ガトー「ソロモンよ、私は帰れないようだ」 作:大福もちち
ある日のガトーさんの1日を見てみよう。
午前5時、素早く起床!!
「ふむ。軍隊は規律が大切だからな。戦後であり、新型モビルスーツやテスト用などのデータ取り、災害救助が起きた場合の救助訓練、対テロ用の動きを想定した訓練などしかなくても必要なことだ」
起きたガトーさんは電動シェーバーで髭を剃り、素早く寝巻きから軍服に着替えて寝室を出て、点呼の場所に向かう。トリントン基地では主にモビルスーツのデータ収集や新型やテスト用機体のテストなどが主な任務と言えど、軍隊に変わりはない。非番以外は規則正しく、生活しなければならないのだ。*1
「サンンンンン!待てぇぇぇ!!」
「今日のターゲットは俺達かよ!!てか、足速!!」
「なんで…なんで俺だけ落書きじゃなくて、髪型が弄られてるの!!」
「フハハハ!!油断したのが、運の尽きだったな!!俺ちゃんはいつ何をやるのか分からないぜ!!」
外では顔に落書きされたコウとキース、そして髪型が凄いことにされた新兵が笑いながら逃げるサン・ムラサメを全速力で追いかけていた。
コウとキースは顔やお腹に落書きをされた位だが、その新兵は髪型がストツーのガイルのように刈り上げ→上に立たせられて→真上から見ると直径15センチの+ドライバーが刺さりそうな剃り混みが入れられていたのだ。
「アイツ、またやったのか」
と、その声が聞こえてガトーの隣にアムロが立っていた。
「彼は昔からかね?」
「そうですね。でも気持ちは分かります。戦後とはいえ、軍隊は少し固い所が有りますからね。俺も戦中は納得出来ないこととか沢山あって溜め込んでしまうことが有ったけど」
アムロ・レイ。テム・レイの息子であり、偶然とはいえガンダムに乗り込んでしまい、連邦軍を勝利に導いた白い悪魔。ガトーだってここに来てから、白い悪魔の正体が10代後半の青年だとは思わなかった。戦中は子供であり、ジオンのゲリラ少年兵と歳が変わらない。そんな子供が偶然から始まったとはいえ、あんな運命を辿るとは誰もが思わなかっただろう。
「しかし、あんだけ悪戯が過ぎたら…他の士官から仕返しされるのでは?まあ、ここではスペースノイドだからやアースノイドだから、元ジオンや連邦だからと関係なく風紀も緩いがね」
「いや、サンはムラサメ研究所での人体実験を受け続けた影響で、されそうになったら瞬間的に目が覚めるみたいですよ」
こんだけおいたが過ぎたら…サンはやり返しされるって?所がどっこい。彼はムラサメ研究所で受け続けた人体実験の経験で、寝込みを襲われても瞬間的に意識が覚醒して、返り討ちに出来るのだ。
点呼が終わり、午前6時半朝食である。
「やあ、若いの!!今日は新しいメニューだ!!」
「で、味は?」
食堂スタッフにも顔を覚えられたガトーさんであった。
「ニンジンだと!?」
「コウ、残したらバニング大尉から怒られるぞ」
そしてコウ・ウラキ。ニンジンが苦手であり、ニンジンを残すのだった。
午前10時。サイサリスの歩行テスト
『ガトーくん。準備は良いかな?先ずは歩行、その次にホバー移動だ』
「了解した」
午前12時 昼食
「ウラキ少尉。好き嫌いは良くないぞ?ほれ、ニンジンだ。見てみろ、君より幾つも年下なサン・ムラサメ特務少尉も食べてるぞ?情けないぞ」
「ニンジンいらないよぉ!!」
コウ・ウラキ少尉。ニンジンを筋骨隆々なコックさんの手で、山盛りに入れられてしまうのだった。
「情けないぞウラキ!戦後とはいえ、宇宙では故郷を無くした難民の子供達は、その日に食べるものに困り、好き嫌いが出来ない子も居るのだ!!黙って食わんか!!」
しかし、そんな情けなく姿を見て、ガトーさんはウラキに活を入れる。そう、一年戦争が終わったとは言え、この宇宙では今日の食事も満足に食べることが出来ず、故郷に戻りたくても戻れない難民の子供達も居るのだ。そんな子達は好き嫌いをする自由がなく、食べれる物は食べなければ飢え死にしてしまう。
「アレルギーなどではないのだろ?ならば我慢せんか!!作ってくれた農家さんに失礼ではないか!!」
「はい!!」
ウラキ、半泣きで食べることが確定。
午後2時
(今さらだが、連邦のモビルスーツもやり方は同じか。強いて言うなら操縦桿が少し違う位だな)
ガトーはパワードジムに乗り込み、これからウラキやキースの訓練を行う。
『うぉぉお!!』
『まてよ!コウ!!』
(特にウラキの成長は実に良い。連邦にも良いヤツが居ることは分かっていたが、叩けば叩くほど伸びる!!)
ウラキの成長率は史実を見ても実際に高い。史実のスターダストメモリーではコウ・ウラキはニュータイプに目覚めることはなかったが、短い期間で援護があるとはいえ…一年戦争を生き延びたケリィを倒したり、ガトーと互角に戦うなど凄まじい成長を見せている。その上、ゲテモノオーバー兵器 デンドロビウムを根性で制御して『幻の撃墜王』と呼ばれる成長を見せている。それに差別や偏見がなく、ガトーは2人の訓練でウキウキと楽しんでいる。
『どうした?反撃してこんか!!テロリストと遭遇した時も、そうするのか!!』
『くっくそぉぉ!!』
ガトーの猛攻で次々とペイントだらけに成っていく、ウラキとキースの乗る訓練用ザク2。
(ウラキはもちろんだが、キースも中々だ。これは2人とも、良い戦士になるぞ!!)
だが、キースも忘れてはいけない。キースだって史実の戦いを生き残っており、スターダストメモリーではジムキャノン2などの支援機と相性が良く、劇中ではウラキの命を何度も救った活躍をしている。
(連邦も彼らのような戦士が増えれば、地球圏も宇宙の平和も安泰だ。よし、張り切って鍛えるぞ!!)
ガトーさん、ウキウキで鍛える。
『これで訓練は終了だ。各員、就寝前に模擬戦のレポートを纏めるように』
そう告げ、その日の訓練を終えようとしたときだった。
『ガトー中尉。補給は問題ないか?』
パワードジムに乗ったバニング大尉が現れた。そして補給の確認をしてきたと言うことは、もしかしたらバニング大尉とガトー中尉の訓練で模擬戦を行うのだろう。
『問題ないですよ。私と大尉とですか?』
『いや、俺とお前さんがチームだ。用心してかかれよ、俺達はチャレンジャーだ』
バニングが告げた方向を見る。
そこには2機のジム2が居たのだが、どういうことだろうか?ガトーとバニング大尉がチャレンジャーと言うことは、向こうのジム2はガトー達より格上という事だろう。
と…その瞬間。ジム2の1機が消えるような動きでその場から、再び現れた。
『このジムの反応はこれぐらいか。なるほど』
オープン回線で聞こえるアムロの声。間違いない、あのジムのパイロットは白い悪魔こと最強の天パである。
(あっ…10秒持てば良いかな?あと1人は誰だ!?クリスチーナか!?それともバーニィか!?)
相手の1人がアムロだと知り、冷や汗を流すガトーさん。だとすると、もう1人は誰だろうか?
もう1機のジム2は突如として動き出した。しかし、そのジム2はつま先立ちをして、まるでバレリーナのように踊り出したのだ。いくらモビルスーツが人間のように動かせるとは言え、このような動きが出来るのだろうか?そして、そのジムは白鳥の湖を踊り出して、軽くジャンプした。本来ならオートバランサーが働く筈だが、そのパイロットは一時的にわざとオートバランサーを切ってるのだろう。
(あの動き…オートバランサーを切ってるのか!?)
その時、ガトーの脳裏に1人のアホが出てくる。ガンダム試作0号機ブロッサムはバランサーが無意味であり、最悪の操作性をしている。そのブロッサムを問題なく操縦できれば、ジムなどで白鳥の湖を踊ることは充分出来るだろう。
『アムロくんとサンが相手だ。行くぞ!!』
ガトーの予想は当たった。相手はアムロとサン・ムラサメだったのだ。
その後、ガトーとバニング大尉が何秒持ったのかは言わないでおこう。
夜8時
「「「かんぱーい!!」」」
バニング大尉、テム・レイ技術少佐と共に軽くビールを飲む。
(しかし、なにか忘れてるような?まあ、いっか)
ガトーさん何かを忘れる。
ハゲ「ガトー!!いつになったら帰ってくるのだ!!えっ!?2号機に核がないから連邦と仲良く新人育ててる!?もう知らない!!アクシズにいっちゃうもん!!ジークジオン!!」
デラーズさん、アクシズと合流する。4~5年後…元々ギレン派だったデラーズさんは自称ギレンの息子と、ネオ・ジオンを結成するが…本気の天パINニューガンダム*2、アホINブロッサムスペック2、昭和の狂犬IN魔改造Zガンダム、令和の狂犬INジークアクス(テム・レイ仕様)、猫INジフレド(テム・レイ仕様)、ガトーさんINサイサリススペック2そして叩き上げ連中INガンダムMARK Ⅱと戦う羽目になるのは内緒である。
次回…アルビオンで宇宙に上がる!?
ガトー「元カノがアナハイムの職員だった件」
コウ「ところでガンダム開発計画の機体って全部で幾つですか?」
テム「ブロッサム、ゼフィランサス、サイサリス、デンドロビウム、ガーベラ。私は関わってないが、もう1つの0号機エンゲージゼロだな」
出来るだけ早く合流して欲しい人
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シャア「私もサンくんの悪巫山戯に?」
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岩柱と化したセイラさん
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ニャアン
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シイコさん
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テムさんのファンとなったシロッコ
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コモリ少尉
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ブライトさん