【公開:連載中】僕は前世の記憶を用いって無双?する! 作:satikaze
自己紹介が済んだら早速、砦の門を出ようとしたら父ガルムが待機していた。
「・・・何故、父上がおられるのでしょうか?」
「そう言えば、カインとアベルの本気の魔法を見た事が無いなと思ってな、本気の魔法を見せてもらおうと思って待機してた。本気の魔法をみたら戻るぞ?」
「「はい。」」
「という訳で、ミリィ殿、ニーナ殿、悪いが付いて行かせて貰うぞ。」
うん。ミリィ先生とニーナ先生が固まってしまった。流石に上級貴族かつ領主、更には社交界的に公爵同等とされる辺境伯の前ならしょうがないね。などと思いつつ、場所を移動した。
「カイン。あの木に向かって全力で撃ってみろ。」
「はい。」
うん。予想通りカインは火魔法を放った。それに、ミリィ先生は口をあんぐりさせており、ニーナ先生は感情が表情に出にくい性格のはずなのに、表情に出てしまっている。
「次はアベルだな。」
「はい!『
「言葉に魔力を乗せる」と魔法制御の補助になる。
魔法は、この世界の大気の中に含まれているとされている魔素を体内に取り込み、制御とイメージして発動する(因みに体内に取り込んだ魔素を魔力という)。イメージ・・・イメージは心に描いた事象の事であり、魔素や魔力は心に反応する。
そして、言葉とは自分の意志や思いを相手に伝える手段であり、また話し手によって受ける印象が変わって来る。言葉に自分の『意思と心』を込めると相手にも、その『意思と心』が伝わる。
即ち『意志ある言葉に魔力を込める』事によって魔法の補助になるのだろう。
ぶっちゃけ詠唱は恥ずかしいが・・・
「『───特殊身体強化魔法-フェニックス-』」
「「「───美しい・・・」」」
太陽の
「『
おまけにもう一つ・・・
「『原子等収集』『原子等融合』『圧縮』『加速』『範囲指定-包囲-』」
「アベル。それは・・・」
カインは無言になりながらも、結界を多重に貼っていく。
「『発射』」
あぁー・・・やっぱり大穴が空いたか。
基本的には使わないでおこうっと。
「アベル!何をした!」
やっぱり、父上が怒ったか。
「父上。世の中には知らない方が良い事も有るんですよ。そもそも説明に膨大な時間が掛かりますし・・・」
「そっか・・・ただ!二度と使うなよ!」
対邪神戦争があるかも知れないから確約は出来ない。
「可能な限り使わない様にします。」
「・・・含みがある言い方だな。まぁ・・・よい・・・」
「アベル。あの魔法を使う時は言ってね。」
「・・・うん。」
まさかのカイン兄上からも釘が刺されてしまった。
「もう・・・私達が魔法を教える必要は無いんじゃ・・・」
「ミリィ殿、ニーナ殿。今みたいにやり過ぎる所があるから、こいつらに冒険者の常識を教えてやってくれ。」
「「畏まりました。」」
という訳で臨時講師は継続される事になった。