【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第017話 御披露目会⑴ -挨拶-

 家族及び使用人質への御披露目会が済んでから、三日が経ち、今日はグラシア領内の貴族・主要公務員・商人やギルド長などの有力者に御披露目する日だ。因みに二ーナ先生とミリィ先生も僕達の先生である為が故に参加する。

 

「アベル様。いよいよ御披露目ですね!」

 

 アミスが御披露目会で使用する燕尾服(えんびふく)を用意してくれている。

 

「うん。あまり人々と会ってきてなかったから緊張するよ。」

「前世でもこういった事は無かったのですか?」

「うん。前世では人前に出る機会そのものが少なかったし、そもそも人前に出る事を嫌って、こういった会には消極的だったからね。ただ、今世では貴族の血統だから義務は何とかこなしていくつもりだよ。」

「頑張って下さい!」

 

 服・髪・爪・靴などの身嗜(みだしな)みのセットが完了した為、後は御披露目だけの状態になった。

 

 開催の一時間半時間程前になり、招待客がやって来始た。最終的に、パーティ会場には数十人の招待客が集まった。そして主催者のガルム父上が演台に立ち、第一声を掛けた。

 

「今日は忙しい中、集まってくれて感謝したい。三男のカインと四男のアベルが無事に五歳を迎えられ、こうして御披露目する事になった。数日前には洗礼も済ませ、神の加護も頂いた。それでは御披露目したいと思う。カインとアベル、入って来い。」

 

 ガルム父上の合図と共に演台横にある待機部屋の扉がメイドによって開けられ、ガルム父上の横にカイン兄上が立ち、その横に僕が立つ。

 

「まずカインから挨拶しなさい。その後にアベルが挨拶しなさい。」

 

「ご紹介に預かりました、カイン・フォン・シルフォードでございます。家族や使用人、又は皆様の支え有り、無事に五歳を迎えられました。今までも、これからも、皆様のご指導ご鞭撻によって様々な物事を吸収していきたいと思っております。及びこれからも宜しく御願い致します。」

「私はアベル・フォン・シルフォードです。父ガルム・フォン・シルフォード・グラシア辺境伯の第四男の子にて、第三夫人でありSSランク冒険者のハーヤ・フォン・シルフォードの子になり、カイン兄上とは異母兄弟になります。カイン兄上との発言と重なりますが、家族や使用人、又は皆様の支え有り、無事に五歳を迎えられたと思っております。及び、此れからも支えを当たり前とは思わず、感謝をし、皆様から様々な物事を吸収し、常に昇進して生きたいと思っております。これからも宜しく御願い致します。」

 

 カイン兄上と僕は同時に頭を下げた。まぁ・・・予想通りだが、五歳らしかぬ挨拶が故に会場は静まり返ってた。若干、目線をガルム父上の方に寄せると苦笑いをし、会場は数秒が経ち、ようやく拍手が出た。

 

「双方ともに、五歳らしくない挨拶ではあったが、此れからも宜しく頼む。では乾杯!!」

「「「「「「「「乾杯」」」」」」」」

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