カードファイト!! ヴァンガード EXIF 作:ぬぬぬにな
いろいろと変なところもあるかもですが、こういうのが書きたかったんだなと思ってみてもらえると幸いです!
2025年 現代
今日は待ちに待ったヴァンガードの最新弾発売日
昔のカードが数多く収録されたこの弾は、古参ファンはもちろんのこと、原作ファンも虜にするようなカードイラストの数々など
とにかくファン向けの商品だった
その中でも僕が注目しているのは、あのリンクジョーカーがメサイア以来の邂逅カードとして収録されてて、リンクジョーカーが大好きな自分としては、この上なくうれしい気持ちでいっぱいだった
そんな感じで最新弾を買いにカードショップへと向かう途中の歩道橋から降りようとしたとき
ト・ン・
背中からなにかに押され、僕は歩道橋から落ちる
落ちる瞬間、僕を押したと思える人物の姿があったが
顔は帽子でよく見えなかったけど、見た目が子供っぽいことはわかった
そして、その子供の表情が
まるで
新しいおもちゃを見つけたかのような笑みだった
そこで僕の意識は途絶えた
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「・・・ズル」
「ユ・・ル」
「ユズル!」
大きな声で目が覚める
「・・・?」
周りを見てみると、そこは病院ではなく
一人部屋のような所だった
「もう、いつまで寝ぼけているの?早く学校行く支度しなさい!」
そう言って部屋を出る女性
僕は歩道橋の階段から落ちたところまでは覚えている
でも、そこからの記憶がなく
さらに僕のことをユズルと呼んでた人
わけがわからなかった
とにかくまずは鏡を見ようと洗面台のある場所まで向かう
不思議と、洗面台がある場所まではすんなりといけた
初めての場所のはずなのに
洗面台につき、僕は自分の顔を見てみる
「・・・はえ?」
そこに移っていたのは『僕』じゃなくて
中学生くらいの子供の顔だった
「な・・・」
ナニこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
その日僕は、生涯で一番の大声をあげたのだった
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[通学路にて]
通学路を歩きながら僕はため息をつく
まさか自分が中学生になってるなんて思いもよらなかったから、つい大声をあげてしまった
そのせいで母?に心配されてしまい、なんとか誤魔化したからよかったものの、本当にどうしたものか…
さらに、今の僕には二つの記憶がある
一つは、歩道橋から落ちるまでの記憶
もう一つは、この体の記憶「士導ユズル」の記憶である
まだ記憶がごちゃごちゃになって、はっきりとまでは思い出せないけど
わかっているのは、父、母、そして『兄』がいて
その兄が少し…いや、普通に問題児だってこと
僕の記憶では、いい兄って感じだけど、世間的にはあまりいい感じではないみたい
そして、肝心な僕の方は、兄と違って大人しくていい子ってのが世間的な評価らしい
まあ、今の僕の見た目は中学生というより、小学生に見間違えられるくらい小さいから、仕方ないと言えば仕方ないのかも知れない
とにかく、今はごちゃごちゃになってる記憶を治すことをかんごえなきゃ
「おい、そこのガキ」
ビクッ!?
後ろから突然声をかけられて振り向くと、いかにもガラの悪い人たちが何人も立っていた
「お前、アイツの弟だよなぁ?」
「あ、アイツ…?」
「とぼけてんじゃねぇぞ!士導んとこの弟だろてめぇ!」
「ヒッ…」
どうやら兄に因縁がある人たちみたいだ
ごちゃごちゃになってる記憶からも、こういう因縁のある人たちに絡まれて嫌な記憶があるみたいだ
おかげでトラウマのせいで、今も怖くて仕方ない
「テメェんとこの兄貴のせいで、こっちは苛立ってんだわ。だから見せしめになってもらうぞ」
「み、見せしめって…」
僕は二人組の男たちに両腕を掴まれて逃げられなくされる
「恨むんなら、俺たちに喧嘩売った兄貴を恨むんだな」
「そ、そんな…、ぼ、僕関係ないのに…」
「うるせぇ!!」
そう言って僕は殴られそうになる
咄嗟に僕は目をつむる
バキッ!
「ごはぁ!?」
僕を殴ろうとした人が倒れる音が聞こえて目を開けると
「テメェら…オレの弟に何しやがんだ!!」
怒りに任せて拳や蹴りを振るい、その場にいた不良達を次々になぎ倒していく
その光景を見ていた僕を押さえてた人たちも悲鳴をあげて、一目散に逃げていった
「ち…くしょ…お、覚えてろよこの野郎!!」
不良達はその場から逃げていく
「…平気か?、ユズル」
「…『イズル』兄さん」
これが僕の兄『士導イズル』
喧嘩なら誰にも負けないと言うぐらいに腕っ節が強く、この辺りでは基本負けなしで有名だった
でも、そんな兄さんでも、弟である僕には優しく、今みたいに襲われてたら、僕を守ってくれる
ごちゃごちゃの記憶の中でも、それだけはハッキリと覚えていた
「ったく、アイツら。狙うんならオレを狙えっつうの」
「また因縁つけてきたの?」
「アイツらが勝手に因縁つけてんだよ。それより、学校はいいのか?」
僕は思い出したかのように携帯から今の時刻を見る
見ると、そろそろ行かないと遅刻する時間帯だった
「あ、もうこんな時間。でも、兄さんは学校大丈夫なの?」
「オレはいいんだよ、適当に理由つけとくから」
「えぇ…前にそんな事言って母さんに怒られたじゃん」
「こ、今回は大丈夫さ!心配すんなって!」
そう言って僕の頭をくしゃくしゃに撫でる
「じゃあなユズル!学校ちゃんと行けよ!」
「兄さんもね」
イズル兄さんは足早に学校へと向かい、僕も急いで学校へ向かった
…そう言えば、前の記憶とごっちゃでよく思い出せないけど、兄さんの顔、どっかで見たことあるような…
ま、いつか思い出せるかな
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【放課後】
放課後になり、僕はごちゃごちゃになった記憶を思い出すために、街を歩いてみることにした
兄さんに因縁がある不良に会う可能性もあって怖かったけど、それよりも記憶をなんとかしたいという気持ちが強かった為、なるべく人が多い所を選んで歩いていた
結論から言うと、この町は前の記憶で知ってる街とは違った
その理由は、この街で流行っている物だった
それが『ヴァンガード』だった
最初、僕はヴァンガードが流行ってるだけなら、まあ、昔は流行ったからなと思ったかもしれない
でも、前の記憶と違って、流行りのレベルが言葉通り別格だった
ヴァンガード専用の機械に、大規模な大会、そして世界ファイターが多数存在していること
それを知った僕は、まるでアニメみたいな世界だとさえ思った
そして、知れば知るほど心躍る気持ちが強くなり、気がつけば僕はカードショップの前に立っていた
何も考えずに来てしまったので戸惑ったけど、でも実際にヴァンガードをやってる人たちを見たくて、僕はカードショップに入っていく
カードショップに入ると、そこでは大人、子供問わずにヴァンガードをやっている姿
アニメさながらのファイトの雰囲気もあって、僕は思わず心が躍る
僕もこんな感じのファイトをやりたい
そんな思いが強くなるも、ふと気づく
そう、今の僕にはデッキがなかった
だから僕はスターターデッキを買うお金がないか財布を見るも、通学用のお金しかなかった為、これではカードパックを数パック買えるぐらいしかない
ため息をつきながらまた今度、お小遣いをもらったら来ようと思い、財布をしまおうとした時
ふと、カバンの中にケースみたいなのがあるのに気づく
通学前にはなかったものの為、ちょっと怖くなったけど
興味本位でそれを取り出してみる
取り出すと、それは黒と赤が入り混じったデッキケースで
中にはヴァンガードのデッキが入っていた
「どうして僕のカバンに…」
僕はファイトテーブルの椅子に座ってデッキを見てみる
「!、これって…」
中に入ってたデッキのクランを見て驚いた
それはなんと、僕の大好きなクランである『リンクジョーカー』だったのだ
一枚一枚のカードを見て、そのどれもが僕の知っているユニット達だった
でも、どうして僕のカバンにデッキが入っていたのか、それだけはわからなかった
いつどこで入ったのか
それとも元々あったものなのか
でも、考えてたって仕方ない
ヴァンガードができるとわかった以上、早速対戦相手を探そうと僕は席を離れた
「キミ、ちょっといいかな?」
声のした方を向くと、そこにはお店のエプロンをした高校生ぐらいの女の人だった
「あ、あの…」
「あ、ごめんね?いきなり話しかけちゃったらびっくりしちゃうよね?」
「う、ううん。大丈夫、です」
女の人はとっても親切だった
僕に不安を抱かせないように話しかけてくれて、さらには目線まで合わせてくれた
「私、シユリっていいます。キミの名前は?」
「ゆ、ユズルって言います…」
「ユズル君ね、よろしく♪」
「う、うん…」
笑顔を見せてくれるシユリさん
思わず見惚れてしまう
…って、これじゃあ僕変態みたいじゃないか
いけないいけない
平常心を保たなくちゃ
「ユズル君。よかったら私とファイトしない?」
「え?」
「キミが色んな人のファイトを見て、とっても目をキラキラさせてたから。もしかしたらヴァンガード好きなのかなって」
は、恥ずかしい…///
まさか見られてたなんて
いや、そもそも店の中で突っ立ってたんだからそりゃ目立つか
「どうかな?ユズル君さえよければなんだけど」
「あ、あの…」
願ってもなかった
念願だったアニメみたいなファイトができると思うと、僕はさらに心が躍る感覚を覚えた
だから
断る理由なんて、初めからなかった
「ぼ、僕の方こそ、ファイトしてもらっても、いいですか?」
「もちろん!」
シユリさんは早速と言わんばかりにデッキを取り出して、ファイトテーブルに向かった
そして僕も、カバンからデッキを取り出してファイトテーブルに向かう
「それじゃあユズル君、ヴァンガードのルールはわかるかな?」
「え、えっと、少しだけ」
「じゃあ大丈夫だね」
シユリさんはデッキからカードを一枚抜き、それをヴァンガードサークルに置く
僕も、デッキから一枚抜いて、ヴァンガードサークルに置いた。
そして、互いにデッキをカット&シャッフルし、デッキを置く
「ユズル君、準備はいい?」
「はい!」
「それじゃ、行くよ!」
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
ファーストヴァンガードが裏返される
「ライド!手当の守護天使 ペナエル!」
「ライド!マイクロホール ドラコキッド!」
シユリさんは、エンジェルフェザー使いか
ダメージゾーンのカードを巧みに使うデッキだから、ダメージには注意しないと
「リンクジョーカー…?」
「え?」
シユリさんは僕のカードを見て不思議そうな反応をしていた
「ど、どうかしましたか?」
「う、ううん。なんでもないよ?」
「そ、そうですか…」
「(リンクジョーカーなんてクランあったっけ?。でも、ファイトテーブルは普通に機能してるから、自作のカードじゃない…。どうしてユズル君がそんなカードをもってるんだろう?)」
シユリさんはなんか考え込んでいたみたいだけど、リンクジョーカーって珍しいのかな?
僕の前の常識と一緒にしないほうがいいかもしれない
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【それからしばらくして】
「いくよ、ユズル君!私のヴァンガード、見せてあげる!ライド!真紅の奇跡 メタトロン!」
メタトロンがヴァンガードサークルに現れる
「イマジナリーギフト プロテクトⅠ獲得!さらに、ミリオンレイ・ペガサスと天罰の守護天使 ラグエルをコール!」
前列にミリオンレイ・ペガサスとラグエルが出てくる
「さあ、ここからが勝負よ!メタトロンのスキル発動!ダメージゾーンのカードを一枚山札の下に置いて、このユニットに1ダメージを与えるわ!」
出た!、エンジェルフェザーの得意とするダメージ操作!
シユリさんは裏返ってるダメージを山札の下に置いて、ダメージチェックを行う
「ダメージチェック…」
出てきたのはクリティカルトリガーだった
「クリティカルトリガー!効果は全て、メタトロンへ!
さらにダメージゾーンに新たにカードが置かれた事で、
ミリオンレイ・ペガサスのパワー+5000!」
ミリオンレイ・ペガサス 9000→14000
「さあ!みんな、行くわよ!」
それぞれがヴァンガードにアタックしていく
僕はミリオンレイ・ペガサスのアタックはノーガードし、他はガードしていく
「サウザンドレイ・ペガサスの支援、ヴァンガードでナイト・オブ・エントロピーにアタック!」
「その攻撃は、コスモチャプレットで完全ガード!」
コスモチャプレットがメタトロンの攻撃を防いでくれる
「ツインドライブはどちらもトリガーなし…ターンエンドよ」
現在、シユリさんと僕のダメージは互いに4
シユリさんはプロテクトⅠがあるから一度は必ず完全ガードできる
大して僕は手札残り2枚、ジリ貧だけど、なんとかこのターンで挽回するしかない!
ナラバ…ヤッテミセヨウカ?
「え?」
「ユズル君?」
今、誰かの声が…
やってみせるって…
って、いけないいけない
今はファイトに集中しなきゃ!
「僕のターン、スタンドアンドドロー!」
ドローしたカードを見る
「(!、このカードなら…!)」
「…闇の炎より生まれし闇の竜、その逆鱗に触れし者に、裁きの鉄槌を!ライド!シュヴァルツシルト・ドラゴン!」
ナイト・オブ・エントロピーからシュヴァルツシルト・ドラゴンに変わる
「シュヴァルツシルト・ドラゴン…!、これがユズル君の切り札ね…!」
「イマジナリーギフト、フォースⅠ!リアガードサークルにパワーを与えます!」
リアガードサークルにフォースマーカーを置く
「特異点を射抜く者と、ノルドシュトロム・ドラゴンをコール!」
特異点を射抜く者は左のフォースマーカーのあるサークルに、ノルドシュトロムは右のリアガードサークルに現れる
「ノルドシュトロムのスキルで、僕のヴァンガードがグレード2以上のサイバードラゴンなら、相手のリアガードを1枚、裏でバインドします。ミリオンレイ・ペガサスをバインド!」
ミリオンレイ・ペガサスがバインドされる
「そして、シュヴァルツシルト・ドラゴンのスキル、カウンターブラスト!相手のリアガード1枚を裏でバインド!サウザンドレイ・ペガサスをバインド!」
サウザンドレイ・ペガサスがシュヴァルツシルトにバインドされる
「さらに!シュヴァルツシルトのもう一つのスキル!ソウルのナイト・オブ・エントロピーをソウルブラストして、相手のバインドゾーンを全て表に!」
シユリのバインドゾーンのカードが表にされる
「これで、シユリさんのターンが終わるまで、バインドゾーンにある表のカードと同名のカードをノーマルコールできなくします!」
「!、ミリオンレイとサウザンドレイがコールできない…!?」
これで、次のターンになってもあの2枚はコールできない
「そして、黒門を開く者をコールし、スキルで相手のリアガードが2枚以下なら、ソウルブラストして、山札の上から2枚確認、その中から相手のヴァンガードのグレード以下を1枚コールします!」
今現在、シユリさんのリアガードは2枚、条件は満たしてる!
「グラヴィティボール・ドラゴンをノルドシュトロムの下にコール!残りは山札の下に」
シユリの手札はプロテクトを合わせて5枚、やれるだけはやってみよう!
「特異点を射抜く者、メタトロンにアタック!スキルで相手より僕の方がリアガードが多い為、パワー+5000!」
YES、マイヴァンガード
「へ?」
特異点を射抜く者の攻撃がメタトロンに通る
「ダメージチェック…、トリガーなしね」
今、特異点を射抜く者が喋ったのかな?
…まさかね、きっと興奮してそう聞こえるだけだよ
「黒門を開く者の支援、ヴァンガードでアタック!」
「っ!、プロテクトⅠで完全ガード!」
後は、このトリガー次第で決まる!
「ツインドライブ、一枚目」
一枚目はドロートリガー
「効果は全て、ノルドシュトロムへ!」
ノルドシュトロム・ドラゴン 13000→23000
「…セカンドチェック」
ワレラノ勝チダナ…
めくると、2枚目はクリティカルトリガーだった
「ゲット!クリティカルトリガー!効果は全てノルドシュトロムへ!」
ノルドシュトロム・ドラゴン 23000→33000 ☆1→☆2
「(こ、ここでクリティカル!?、この手札じゃガードできない…!?)
「グラヴィティボールの支援、ノルドシュトロムでアタック!グラヴィティボールのスキルで同じ縦列にいるノルドシュトロムのパワーはさらに+4000!」
ノルドシュトロム・ドラゴン 33000→37000→45000(ブースト込み)
「の、ノーガード…」
ノルドシュトロムの攻撃がメタトロンに命中する
「ダメージチェック…!」
1枚目のダメージはメタトロン
これでシユリさんのダメージは6になった
「か、勝った…」
まさか勝てるとは思ってなかったから、ちょっとビックリしている
トリガーに助けられたとはいえ、勝ててよかった
「あ、えっと、ありがとうございまし「ユズル君すごいよ!」ほえ!?」
シユリさんに両手を握られる
「リンクジョーカーのスキルも中々だけど、それを使いこなせてるユズル君はすごいよ!」
「そ、そんな…、きっとたまたまで…」
「そんなことないよ!ユズル君とファイトをして、わかったの!」
「え?」
「ユズル君はこのユニット達の事を信じてるって!そして何よりもユズル君自身がこのデッキが本当に好きなんだって事も!」
「ど、どうしてわかるの?」
「だって、ユズル君がファイトする前にデッキのユニット達を見て、目をキラキラさせてたんだよ?」
そ、そこまで見られてたんだ…///
我ながら恥ずかしい…///
「ファイトの時も、ユニット達と一緒に戦えて嬉しそうにしてたから、きっとユズル君はこのデッキのユニット達が好きなんだって思ったの!」
「…うん。僕、このリンクジョーカーのユニット達が大好きで、ファイトしてる時も、みんなを信じてた。それに」
「それに?」
「仮に負けたとしても、夢だったヴァンガードファイトができたから、それだけでも僕は嬉しかった!」
シユリさんとファイトして思った
こんなに集中してファイトするのは、今までだってなかった
友達と悪ノリでアニメみたいなファイトをすることはあったけど、それとは全くと言っていいほど違った
本当にユニット達と一緒に戦ってるって感覚が、本当によくわかった
だから、負けたとしても、この感動だけは、どんな勝利よりも価値のあるものだって思えるから
「ユズル君…。よーし!それならもう一回、ファイトしよっか!」
「はい!シユリさん!」
その日、僕は人生で一番楽しいヴァンガードファイトをした
そしてこの記憶は、どんな事があっても忘れないと信じてる
だって、こんなにも楽しいんだから!
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【惑星クレイのある宇宙にて】
シュヴァルツシルトが立体映像で映る、ユズルを見ている
その後ろから、帽子を被った人影が現れる
「どうだった?」
声をかけられたシュヴァルツシルトは答える
「…初めての感覚だ。こんなにも嬉しそうに我らを使ってくれるのは」
「ふっ…」
帽子を被った人影は立体映像で映るユズルを見つめる
「なら、しばらくはアイツについてやるといい。気が済むまでな」
「ああ、そうさせてもらう」
ユズルを見つめる帽子の人影
「精々楽しむといい。その後で、我も楽しませてもらうからな。フフフフ…」
つづく
まだ最初なので、ハーレムにはまだかかりますが、なるべく早めにやって行こうと思いますのでよろしくお願いします!