませんよ。仮に裏で繋がっていたとしても今こうして話しているのは僕自身です。何か問題がありますか?」

「いや一応確認したかっただけだ。気を悪くさせたなら謝る。ごめんな」

「……問題ありません。それよりも話を進めましょう」

 

 グループ分けにはかなりの時間を要することが予想されるため、無駄な雑談はやめましょうと金田が提案すると平田も神崎も頷く。

 そして神崎はバス内で構想していた通りのBクラスでも総合的な能力が上から数えて高めの男子生徒を集めた12人を集める。

 あとはそこに他のクラスの生徒3人を引き入れれば済む話だ。

 そして、Bクラスのグループが出来上がったのを見計らって近づいてきた3人の影を見て僕は逃げようとする。

 

「おい楠雄どこいくんだよ、お前はこの……お? (橋本と、龍園と、高円寺? なんでこっち……ってか、まさか)」

(俺たちではなく、斉木を見て……おい、冗談じゃないぞ)

 

 僕を掴んでいた柴田と神崎は近づいてくるその3人の姿を目視するや否や巻き込まれたくはないと僕から手を離してしまう。

 おい、と言いたかったがそれを言う前に声をかけてきたのは橋本だった。

 

「悪ぃ、斉木。お前のグループに入れてくんない?」

 

 手を合わせて頭を下げる橋本だが、両隣りにいる2人をみて「げ」と声を出す。

 

「斉木ボーイ。私のことも入れたまえ」

「俺のことも入れろよ斉木。クラスに居場所のない可哀想な身なんだ」

 

 無遠慮に特に理由もなくグループに入れろと言ってくる自由人と明らかに嘘であると分かる理由を述べる傍若無人に僕は『待ってくれ』と手で顔を押さえた。

 橋本は分かるにしてもどうしてこの2人が来るんだ。

 Cクラスなら綾小路や池とかがいるだろうと目を向けるが、彼らは厄介者が自ら他クラスへと流れたのをいいことに居ないものとして話を進め始めていた。

 

「見ての通り私も居場所がないようでね。しかしそんなことは関係ない。私は元々この試験の概要を知った時からこうすることを考えていたのだよ」

 

 だろうな。

 しかしそれは僕にも関係ないのではと首を傾げてみせるが、ミラー行為のように高円寺に首を傾げられる。

 

「君が悪いのだよ? 体育祭であんな走りを見せられてしまっては私が興味を持つのも必定だろう?」

 

 知らんがな。

 けれど、こいつは自由人の名を体現したかのような男だ。

 それに、こいつなりに行動指針や曲げられない信念というやつを持っている。

 僕がどうこう言ったところでその決断は揺るがないだろう。

 

「私のことを厄介者だと思っているかもしれないが、私は斉木ボーイのグループに入るにあたってある1つの約束をしよう」

 

 僕だけではなく神崎や柴田たちにも聞こえるような声を出した高円寺に、関わらないでおこうと視線を外していた連中も思わず聞き入ってしまう。

 

「私はこの試験中、斉木ボーイが本気で相手をしてくれるのなら、私も本気を出すことを確約する。これをメリットと取るかデメリットと取るかは君たち次第だ」

 

 どう考えても僕にとってはデメリットでしかないんだが。

 やめましょうよ、枠が勿体ないと神崎たちに目線を向けると彼らは熟考していた。

 

(斉木が高円寺の相手をしていれば、俺たちの邪魔はしない。それどころか本気を出す……か。あいつの実力は四方綱引きの時しか見ていないが……噂では相当な実力を持っていると聞く。あの態度や発言もそこから来るものだとしたら……)

「どうするんだ神崎? てか、橋本はまだいいとしてよ、あの2人を引き入れるのは結構リスキーなんじゃないか?」

 

 僕から離れてコソコソと話す柴田に神崎は唸りながら考えている。

 

「俺はできる限りの事はやってやるよ。Bクラスの邪魔もしねぇ」

「あいつが1番信用ならないんだよなぁ……」

「クク、随分と嫌われたもんだな。なぁ、斉木?」

 

 僕に振るなよ。

 柴田が警戒するのは当然のことで、1学期の付きまといの件や無人島試験で白波さんを脅した前科がある。

 最近では前園さんを脅迫していたという噂も持ち上がっているため、橋本よりも彼への警戒心が高いのは仕方ないことだ。

 僕としてもこの場で相手をすることを拒否したいところだが、問題児2人が僕の前にいるのをいいことにそそくさとグループ決めを済ませていっている。

 このままいくとこの2人をグループに引き入れることは避けられないだろう。

 

『……3人とも真面目にやるんだな?』

「愚問だねぇ。最も、君が本気を出せばだが」

「まぁな(今回はお前の実力を見るためだからな。高円寺もいるのは都合がいい。それにこの試験で他クラスを落とすには手札もポイントも足りねぇしな) 一応、俺の中では真面目にやってやるよ」

「え?俺も疑われてんの??」

 

 高円寺は……まぁ得体が知れないが僕が本気というか、彼よりも上の能力を発揮していれば問題無いというのは本心のようだ。

 龍園はこの試験では何かをする気はないらしく、強いて言うなら金田の育成や他クラスとの関わりの中でDクラスの能力の底上げを画策しようとしているらしい。

 橋本は橋本だし、上手くやるだろう。

 あとはリーダーである神崎の承認があればいいがと思っていると、神崎は申し訳なさそうな表情を浮かべて僕の肩を叩いてくる。

 

「斉木、その、負担をかけるが……」

 

 あ、僕がこの3人の相手をするの確定かぁ……そうかぁ……。

 僕としてはここからの8日間、何も無ければいい。

 それなら満足だと思っていた。

 Bクラス中心の小グループは決まったぞと他クラスへと報告へ向かう神崎と、彼に続いて波が引くように離れていくクラスメイトたち。

 そして、残ったのはクラスメイトではない普段関わることがあまりない同級生3人だった。

 

「8日間よろしくな、斉木」

「ン〜! 今日は実にいい日だ。これからの合宿とやらが楽しみになったよ。そうは思わないかい? 斉木ボーイ」

「クク、お前こんなイロモノ共に好かれて大変だな」

 

 さわやかに手を挙げてくる橋本に、上機嫌に髪をかきあげる高円寺とその2人を見て笑う龍園だが、イロモノに含まれたのが不服な橋本は口を開く。

 

「おいおい、こいつはそうかもしれないが俺は普通だろ」

「普通のやつは自分の彼女をクラスの裏切り者にしたりしねぇよ」

「おいおいそれは誰のせいだと」

「お前だが?」

 

 どっちもどっちだろと僕が冷ややかな目を向けていると、2人の間に仲裁するように高円寺が立った。

 

「静かにしていたまえ。今は私と斉木ボーイの感動的な立ち会いの瞬間!」

「おめぇの方がうるせぇよ!」

「俺はこいつと同じ枠なのか……?」

 

 仲裁ではなく、自分に酔いたかっただけだった。

 龍園と高円寺は水と油な気もするが、この2人の相手は橋本に任せてしまうか。

 同じクラスで同じ小グループになったはずの神崎や柴田、浜口たちどころか目の前の珍獣3人と同じクラスの葛城、平田、金田たちも僕のことを不憫そうに見ていた。

 

(高円寺と龍園の相手をさせられるのか……斉木、強く生きてくれ……)

(この試験が終わったら何か胃に優しいものを買ってあげるからね、斉木くん……)

(龍園氏が何を考えているか不透明ですが、よろしく頼みますよ斉木氏)

 

『……やれやれ』

 

 おそらくはグループ決めで1番揉めるであろう高円寺と龍園の扱いが決まったことで1年生のグループ決めは2、3年生よりも早く終わることになった。

 

 




書いてて楠雄がめちゃくちゃ可哀想になった。
クリスマスは女の子に囲まれてたのにね。
坂柳▶︎橋本 櫛田▶︎高円寺 椎名▶︎龍園
うーん、どっちの方がいいんだろうね。

てことで感想欄で予想されていた方が多かったように斉木グループには橋本、高円寺、龍園が入ります
理由は本編で述べた通りになります
龍園は特に暗躍せずに過ごします
誰かみたいに前もって知ってたら何かしらした気がしますがね。
なおその誰かさんはどうするんでしょうね

途中、斉木が葛城をさん付けしてるのは誤字ではないので悪しからず
なお葛城さんチームに入ってたら、高円寺が「1人抜きたまえ。私が入る」と言ってやってくるし「葛城、もう1人外せよ。入ってやる」と龍園も来て「葛城、悪ぃが俺もいれてくれ」と橋本が戻ってくる
葛城さんは「えぇ……(当惑)」しつつも最高報酬条件を満たしつつ、十分すぎるほどに勝ちが狙えるチームと化したのを見て「し、仕方ないな!」とグループ再編したりする。

ちなみに楠雄が葛城グループに入ろうとしてたのは高円寺、龍園から逃げられるからと思ったからですが、まあ結局無理なんですけどね

楠雄の他クラス男子への信頼度(代表格のみ)ですが
S 葛城 ▶︎本編記載通り
A 堀北兄 平田 橋本 ▶︎楠雄が裏切らない限り裏切らない
B 綾小路 高円寺 金田 ▶︎ケースバイケースで裏切ってくる
C 龍園▶︎双方合意の契約があればAになるがそれ以外は信頼できない
Z 南雲▶︎信頼はポイントでは買えないぞ 南雲
という感じです。

女子の方は書きたいけど原作通り合間合間に挟むか食堂で話す時に回想的な感じにすると思います

次回は土曜日くらいまでに出せたらと思います
ではでは
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