マリーゴールドを君に   作:Missan

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身体は闘争を求める......



第十一話:闘争

 

 

「ここなら問題ないか……」

 

 

今俺は自治区から離れた廃墟区に来ている

 

なぜこんな所にいるのかと言うと、昨日黒服から俺の身体の研究結果について連絡が来たからだ

 

 

 

 

 

数時間前

 

 

「もしもし、何の用だ?」

 

『クックック……どうもユウキさん、研究の成果を伝える為にお掛けしました』

 

「おっ、もう終わったのか、早いな。それで、どうだったんだ?」

 

『ええ、では説明します。貴方の身体は──』

 

そこからは難しい説明でよくわからなかったが、ざっくり要約すると、

・神秘の力で自分の思い出にある物を呼び出せる

・大怪我(部位消失等)を負っても時間をかければ治せる

・他の生徒の神秘を感知できる

 

本当にざっくりだが、この3つが今の俺の身体でできることらしい

ただ、物の呼び出しに関しては、強く思い出に残ってないとできないようで、過去に少し見た・使った程度ではできないようだ

 

 

ちなみに、生徒の神秘の感知に関しては前からある程度できていた

トリニティではミカやツルギ、ゲヘナに行けばヒナ、アビドスに行けばホシノといった最強格の生徒からのオーラ的なものを感じていた

 

 

『──。以上が今回の研究で判明したことです』

 

「そうか、ありがとう。にしてもだいぶチートな身体してたんだな」

 

『クックック……ええ、私も最初は驚きましたよ。どうです?その力、我々の為に使っていただいても良いのですよ?』

 

「冗談は止してくれ。使うわけがないだろ」

 

『クックック……貴方ならそう言うと思っていましたよ』

 

「…そうか、それじゃ俺は早速この力を試しに行ってくる」

 

『ええ、ではまたのご協力をお待ちしておりますよ』

 

 

 

 

 

そんなわけで、ちょっとした実験をしに何も無く人目のつかないであろう廃墟区にやって来たわけだ

 

 

「うーん……まずは呼び出しからやってみるか。他は後で勝手にできるだろうし……でも何を出そうか…」

 

 

少し悩んでみたが、あまり思いつかない……

うーん……強く思い出に残ってるものってなんだ?

 

「あっ」

 

柴席ラーメンは呼び出せたりするのか?

初めて食べてその美味さに強く感激したのを覚えている

 

 

「…」ムムム

 

頭の中で柴席ラーメンを強くイメージしていると……

 

 

ピカー!

 

 

「おっ?」

 

あぁ〜!呼び出しの音ォ〜!

 

なんて冗談は置いておいて、どうやら成功したようで、地面に柴席ラーメンが現れた

 

「なんかオーラみたいの出てるんだが…」

 

ラーメンから金色の湯気が出てる……

とりあえず美味そうだから食ってみるか

 

「お?味は変わらず美味いぞ!」ズルズル

 

味は変わってないってことは、このオーラみたいなのは俺の神秘の影響かな

 

 

 

「ふー……美味しかった……さて、次はどうしようか……」

 

あんまり思いつかないし、食後の休憩に周りを散歩でもしてみるか

 

 

 

「何にもないな……おっ?」

 

廃墟となった建物を見ていたらゲームセンターであったであろう建物を見つけた

 

「ゲームか…懐かしいな。こっちに来てからは全然やってないな」

 

前世だとブルアカとアーマードコア6にどっぷりハマってたのはいい思い出だ

ブルアカは毎日インして、AC6も200時間はプレイしてた

 

 

「……あれ、そういえば俺前にACの武器出してたよな?……まさか機体も出せたりしないか?」

 

まさかと思い、ゲームで1番使っていた機体をイメージする

 

 

ズンっ!

 

 

「えぇ……本当に出てきちゃった……けどなんか小さくないか?」

 

機体は本当に呼び出すことができたが、思ってたよりも小さい

確かACって10mくらいじゃなかったか?

まぁでもそんなにデカいんじゃこの世界には合わないしいいか

 

 

「うーん……これ乗れるのか?」

 

プシュー……ウィーン

 

「ん?ここに乗れってことか?」

 

操縦席であろう場所が現れ、まるで俺に乗れと言っているようだった

 

「よっこいしょ……狭いな……よし、乗れたがどうやって動かすんだ?」

 

当たり前だが俺はACの操縦なんてしたことない。ゲームでしか操作したことないんだから操縦方法なんて知らない

 

そう困っていると……

 

 

キーン……

 

「? 耳鳴りが……」

 

『あなたは……?』

 

「この声…君はエアか?」

 

『……なるほど、貴方はレイブンでありレイブンではない別世界の人間なのですね』

 

「どういうことだ……?」

 

えぇ……(困惑)

なんでエアちゃんがいるん?

君この世界の住人じゃないでしょ……

…いや、それは俺もそうだった

 

『あなたのことは何と呼べばいいのでしょうか?』

 

「……天野ユウキ、ユウキで構わない。それで、君はなんでここにいるんだ?」

 

『わかりません……気づいたらここにいたとしか』

 

「そうか……」

 

『リリースによってこの世界に来たのかもしれません……』

 

なるほど、リリース後にエアがレイブンに「いつでも、どこにでもいる」と言っていたからこの世界に来たのかもな

 

「ところで、これはどう動かすんだ?操縦方法がわからないんだ」

 

『なるほど……では私の波形を通じて貴方の脳に直接送ります』

 

「助かる」

 

キーン……

 

さっきよりも大きい耳鳴りが鳴り、俺の記憶にこの機体の操縦方法が刻まれていく

 

『……終わりました。これで動かせるはずです』

 

「……確かに、さっきまで何も知らなかったのに何故かわかるぞ。知らないのに知っている不思議な感じがする」

 

ピッピ……ピピピ

 

ウォーン……

 

『AC"タゲテス"起動しました』

 

「よし、なら早速動いてみるか」

 

『私がサポートします』

 

 

歩き、ブースト、QB、ABと一通り動かしてみて、だいぶ体を機体に慣らせた

相当なGが体に掛かると思っていたが、それほど無く連続でQBをしても問題なかった

 

 

『だいぶ慣れたようですね』

 

「ああ、さっきの違和感も無くなったからもう問題なく操縦できる。サポートありがとう」

 

『これからも貴方をサポートしていきます』

 

「よろしく頼むよ。この後はどうしようか……」

 

『せっかくなので武装も使ってみては?』

 

「使う相手がなー……あ、ちょうどいいのが居たわ」

 

 

 

 

 

 

ダダダダダンッ

ドカアアァァァァン!

 

 

「くそっ!なんなんだあいつは⁉︎いきなり現れたと思ったら撃ってきやがった!」

 

「これでも喰らえ!」

 

 

『ユウキ、後方からです。回避を』

 

「おっけい」

 

後ろから撃たれたRPGをエアの警告を聞き、QBで回避し、そのまま撃った奴を左腕部のリニアライフルで撃ち抜く

 

「ぐわぁ!」

 

 

「撤退するぞ!」

 

「撤退⁉︎ どこに撤退するってんだ⁉︎」

 

「いいから俺に着いてこい!」

 

「くそっ!わかっ──」

 

逃げようとする兵士達を右腕部のマシンガンでまとめて掃除する

 

 

今俺は武装を試しにアビドス砂漠にあるカイザーPMCの基地にお邪魔している

原作でホシノが拘束されてた場所だ

 

 

今いる場所は敵が全滅した為、他の敵を探すために高度を上げ、戦車やヘリコプターを見つければ右肩の6連ミサイルで排除し、歩兵を見つければ降りてマシンガンとリニアライフルで掃討していく

 

 

「うーん、身体は闘争を求める。はっきりわかんだね」

 

『随分と楽しそうですが、ここを襲撃してもよかったのですか?』

 

「全く問題無い。この基地を運営してるカイザーPMCとその上のカイザーグループはこの世界では害虫だからな」

 

『……なるほど、カイザーグループについて調べてみましたが、ネットでの評判は批判的なものばかりでした』

 

「まぁやってること全部グレーだし。カイザーが潰れれば皆んなが得をする。だから潰す(鋼の意志)」

 

 

 

 

数分後

 

「よし、これくらいやればアビドスに手出しは出来ないだろ」

 

『敵勢力の7割を掃討したようです』

 

「そういえばカイザーPMC理事見なかったけど今日は出張でもしてたのかな」

 

『……基地のデータにアクセスしてみました。どうやら今日は本社の方に行っているようです』

 

はぇ〜さすがエアちゃん。仕事が早い

 

まぁ理事はアビドスの面々の成長材料になってもらうから放置でいいか

 

武装のお試しついでに、カイザーPMCの戦力を全滅させない程度に削り、もうすぐここに来ることになるであろうアビドス高校の生徒達が色んな面で成長できるように準備することができた

 

 

「さて、そろそろ帰ろ──」

 

『待ってください……基地の外より敵の増援が接近しています。どうやらここに配備予定だった兵器が基地の通報を受け急行してきたようです』

 

「了解、何の兵器かわかるか?」

 

『……移動速度からして戦車やヘリコプターではないのは確かです。MTに似た何かのようですが……』

 

……となるとゴリアテか?

とても滾るじゃないか……

やっぱりACは人型兵器と闘ってこそだよな

 

「ついでにそっちも排除しておこう」

 

『わかりました。メインシステム、戦闘モード起動。行きましょう、ユウキ』

 

 

 

 

 

「なっ⁉︎ この状況は……」

 

「基地が!……待て、何かこっちに来るぞ」

 

「接近中の機体へ告ぐ、直ちに停止し所属を──」

 

「たが断る」

 

「は?」

 

左腕部のライフルを左肩のパルブレに持ち替え、先頭の一機を一刀両断

 

「くそっ!攻撃してきたぞ!」

 

「撃破しろ!」

 

数機のゴリアテが両腕のガトリングを撃ってくるが、MT程度の機動力しかないため、ACの機動力に標準が追いつくはずがなく、被弾することなくライフルとマシンガンで蹴散らしていく

 

「は、速い!」

 

「こいつが基地を…!」

 

「たっ、助けっ!……おあーっ⁉︎」

 

近くの敵機体を撃破し、指示を出していた最後の一機に向かってABで突撃する

 

「バカめ!一直線で向かって来たことを後悔しろ!」

 

ズドンッ!!

 

猛スピードで一直線で突っ込む俺に向かって機体の上部のキャノンを撃ってくるが、

 

「当たらんよ、それは」

 

「なっ!避けただと⁉︎」

 

向かって来る砲弾をAQBで回避し、高速のままキックを喰らわす

 

「ぐあっ…!」

 

「これで終わりだ」

 

キックによって機体の体制が崩れたところに、チャージしておいたリニアライフルを撃ち放ち、最後の一機が爆散しながら戦闘は終了した

 

 

『敵機の撃破を確認。今ので最後だったようです』

 

「武装を試しに来たにしては随分と暴れたな」

 

……あれ?今撃破したゴリアテ達って、中には原作で理事が乗る予定だったやつもあるんじゃないか?

 

「……まぁいっか」

 

『…?何がですか?』

 

「いや、何でもない」

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、我が家に帰ってきた

 

機体を家から離れた人目のない場所に降ろし、機体から降りると勝手に塵のように消えた

 

「いやー、今日は色々あって疲れた」

 

『お疲れ様です。今日はゆっくり休んでください』

 

「あれ?なんでまだ声が聞こえてるんだ?俺の脳内にコーラル管理デバイスはない筈なんだが?」

 

『あなたの頭上に浮いている輪っかに、私の波形を憑依させるような形にしたからでしょう』

 

「ヘイローにそんなことができたのか」

 

鏡を見るとヘイローがコーラルのように紅くなって色が変わっていた

 

『これからは輪っか…ヘイローを通してあなたと交信していきたいと思います』

 

「わかった。これからよろしくな、エア」

 

 

 

 

そうして、今後俺のサポーター?としてエアと交信することになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ、おかしいな・・・
この作品のメインヒロインが3話連続で登場してないんですが......
しかも別ゲーのメイン?ヒロインまで出てきてるし......

2次創作って難しいんやなって...

本編に出すのは難しいんですが、番外編はある程度自由なので簡単なんですよね...
ただ、番外編のネタが今切れてしまっているので頑張って本編に出せるようにします


ACのアセンは武装以外ご自由にご想像ください
ACを知らない人は今から買いましょう!絶対買って後悔しない作品ですので

ちなみに、作者のイメージしているフレームパーツは、
頭部:EL-PH-00 ALBA
コア:NACHTREIHER/40E
腕部:EL-TA-10 FIRMEZA
脚部:NACHTREIHER/42E
です。
内部気にしません。ロマンだけを求めました。
でも作者はこのアセンでAランクまで進められました


長くなりましたが、最後に報告です。
大学の期末試験と期末レポートの時期になった為、更新が遅れるかもです。
これからも当作品をよろしくお願いします。



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