【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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第035話 王都散策⑷ -貰う-

「頂きます」

 

 誰かに聞こえているか聞こえて無いか分からない程度の声で、声掛けを行い食べ始めた。久々に食べる日本食(ダーク・エルフ王国食)はとっても美味しく、そこそこの量が有ったが、十五分程度で(たい)らげてしまった。

 

「御馳走様でした!」

「御粗末様です。勢いよく食べてましたね?」

「とっても美味しくて、無我夢中で食べてました。」

「宜しければ、シルフォード邸宅に届けますか?」

 

 え!?マジ!?

 

 僕がビックリしていると店員さんは続けて話した。

 

「当店ではあまり人気が無い商品でして、このままですと廃棄しなければなりません。なら、美味しく食べて頂ける方に渡した方が良いと判断しました。」

「では、御言葉に甘えさせて頂きます。あと、僕は異空間収納魔法(アイテムボックス)が使えますのでこの場で受け取っても大丈夫ですよ。」

「では厨房の方に来て下さい。」

 

 僕は日本食(ダーク・エルフ王国食)を一通り頂いて、謝礼に大銀貨五枚を渡した。店員さんは受け取り拒否したが、最後は御礼として受け取ってくれた。

 

 僕が店の外に出るとアミスとシルビアがいたし、近付いてきた事から待ってたのだろう・・・気付かれてたか。

 

「アミスとシルビアも来てたんだね。」

「アベル様。気付かれておられましたよね?何故個室に?」

「稀なプライベート時間だったでしょ?まぁ、僕はこの後も用事があるからまた屋敷でね。」

「「付いて行きます。」」

 

 うん・・・アミスとシルビアの口調と目がガチだ。

 

「わかったよ。」

 

 僕は探査(サーチ)を使いながら特殊な反応(・・・・・)を示す方へ向かった。予想通りだが奴隷商に着いた。

 

「アベル様。まさか奴隷をお買いになるのですか?」

「う~ん・・・どうかな?ただ探査(サーチ)で特殊な生態反応を見つけてね。気になったんだ。ほら、アミスは知っている(・・・・・)でしょ?」

 

 そう。転生者の僕には転生者の有無が分かるように探査(サーチ)を使っており、アミスは僕が転生者で有る事も既に明かしている。

 

「わかりました。そう言う事なら入りましょう。」

 

 シルビアは困惑しながらも、僕とアミスと一緒に入店した。

 

「いらっしゃいませ。貴方様は・・・」

「アベル・フォン・シルフォード男爵です。隣にいるのが僕の専属メイドのアミス、後ろにいるのがカイン兄上専属メイドのシルビアです。」

「この商会の会長をしております、サンダラマールと申します。神童(・・)のアベル様でしたか。今日はどのようなご用向きでしょうか?」

「ここでは話しにくい内容なので、応接室に案内してもらえますか?」

 

 そう言い、応接室に案内をしてもらった。

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