トリニティ総合学園に入学すると決めた日から数ヶ月が経った
俺はあの日からトリニティ総合学園で受験するために、トリニティ自治区内のアパートの一室で暮らし始めた。受験の申し込みはギリギリだったがなんとか受けられ、試験も前世の知識があったためそこまで苦戦することなく無事合格した。
「ついに4月から俺もトリニティ総合学園の生徒か……!」
正直トリニティにはあまり良い記憶はない
エデン条約のストーリー内容を思い出すと胃が少し痛くなってくる
だがそれでも俺は"彼女"に会いたいのだ
それにここ数ヶ月で俺の実力もそこそこに上がっている。と思う……
「絶対に守らねば……」
そう固く決心した
入学式当日
「人が多いなー……」
流石キヴォトス三大学園の一大勢力
生徒の数がすごいね……
にしても、どこを見ても女子しかいないのは男子である俺には辛いよ……これだけは数ヶ月が経っても慣れないな
この先キヴォトスの外から来る先生が男性であることを願おう……!
「俺の席はどこだ……」キョロキョロ
「あれって男の人?」「よっしゃ男子キター!」「うひょひょ」ザワザワ
男子であることにすぐ注目されてしまう。流石にこの人数は緊張するな……
おや……あそこにいる3人は……
「ねぇねぇ見てナギちゃん!新入生の中に男の子がいるよ⁉︎」
「はぁ……ミカさん噂の男子生徒が気になるのはわかりますが今は静かにしていてください……」
「ミカ。君は今年からティーパーティーの代表の1人でもあるんだ。この式が終わるまで大人しくしているべきじゃないかな」
「あっ、目が合っちゃった」///
「「はあ……」」
ティーパーティーの3人ですね。ミカは相変わらず元気なようで……あっ、ミカの口にロールケーキが……
「ここが俺の席か……隣失礼するよ」
「は、はいどうぞ」///
その後入学式は特に問題なく行われ、無事俺はトリニティ総合学園の生徒となった
教室にて
「男の人って変身できるの⁉︎」「こ、恋人はいるんですか?」///「ちくわ大明神」「うひょひょ」ワーワーガヤガヤ
「落ち着いてくれ……!そんないっぺんに……誰だ今の」
クラスが決まって休み時間になった途端に男性に興味のある子達が押し寄せてきた
いろんなことを一気に質問されては答えられない。変なのもいた気がするが気のせいだろう
そんな時
「皆さん落ち着いてください!」
シーン
1人の少女が場を収めた
「1人に対して一度に多くの方が話しかけてしまっては、その方を困らせてしまいます!」
「なので皆さん落ち着いて順番に話しかけましょう?」ニコ
その慈悲の溢れる天使のような笑顔にその場の全員がハートを撃ち抜かれた
「「「「「ウグッ」」」」」ドサ
「ユウキさん大丈夫でしたか?」
「」
「……ユウキさん?」
「」
「…………ユウキさん⁉︎」
天野ユウキは"彼女""伊落マリー"のあまりの可愛いさに気絶してしまった!
それもしょうがないことである。彼はブルアカを始めた時から"伊落マリー"に恋をしていたのだから──
「う〜ん……ん?知らない天井だ……」
「あっ、ユウキさん!目が覚めましたか?」
「い、伊落さん⁉︎」
彼女は俺の目が覚めたことに気づいてこちらに歩いてくる
「だ、だめだ!来ちゃだめだ!」
「何故ですか??」
彼女は訳がわからず小首を傾げる
「くっ!可愛いぃ!」ボソ
「あの……どこか体調が悪いのでしょうか……?」
「いや大丈夫だ……君が可愛いだけだから……」
「ふぇっ⁉︎」///
彼女は何故か突然顔を真っ赤にしてしまった
なぜだ?
「っ⁉︎」
自分が無意識に言ってしまったことを思い出して俺も顔が赤くなってしまう
「悪い……忘れてくれ...」///
「は、はいっ!」///
くっそ可愛いなぁ!もう!
しばらくして……
「さっきはすまなかった」
「い、いえお気になさらず……」
「それで、ここには伊落さんが運んでくれたのか?」
「はい!何故かユウキさんが気を失っていたので……」
「そうか……ありがとう。礼はいつか返させてくれ」
「いえ、私がやりたくてやったことですのでお気になさらないでください!」ニコ
「っ……そうか……なら何か助けが必要な時はいつでも俺を呼んでくれ」
「ふふっ、ユウキさんは優しい人ですね」ニコニコ
「そうか?……そういえばなんで伊落さんは俺の名前を知ってるんだ?今日が初めましてだろ?」
「ユウキさんはトリニティ内だと結構噂になっていますからね……アハハ」
「そういえばそうだったな……」
「伊落さんは俺と同じクラスなのか?」
「はいっ!席は少し離れてますけど、同じ教室ですよ」
「ならこれからよろしくな」ニッ
「っ!はい!よろしくお願いしますね」ニコ
一方その頃……
「天野ユウキくんはどこ〜!」
ザワザワザワザワ
「「はぁ……」」
聖園ミカがユウキとモモトークを交換すべく1年生のフロアで暴れていた
放課後
伊落マリーside
「……」///
彼女は今日人生で初めて男子に「可愛い」と言われたことを思い出し、顔を赤くして枕に顔を埋めていた。
「ユウキさん……」
「明日も話せるでしょうか……」
伊落マリーはシスターである
しかしそれと同時に立派な乙女でもあるのだ
男子に可愛いと言われて脳を焼かれても仕方がないのだ……
天野ユウキside
「まさか初日からマリーに会えるとは……」
それにしても……
「実際に見るとめちゃくちゃ可愛いかったぁ!」
「明日も話せるよう願っておこう」
ユウキはユウキで元からマリーに脳を焼かれていたようだ
2人の道がどう紡がれていくのかは誰にもわからない。それは神にさえ、作者にさえも……
やっとマリーを出せた……!
作者はマリーが大好きです。皆さんは誰推しですか?
思いつきで書いてるから字数は伸びない。この物語をどう終わらせるかすら決まってないでほんともう……ぬぁぁぁぁぁ‼︎(苦悩の叫び)
一応最終編まではいきたいです。エデン条約以外のストーリーにユウキくんを参加させる予定は今のところありません。期待しないで待っていてください。