【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第018話 御披露目会⑵ -挨拶-

「「「「「「「「乾杯」」」」」」」」

 

 そして、一杯目が飲み終わった人から順次、挨拶に来る人が並び始めた。最初は金髪の武官的な人・・・多分トリス子爵だ。

 

「カイン、アベル。覚えておくといい。こいつがトリスだ」

「トリス・フォン・サラバス子爵です。グラシア領東部にあり、バイサス帝国との国境の砦の町であるラメスタという町の町長をしてます。」

「トリス子爵とは昔馴染みで、とても信頼も信用もしており、人格や性格をよく知っているからこそ、帝国と接するラメスタを任せているんだ。」

「僕もガルム辺境伯の事をよく知っていてね。手に取り合うように分かるんだ。それよりも、先程の挨拶と言い、カイン君とアベル君は神童かな?」

「カインとアベルには、今度行われる小等教育学校・中等教育学校・下級高等教育学校の卒業程度認定試験を受けさせるつもりさ。」

 

 その瞬間に会場がざわついた。

 

「!?神童の名に相応(ふさわ)しそうだね。」

「そうかもな」

「次の人を待たせてしまっているから、僕はそろそろ退散するとしよう。」

 

 そう言って人混みの中に戻って行った。続いては文官的な人だ。

 

「サライ・フォン・マクレーン男爵です。このグラシア領の代官長をしており、ガルム辺境伯が王都へ行かれる際には留守を任されております。」

「そうそう。サライはいつも書類の山を持ってきて、なかなか逃げさせてもらえないんだよ。印を渡すから適当に押してもらっていいのに」

 

 そう言えば、父上はサボり癖のある性格だったな・・・

 

「書類はガルム様に、目を通して頂かなければなりません。此れも上級貴族にて辺境伯の領主の仕事の内なのですから」

 

 カイン兄上と合わせて思わず頷いてしまった。

 

「ほら、息子迄にも頷かれおられますよ。」

「ウグ・・・まぁ・・・何にしろ領都の詳細な事や文官の仕事に付いてはサライに聞くのが一番だ。」

「何時でも・・・とは行きませんが時間がある時に教え致します。それでは此れで失礼しますね。」

 

 そう言って人混みの中に戻って行った。続いては糞商人のマティアスだ。

 

「カイン様、アベル様。語機嫌うるわしゅう御座います。私は王都に本店があるナルニス商会のグラシア領支店統括をしているマティアスと言います。言ってくれれば奴隷でもなんでも用意しまっせ。御用命はわしに頼んますわ。」

 

 うん。絶対に頼まないし、何なら悪事を早急に暴いてやる。被害は最小限の方が良いからね。

 

「奴隷はわかりませんが、御願いする事もあるかと思います。その時は宜しく御願い致します。」

「時が来たら宜しく頼みます。」

「これは知的な坊ちゃん方ですわ」

 

 覚悟はしていたが、香臭(こうしゅう)(くさ)すぎる。僕は前世から香料が強すぎるのは苦手・・・嫌いだ。

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