それでは本編どうぞ
入学式から数日〜
「ユウキくんおはよー」
「おはよう」ニコ
キャーー‼︎
入学式からまだ数日しか経っていないため、今だユウキは女子からの注目を浴びていた。
同級生以外の先輩達からも注目されているのは勘弁してほしい……どんだけ生徒がいるんだ?緊張しぱなっしだよ……
そんなユウキの元へ
「あっ!やっと見つけたー‼︎」
「?」
「もぉー!探したんだからね!」
少し奥の方から聖園ミカが俺の方に走ってくる。その少し後ろから桐藤ナギサと百合園セイアの2人が歩いてくる。
なんか嫌な予感がする……逃げなきゃ
「あっ!なんで逃げるのー‼︎」
「いやちょっとアレがアレでですね……」
「意味わかんないじゃんね!」
そう言ってミカは猛ダッシュしてきた
「ッ⁉︎」
うぇ⁉︎ちょっ、早っ⁉︎
もうダメだぁ……
そう諦めていたら、ミカは俺の背中にそのままの速度で抱きついてきた
「ちょっ!危ない!……てか何してるんですか聖園さん‼︎離れてください!」///
背中に2つの柔らかいものがががががか
「えーだってユウキくん離したら逃げちゃうでしょ?それに……ふーんこれが男の子の体かぁ」サワサワ
「なにやってんだあんた……」///
HA☆NA☆SE
「はぁ……ミカさん。ユウキさんが困っていますよ」
「えーだってー……」
「はぁ……だってじゃありません。それ以上続けるのなら……」スッ
「もぅ!わかったよ!だからそのロールケーキはしまってくれない……?」
「ユウキ君、初めましてだね。うちのミカが迷惑を掛けて申し訳けない」ペコリ
「初めまして百合園さん。いえ……気にしてませんので頭を上げてください」
「そうか……そう言ってくれて助かるよ」
「あはは……それで、ティーパーティーの代表方がわざわざ俺に何の用ですか?」
「……それは私がお話しします。初めましてユウキさん。先ほどはミカさんが迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」
「初めまして桐藤さん。いえ、気にしてませんので大丈夫です」
「ありがとうございます。それでユウキさんに対する用件なのですが……本日新たに入学した生徒に対して、所属したい部活動や委員会を記入する紙が配られるのですが、ユウキさんにはよろしければティーパーティーに入ってもらいたいのです」
「……なぜ俺なんですか?」
「そ、それは……」
「……ミカが君をティーパーティーに入れたいとごねてしまったのさ……はぁ……」
「ちょっとセイアちゃんそれは言わない約束だったじゃん⁉︎」
「……そんな訳で、どうだろうか?」
「ちょっと無視しないでよ‼︎」
ティーパーティーか……まぁ最初は入ってもいいかもって思ってたが……俺は政治はあんまり好きじゃないし、もし入ったら3人の護衛をやることになるんだろう。もしそうなったら俺は……
「すみません。お気持ちはありがたいのですが……俺には守りたい人がいるんです。だから俺はすでに入りたい所が決まっているので、そのお誘いは断らせていただきます」
「え……」
「どうしてもですか?」
「はい」
俺は目を見つめて強く言った
「そうですか……残念ですが仕方がありません。では"私は"諦めます」
……ん?
「そうだね。それに君はいい目をしている。覚悟のできている者の目だ。"私"と"ナギサ"は諦めよう」
なんか嫌な予感が……まさか──
「私は絶対に諦めないからねー‼︎」
そう言って半泣きで走り去っていくミカ
やっぱりこうなったかぁ……
「ミカさん……はぁ……本日は失礼しました。また会える機会を楽しみにしていますね」
「戻ったらミカを慰めないとだね……ユウキ君、短い間だったけど失礼したね。私も君ともう一度会えることを楽しみにしているよ」
「はい。俺ももう一度3人と会えるのを楽しみにしていますね」
「ふふっ、それではまた」ペコ
2人が去ろうとする
……あれについて話しておくか……
「あっ、百合園さん少しいいですか?」
「なんだい?」
「今度話しておきたいことがあります。あなたの未来視についてと、このキヴォトスの未来について」ボソ
「⁉︎なぜそれを──……そうだねその時はゆっくり紅茶でも飲みながら話そう」
「はい」
そうして2人は去っていった
百合園セイアside
(彼はなぜ私の未来視のこと知っていたんだ?それにキヴォトスの未来についても知っているようだが……ユウキ君……君は一体何者なんだ?ますます次君と会う時が楽しみになってきたよ・・・)
「ふふっ」
「セイアさん?どうかしましたか?」
「いや……なんでもないさ」
「そうですか……はぁ……戻ったらミカさんを慰めないといけませんね……」
「その後はちょっとお説教が必要かな。ふふっ」
「ええ、そうですね……」
天野ユウキside
「はぁ……朝から疲れたな」
まさかミカが実際にはあんなに元気っ子だったとは
前世だとティーパーティーメンバーはセイアしか持ってなかったからなぁ……
そんなことを思っていると
「おはようございますユウキさん」プクー
「?おはよう伊落さん」
頬を膨らませているマリーが挨拶をしてきたが……なんで怒ってるんだ……?てか怒ってるマリーも可愛いな……
「先ほどミカ様に抱きしめられていた際に少し嬉しそうにしていましたね……」プクー
「み、見てたのか⁉︎」
「はい。見ていました」プクー
そうか見られてたのか……ん?でもなんで怒ってるんだ?
「い、伊落さんはなんで怒ってるんだ?何かあったのか?」
「怒っていません」
「いや、でも……」
「怒っていません」
「そっか……?なら俺の勘違いか……」
「私も抱きしめたいです……」ボソ
「ん?ごめん今なにか言ったか?」
「何も言ってませんよ」
「……そうか?ならもうすぐでSHRだから教室に行こうか」
「はい」プクー
「⁇⁇」
全授業終了後……
「さて、これを出しに行くか」
今俺の手には1つの書類がある。部活動・委員会等の加入申請書だ。加入先名の欄には、「正義実現委員会」の名が俺の字で書かれている
「正義実現委員会……俺は正実の一員となって──」
正義実現委員会の一員となり、少しでもマリーを危ない目に合わせないようにするためにトリニティ自治区内の悪党を排除し、エデン条約締結日のアリウス分校による被害を少しでも少なくする。それが俺がこの学校に入学した理由だ。
「ユウキさんその紙は?」
「加入申請書だよ。今から出しに行ってくる」
「早いですね。ユウキさんはどこに入られるのですか?」
「正義実現委員会に入るよ」
「……っ、そうですか……その……怪我には気をつけてくださいね?」
「心配してくれてありがとう。大丈夫、こう見えて俺は結構強いからね」
胸を叩きながらそう言うが、流石にアビドスの小鳥遊ホシノやゲヘナの空崎ヒナ、ミレニアムの美甘ネル、そして我がトリニティの剣先ツルギのような最強格ほどの力は俺にはない。何か隠されている力でもあれば違うかもしれないが、そんな力があるかどうか今のところわかっていない。黒服とかならわかるのかな
「ふふっ、本当に気をつけてくださいね?応援しています」ニコ
「伊落さんの応援があれば俺は無敵だな」ニッ
「っ!」///
「それじゃあそろそろ行くよ」サッ
「はい!お気をつけて」フリフリ
お互いに手を振って今日は別れた
廊下にて
「まさかマリーに心配してもらえるとは……」
「マリーに害する者はすべて駆除してやる……‼︎」
教室を出てすぐ、少し危ない?決心をするユウキであった……
今回は前回よりも多く書けて嬉しいですね……でもまだ足りぬっ!
ユウキ君とマリーは入学式から数日で仲良く話せる程度には仲が深まっています。
ちなみに、ユウキ君は身体能力は前世よりも高いですが、耐久はそこまで高くないです。モブ生徒よりは高い程度。つまり……そういうことです