【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する! 作:satikaze
謁見や談話が終了し、僕はガルム父上・カイン兄上と一緒に王都にある領主邸へと向かった。玄関を開けるとハーヤ母上・マリア異母上・サラ異母上・ジン兄上・アレク兄上・レイネ姉上・執事セバス・アミス・シルビアが待っていた。
どうやら、父上は謁見前に母上達を邸宅に送っていたようだ。
「待たせたな皆。これからの為に話して起きたい事が有る。」
「ガルム様。夕飯の支度が出来てますが、どういたしましょう?」
「なら、夕飯を食べながら話す事としよう。それと、今日の夕飯時は使用人の立ち入りを禁ずる。」
「はい。畏まりました。そのように皆様に御通達しておきます。」
ダイニングに移動し、夕飯が持って来られると使用人の全てが退場した。
「カイン。結界を頼む。」
カインが『遮音結界』と『認知阻害結界』を発動する。
「厳重だね。」
「アレク、それほど重要な話しだ。」
ジン兄上とアレク兄上とは数年ぶりであり、僕が僕となる前にあったきりだ。
「皆も知っていると思うが、カインとアベルがテレスティア第三王女殿下とシルク第二公爵令嬢を助けた事によって、双方共に男爵に叙爵、そして双方共に屋敷と白金貨十枚が褒賞として与えらる事になった。」
「まぁ!凄い!王女様と令嬢様を助けたのがそこまで評価されたのねっ!」
「私達の子達が実力が認められるのは嬉しいですわね。」
「カイン君、アベル君。凄ーい!これで成人しても安心だねっ!」
ハーヤ母上・サラ異母上・レイネ姉上が喜び、マリア異母上・ジン兄上・アレク兄上が目を見開いているが、ガルム父上の次の言葉で静かになった。
「ここからが問題の大問題だ。まだ極秘かつ国家機密だが家族には先に公開して置く。決して誰にも言うのではないぞ。」
僕とカイン兄上以外の全員が頷く。
「カインがテレスティア第三王女殿下と、アベルがシルク第二公爵令嬢と婚約者となる事が決定した。」
その瞬間に悪感がした。うん。レイネ姉上だ。
「カイン君。アベル君。どういう事かしら・・・?」
レイネ姉上から低く冷たい声が掛かった。
「レイネ。落ち着け。どうやらテレスティア第三王女殿下はカインに、シルク第二公爵令嬢はアベルに、助けた事及び武勇を見て、そのまま惚れてしまったらしい。更にはカインもアベルも文武両道である事から王国も野放しにするわけにはいかないようだ。この決定は国王の名の下に行われている事から、変更出来る事項ではない。」
「いつかは結婚するんだし、早く決まったって事だけよね。それにしてもカインはテレスティア第三王女殿下、アベルはシルク第二公爵令嬢ねぇ・・・」
「うちの息子が公爵令嬢と・・・」
レイネ姉上とは別にハーヤ母上とサラ異母上は御機嫌良好だ。サラ異母上は自分の腹を痛めて生んだカイン兄上が叙爵され独立し、将来的には第三王女殿下と婚姻する事が決定し、将来が安泰なのだから。うちの母上は、元敵国皇女である事から