【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する! 作:satikaze
こっそりとガルムがカインに聞いてきた。
「カイン、アベル。女性の扱いに慣れ過ぎて無いか?」
カインと僕は小さな声で話す。
「父上。前世で異性の幼馴染がいた話はしたと思います。」
「あぁ・・・確かにな。ではアベルは?」
「うーん・・・幼馴染とか彼女は居なかったけど、物語を読んで妄想したりするのは好きでしたので、それが影響したのかもしれません。」
苦笑いするガルムだった。
その後は挨拶回りする事が少なく、逆に挨拶に来たりする事が多かった。これは上級貴族であり法的には侯爵と同等であり、しかし独自の外交権と独自の軍編成権がある事によって、社交界的には大公から公爵と同等程度の序列である為だ。
また、王侯貴族達が挨拶にやってきたが、父ガルムが言っていた通りになった。先日のオーク殲滅及び叙爵の話になり、流れるように年上・年下・男性・女性などの好みを聞き出そうとして来た事から、『まだ考えた事もありません』と定型文として返した。
親としてみれば、下級貴族は三男や四男であろうと上級貴族・・・それも法的には侯爵と同等であり、社交界的には大公から公爵と同等である上級貴族の下に嫁に出したいのだろう。
挨拶回りをし、されて落ち着いた頃に急に音がなった。・・・というか自衛隊起床ラッパのやつやん。鳴り終わったら国王陛下・王妃陛下・テレスティア第三王女殿下で出て来た。中央には国王陛下、右には王妃陛下、左にはテレスティア第三王女殿下が座った。
上級の王侯貴族達は獲物を捉えた目をし、子息令嬢たちは見惚れてていた。
そして国王陛下・王妃陛下・テレスティア第三王女殿下の挨拶が始まった。
最初は国王陛下による挨拶だ。
「皆の者。今日は遠い所から集まって貰い感謝する。今ここにいる子供達は今年で五歳になる。諸君らは将来この国の中枢で働いてもらい、この国が発展するように日々努力をしてもらいたい。」
次に王妃殿下による挨拶だ。
「皆様、本日はおめでとう御座います。子供達が大人の階段に足を掛け始めた姿は素晴らしい事であり、喜ばしい事です。今日の社交で、良き友や良き縁に恵まれますよう、私からも神々に祈りを捧げます。それにしても、今日はお召し物も趣向を凝らした方がいるようですね。楽しいひと時を過ごしましょう」
うん。絶対に僕、カイン兄上、メイドの服装や色の事も言ってるだろう。更には周りの見てくるし。
次にテレスティア第三王女殿下による挨拶だ。
「皆様、ごきげんよう。テレスティア・テラ・エスフォート第三王女です。私も皆様と同じく、今日という日を心待ちにしておりました。私は王女として、皆様と共にこの国を愛し、共に成長していく事を此処に誓います。どうぞ宜しくお願い致します。」