【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する! 作:satikaze
結論から言って僕とカイン兄上は合格した。
卒業程度認定試験において全てカイン兄上が一位を独占し、僕が二位を独占した。因みに提出に関しては僕が群を抜いて一位でありカイン兄上が五十点差での二位だった。また、卒業程度認定試験の「元」統括文官から御詫びの品を貰った。
小等教育学校・中等教育学校・下級高等教育学校・中級高等教育学校・上級高等教育学校の全ての卒業程度認定試験を五歳かつ、全試験を一つの期間に行い一発合格したのは制度創設・・・即ち王国建国以来の快挙であるようだ。表彰も検討されたようだが、ガルム父上を通して丁重にお断りを入れ、そうしたら褒章金に白金貨一枚が追加が王国政府内で決定したようだ。
まぁ・・・お金はあるに越した事は無いし、此れからのしたい事を考えると、まだまだ足りない状態だ。
卒業程度認定試験を終えて翌日は娯楽品案を紙にまとめ上げ、更にその翌日にはサビノスさんから聞いた情報を元手にサラカーン商会本店に向かった。
因みに、この世界の紙は何故か安価であり、かなり助かっている。「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」では紙はかなりの貴重品として原作に登場しているし、前世の中世ヨーロッパ時代だと紙は貴重品であり、なろう系やノベル系でも紙はかなりの貴重品扱いで、「悪役モブ(やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます)」や「異世界で製造業から産業革命をやるってこんなに大変だったんですね」では、紙の大量生産を行う場面が登場するぐらいだ。
まぁ・・・僕やカイン兄上がやろうと思えば、創造魔法で無からも作り出せたりもするが、草木が有った方がイメージが楽なんだ・・・
情報を頼りに向かった先には確かにサランカーン商会があり、店の窓ではパルマが掃除をしていた。
「いらっしゃ・・・アベル様!」
「えっ。あっ。何故アベル様が此処に?・・・あ!前に父と約束してた内容ですか?」
「うん。そうだよ。」
パルマは、最初は慌てた感じでアワアワしてたが、前にパルマの父であるサノビスさんと話してた内容を思い出したらしく、我に返ってた。
「おーい。パルマ。知り合いでも来たのかい?」
パルマと他愛もない会話をしていると、店の奥から人が出てきた。多分、パルマの父親のサビノスさんに似てる事から、タマイスさんなのだろう。
「おっ。パルマの知り合いかい?可愛い坊ちゃんだね。私はタマニスというよ。」
「伯父さん!アベル様は辺境伯様の四男だよ!」
「えっ!?これは失礼しました!!」
礼儀正しく謝罪をして来た。
「アベル様ごめんなさい」
パルマも、猫耳をシュンとさせて謝罪をしてくる。
うん。確かに可愛い。カイン兄上が虜になる理由も分からなくはないな。