【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する!   作:satikaze

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【幼少期編(五歳)-王都御披露目会編】
第044話 Re:屋敷へGO


 僕はアミスを通してカイン兄上に呼ばれた。

 

「屋敷の調査が終了したって。何時でも入っていいみたい。」

「んじゃ、僕達のは今日中には全て引き払うよ。」

「あぁ・・・此れからも宜しく。」

 

 簡単なやりとりを済ませて、アミスを筆頭とした各メイドと確認しながら異空間収納魔法(アイテムボックス)に物をしまう。

 

 少々寂しい気がするが、此れもまた貴族の役割であり運命であもあるのだろう

 

「カイン兄上。次に会う時は王都御披露目会になるかな」

「ばったり会う事もあるかもね」

 

 簡単な会話を済ませて目の前の屋敷に向かった。

 

「アベル様。少々寂しいそうですね。」

「そりゃぁね。何年も一緒にいたからさ。まぁ・・・これも旅さ」

「そうですね。それではどこから掃除をしましょうか?」

 

 僕は無言のまま魔法を行使した。

 

全清掃(オールクリーン)

 

 建物が一気に綺麗になっていく。壁の染みも絨毯の汚れを全て落ちた。

 

全補修(オールリペア)

 

 建物の古くなった部分から、全て新しくなっていく。

 建物がまったく新しい状態になった。

 

「・・・流石ですね。しかしこの魔法は簡単に使用しないで下さい。私達の仕事が無くなってしまいます。」

「鼻からそのつもり。よっぽどの事が無い限りは使わないよ。」

 

 そりゃぁ、そうだ。

 メイド達のノウハウの損失・仕事の損失・プライドの損失など、ありとあらゆる損失に繋がりかねないし、次世代に継承さえされなくなるかもしれない。

 

「それなら良かったです。」

「んじゃ、荷物を配置していこうか」

 

 アミスの指示、その他メイドとやり取りを交わしながら大小、様々な荷物を配置していく。

 

「此れで終わったかな。」

「はい。アベル様お疲れ様です。それと・・・明日には王城より執事・メイド・料理人・庭師などが派遣されるとの事です。」

「お、そうか。」

 



 

 翌日になり、二十五名が派遣されて来た。給与体制及び手当・原則規則を伝えたら、アミス同様に「ここまでの好待遇は他にない」という趣旨の発言を貰った。

 また各人は週三の数時間はアミスから護身術・暗殺術を学ぶ事を義務付けた。今のところは騎士を雇入れてない為、雇うまでの補完的な役割をしてもら為だ。

 更には、毎朝午前七時半頃と毎夕方午後七時半頃にホールで体操する事と、玄関前の庭でランニングする事を半ば義務付けた。これは心身の覚醒効果・全身の血行促進や代謝アップ・筋肉や関節の活性化・骨密度の上昇などの健康的側面からだ。

 因みにサラカーン商会と協力して運動服を作成し、職業服ではなく運動服で参加してもらう事になった。

 

 更に午後になると父から馬車が贈呈された。貴族たる者の義務としてだ。

 個人的には馬車移動よりも歩く方が好きなんだんだけどね・・・

 



 

 1か月後の後日談だが、体操とランニングは好評であり、休みの日にも自主的に行っている使用人が殆どであった。

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