ガトー「ソロモンよ、私は帰れないようだ」   作:大福もちち

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ラル飯!!


ラル飯~背徳カマンベールチャーハン

「私はランバ・ラル。元ジオン軍戦士で、今は地球連邦およびジオン共和国合同の治安維持艦隊ロンドベル旗艦ホワイトベースのしがない料理人だ」

 

夜は深夜1時。当直の人物以外は寝静まった深夜の時間帯。ホワイトベースの料理人であるランバ・ラルことラルさんは、明日の朝食の仕込みを終えて、優雅に珈琲を飲んでいた。

 

「腹が減って眠れん!」

 

食堂はラルさん以外の人は居らず、電気も厨房以外は薄暗い消灯となっており、テレビでは深夜放送としてかクランバトルの様子が流れており、素人のモビルスーツの戦いを見ながら珈琲を飲むラルさん。そう、ラルさんは眠れないのだ。

 

一年戦争時代。奇跡的に五体満足で生存し、ベッドの上で目覚めたラルさん。気が付けば戦争は終っており、セイラさんの権力で庇われて尋問などはされず、内縁の妻共々生き残ったラルさんは退院後…ダイクン派やドズル派などのジオンの地球残留組を纏めて、警備会社の設立したり、得意の料理で内縁の妻が始めたスナックで料理を行っていた。そんなある日、セイラさんからスカウトを受けてホワイトベースの料理長となったのだ。パイロットの経験は豊富だし、新人パイロットの相談相手やジオン共和国から出向してきた者達の話し相手になるなど、活躍をしている。

そんなラルさんでも腹が減る。最近では背徳感溢れる男飯の食べすぎで、腹が少し出てきた。ラルさんも一年戦争時代と比べて40歳。おっさんになった物だ。

 

「たしか、余り物のご飯とカマンベールがあったな」

 

珈琲を飲み終えたラルさんは冷蔵庫を開ける。宇宙戦艦で食料は貴重であり、南極料理人のように余ったご飯は再利用されて使いまわしされて何度も活用されるのだ。しかし、今はイズマコロニーに停泊しており、食料は問題ない。背徳飯を作っても問題はないのだ!!

 

ラルさんは腹が減ったこともあり、冷蔵庫から余った冷やご飯、プライベートでかった大きなカマンベールチーズ、業務用ベーコンの余りとなった切れ端、ニンニクを取り出した。

 

「ふふふ…これで旨い夜食でも作るぞ!!5人前ぐらい作って、1人で食べるのだ!!まさに、背徳飯!!」

 

ジュルり、ラルさんはよだれが出そうになるのを我慢して、調理を始めるのだった。

 

 

 

 

「うわ。なんじゃこりゃ」

 

その頃、サンは夜更かしをしており、パソコンを用いてグラサンノースリーブこと情けないキラキラことシャアから、シャアがクランバトルに参戦する代価に…ポメラニアンズから貰った潰れたリミッター解除のデバイスを貰い受けて、解析を行っていた。確かにリミッター解除のための仕組みは加負荷で焼けているが、データの基盤は壊れておらず、有能なアホの手であっという間に解析された。

だが、出てきたのはこのデバイスがネオ・ジオンとかいうやからが開発したこと、更に製造元がサイド6大統領のハゲ頭ことベルガミノの工廠が製造していたのだ。

 

つまり、ベルガミノが保有する工廠のグループとネオ・ジオンとかいう奴らが手を組んで、金儲けかデータ目的か不明だがクランバトルを行っていたのだ。

 

「いやーまさかね」

 

カタカタとサンは高速タッピングでリミッター解除のデバイスが製造された工廠をあっという間にハッキング。向こうの工廠を悟られないように乗っ取り、監視カメラを調べてみると…金髪の青年グレミーとベルガミノが握手しており、工廠の現場ではフレーム全てがサイコフレームの筋肉で構成され、装甲の裏側にもサイコフレームを贅沢に使った超大型モビルスーツ!!全長50メートル以上!!サイコフレームのお陰で、ニュータイプが乗れば推進剤不要で空を飛べる化物!!その名もサイコガンダム!!なんと、このサイコガンダム…何体も製造されていたのだ。全身の筋肉もフルサイコフレーム、装甲もサイコフレームで推進剤不要のファンネルに出来る。しかもマネーパワーに言わせて、量産が進む。

 

「オーマイガー。とりあえず、夜遅いし、アムロのあんちゃん、ブライトさん、テムのおっちゃんのパソコンにデータのコピーを送ろっと」

 

その頃、ショートスリーパーなのでまだ眠らず、技術力の話し合いをしていたテムとシロッコ。

 

「む?サンくんからか…こっこれは!?誰だ!?誰がサイコフレームの情報を流した!?それに、サイド6とジオン過激派が繋がってただと!?」

「テム博士!!奴ら…フルサイコフレームまで…しかも量産してます!!」

「わかってるよ、シロッコくん。だが、私なら…ここはこうするな」

「ええ…そうですね……ここをこうすれば…」

 

「「あれ?ユニコーンの問題解決じゃね?…しゃぁぁあ!!」」

 

テム博士とシロッコさん。サンくん式エナドリ*1をイッキ飲みし、ユニコーン試作0号機ルミナスブロッサムの製造を開始した。

 

 

 

「ニンニクマシマシ!!ベーコンの油で炒めた男のチャーハンの完成だ!!そこに…レンジで温めたカマンベールチーズを乗っけて!!背徳的マシマシチャーハンの完成だ!!」

 

ラルさんはニンニクマシマシ、ベーコンの油で炒めた男のチャーハンの上に、とろけたカマンベールチーズをトッピングした背徳的なチャーハンを完成させた。

だが、気配を感じて厨房の入口を見れば…

 

「うまそ」

 

脳ミソをハッキングでフル稼働させたサンがおり、他には…

 

「マジで?…めちゃくちゃ良い匂い!!」

 

タマキさんが遅くなることもあり、ホワイトベースで泊まったマチュ。

 

「ごくり…いただいて良いですか?」

 

マチュと同室の為に起こされて着いてきたニャアン。

 

最近の若い子はお腹がペコペコらしい。ラルさんは溜め息を吐き出して…

 

「食うか?」

「「「ゴチになります!!」」」

 

一緒に食べることにした。1人での背徳飯も良いが、皆で食べるほうが美味しいに決まってる!!

 

 

 

 

「ルミナスブロッサムの銃は!」「ビームマグナム!」「一発でカートリッジ空だけど?」「ニューガンダムのニュービームライフル十数発分の破壊力!かすっただけで爆発だ!!」

「「いぇぇーい!!」」

 

ノリノリで武装も考えるテム博士とシロッコさん。しかし、それを見たアムロからの提案で…シールドファンネルの裏側にビームマイクロガン*2とグリップを格納して鈍器に出来る高出力レールショットガンの2つが備え付けられたとか。

*1
ムラサメ研究所のヤヴェーエナドリ。これを飲むと、36時間…目がバキバキになって眠れなくなる

*2
早い話、ガトリング




次回~サイド6で情報を集めるサンくん。進むルミナスブロッサムの建造。ゾゴジュアッジュ、立つ!!

諸悪の根元グレミー・ザビさんの成敗の仕方

  • 機体粉砕して生身にビームマグナム
  • フルアームド!ビームブレード!
  • サイコミュかめはめ波!
  • 予備肉体の残機全て壊す!
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