もう一人の東京守護者   作:dwwyakata@2024

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東京に攻め寄せた大天使達を打ち破り、ついに東のミカド国へ戻るフリン達。攻め上がる英雄達。

原作におけるメルカバーとの決戦が行われる地ですね。本作ではヨナタンがだまくらかされていない上に、そもそも四大天使が安易に放逐されていないので、起きえませんが。

ただ。天使達も東京侵攻が失敗したからといって、黙っている訳ではありません。

天使の軍勢との第二ラウンド、開始です。








壟断の終わり
序、東のミカド国へ


目が覚めたので起きだす。

 

数日太陽の日を浴びていない。それだけでなんだか体に違和感がある。これを25年も続けて来た東京の人達はどれほど辛かっただろう。そう思いながら、シェルターを出て。伸びをしていた。

 

大天使達の軍勢を退けてから数日が経過。

 

敵の再侵攻はない。そうフジワラは判断した。それで、体力を回復し次第東のミカド国に仕掛ける。

 

そう会議で決まった。

 

今回の作戦は、僕ら四人。それに霊夢、秀、殿、マーメイド。後はドクターヘルも出る事になる。

 

サムライ衆は混乱するだけだから、精鋭を僅かに出すだけ。それもスカイツリーの麓で、天使の襲来を警戒するのに留まって貰う。これも変な話だ。サムライ衆は東のミカド国の民なのに。

 

まずは、東のミカド国を壟断している大天使達をどうにかする。

 

それが必須。

 

その後、四文字の神との戦いをどうやって始めるかを考えなければならない。いずれにしても、此処が正念場だ。

 

軽くルーチンの鍛練をする。

 

体を動かしていると、ナナシが起きて来た。ナナシもイスラフィールなんて強敵と戦ったのだ。

 

本当は東のミカド国に攻め入りたいかも知れない。

 

だが彼方は敵の本拠地だ。

 

それに、既に分かっている事がある。

 

東のミカド国のターミナルは封鎖された。つまり、これからターミナルを用いて奇襲するのは不可能である。

 

こればかりは、仮にターミナルを守っていたのが蠅の王であっても無理だったのだろう。それは仕方が無い事なのだとも言える。

 

蠅の王でも、大天使全てを相手にするのは厳しいだろうから。

 

アサヒとトキも出て来た。僕は丁度良いので、アサヒとトキ二人に、背中に乗るようにいう。

 

これくらいの重しがあって、丁度良いくらいだろう。

 

腕立てを開始すると、残像を作ってひゅんひゅん上下するアサヒとトキを見て、後から出てきたハレルヤもガストンも呆れていた。ナナシは既にどこかで見た事でもあったのか、すげえというだけである。

 

腕立て終わり。

 

アサヒは真っ青。

 

酔ったかこれは。

 

トキは平気そうである。

 

「フリンさん人間?」

 

「人間だよ。 人間離れしているとは良く言われるけどね」

 

「貴方が殿方だったら、私の生きた証を一緒に残したかった」

 

トキがとんでも無い事をいうので、ガストンが盛大に噴く。意外とウブなのかも知れない。今の見た目の年齢は、殆どナバールと変わらないのだが。

 

続いて悪魔を召喚。

 

呼び出すのはスルトだ。

 

スルトは強大な悪魔だが、それでもティアマトやマルドゥークに比べると随分と格下のようだ。

 

北欧神話で世界を滅ぼしてしまう悪魔だそうなのだが、それでもやはり古代神格には及ばないのだろうか。

 

スルトにその辺の鉄骨を持って貰い、それを使って懸垂する。

 

ひゅんひゅんと残像を作りながら懸垂して、体を温めておく。人外ハンターが出て来て、度肝を抜かれているようだった。

 

「黙示録の天使どもを倒したって言うのも納得出来るな……」

 

「てか人間とは思えねえ」

 

「おい、失礼だぞ。 トランペッターがそのまま暴れていたら、今頃全滅していたかもしれないんだ」

 

「わ、分かっているよ」

 

懸垂終わり。

 

着地。

 

畏怖の籠もった視線はまあいい。ともかく体を温めたので。蜻蛉切りを振るって、軽く鍛練をしておく。

 

組み手は必要ない。

 

既にあらゆる型を体に叩き込んであるし、それを実戦で対応させるだけだ。実戦は散々積んだ。

 

勿論それに驕ることなく、まだまだ技を調整しておくのだ。

 

軽く鍛練を終えたので、シェルターに戻る。

 

ナナシはガストンと組み手しているが、かなり良い勝負のようだ。ホープ隊長が手塩に掛けて育てたらしいが、それも納得出来る。すっかり毒気が抜けたナバールも、前衛を任せるとガストンに言っていて。ガストンもそれを受け、気持ちよく返事をしているようだった。

 

シェルターでは、急ピッチに弾丸やらの作成をしているようだ。

 

霊夢はまだ酒を飲んだくれているらしくて、自室から出てこない。多分だけれど、仇敵だったアブディエルを討ち取った事を、死んでいった仲間達に報告しながら飲んでいるのかも知れない。

 

邪魔は野暮だ。

 

いずれにしても、大天使達は簡単には態勢を整え直せない。

 

大戦の時には、今の数千倍以上人間がいた。そういう話を聞いている。信仰をそれだけ失ったのだ。

 

倒された大天使が復帰するのも、ましてや失った天使の軍勢を補填するのも無理な筈。此方は焦らなければそれでいい。

 

僕もしばらく、貰ったスポーツドリンクを飲んでゆっくりする。しばらくゆっくりすごすと、フジワラから連絡が入った。

 

「作戦の打ち合わせをしておきたい。 霊夢くん、話だけでも聞いていてくれるか」

 

「勝手にやってなさい」

 

「そうさせて貰うよ。 シェルターにいるものは会議室に。 それ以外はテレビ会議のシステムを起動してくれ」

 

すぐに会議室に向かう。

 

今回は僕ら四人の中ではワルターだけがいた。イザボーとヨナタンは被害調査のために出ていた上野からテレビ会議で参加している。霊夢は飲んだくれて、横になって会議を見ているのだろうか。

 

まあそれはどうでもいい。

 

秀が既に席に着き、腕組みして待っている。マーメイドは市ヶ谷で、ドクターヘルと参加。

 

殿がフジワラとツギハギと遅れて来て、それで人員が揃っていた。

 

作戦会議は今までにも何度かやっている。

 

これは最終確認、である。

 

身内だけなので、殿が音頭を取る。

 

それを誰もが納得していた。

 

「それでは東のミカド国に攻め入る作戦の最終確認とする。 多くの人員は残していくが、それは東京に相手が逆撃を掛けて来た場合の対策だ。 東のミカド国では奈落とやらに天使が大量に配置されているか、あるいは丸々と領域にされている可能性が高いと見て良いだろう」

 

「奈落の情報は役に立たないと判断して良さそうですわね」

 

「考えて見れば、ミノタウルスは命がけで天使の東京への侵入を防ぐつもりで彼処にいたんだろうな」

 

ワルターがぼやく。

 

ただ、もしも大天使達が再侵攻を目論んだ場合、ミノタウルスではどうにもできなかっただろう。

 

戦った時は勝てたのが奇蹟に思えたが。

 

今では、大天使達の恐ろしさが分かる。本当に命がけで、彼処でミノタウルスは張っていたのだ。

 

アキラとの深い信頼関係があったのが分かる。

 

平行世界でのアキラも見たから、なおさらそれには納得ができた。

 

「まずは奈落の突破。 最精鋭だけでこれは行うが、やはりトラップを用いて一網打尽を計ってくる可能性がある。 霊夢には、精神攻撃を含めたあらゆる攻撃に対する対策を準備しておいてほしい」

 

「ええ、やっておく」

 

ひくっと霊夢が通話の向こうで喉を鳴らしたので、苦笑い。

 

相当に飲んでるんだな。ただ、人生最後の酒かも知れないと判断して、それで痛飲しているのかも知れないが。

 

後でタヤマの病気。糖尿だったか。それにならないか心配だ。

 

今は蟒蛇でも、いずれ霊夢だって年を取るのだから。

 

「敵にいると思われる戦力はガブリエルを初めとした天使達。 他に最大の懸念する相手としては、やはりメタトロンの存在か」

 

「仮に大天使達が戦力の投入を惜しまないなら、確定で出てくると思う」

 

マーメイドが言う。

 

マーメイドがナホビノとともに戦った世界でも、メタトロンは滅びずに独自に天の門を守っていたそうだ。

 

神が滅びても天使としてあり続け。

 

その忠義を崩さない存在。

 

いや、そのあり方はもはや殺戮機械に近く。神の言葉を盲信して、敵を全て殺す装置そのものなのだとか。

 

アブディエルという大天使の顛末は聞いている。

 

それを聞く限り、やはり全肯定と全否定の理はダメなのだと分かる。アブディエルという存在は忠義深い武人だったようなのに。結局壊れて神の狂剣となってしまったのだから。

 

「出来れば東のミカド国への被害は抑えたい。 それについては問題は明けの明星や多神連合の動きだが……」

 

「明けの明星は恐らく人々を無意味に殺したりはしないわ。 ただ、大天使達を撃ち倒した後、人々に教育が必須でしょうけれど」

 

「そうだな。 本を読んだだけで悪魔になるような「純粋」などいらぬ」

 

殿は、その辺りは教育係の悪魔を見繕っているらしい。

 

まあ、任せるしかない。

 

本多平八郎忠勝の記憶は、ある程度残っている。転生したから、なのだろうけれども。それによると、殿は老齢になっても判断ミスをほぼしなかった。それが殿の最大の強みだった。

 

詰みの状態からひっくり返す事は出来なかったらしいが。

 

負け戦ではその場の勝利に固執せず即座に撤退を選択したり。

 

相手が大軍でも隙があると見るや火のように攻め立てて敗走に追い込んだりと。幾らでも名将がいる時代に、野戦の名将と呼ばれただけのことはあったらしい。

 

いずれにしても、僕はこの人を信じる。

 

ヨナタンが挙手する。

 

一つ聞いておきたい事があったようだ。

 

「時に殿。 その娘についてなのですが」

 

「ああ、そろそろ話してもいいか。 この娘は異界の巫女だ。 この世界にはかなり特殊な召喚によって到来したと本人が前に言っていた。 もとの世界には本人がいるらしいから、複製体が呼び出されたようだな」

 

「平行世界ですらないのですか」

 

「ヤタガラスという組織があった。 その最後の残党が、東京の復活をかけて呼び出したのがこの娘だ。 確か……果ての国という場所からきたという事だ。 名はリリィ」

 

そうか。

 

銀髪の子は、百合の名を冠している存在なのか。

 

ただ、それも簡単な話ではないらしい。

 

リリィはたくさん作られた複製存在の一人だったのだとか。

 

それを聞くだけで、リリィも本当にろくでもない世界で生き。そして生き残った事がよく分かる。

 

なお、その世界で得られた仲間の能力を、リリィは再現して使っているらしい。光の防壁など自前の力もあるそうだが。

 

咳払いすると、ヨナタンが言う。

 

「殿の話は分かりました。 それではリリィ。 君とも仲間として戦っていきたいが、それでかまわないだろうか」

 

「……貴方たちを家康さんとずっと一緒に見てきました。 それで分かったのは、貴方たちは私の故郷の人達と同じだと言う事。 私の故郷は滅びる最後の瞬間まであがいて、それぞれが皆のために戦おうとしていました。 私が手をかせないと判断したのは、東京の人達が、こんな状況でもエゴを振りかざして、好き勝手をしていたから。 でも、貴方たちになら。 手を貸すのは、本望です」

 

「そっか。 ありがとうな。 俺も一歩間違えばエゴの化け物になっていただろう。 たくさんの出会いがあって、今の俺がいる。 よろしく頼むぜ」

 

「わたくしからもよろしく。 多少年は離れていますが、盟友として背中を預けられますわ」

 

皆、それぞれから改めてよろしくと声を掛ける。

 

リリィは元からあまり喋るのは得意ではないらしく、はにかむだけ。或いはだけれども。そもそも、周りにたくさんの人がいる環境そのものをあまり経験していないのかも知れなかった。

 

ともかくだ。

 

最後の不安要素もなくなった。

 

僕から見ても、殿とリリィは信頼出来る。そして、銀髪の子ではなくリリィになった事で、本当の意味での仲間になったように思う。

 

何も、その場の全員が同じ思想である必要性はない。

 

集団が一つの思想を強制され、まとまる必要などない。

 

それぞれに利害があり。

 

それぞれに思惑がある。

 

それでかまわない。

 

ただ、それでもこの瞬間、全員の思考が指向した事には大きな意味がある。四文字の神を、座から引きずり降ろす。

 

その最終準備が整ったのだ。

 

細かい打ち合わせをする。東のミカド国に出たら、まずは退路の確保。つまりターミナルの復旧だ。

 

それからホープ隊長と協力して、ガブリエルら大天使を仕留める。

 

ただ、別に皆殺しにする必要はないと思う。

 

素直に敗北を受け入れる相手まで殺す必要はない。そう僕は考える。それを告げると、殿はそうだなと言った。

 

「ただ、四文字の神の影響力は圧倒的だ。 あのマンセマットすら、神からの離反は考えなかったようだしな。 そう降るような大天使がいるかどうか」

 

「悪魔合体で従えている大天使を据えるのは手の一つだろう」

 

秀が提案。

 

確かにそれはある。

 

ちなみに秀は乱戦の中で大天使をかなりの数斬った。その内数体は、札に取り込んで従えたということだ。

 

それも確かにいい。大天使がいなくなったら、東のミカド国の民は、根底から思想を崩されて混乱するかも知れない。

 

他にも幾つかの案を決めておく。

 

ただこれも、何回かの会議で出た話の直しでもある。いずれにしても、大まかな作戦は既に決まっているのだ。

 

フジワラとツギハギは居残りで、何があっても東京を守る。

 

竜脈の復活で、日本神話の神々は更に力を増している。それならば、東京を瞬時に落とされる事はないはず。

 

後、懸念事項があるとしたら。

 

クリシュナの動きか。

 

多神連合が解散した今、クリシュナもそう無理はしないと思う。維持神というなら、今更僕やナナシを後ろから刺しても意味がない。

 

問題はダグザか。

 

一応提案しておく。そうすると、殿は言う。

 

「実力的に、そろそろ連れて行けるのではあるまいか。 大天使どもとの戦いに連れていくのはありだろう」

 

「ケルトの主神ではあるけれども、ティアマトやマルドゥークを従えているフリンだったらどうにでも出来そうではあるわね」

 

「それならわたくしが近衛にしていきますわ。 防衛のためのボディーガードが必要でしたし」

 

いうまでもないが。

 

必殺の霊的国防兵器は全て市ヶ谷とシェルターを守って貰う。

 

それだけ、まだまだ敵の攻撃は警戒しなければならないのだ。

 

会議が終わる。

 

出撃は明日。スカイツリーの内部のターミナルに転移といいたいが、上野のターミナルだ。霊夢らはスカイツリー内部のターミナルに登録していない。

 

人数が少し多めになるから、恐らく二班での行動になるだろう。それについては。現地で決める事になった。

 

外で、以前ダグザに貰った竪琴を鳴らす。現れたダグザは、なんだか若干力が落ちているように見えた。

 

「なんだ。 別にこれから戦いのようには見えないが」

 

「これから戦いだよ。 正確には明日だけれどね。 いきなり戦場に呼ぶほど僕らも大胆じゃないってこと」

 

「ふむ、そうか。 それで何用だ」

 

「わたくしの手持ちになっていただきたく。 四文字の神をぶん殴る権利を代わりに差し上げますわ」

 

それを聞くと、ダグザは痛快であるなと大笑い。あれ。ちょっと雰囲気が変わったか。

 

少し雰囲気が柔らかくなった。

 

ダグザの方から。その理由を教えてくれた。

 

「実はな、多神連合から離脱したオーディンと先に相討ちになったのだ」

 

「えっ……」

 

「今更主導権を握ろうなどとくだらんことをしていたのでな。 奴と相討ちになった後、母上に産み直しをしてもらった。 大いなる母神である母上には、倒れた神をそうやって再生させることが出来る。 アッシャー界に呼び戻すという意味でな。 絶対に四文字の神を撃ち倒すという気迫はそれで失われてしまったが、だがそれについてはもうかまわん。 お前達についていけば、大望は果たせそうではあるからな」

 

そうか、そんなことがあったのか。

 

パトロールに出ていたらしいナナシが戻ってくる。

 

ナナシを見て、ダグザがあっと声を上げていた。

 

僕はナナシとダグザの因縁は既に平行世界を見て知っている。ダグザは平行世界にまで関与できないのか、知らなかったようだが。だが、それでも気付いたのだろう。世界によっては最強の神殺しになった者が、側にいると言う事に。

 

溜息がダグザの口から漏れる。

 

「こんな時に最強の神殺しを見つけるとは、色々と運命の巡りあわせが悪かったのだな。 数多の悪魔がお前達に倒された時点で、運命の歯車は狂い始めたのだろうが」

 

「フリンさん、何を言ってるんだこのオッサン」

 

「気にしなくていいよ。 とりあえず、近々上に仕掛けるから、ナナシ達はしっかりシェルターを守って。 頼むよ」

 

「……分かった。 俺は最前線に行く事はなくても、不意打ちとか仕掛けて来る大天使どもに誰も殺させねえ」

 

ナナシの声には強い信念と、良い意味で昇華した闘志がある。

 

場合によっては世界の全てを壊し尽くしてしまう者は。

 

今では、その悪しき運命からは解放されている。

 

それだけで僕には、戦い続けて来た意味があったのだと言える。

 

僕はまだ20にもなっていない若造だが。

 

それでも後続のために命を賭けるのが戦士というものだ。

 

自分だけのために戦うような奴がもてはやされるような世界になると、何もかもが終わってしまう。

 

それは、色々な平行世界を見て理解できた。

 

ナナシがアサヒとトキと一緒に行く。ガストンが目付役としてついている。別の平行世界ではあれにハレルヤやナバール、それに神田明神近くの森を守っているノゾミも加わっていたのかも知れない。

 

それは、これから加わればいいだけのことだ。

 

ダグザがイザボーのガントレットに消えて。

 

それから少しして、小沢さんが来る。小沢さんは偵察を済ませてくれていた。

 

「スカイツリーを見てきた。 内部に悪魔の気配はない。 恐らくだが、大天使達が攻めこんできたときに、一掃してしまったのだろう」

 

「好都合だね」

 

「ああ」

 

「エレベーターなどもきちんと動く事を確認している。 一応、当日ドクターヘルに見てもらって欲しい」

 

よし、これで全ての膳立ては整った。

 

後は、東のミカド国を。

 

狂ってしまった大天使達から、取り返す。まずは、それを達成しなければならなかった。








※銀髪の子について

今回で正体判明です。名作メトロイドヴァニアであるENDER LILIES: Quietus of the Knightsの主人公、リリィさん(正確にはその巫女としての性質が召喚された存在)が彼女の正体です。

この作品、メトロイドヴァニアというジャンルの中では屈指の名作で、非常に死にやすいもののリカバーが極めて簡単でデスペナもない上、奥深いシステムと探索の自由度、何より感動的なシナリオが素晴らしい傑作ですね。

本作ではリリィさんは徳川家康公を呼び出してアドバイスを受けるために、日本神話系の対魔組織ヤタガラスの生き残り達が最後の力を結集して呼び出した存在になります(ただリリィさんという存在を認知していて召喚したわけではなく、常時死者の魂を定着出来る巫女としての概念でヤタガラスの探知内で最も優れた存在を呼び出した)。この呼び出しに参加できる人員がもうヤタガラスにはほとんど残っていなかったのもあり、徳川家康公以外の人員の魂は召喚に失敗しています。なおリリィさんはたくさん作られたクローンの一人という闇深い出自なので、徳川四天王の魂召喚に成功していたら、その分だけリリィさんの召喚を増やす予定でした。

リリィさんがなかなか人間に協力しなかったのは、今までの説明の通りです。

しかしそれも解決した今。

最後に素性が判明したリリィさんは、フリン達とともに最後の戦いに赴いてくれるのです。

ちなみにリリィさんはCエンドの後の状態です。このため原作以上に出来る事が増えています。元々凄く強いんですけどねこの子。ごんぶとレーザーとかメテオとかを凄まじいパリィで無効化する姿は色々強烈です。




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