ようこそ超能力者のいる教室へ   作:オールF

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今月も宜しくお願いします
仕事が早く片付いて書く時間取れたので今月初投稿です

浜口視点書きにくかったので、橋本視点となります


橋本正義のΨ難

 休養日となっていた日曜日はあっという間に過ぎて、特別試験5日目となる月曜日がやってきた。

 グループで月曜日ってのはいつから憂鬱になるように感じたかみたいな話をしながら飯を食い、午前の授業に臨む。

 その午前の授業は4時間全て運動、試験当日に行われる駅伝のコース往復18キロを実際に歩いて走って、午後の授業までに戻ってくるという課題だ。

 試験は駅伝のようなリレー形式で、本番に1人あたりが走るのは1キロから2キロ。

 だから練習とはいえ実際に18キロもの距離を体感する必要は無いと思うが、教師たちにやれと言われたらやらないといけないのが学生の辛いところだな。

 

「いつまで続くんですか? この坂は?」

 

 先日まではグラウンドを軽く走るだけだったが、駅伝のコースは高低差の激しい山岳地帯のため、上り坂と下り坂がある。

 行きのコースが上りで、折り返しで下りになる。

 だが、最初の坂道はなかなかに辛いものがあり、体力にあまり自信の無い浜口は早くも疲労困憊だ。

 別府や新浦も辛いのか、小走りのペースは少し落ちている。

 しかし今のペースを維持しておかないと12時の昼飯に間に合わないため、ペースダウンをすることはできない。

 高円寺、柴田、斉木は余裕そうであり、高円寺は斉木に「楠雄、どちらが先にゴールできるか競争しないかい?」と勝負を持ちかけるほどだった。

 

「イノシシか……」

 

 龍園も流石にこの状況下ではあまり話す気にはなれなかったのか、イノシシ出没注意の看板を見て独り言を漏らすだけに留まっている。

 

 明らかにペースダウンし、先頭の俺たちから遅れ始めた浜口たちを気遣って柴田が神崎に声をかける

 

「神崎、俺、浜口たちにつくわ」

「ああ、悪い。斉木もその、頼めるか?」

「俺もつくぜ」

 

 柴田の申し出に神崎は申し訳なさそうに頷きつつ、斉木にも同じ事をお願いした。

 それを見て俺も浜口や別府のフォローにと伝えると、神崎は無言で頷く。

 こういう時一緒に隣で走ってくれる人間がいるだけでも気が楽に感じる。

 柴田は普段からよく身体を動かしているのか、息切れはしているもののまだ余裕はある。

 一方の斉木は呼吸の乱れもなく、汗の一滴も掻いていない。

 一昨日の件もあって、みんな斉木には畏怖というか、畏敬にも似た感情を抱いていた。

 特にその件を話題にしようとすれば、斉木から発せられる無言の圧はいつも以上に凄まじく、あの龍園ですら揶揄うのを躊躇うほどだった。

 そんなことを思い返していると、柴田が浜口たちに声を掛ける。

 すると、浜口たちは顔を上げて弱々しく微笑んだ。

 

「大丈夫か?」

「だ、大丈夫です……もう少しで折り返しですし……」

「そっか。なら良かったよ。でも、辛かったらちゃんと言えよ?」

「はい」

 

 浜口に続き別府が言う。

 そして新浦はと言うと、足がもつれそうなほどにフラついている。

 

「おい、新浦。お前本当に大丈夫なのかよ?」

「な、なんとか……だ、大丈夫……!」

「ったく……ほら掴まれよ」

 

 俺が素早く新浦に駆け寄ると、彼の腕を取って肩に回す。

 そのまま半ば強引に引っ張るようにして歩みを進めていく。

 

「すいません……僕のために……」

「気にすんなよ。今は同じグループなんだからよ。同級生は助け合いだろ?」

「あ、ありがとう……!!」

 

 そう全ては俺がAクラスで卒業するための布石。

 初めはAクラスでも2年後に坂柳がいる今のクラスがAクラスとは当然限らない。

 入学してすぐに坂柳の頭脳と支配力に目をつけた俺はその支配下に入った。

 そして、坂柳の手足のように彼女に付き従い、坂柳の手足となり、坂柳にとって使える駒であることを示しながら他クラスの動向やメンツを見ていた。

 当時クラスポイント0でスタートしたDクラスは紆余曲折あって今はCクラスとなっているが、それのほとんどはBクラスのおこぼれだと俺は思っている。

 そしてそのBクラスにいる斉木楠雄。

 Aクラスには興味がなさそうだが、こいつ以外のBクラスの生徒のほとんどがAクラスに上がることを望んでいる。

 そうなるといつかは坂柳VS一之瀬の構図になり、どちらかがAクラスになることになる。

 無論、龍園クラスや平田・櫛田クラスがAクラスになる可能性もなくはないが、今のところこの2つのクラスに勝ちの芽は薄いと踏んでいる。

 龍園は策略に長けているが、姫さんはあいつと同じくらい悪辣というか人の心がない。

 似たもの同士、考えることくらいは分かるだろう。

 しかし、頭脳面では姫さんの方が1歩、いや2歩は勝っている。

 現にこの試験でも姫さんはBクラスに攻撃を仕掛けている。

 それがいいことかは分からないが、俺は無関係であることをしっかりと示すためにもBクラスの連中とは協力し合う必要がある。

 

「ほら、しっかり。あともうちょいだ」

「う、うん」

 

 平田はコミュニティ豊富だが、俺はアイツよりも多くの知り合いがいるし、お人好しであるあいつになら何時でも取り入ることができる。

 櫛田に関しては……まあ、今はあまり考慮する必要はないだろう。

 聞いたところ今のCクラスでは高円寺を御せていないようだし、高円寺が本気を出すのは斉木に対してだけならAクラスとしては脅威ではない。

 

「橋本くん、すみません。君にまで手を貸してもらって」

「だから気にすんなよ。こういう時は助け合いだって」

 

 こいつらのリーダーである一之瀬は他クラスへの攻撃性はないが、防衛力は大したもんだ。

 まあその理由は言わずもがな斉木楠雄にある。

 体育祭の時から関わりを始めたが、身体能力、頭脳共に高水準どころかおそらくはこの学校でもトップの実力の持ち主だ。

 コミュニケーション能力には難があるのかと思えば、話しかければ応対してくれるし、身体の悪い姫さんにも気を遣えるホスピタリティ? いや黄金の精神のようなものも持っている。

 Bクラスの団結力も脅威だが、それを影から支えている斉木楠雄こそBクラス一番の強みだと俺は確信している。

 おそらく、坂柳と一之瀬の戦いになれば、斉木も介入してくるはず、その結果どちらがこの学年のトップに立つのか。

 坂柳が王座に君臨したまま、俺もAクラスで卒業出来るなら言うことは無いし、一之瀬クラスが下克上を成し遂げたのなら今いるこのグループのメンバーを通じてクラス入りすればいいだけのこと。

 どっちに転んでも最終的に俺が勝っていればそれでいい。

 そうすれば、俺はあいつらのことを見返して─────。

 

「よーし、お前ら、やっと折り返しだぞ」

 

 そう考えているとようやく折り返し地点にたどり着くと、茶柱先生が腕を組んで待っていた。

 

「ほう、早いな。2年と3年は先程行ったばかりだ」

「マジっすか? じゃあ、昼飯何とか間に合うかもな?」

 

 柴田が時間を聞くと昼の休憩まであと1時間半はある。

 これからは勾配の急な下り坂ではあるが、行きに比べれば遥かにマシだろう。

 

「点呼を取るぞ。それぞれクラスと名前を言うように」

 

 折り返し地点に到達した生徒の記録をしているボードを取り出し、一人一人クラスと名前を言っていく。

 

「私の名前は高円寺六助だ。しっかりと覚えておきたまえよ、ティーチャー」

「クラス名も言えと言っただろう。名乗ったから大目に見てやるが」

 

 高円寺は担任教師に対しても相変わらずで、茶柱先生も呆れた様子を見せていた。

 

「にしても珍しいな。お前が団体行動とは」

「この試験では集団行動が大事と言われたからねぇ」

「仕方なくだと?」

「そういうことさ」

 

 後が閊えているというのに私語をする茶柱先生に龍園が悪態をつく。

 

「おい、早くしてくれよ茶柱センセーよ。昼飯に間に合わなかったらアンタが都合つけてくれるのか?」

「それはすまない。手短に済ませよう」

 

 龍園の名前が呼ばれてから俺も自分の名前を言う。

 それから柴田、神崎が続いて、残りのBクラスの生徒である浜口、別府、新浦の順でクラス名と名前を名乗っていく。

 そして斉木の番になる。

 

『1年Bクラス斉木楠雄』

「……よし、全員いるな。行っていいぞ。怪我などしないように気をつけるように」

 

 一瞬、妙な間があったが俺たちは何事も無く折り返し地点を出る。

 他の生徒たちもそれに続いたため、俺も慌ててその後ろを追いかけるのだった。

 しかし、前半の上り坂で失った体力は大きかったらしく、下り坂の半ばで浜口と別府がまたペースを落とし始めた。

 

「すみません、先に……」

「行ってて、くれ……」

 

 体力の限界を迎えたのか、あるいは足に不調を来たしているのか、ともかくこれ以上走る力は残っていないのか、小走りと言うよりは速歩きと言った方が正しい速度になっていく。

 ここでの失速は昼食の時間に響く上に、前半は共に居た龍園と高円寺は我先にと前方を走っていた。

 あの2人を見ていたからペースを乱された可能性もある。

 

「しょうがねぇ、手を貸してやるからもう少しだ頑張ろうぜ」

 

 そう言って俺が声をかけると、斉木が2人の後ろに回ると珍しくあいつから肩に手を置いて励ますのが見えた。

 

『もう少しだ。この坂を下れば豪華ではないがそれなりに美味い昼食が待っているぞ』

 

 そんなんで頑張れれば苦労はしないが、気休めにはなるかと苦笑いしていると、肩に手を置かれた2人の顔つきが変わる。

 

「あれ? そう言われるとなんだか……いけるような気がしてきました!」

「あぁ! あとちょっとだもんな! 神崎たちにこれ以上迷惑をかけてらんねぇぜ!」

 

 まるでスタートした時のようなテンションになった2人はペースを取り戻す。

 それに驚いていると、斉木は新浦や千葉といった面々の背中を押しながら声をかけていく。

 

「高円寺にだけいい格好はさせないぞ!」

「昼食がダメになるかならないかなんだ!」

「走ってみる価値ありますぜ!」

 

 まるでゾンビのごとく蘇った彼らの勢いに気圧されるが、斉木のエールは柴田や神崎たちにも効いたらしい。

 

「スタミナがお前らならスピードは俺だ!」

「おい、お前ら午後の授業もあるんだぞ……ふっ、まったく……」

 

 呆れつつもどこか嬉しそうにそう笑った神崎は飛ばし始めたBクラスの連中に付き合うかのように走りを速めた。

 

「やっぱ、とんでもないのなお前」

 

 やっぱりBクラスの団結力は侮れないが、一番の脅威はやはりこの斉木楠雄に他ならない。

 俺は改めてそう認識させられる。

 こうしてなんとか全員揃って昼食の時間に間に合わせることができた。

 そのままのテンションを維持したまま俺たちのグループは午後の授業も無事に終えて、座禅のあと夕食のため食堂にやって来る。

 

「斉木、いつもの席でいいよな?」

 

 俺が問いかけると斉木は無言で頷き、トレーを受け取ると本来ならあまり目立つことのないであろう席へと腰かける。

 それに続いて俺も斉木の前に座り、食事を始めた。

 

「斉木くん、隣いいかな?」

 

 そう声をかけて来たのは一之瀬で、後ろには彼女のグループメンバーと思わしき椎名、白石、西川の姿もあった。

 

「うげ、あなたがどうしてここにいるんですか橋本正義」

「それはこっちのセリフだぜ森下……」

 

 ということはつまり、一之瀬と同じグループに入っている森下もいるわけで、ゲンナリとした顔を向けてくる森下に、俺は同じく嫌そうな反応を返す。

 森下はAクラスの誇る自由人かつ異端児で、支離滅裂なことを言い、上手く会話が成立しないことから俺はこいつとはあまり話さないようにしていた。

 しかし、ペーパーシャッフル試験でのこともあり、クラスでも少し浮くことになった俺を見兼ねてかよく声をかけてくるようになった。

 正直言ってありがた迷惑だし、同情とかお情けとかではなく、単純に都合のいい玩具が見つかったからみたいな感じで声をかけて来たのだと知ったのは話しかけられてからわずか数分後だったが。

 

「あ、橋本くんごめんね、斉木くんと一緒に食べてるんだよね? お邪魔かな?」

「いいや、気にしないでくれ」

 

 一之瀬と他2人は全然邪魔じゃないどころか、見た目もコミュ力も良くてちゃんと話の通じる相手だから全くもって問題がない。

 

「デレデレして気持ち悪いですよ、そんなんだから彼女にこっぴどくボロ雑巾のように捨てられるんですよ」

「デレデレしてねぇし、気持ち悪くもねぇし、捨てられてもねぇよ……!」

 

 いちいち噛み付いてきやがって、なんなんだこの女は。

 おっといけないいけない、トランキーロ、あっせんなよだ……。

 そうやって俺が心を落ち着けていると森下は我関せずという様子の斉木の方に目を向ける。

 

「久しぶりですね、斉木楠雄。覚えていますか、このキズを」

 

 ジャージの裾を捲り上げて肘についた擦り傷の跡を見せた森下。

 

『それは……!』

「はい、午後からのマラソンでコケてつきました」

 

 酷く驚いたように言う斉木に一瞬、何かしらの因縁があるのかと思いきや、そんなことはなく、森下が一人で転倒したらしい。

 

『大丈夫なのか?』

「ええ、私にとっては文字通りかすり傷でしたよ。メガヘルガーに噛まれた程度の……ね」

『攻撃種族値90だがタイプ一致だぞ』

 

 パッとメガヘルガーの攻撃種族値が出てくる斉木もヤベェが、森下のそれは割と重傷なんじゃねぇかと細い手を見ながら思う。

 

「えっと、斉木くんと森下さんって、知り合い……なのかな?」

 

 まるで息のあったコンビのような掛け合いを見せる斉木と森下に、恐る恐る一之瀬が尋ねる。

 確かにこの2人に接点があったとは思わなかったが、互いに初対面という感じがしないし、森下が久しぶりと言っていたということはどこかしらで顔を合わせていたのかと2人を見る。

 

「いえ、今日初めて会って話しました。初めまして斉木楠雄。1年Aクラス森下藍です」

『こちらこそはじめまして、1年Bクラス斉木楠雄だ』

 

 互いに頭を軽く下げて自己紹介する2人に俺たちは新喜劇のごとく思わずズッコケそうになる。

 あの椎名ですらクラッと来ているのに、唯一微動だにせず笑っている白石が口を開く。

 

「本当に面白いんですね斉木くんは」

「斉木くんすごいよね〜初対面で森下さんと息ぴったり」

 

 西川も賛同するように頷くと森下は首を傾げる。

 

「私が合わせてあげているんですよ? ね? 斉木楠雄」

『君がそう思うならそうなんじゃないか? 君の中ではな』

 

 言葉は自体はヒリついたものがあるが、2人の間に流れている空気は穏やかなもので、森下は「やりますね、この人」と汗やヨダレがついてるわけでもないのに口元を拭う。

 

「と、とりあえず座ろっか」

「そうですね」

 

 森下と斉木のペースに呑まれかけていたが、なんとか正気を取り戻したのであろう一之瀬がそう言うと椎名もそれに頷く。

 斉木の隣に一之瀬、椎名が座り、俺の横に白石と西川が座る。

 しかし、どちらに座る訳でもなく立ったままの森下に一之瀬が尋ねる。

 

「森下さんは? 座らないの?」

「座りますよ。ね、橋本正義」

「……おい、まさかとは思うが」

 

 俺の背後に立ったままの森下を見て、俺はこいつが何を考えているのか理解し始める。

 

「やめろ、俺の膝に乗ろうとするな、わかった、どくから」

 

 森下は俺の背中から回り込むと、俺の太ももの上に座り込もうとしてきたので、肘でガードしながら席から立つ。

 

「初めからそうすればいいんですよ」

「最初に言えよ……」

 

 クソ、割といい感じに今日が終わりそうだったってのに、とんだ災難だ。

 仕方なく、西川の隣に座り直して飯を食べ直す。

 そうして、ふと斉木の方を見るとAクラス、Bクラス、Dクラスの美少女たちに囲まれているというのに普段と変わりない様子で飯を食っているし、なんならもう食べ終わりそうだった。

 

「斉木くんのグループはどう? 神崎くんから龍園くんと高円寺くんがいるって聞いたけど」

『特に問題は無いな』

「そうなんだ。良かった、ちょっと心配してたから」

 

 まあ普通はあの2人と同じグループになったヤツらを不憫に思ったり、警戒したりするわなと一之瀬の不安に共感する。

 ホッと胸を撫で下ろす一之瀬に続いて、今度は西川が口を開く。

 

「椎名さんは心配そうじゃないね? 龍園くんって結構な荒くれ者って聞くけど、そこんとこどうなの、斉木くん」

『何故僕に訊く』

「橋本正義の意見は参考にならないからですよ」

 

 なんで俺に流れ矢が? 

 まあここまではグッと堪えよう。

 

『僕の意見も大して参考にならないと思うが』

「確かに、斉木くんは龍園くんに興味ありませんしね」

 

 何気にえぐいこと言ってないか椎名のやつ。

 

『ご馳走様でした』

 

 斉木は手早く食事を終えると椅子を引いてその場から立ち上がる。

 それを見て西川が「えー」と名残惜しそうに声をあげる。

 

「あれ? もう行っちゃうの? もう少しお話しようぜ〜?」

『君たちは目立ちすぎる。あとは橋本と話しててくれ』

「えっ」

 

 Aクラスでもモテ女子の白石と西川に、変わり者だがルックスはそこそこある森下に、読書家で物静かな深窓の令嬢のような雰囲気がある椎名に、そして学年内でもトップクラスの容姿とネームバリューを持つ一之瀬に囲まれていては斉木といえど居心地はよくないらしい。

 それに周囲からも視線やらヒソヒソと何か喋る声も聞こえてきており、斉木の言ったことが真実であると納得する。

 そんなことを思いながら、立ち去っていく斉木の背中を見送ると、残された俺に5人の視線が集中する。

 

「なんか、逃げちゃいましたね」

「ざーんねん、もう少し話したかったんだけどな」

「仕方ありません、さっさと食べちゃいましょう」

 

 白石と西川が笑い合いながら話し、森下も話し相手がいなくなったから淡々と食事に手を付け始めた。

 そんな3人に一之瀬と椎名は苦笑いしながらも何も言わない。

 どうやら俺に斉木の代わりとしての役目は求められていないらしく、俺も残りの皿を平らげる。

 その間もこのテーブルには奇異の視線が集まっており、俺はなんとなくだが斉木が目立ちたくないと言った理由を理解したような気がした。

 





一之瀬・椎名(やっぱり仲良くなった……)
櫛田(誰……あの女……)

みたいな感じ

(途中別府たちが体力を取り戻した理由は)当ててみろよ
こ、後悔しやがれーッ!

てことで今月もよろしくお願いします
明日か明後日はおやすみしますね〜(多分)
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