え?生物兵器が主役?…専門外なんだが…   作:りんご味

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前からやってみたいと憧れていた、なんか裏で主人公のことについて話す怪しい奴らっていうのをやってみました!
短い内容になってますし、ちょっと台本形式の書き方とかしてるんで読みにくいところもあるかも。
でも書いてて楽しかったw





追記
スマホで挿絵を見たら余りにも真っ黒だったのでちょっと明るいバージョンに差し替えました。
PCで見たときは明るく見えたんですが、スマホとは違いますねぇ


がいでん いち

 

 

【挿絵表示】

 

 

どこかの街の一角、誰も通行人がいないような建物の陰で二人の男が何かを話している。

 

「アンブレラの関係者とおぼしき人物たちの会話記録を入手した。ただし、この音声データの出どころ・情報の確証性についてはこちらでは保証しかねる。…何?出どころははっきりさせろだと?気に喰わないんなら別にいいさ。あんたにリークするのはやめるがどうする?」

 

どこか雰囲気が怪しげな男はそう言って笑う。

お前にこの情報を売らなくても、別の売り手がいるとでも言わんばかりに

にやけた薄笑いを顔に張り付けている。

 

対面する男は、そのあまりに無礼な態度が腹に据えかねたのか、額に青筋を立ててバイヤーらしきその男を睨みつける。

 

「…ッチ、わかった買おう」

 

「ふふっ、毎度」

 

しかし、いくら無礼な態度だったとはいえ、ここで情報を確認しないという選択肢は男にはない。

忌々し気に情報を買うと決めた男は、背後の自分の車に積んであるノートPCを開く。

衛星通信端末に繋がっているそれは、この時代ではなかなかお目に掛かれない、どこでもインターネットをつなぐことを可能にしている。

数秒操作を行った男が、もう一人の方へと顔を上げる。

 

「…ふふふ、確認した。前金25万ドル確かに」

 

「つまらん内容なら後金はお前の命で支払ってもらう」

 

よほど情報の価値に自信があるらしい、情報次第では命は無いといった男に、

にやりと薄気味悪い笑みを濃くして、男はどうぞと言わんばかりにこちらに両手を広げる。

掌の上には音声データが入っているのであろうミニディスクが乗っている。

 

 

チッと舌打ちを一つ打って売人の手からミニディスクを奪い取る。

どうも目の前の情報の売人との相性が悪いようだ。

男は不機嫌な表情を隠そうともしないまま、ディスクをPCで再生し始めた。

 

 

 

【???の会話記録 時刻不明 会話人不明】

 

人物A「t‐ウイルスの漏洩の報告から、10時間が経過した。各セクションは作戦の推移状況を報告せよ。――ふむ、問題なく作戦は進行中...か。む?」

 

シュー、という音

恐らくは自動ドアか何かが開く音

 

人物B「ち、チーフ!問題が!」

 

人物A「…お前は、要人護送班の。報告は通信で行えと厳命しているはずだ。この司令室は貴様の階級では入室許可すら下りていないはずだ」

 

人物B「も、申し訳ありません!しかし!緊急事態でして!」

 

人物A「…はぁ、言ってみろ」

 

人物B「先ほど特務護送対象Rとその母親の護送に失敗したとの報が自分に入りました!」

 

人物A「な、何だと⁉護送対象R⁉ふ、ふざけるな‼‼それは我々の部隊に与えられた命令の中でも最重要項目だぞ‼」

 

人物B「申し訳ありません‼自分の元にもつい先ほどRの護送班との連絡が取れていないと、報告が上がってきたばかりでして。どうやら、護送車での運搬中になんらかのトラブルがあったようです」

 

人物A「『トラブルがあった』ではすまされんのだぞ!よりにもよって我が社に最も利益を齎す可能性のあるRを!」

 

人物B「お、お言葉ですが、大袈裟では?上層部の人間の家族か、何かなのではないのですか⁉まだハイスクールにも通っていないような子供ですよ⁉」

 

人物A「この馬鹿者が‼対象Rはその筋では有名な発明家だ。ラクーンシティの中ではすでに大層名が通っているそうだ。その技術力は我々アンブレラの軍事技術部門のソレを10年以上凌駕している可能性すらある。とんでもない逸材なんだぞ彼は‼」

 

人物B「あ、あんな子供が…」

 

人物A「クソっ‼他の回収班は⁉誰か連絡が途絶えた場所に向かえる班は無いのか⁉」

 

人物B「他の回収班は、既にラクーンシティ郊外に脱出した後です。バリケード隔壁の外に出たとの連絡を先ほど受けました」

 

人物A「なにか手はないか...手は...いや、待て。確かBOWの戦闘データの回収に部隊を派遣する手筈になっていたはず」

 

人物B「UBCSですか?あれは使い捨てのモルモット部隊だったはずでは?」

 

人物A「データ回収のために“監視員”の役割を持つ人物が幾人かいるのだ。彼等には高いレベルの抗ウイルス薬が投与され、今回はラクーンシティ脱出の手段も与えられているはずだ。“監視員”達に捜索を依頼しよう」

 

人物B「し、しかしそれではUBCSに手柄を譲ってしまうことになるのではないでs」

 

人物A「少しは考えて物を言えこの愚図がぁ‼もし対象Rが死んでいたなどという事態になってみろ‼貴様も、そしてこの私も‼果てはこの部隊全員の‼アンブレラでの立ち位置は絶望的なものになる‼貴様が先程口にしたモルモット部隊を遥かに下回る扱いを受けることになるのだぞ‼」

 

人物A「分かったら貴様も部隊を編集してラクーンに戻れ‼見つけるまで戻ってこられると思うなよ‼」

 

人物B「そ、そんな。グッ、わ、分かりました!直ちに対象Rの捜索を開始します!…で、ですがその前にもう一件報告しなければならないことがありまして」

 

人物A「まだ何かあるのか‼‼」

 

人物B「ヒッ‼た、対象Rの班の後続組のトラックが1台来ていないとのことです‼」

 

人物A「…ぁ、後続のと、トラック、だと…?それはリーシュ博士の試作品を、積んだ。ぁあのトラック?」

 

人物A「……」

 

人物B「…あぁ、え、ええッと、報告は異常です‼た、直ちに現場に戻ります‼」

 

人物A「……ぅぁ、あのオーバーテクノロジーの塊たちを50%も損失…?」

 

人物A「……これでは…私の未来は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

会話データはここで途切れている。

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、情報には満足していただけたかな?良ければ後金をいただきたいのだが?」

 

にやにやと薄気味悪い薄笑いを浮かべる売人、

相も変わらずその無礼な態度には不快感しか生じない。

しかし、怒りを覚えながらも男は無言で後金の送信手続きを行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、読了お疲れ様です!
作者の自己満足な外伝にお付き合いいただきありがとうございます!
こういうの書いてて楽しいw

それと話変わりますが感想&評価ありがとうございました!
最近は感想がいっぱいで嬉しいです。
まだ感想欄見たことが無い人たちは、この機会にぜひ見ていってください!

読者さん達の面白い感想や意見がいっぱいですよ!


次回の更新は、暇になれば今月中。
忙しかったら来月になります。
それではまた次回~
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