ガトー「ソロモンよ、私は帰れないようだ」   作:大福もちち

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頑張れブライトさん!!イズマコロニーの胃袋は貴方にかかってる!!

「一先ず…」

「「「スマドリで乾杯!!」」」

 

ロンド・ベル所属艦の中でもNo.2の位置付けとなったアルビオン。そんなアルビオンは今日もクルーを乗せて、パトロールである。

艦長は変わらず、シナプス艦長。モビルスーツ部隊の隊長はバニング大尉が務め、副官兼パイロットの教官はガトーさん。配下にオールドタイプの中では上澄みで下手なニュータイプより強くなったウラキ、キース、そして新人隊員のジェリドとカクリコン、サンがテム・レイのチームと共にホワイトベースに移ったこともあり…戻ってきたバニング大尉のかつての部下である死神小隊のメンバー…そして忘れてならないのが、アルビオンクルー唯一のニュータイプであり連邦軍のエースであるシイコさんである。

 

「あのアホに振り回されずにドリンクが楽しめるなんて…こんな日々がいつまでも続けば良いのに」

「全くですな」

 

アホことサン・ムラサメに振り回されることがなく、スクランブルの可能性があるので酒ではないが、ジュースを楽しむバニング大尉とガトーさん。

ウラキは既にベテランパイロット以上の腕前と成っているが、そのことを鼻にかけず天狗に成らず日々精進している。キースも支援機を用いた操縦で才能を開花させており、2人の教え子の成長を感じてガトーさんはゴクゴクと飲み干す。それに、新しい隊員であるジェリドとカクリコンも光るものがある。ジェリドは少し、自信家だが…素質はあり、その自信を正してやればエースとなるだろう。

 

「今頃、ホワイトベースはあのアホに振り回されてるな!!」

「違いない!!ハッハハ!!」

 

だが…アルビオンクルーは知らない。後日、ホワイトベースから『イズマコロニー付近で行われている違法バトル、クランバトルの元締めが判明した』と連絡を受けて、その元締めの身柄輸送でホワイトベースと合流し…久し振りのアホの衝撃…通称アホインパクトを受けることを。

 

 

 

ホワイトベース。一年戦争を終結させた最強の白い悪魔アムロ・レイが拠点とした強襲型揚陸艦。アルビオンの姉貴分であるペガサス級二番艦であり、艦長はブライト・ノア中佐が務める。

アムロ・レイ少佐*1がモビルスーツ部隊の隊長を務め、ジオン共和国国防軍のシャリア・ブル中佐を副長としている。

 

乗組員は

 

艦長 ブライト・ノア中佐

 

副長 シャリア・ブル中佐

 

軍医兼モビルスーツパイロット セイラ・マス少佐

 

モビルスーツ部隊隊長 アムロ・レイ少佐

 

モビルスーツパイロット サン・ムラサメ特務中尉、エグザベ・オリベ少尉、エマ・シーン少尉、クワトロ・バジーナ(シャア)大尉、非常時に限り…クリスチーナ・マッケンジー技術大尉とバーナード・ワイズマン中尉*2

 

整備総責任者 テム・レイ技術少佐、パプテマス・シロッコ技術大尉*3

 

その他クルー オペレーター担当のコモリ・ハーコート少尉。諜報及びブリッジクルーのレコア・ロンド少尉。厨房担当のランバ・ラル料理長。

 

艦載機 ニューガンダム、ブロッサムSPEC2、セイラ・マス専用先行試作型ガンダムMARK Ⅱ*4、キケロガ、リック・ディアス、ジム・カスタム、ジオそしてゾゴジュアッジュ!!

 

「で、ゾゴジュアッジュ要るの?…完全にネタじゃん」

「クワトロ大尉こと、シャア・アズナブルがどうしてもって言うからね」

 

サン・ムラサメは格納庫で、クリスお姉さまからブロッサムSPEC2の詳しい説明を受けながら、序でにゾゴジュアッジュがどうして此処に有るのかも聞いた。そう、ゾゴジュアッジュが此処に有るわけだが、どうしてもと言うシャアのワガママである。ぶっちゃけ宇宙じゃ使えないし、キモいし、乗っけても可愛いズゴックやアッガイにすべきと声があり、その気になればゾゴジュアッジュは破棄される。

 

「えーと…NTーD…ニュータイプドライブ?」

「今はプロトだけどね。今、テム先生が設計してる極秘モビルスーツ ユニコーンガンダム試作0号機ルミナスブロッサムのシステムよ」

 

クリスお姉さまは説明してくれた。ブロッサムSPEC2になったことで、コアブースターII改めてフルサイココアブースターIIはフレーム丸ごとサイコフレームで出来た、フルサイコフレームを採用している。これにより、ブロッサムSPEC2のパイロットであるサンがその気になれば、フルサイコフレーム部分である背部、胴体、腰スラスターの装甲が展開されて勃起したサイコフレームが露出。これにより、ブロッサムSPEC2の戦闘力はより高まったデストロイモードに成るようだ。

だが、ブロッサムSPEC2のデストロイモードは未完成。本領はブロッサムSPEC2と同じフルサイココアブースターIIを用いた、全身サイコフレームのガンダム…ユニコーンガンダム0号機ルミナスブロッサムで発揮するだろう。だが、ルミナスブロッサムはテム・レイでも難しく…暫くかかりそうだ。

 

「ルミナスブロッサムとコアブースターは使いまわしに成るから、背部のバックパックが今までのブロッサムと変わってるの。

通常時は背中のビームサーベルはバックパックに格納されてるから、デストロイモードを使わないと背中のサーベルは使えないの。そこで、両手首にビームサーベルを追加したの」

 

ニューガンダムの左手首にはビームサーベルがある。それと同型のビームサーベルが、ブロッサムの両手首に存在しており、此方はデストロイモードに成らずに使用可能だし、そのままビームガン、ビームトンファーとしても使えるのだ。

 

 

 

 

「どうだね?エグザベ」

「ダメです。俺じゃ、うんとも言わないですね…」

 

一方、ニュータイプであるエグザベ、アムロ、シロッコはテムと共に新型のモビルスーツ ガンダムクアックスことジークアクスのテストが行われていた。

ジークアクスは他のガンダム同様、子供が戦争に巻き込まれないようにと祈りを込めて作られたテム製ガンダムと同じく、高いスペックを誇る。だが、ジークアクスの本質はとあるサイコミュのテスト機と自我に近いAI搭載だ。そのサイコミュはΩサイコミュ…簡単に言えば考えるだけで機体が最適に動き…動かすことが出来るのだ。それも理論上ではデストロイモードを完全起動した史実のユニコーンガンダムシリーズより負担は少ないのだ。

 

これが有れば、モビルスーツを戦いではなく日常生活に使うことは勿論、もっと身近な物に出来る。いや、モビルスーツだけではなく義手や義足などにも応用出来、無限の明るい未来が有るのだ。

テム・レイが全ての始まりであるガンダムに込めた祈りは、連邦もジオンも含めて全ての子供達が犠牲にならないようにするため。アレックスには我が子アムロに希望を託し、敵も味方も狂う戦争を終わらせるため。ブロッサムは連邦の負の側面の犠牲になる筈だったサン・ムラサメの未来を広げた。きっと、ジークアクスも子供達の未来を作ってくれるだろう。

 

「やはり…今の技術ではΩサイコミュの起動は優れたニュータイプ能力が必要か。出来そうなのはアムロ、後はサンくん位かな?」

「難しいな。それに、これが兵器転用されないようにしないとな」

「だな、アムロ。流石にサイコフレームは誤魔化せん。アナハイムもまだ一枚岩ではないし、誰かがリークする恐れもある」

 

真面目な話を行うテムとアムロ親子。だが、ホワイトベースクルーは知らない。人工知能…AIの成長は人間の想像を超えており、それが自我に近い物なら当然だった。

 

「サンくん。少し、良いかな?ニュータイプドライブとデストロイモードのことをクリスから聞いたかな?」

「オーケー!」

 

赤子のようなAIは乾いたスポンジが水を吸収するように、知識を溜め込む。天パの身のこなし、アホのハジケリスト魂も知恵として吸収してしまった。

 

 

 

サイド6 イズマコロニー付近。

 

「この付近ではクランバトルという非合法のモビルスーツバトルが行われているそうだ。動画サイトにも載ってるな」

「アムロ。その記事を俺にも見せてくれ」

 

ブライトがアムロからタブレットを借りて、この近辺の情報をみる。なんでもこの辺りでは、クランバトルという催しが行われており、それはモビルスーツ同士による2対2の非合法勝負だ。

クランバトルのルールは頭部を破壊されたら負け。それだけであり、他はなんでもあり、当然ながら死人は出ることもあり、サイド6の治安維持部門である軍警も払い下げられたザク2やジムで頑張ってるが…なかなか解決できてないとのこと。

 

「それ、ブラックサイトハッキングして調べてみたけど…かなり報酬が良いみたいだね」

 

そこにハロをつれ歩きし、ノートパソコンを担いだサンが現れた。どうやらサンは得意技のハッキング技術で、ブラックサイトをハックしてクランバトルの裏側まで調べたようだ。

クランバトルは多額のファイトマネーが出るが、試合をドタキャンすれば人生終了相当の違約金が出るようだ。しかし、民間がモビルスーツをゲットしてもリミッターなどが仕掛けられた代物であり、ビームサーベルなどは使えない。だが、闇サイトにはそのリミッターを軍用レベルに戻せるデバイスが出回っており、クランバトルのモビルスーツはそれを使って出力を軍用レベルにしてるようだ。

 

「後、気になって調べたんだけど。この金の出所、これが不思議なんだよね。動画サイトの収益じゃファイトマネーは捻出出来ない。

それに軍警は取り締まってはいるけど、俺ちゃんからすれば本気を出していない。だって、ジャンク屋の非合法勝負なんて簡単に取り締まり出来るでしょ?」

 

クランバトルの金の出所は全く不明。残念だが、ネットと電子の隅々までサンは本気で調べたが、分からなかった。だとすれば金の出所は昔ながらのアナログな方法で管理されているようだ。

 

「それはそうだな」

「確かにな。まだ、有るんだろ?」

「もちろん!このイズマコロニー…難民を受け入れてるけど、扱いが劣悪みたいなんだよね~」

 

イズマコロニーは一年戦争の難民の受け入れも行っているが、その扱いが劣悪であり、難民申請を簡単に取り消したり、様々なことが記されていた。

 

「そうだな。難民の方々を見捨てるわけにはいかんな。俺達が行けば、変わるかも知れない。よし、イズマコロニーに寄ってみるか!」

 

ブライトさんがそう告げた瞬間。

 

「ブライト艦長!!アムロ隊長!!ジークアクスが無人で動き出しました!!此方の停止信号は一切受け付けません!!」

「「はぁぁあ!?」」

 

コモリ少尉が叫び、ブライトさんと天パ、そしてアホがモニターを見る。そこでは無人で動きだし、カタパルトに向けて歩き出すジークアクスの姿があった。

 

「総員を格納庫から退避させろ!」

「はい!」

 

ブライトが指示を出し、格納庫から人々を退避させる。と、その直後…ジークアクスからメッセージが届き、ブリッジのモニターに映る。

 

『世話になったな!!将来コックに成ってるかもしれないムッツリ艦長!!私、ガンダムクアックスことジークアクスはピチピチjkに出会うため、ホワイトベースを出る!!

また会おう!!良き友よ!!童顔、小柄、Dカップの女の子が私を待ってる!!いざ、愉快な出会いを求めて……あっ、エグザベくん、ティンダーはやめとけ』

 

そしてジークアクスはホワイトベースを脱走して、イズマコロニーに消えてった。

 

「誰がムッツリだ!!」

 

ブライトさん、顔が真っ赤になる!!

*1
ここではモビルスーツ操縦以外の士官教育を受けました

*2
ロンド・ベル在籍時に限り軍籍復活

*3
ヤヴェー時は進んで出撃する

*4
後々、量産意識なのでお手頃価格




次回…アホ、イズマコロニーに潜入して、マチュとニャアンと出会う。

完全体ニューガンダムとユニコーン0号機ルミナスブロッサム、いつ降臨させる?

  • ハゲ「まって!?Zの年代に!?」
  • グレミー「ZZと同時リリース!?」
  • シャア「予定通り。私が実験台?」
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