【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第010話 洗礼⑶ -移動-

 ミリィ先生やニーナ先生と領都の城壁に出た事が有るが、城壁内を馬車移動するのは初めてだ。馬車から街並を見ていたが、商店や屋台が多く立ち並び、数多(あまた)の人々で賑やってた。出発から馬車に揺られて四十分位経つと、教会に付き、正門前で馬車を降りて受付に向かう。

 

「ガルム・フォン・シルフォード・グラシアだ。今日はうちの息子二人が五歳になったので洗礼を受けに来た。司祭には伝えてあるはずだが・・・」

「はい。司祭様より御伺(おうかが)い、御待ち致しておりました。ガルム辺境伯様をはじめとした御家族の方々、少々準備がある為、部屋に御案内致します。」

 

 修道女の受付嬢は僕達が貴族一行故なのか、礼儀正しく一礼し、部屋に案内をする。

 

「準備が出来るまで、この部屋でお待ち下さい。」

 

 そう言うと部屋を出て行った。

 

「いよいよだなカイン、アベル。洗礼とは言えど、順序や(おこな)い方は司祭や修道女が逐一補助してくれるから、そこまで緊張しなくても平気だぞ。」

「「はい。」」

「それと、今日は洗礼が終わったら家に帰ったらお祝いだ。カインとアベルのお披露目会は、また別であるからな」

 

 あ・・・お披露目会か・・・前世では人前に出る事を避けてたし今世でもあまり人前には出たくないんだけどなぁ・・・貴族の義務っていうものかな・・・

 

「皆様、御待たせ致しました。用意が出来ましたので御案内致します。」

 

 修道女に案内されて移動すると祭壇のある部屋に着いた。祭壇の後ろには七柱の神像(しんぞう)(たたずんで)んでおり、日光が上手く取り込まれるような配置である為、幻想的・神秘的に光り輝いている。そして祭壇近くには司祭がいる。

 

「皆様、御待たせ致しました。それでは、これよりカイン・フォン・シルフォード様とアベル・フォン・シルフォード様の、洗礼の儀を開始致します。カイン様とアベル様は前に御進み下さい。」

 

 司祭に促されて、僕とカイン兄上は祭壇前に膝を突き手を組む。

 

「カイン・フォン・シルフォード並びにアベル・フォン・シルフォードよ。マリンフォード教が讃える七柱が、そなた方の五歳を祝い洗礼の儀を行う。今、そして未来も神々七柱を讃え崇めよ。」

 

 司祭はそのまま両者の頭の上に手を伸ばした。

 

「世界を見守る神々よ、カイン・フォン・シルフォード並びにアベル・フォン・シルフォードにステータス魔法を授け(たま)い、道を(しる)(たま)え。」

 

 その瞬間に、視界が真っ白に染まった。

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