【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する! 作:satikaze
その後も挨拶が続き、列が落ち着いた頃にカインとアベルはいったん離脱する事を告げた。
「アベル。この後に猫人族のパルマっていう子に出会うなんだよね?」
「あぁ・・・原作の流れと変わらなければな・・・」
そして、お手洗いを済ませて、大広間に向かって戻っていると、同じ年位の猫人族の女子が道に迷っているのを発見した。
「君、迷ったの?」
やっぱりパルマだった。
この世界には「~人族」と「~獣人族」みたいにで分けられており、「~人族」は限りなく人間に近く、「~獣人族」はその動物の姿に近い見た目であり、かつその動物の姿に変身が出来る。そして「~獣人族」が「~人族」よりも希少である。因みにパルマは猫人族に該当する。
「うん。御手洗い迄の道順は御父さんに聞いたから行けたんだけど、帰り道が分からなくなっちゃたの」
今回はパルマと接触する為に案内板や規制線を提案しなかったが、今度から案内板の設置や規制線の設置を提案するか。滅多に来ない人は難しいだろうし。
「僕はカイン、隣にいるのは異母弟のアベルって言うんだ。君の名前は?」
「私はパルマ。・・・もしかして御貴族様ですか?」
あ、僕がいる事で少々事象改変がされたか。
「うんそうだよ。でもそんなに堅苦しくしなくていいよ。カイン兄上もそうでしょ?」
「うん。それに、同年代の人と話す機会がなかったら、よかったら僕達と友達になってくれるかな?」
「うん!」
耳と尻尾が動いてる。書籍からの情報だとその場合は嬉しさが体に出ている状態だ。心から喜んでくれているのだろう。
「それじゃ、僕達も戻る所だし、大広間まで案内するね。」
「うん!」
パルマを案内しながら一緒に大広間に戻り、一緒に歩いてると声を掛けられた。
「パルマ。戻ってこないから心配したんだよ。」
「御父さん。帰り道が分からなくなっちゃてカイン様とアベル様に案内してもらったの。」
その瞬間にサビノスさんらしき猫人族の人の体が硬直した。
「も、もしやカイン・フォン・シルフォード様とアベル・フォン・シルフォード様ですか?」
「「はい。そうです。」因みにパルマさんは、既に僕達の事が分かってます。」
「先ほど様付けしておりましたから、そこで察しました。それに娘の案内を有難う御座います。」
「いえいえ。こちらもパルマさんと話せて楽しかったです。所で御名前を聞いても宜しいですか?」
一応、大商会や好意にしている商会以外の人は領主及び家族に挨拶をしない習慣がある。なので先程の列にサラカーン商会グラシア領支部長兼グラシア領都店のサノビスは挨拶に来なかった。
「御挨拶をさ「堅苦しくしなくて良いですよ。」
「では御言葉に甘えさせて頂きます。サラカーン商会グラシア領支部長兼領都店長をしているサビノスと申します。因みに、サラカーン商会本店は王都にあり、兄タマニスが会長をしてます。パルマ共々宜しくお願いします」
「僕個人としては好意にさせて頂きたいです。カイン兄上もそうだよね?」
「うん。」
そして、少し雑談を交えて父がいる方に戻った。
「カイン、アベル。サラカーン商会の者と話してたのか。」
「「はい」」
「領やシルフォード家としてはあまり関りが無いが、サラやハーヤがかなり好意にしているから今回呼ばれた。これを気に関係を持つのもありかも知れんな。」
香料をガッツリと付けたナルニス商会のマティアスよりもとても好印象だ。後で押すか。