【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第034話 王都散策⑶ -昼食-

「かなりの種類を提案しますね。これ全部とは・・・」

「はい。勿論、全部が行えるとは思いません。私からも融資や投資をしますが、現状で出来そうな事に手を出して頂ければと思います。」

「ならば・・・源平碁(リバーシ/オセロ)・目並べあたりでしょうか。案を読んだ感じは、源平碁(リバーシ/オセロ)の物品を使った別の遊戯として目並べが出来ると思います。ただ、金銭的に・・・」

 

 うん。だろうね。でも褒章金で白金貨十五枚分を貰っているし何とかなるだろう。

 

「市場や人件費などが分かられば投資や融資をします。正直に答えて下さい。」

「月給小銀貨十五枚程であり、そこに材料費や交通費などが積み重ねていきます。」

「厳密にはやってみないと分からないという事ですね・・・大金貨五枚を投資として、大金貨五枚を融資としますね。融資分は利息〇.〇一%として、大金貨五枚と小金貨五枚を五年以内に返して頂くと言うのでいいですか?」

「え!?白金貨一枚分・・・あとそんなに低利子でいいのですか!?」

「あくまでも娯楽品の普及が目的ですし、失敗しても破産等になりにくくする為ですね。」

 

 サランカーン商会の詳細な腕前は知らないし、この世界の通常の作業員給料等も知らないから、出来る人に丸任せの方が良いだろう。そして、詳細を契約書に纏めて商業神に奉納した。荒い現物品は二週間程度で用意してくれるらしく、屋敷等の事もある事から自ら伺う事にした。

 

「もう一つの用事も済ませてしまうか・・・その前に昼食だな。」

 

 僕はガルム父上やハーヤ母上、サラ異母上、アミス、シルビアなどから聞いていた、王都一般市民に手が届く価格であるにも関わらず、各々の貴族にも人気なレストランで昼食を済ませる事にした。

 

「いらっしゃいませ!御好きな席にどうぞ。それとも個室ご希望ですか?」

「あ、大広間で大丈夫です。」

 

 どうやら広間と個室の両方がるようだが、大広の方を選んだ。大広間を見渡すをアミスとシルビアが端っこの方に座ってた事から、店員さんに声が消して一人用個室に変更してもらった。せっかくのプライベート時間を僕のせいで邪魔したくなかったからだ。

 

「御注文が決まりましたら、そこにある紐を引っ張って御呼び下さい。」

 

 前世と似たシステムと同じであり、献立表(メニュー表)から選ぶ形式だ。月毎のメニューがあったり、他の店や各領地とのコラボメニューが有ったりもした。

 

 ん?これは・・・

 

 まさかの現代日本食があった。正確にはダーク・エルフ王国で食べられている、エスフォート王国では稀な料理のようだが・・・

 

 僕は言われた通りに紐を引っ張った。そうしたら別の場所でベルが鳴ったのが聞こえた事から、紐の先にはベルがある事を確信した。

 

「御注文が御決まりになりましたか?」

「はい。このダークエルフ王国料理個人向けを下さい」

「五十分ほどのお時間が掛かりますが宜しいですか?」

 

 そんなにも待つのか・・・まぁ・・・久々に食べられるし別にいいか

 

「はい。」

「御承りました。」

 

 待つ事五十分・・・

 その間にも店内の客や従業員の入れ替わりが有ったりした。一人用個室をよく見ていると御忍び貴族の署名(サイン)された色紙が幾つもあった。その中にはガルム父上・ハーヤ母上・マリア異母上・サラ異母上の署名(サイン)や、エリック公爵・マグナ宰相などの名立たる貴族から、下級貴族まで様々あった。

 

 多分だけど、店員は僕の服装等から貴族と判断したんだろうな・・・

 下級貴族もいる事から待っている間、店員に貴族証と貴族用短剣を見せて僕も色紙に署名(サイン)を残した。

 

「御待たせ致しました。個人用ダーク・エルフ王国食です!」

 

 出て来たのは、ふっくらと炊きあがった白米・味噌汁・鮎モドキ・酢の物・納豆・氷が入っている冷えた麦茶だ。一緒に箸の持ち方が書かれている紙を貰い、一応読んでから食べ始める事にした。

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