ガトー「ソロモンよ、私は帰れないようだ」 作:大福もちち
「テム博士。どうですか?Ωサイコミュの調子は?」
「マチュのお陰で、だいぶ研究が進んだよ。この調子で行けば、医療の進歩も捗りそうだ」
マチュがホワイトベースでのアルバイトを初めて数日後。ブライト艦長は空いた時間を利用して、テムのおっちゃんの研究室を訪れていた。研究室と言っても、ホワイトベースにある簡易的な物であり、連邦の悪いヤツやアナハイムの腹黒いヤツに研究データが盗まれないように厳重プロテクトがサンの手で施されている。これで、テムが開発した画期的な代物…ΩサイコミュやNTーDことニュータイプドライブシステムは外部に漏れないようになっている。とは言え、サイコミュの1つであるサイコフレームはホワイトベースではなく、地球で発見したこともあり…アナハイムや地球連邦には知られており…サイコフレームは悪用される恐れがある。
「しかし、マチュも熱心だね。アムロにΩサイコミュに頼らない操縦を教えてほしいって言ってね。今では戦闘は難しいが、ふつうの動作なら操縦桿で出来る。かなり、呑み込みが早い。
それと、ニャアン。彼女もマチュと同じだ。自分がニュータイプとは気づいてなかったようでね、試しにガンダムクアックスに乗ったらΩサイコミュの起動に成功したよ。直ぐにクアックスのAIが停めたけどね」
そう、実はニャアンもニュータイプだったのだ。しかも、Ωサイコミュの起動が出来る程に素質があり、成功するが…直ぐにジークアクスのAIが停めたそうだ。
「ああ、だから…ブリッジのモニターにジークアクスのメッセージが来たんですね。『ちっパイは無理!!まな板やないかー!!』って」
「…ブライトくん。ジークアクスのAIのことはマチュとニャアンには言わないように」
「勿論ですよ」
だが、テムとブライトさんはこの時は知らなかった。ジークアクスの予備パーツで組み上げたニャアン専用機 ジークアクス2号機ことガンダムフレドことジフレドのAIも自我が強く…ジークアクスと違って貧乳派であり、アナハイムに設計図を送ったEXーSガンダムのAIも自我が芽生え『ごめんなさい。私、ちょいワルで筋肉がすごい人が好みなの』と様々なパイロットを拒否してしまうことになることを。
「それと、ニューガンダムのインコムはどうですか?アムロから聞いていますが…」
「ああ、問題ない。キケロガのデータを参考にして、小型の有線サイコミュだが重力下でも動かせる。AIのサポートが有れば、オールドタイプでも動かせるよ」
アムロのニューガンダムはジェネレーター内蔵式大型ファンネル…フィンファンネルの実用化は未だだが、一先ずインコムは無事に出来た。
史実の量産型ニューガンダムのインコムと同じであり、アタッチメントを着ければハイニューガンダムのようにフィンファンネルも装備できるし、フィンファンネル+インコムの運用も出来るのだ。
「問題は…サンくんのブロッサムだ。今のブロッサムがサンくんの成長に着いていけてない。出来るだけ早く、ユニコーンガンダム試作0号機ルミナスブロッサムを完成させないとな…だが、完全なフルサイコフレームで効率化を計るには…」
パソコンのモニターに1機の未完成のモビルスーツの3D画像が映る。それはサンの次のモビルスーツ…ブロッサムSPEC2からコアブースターを受け継ぐ、全身サイコフレームの化身。
サイコフレームが励起しておらず、展開装甲が閉じた状態ではガンダムフェイスを隠して…バイコーンのように2本角が斜め前に出た白、所々青のモビルスーツ。だが、デストロイモードを発動させ、展開装甲が開き、サイコフレームが勃起すると…顔のフェイスパーツがスライドし、2本角が割れて4本の角を持つガンダムと成るのだ。
「…開発費…大丈夫なんです?」
「ビスト財団が無利子、無返済、無際限で援助してくれたよ」
因みにユニコーンシリーズはビスト財団が無際限、無返済、無利子の三拍子で援助してくれた。ただし、ユニコーン初号機のユニコーンはビスト財団持ちである。
余談だが、そのユニコーン初号機…ビスト財団の隠し子の手に渡り、アムロの義娘となったプルシリーズの女の子(ユニコーン2号機バンシィ乗ってるとか)と恋仲になるのは内緒である。
「え~クランバトルの応援?ムリムリ、ブロッサム出したから軍警処か…それと繋がって難民虐げる元締め黒幕に目をつけられたし。店員さん、ケーキお代わり」
「私も、ジークアクスは私用で出せないんで無理。バイト代はロンドベルから出るし、お金には困ってないんで。店員さん、私もおかわり!」
「私も無理です。闇バイトから足洗ったんで。ケーキお代わりお願いします…」
ポメラニアンズのジェシーはピンチを迎えていた。ニャアンの最後の闇バイトで、リミッター解除のデバイスをゲットして、自分のザクのリミッターを軍用と同じまで引き上げた。
だが、クランバトルはマブを組まなければ出ることは叶わず、クランバトルを欠席しての違約金は物凄い金額なのだ。だからこそ、ジェシーは共に出てくれるマブを探すために町に出て、偶然にも町を歩くサン、マチュ、ニャアンの3人を見つけ…喫茶店を奢るという条件で話を聞いて貰ったのだ。
「そんな…」
だが、ブロッサムを出せば=サンだと自分から言っているような物であり、ホワイトベースに積んでいる量産機はサイサリスのデータを用いて作られたリック・ディアスだけであり、量産型の最新鋭機を出すわけにもいかない。
マチュはアルバイトの身であり、私用でジークアクスを出すわけにもいかない。と言うかジークアクスは正体不明のモビルスーツとして軍系にマークされており、こちらもダメ。
ニャアンはガンダムフレドがまだ未完成であり、機体がない。そもそも、闇バイトから足を払ったから、ダメである。
結果、ジェシーの希望は打ち砕かれた。現実は残酷である。
しかし、後ろからジェシーは誰かに肩を叩かれる。それはグラサンをかけたシャアであった。
「私の出番だな。なに、先日…キャバで大金を失ったんでな。それに、出しても問題ないモビルスーツもある」
「マジっすか!?」
シャア、ゾゴジュアッジュでポメラニアンズの助っ人になる。勿論、前回ゾゴジュアッジュを出したときの反省点から、宇宙で動かせるように改良した。
次回…ラル飯!!背徳的にデザートを作るラルさんの元に、腹を空かせた子供達が!?
完全体ニューガンダムとユニコーン0号機ルミナスブロッサム、いつ降臨させる?
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ハゲ「まって!?Zの年代に!?」
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グレミー「ZZと同時リリース!?」
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シャア「予定通り。私が実験台?」