白雪トレーナーの担当ウマ娘になって翌日。
トレセン学園で午前の授業を受けた後、午後のトレーニングが始まった。
ウマ娘たちは自分たちのトレーナーのところに向かう。
わたしも白雪トレーナーがいるトレーナー室に向かった。
「トレーナー!来たよ~!」
ボロボロの仮設ハウスに入ったわたしは、元気な声を出した。
トレーナー室にいた白雪トレーナーはビクッと身体を振るわせた後、わたしに視線を向ける。
ビックリした姿もいいな~。
もう……好きになっちゃうよ!
「元気だね。ウララさん」
「うん!わたし、すっごい元気!ウララ~!」
「そっか。とりあえず体操服に着替えたら、グランドに集合ね」
「わかった!」
ついに今日からトレーニング!頑張らないと!
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制服から体操服に着替えたわたしは、グランドに向かう。
グランドには多くのウマ娘やトレーナーがいた。
そしてその中にはストップウォッチを持った白雪トレーナーの姿も。
「あ!ウララさん、こっちこっち」
大きな胸を揺らしながら手を振る白雪トレーナー。
すっごいおっぱい揺れてる。
誘惑してるのかな?
もしそうなら我慢できないよ。
「トレーナー。わたしのこと誘惑してる?」
「え?なんでかな?」
「いや、なんでもない。それよりこのグランドで走ればいいのかな?」
「そうだね。あそこの短距離用のグランドを使って走ってみようか」
「わかった!」
わたしは短距離のグランドに向かい、いつでも走れるように構える。
「では、スタート!」
白雪トレーナーの言葉を聞いた直後、わたしは地面を蹴った。
そして……地面に思いっきり転んだ。
「~~~!!」
は、恥ずかしい!
カッコよく決めようとしたのに、転ぶだなんて……どうしよう、恥ずかしくてどうにかなっちゃいそう。
「だ、大丈夫?」
心配そうな顔で白雪トレーナーがわたしに近付く。
「だ、大丈夫。カッコ悪いところ見せちゃった。アハハ~……」
「そんなことないよ。誰だってこういう時はある。落ち着いて走ろう」
「トレーナー……」
トレーナーは……天使のように優しかった。
その優しさがとても嬉しい。
どうしよう……惚れちゃいそう。
もう惚れちゃってるけど。
「さ、次はうまく走ろう」
「うん!」
気を取り直して、わたしはグランドを走り出した。
短距離を走り終えると、白雪トレーナーは難しい顔で顎に手を当てる。
「……ウララさん。これからのトレーニングだけど……スピードを中心に鍛えようと思うの」
「どうして?」
「ウララさんの武器は楽しく走る心。楽しく走るからこそ、ウララさんは速く走れると思うの。なら速く走れる脚が必要だと思うの」
「なるほど」
確かにわたしは走るのが楽しいと思うと、脚が速くなるのを感じた。
ならスピード重視の走りができるようにしたほうがいいというの白雪トレーナーの考えみたい。
ゲームだと最高速度に影響するスピード、持久力に影響するスタミナ、加速力とコース取りのうまさに影響するパワー、ラストスパートに影響する根性、レース運びのうまさやスキル発動に関わる賢さの五つをどう鍛えるかが勝利のカギとなった。
白雪トレーナーはわたしスピード特化のウマ娘にしたいみたいだね。
なら……わたしは。
「わかった!わたし、トレーナーの言われた通りに頑張るよ!」
「ありがとう。ウララさん。私もウララさんがレースで勝てるよう、トレーニングメニューを考えるから」
わたしたちは笑い合った。
頑張るぞ、わたし!えいえい、おー!!
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