【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第026話 謁見⑵ -説明-

(おもて)を上げよ」

 

 正面から陛下の声が掛かり、言われた通りに顔を上げた。僕から見て数段階高い右の位置に陛下が座っており、左には王妃らしき人が座っている。陛下の右後ろにマグナ宰相らしき人が立っており、その右横にはエリック公爵らしき人が立っている。逆に、王妃らしき人の左後ろにはテレスティア第三王女殿下、その左にはシルク第二公爵令嬢も立っていた。

 

()(たび)、テレスティア・テラ・エスフォート第三王女殿下及び シルク・フォン・サンタナ第二公爵令嬢がジェネラルオーク二体を含む五十体以上ものオークの群れに襲われた。」

 

 まぁ・・・予想はしていたが、その内容に謁見の間にいる貴族達が一斉にざわめいた。

 

「その時に、王都に向かっていたシルフォード家一行の、儂から見て右にいるアベル・フォン・シルフォードが探査(サーチ)魔法にて戦闘行為が行われている事に気付き、儂から見て左にいるカイン・フォン・シルフォードと共に(みずか)ら死地へ飛び込み、二人で五十体以上ものオークを討伐した。討伐後はアベルによって、負傷した騎士達に回復(ヒール)魔法によって癒し、亡き者となった騎士達を異空間収納魔法(アイテムボックス)にて、王都まで連れて来てくれた。カイン殿、アベル殿、念の為に確認するが、間違いないか?」

 

 うわぁ・・・確認を求めて来たよ・・・

 

「間違いありません。」

「・・・宰相様。私が使った魔法は回復魔法ではありますが、回復(ヒール)魔法ではありません。」

「騎士達からは、確かに癒えたと聞いているぞ?」

「私が使ったのは回復魔法の一種であり、人体解剖学に基づき(みずか)ら開発した回復魔法の『人体再生魔法(アナトミー・ヒール)』になります。」

「ふむ・・・通常の回復魔法ではないとの事だな・・・」

「はい。その通りです。」

「・・・他の情報に誤りは無いか?」

「はい。」

「では、話を進める。そこで陛下より褒章を与える事になった。陛下、宜しくお願い致します。」

「ふむ」

 

 宰相の話が一通り終え陛下が頷き、背筋を改め直した。

 

「カイン・フォン・シルフォード及びアベル・フォン・シルフォードよ。()(たび)の活躍は見事であった。そなた達がいなかったら、娘のテレスティアやシルク嬢もいなかっただろう。よって、カイン・フォン・シルフォード及びアベル・フォン・シルフォードを男爵に叙し、それぞれに白金貨十枚と屋敷を与える。」

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