作者は日○屋の中華そばに胡椒をたくさんかけて食べるのが大好きです
それでは本編です
放課後 正義実現委員会本部
「ここが正実の本部か……デカいな」
流石キヴォトス3大学園の内一つの治安維持組織だ。なかなか大きな建物を所有している。
さて入るか……
「加入希望の方はこっちに並ぶっすよ〜」
中では委員会への加入を希望する人の列ができており、それを仲正イチカが案内している
「申請書を提出した人から会議室で説明会を受けに行くっすよー」
かなりの人数が希望するため説明会をやるそうだ。これが全員正実モブになるのか……
しばらくして……
建物がデカければ会議室もデカいな……
申請書を受付の正実モブに提出して俺は会議室で待機していた
「……そろそろ始めるとするっすかね。それでは先輩後はお願いするっす!」
「ありがとうございます。イチカさん」
「それではこれより説明会を始めますが……現在委員長は急用で不在の為、代わりに副委員長である私、羽川ハスミが勤めさせていただきます」
「ではまず最初に──」
それからこれからの流れをハスミが説明してくれた。
どうやら今日は説明会が終わった後は特に何もないそうで、明日から筆記と実技の試験を行い、各々の適性に合った役割が与えられるようだ。ちなみに、明日の放課後に俺の正義実現委員会の制服が渡されるそうだ
説明会終了後……
「今日はもう帰って明日に備えるか……」
家へ向かって歩いていると……
「……」
「……」スッ
「っっ!」サッ
気配を感じて急に振り返ってみたが……
あの隠しきれていないピンク髪と頭と背中の羽は……コハルか……?
「……動くな、そこにいるのは誰だ……」カチャ
「き、気づかれてる⁉︎ま、待って撃たないで!」
「……ならそこから両手を上げて出てこい」キッ
「わ、わかったから……」グスッ
あ、やり過ぎたか……?
「わ、悪い泣かせるつもりはなかったんだ……」
「泣いてないわよ……」グスッ
まさか泣いてしまうとは……俺の顔そんなに怖いのか……?
「……すまなかった」ナデナデ
「ふぇ……?」
「あ、すまんつい……」サッ
しまった……前世でよく泣いた妹を撫でて慰めてたのを思い出してつい撫でてしまった
「嫌な思いをさせて悪かった」
そう言って頭を下げる
「い、いいわよ……頭を上げて」
「気持ちよかったし……」ボソ
「?そうか、ありがとう」
「でも!私を泣かせたことは許さないわよ‼︎」
「やっぱり泣いてたのか」
「泣いてないわよ!」
どっちだよ……?
「そうか……だが俺を尾行してたのが原因だろ?なんでそんなことしたんだ?」
「そ、それは……」
「……」
「あ、あんたがえ、エッチな物とか持ってないか確かめるためよ!」
「そんなの持ってるわけないだろ……」
「わ、わからないじゃない!男の人ってみんなそういうのを持ってるって知ってるんだからね‼︎」
えぇ……(困惑)
「そんなわけがないだろ……本の見過ぎだ。そんなんじゃいつか騙されるぞ」
「そ、そうなの?」
「なんでもすぐに信じるのは良くないことだ。君も正義実現委員会に入るならそれくらいはわからなきゃ駄目だ」
「そ、そうね……確かにあんたの言う通りだわ。ごめんなさい……」
「まだ1年生なんだから気にするな。これからもっと成長していけばいい。失敗を成長に変えることが大事なんだ」
「!」
「ありがとう。あんたって優しいのね……」
「気にするな、これくらい普通だ」
「それよりそろそろ帰らないと寮の門限に間に合わなくなるんじゃないか?」
寮の門限は19時だ
時計の針は後15分程で19時を指し示そうとしている
今いる場所からだと20分は掛かってしまう
「あ、忘れたー⁉︎」
「はぁ……」
「ど、どうしよう……怒られてハスミ先輩達にも迷惑かけちゃう……」グスッ
仕方がない……
ギリギリ間に合うか……?
「……背中に乗れ」
「え?」
「背負って寮まで送っていく」
「そ、それじゃあんたの帰える時間が遅くなるじゃない……それに──」
「いいからそんなこと気にするな。絶対に間に合わせてやる」
「……わかったわ。それじゃお願いするわ」
「よっと……よし……しっかり掴まっとけよ」
「う、うん」ギュ
(ちょっと恥ずかしいけど……なんだか安心する……)
「行くぞ……っ!」
だんっっっ!!
俺はコハルを背負いながらも車より速いスピードで寮へ向けて走り出す
「あんたすごく速く走れるのね……!」
「まだだ、もっとスピードを出すぞ」
「まだ速くなるの⁉︎す、すごい……!」
それから俺は電車よりも早く走り続け……
「結構早く着いたな」
「そ、そうね」
「大丈夫か?」
「大丈夫よ!ジェットコースターみたいで少し楽しかったわ」
「それならよかった」
「おーい、そこの子もうすぐで門閉めるぞー」
「あ、そろそろ行かなくちゃ……ここまで送ってくれてありがとう!」
「どういたしまして。また明日からお互い頑張ろうな」
「!そ、そうね頑張るわ!」
「もちろん勉強もな」
「うぐっ……うん……」
「それじゃ」サッ
「また明日ね」スッ
そうして2人は別れた
その後は特に何も無く帰宅した
翌日
「今日は特別授業か……」
正義実現委員会に所属したことで、授業が特別授業に変更され、そこで昨日ハスミが言ってた筆記や実技の試験をやるそうだ
「おはようございますユウキさん」
「おはよう伊落さん」
「はい!昨日はあの後どうでしたか?」
「昨日は説明会だけして終わったよ」
「それで、新しく入った正義実現委員会のメンバーは今日の授業が試験に変更になるんだ」
「そうなのですね……ではユウキさんが何事もなく終われるよう祈っていますね」
「ありがとう。伊落さんはシスターフッドに入ったんだね」
「はい!すべての人が平和であるように祈るために入りました!」
原作通りシスターフッドに入れたようで何より……
前までは標準の制服だったが、修道服姿がと
ても似合っている……
「そ、それでその……」モジモジ
「ん?」
「昨日この修道服を渡されたので今日から着ているのですが……に、似合ってますか?」
「ああ、とても似合ってるよ」
「!そ、そうですか。ありがとうございます」///
グハァ!(吐血)
そんな反応されたら俺死んじゃうよ……
「時間がある時は教会に見に行ってもいいかな?」
「!はい!待っていますね」ニコ
「ありがとう。絶対に行くよ」
その後、特別授業……
「それではこれより試験を開始するっすよ!」
まずは筆記試験からだが……まぁこれは試験というよりは適性検査に近い
「……」カリカリ
特に苦戦するようなことはなかった
次は実技の試験だが、これも前世の学校でよくやった体力測定に似たものと、射撃の試験が行われた
握力計200kgまで計れるのか……流石キヴォトス人だな
「ふんっ!」ギュ
82kg!
「まぁまぁだな……他の人はどんな感じだろうか」
そうして見た表には……
120kg!105kg!142kg!113kg!1──
「……」
ユウキは見なかったことにした
決して正実モブに負けて悔しいからとかではない!
「次は射撃か……」
「買ってからあんまり使ってないな」
ユウキはベネリM4とピッバイパーを持っているが、買ってから今まであまり使っていない。正実になる前に問題をあまり起こしたくなかったからだ
「それにこいつらも名前を付けてやらないとな……まあ今度にしよう」
「時間内に向こうの的をできるだけ多く狙って撃つっすよー」
「……」スー
集中だ──的をマリーに害をなす者と捉えるんだ──
「それじゃ始め!」
「っ!」キッ
ダンダンダンダン──!
パンパンパン──!
SG構えその圧倒的な破壊力を高速で放ち、的を次々と破壊していく。7発全てを撃ちつくし、直ぐにHGへと持ち替え残りの的の頭部分を撃ち抜いてゆく……そしてそのまま時間が来て射撃を終了した
それを見ていた周りは
「す、すごい……」「か、かっこいい……!」「私も頑張らなきゃ……!」
「ふぅ……」
「す、すごいっすねユウキさん。これからの活躍が期待できるっす!」
「ありがとうございます。でも今回は無抵抗の的が相手だったんで、実戦ではどうなるかわかりませんよ」
「お、ちゃんと慢心しないで偉いっすね〜」
そうして射撃試験も問題なく終わった
正義実現委員会本部
「これが今噂の生徒か……」
「はい。この学園初の男子生徒に加え、今回の筆記、実技のどちら試験でも素晴らしい結果を出しています」
今彼女らの手には天野ユウキについての資料が握られていた
「それにしても、ヘイロー持ちでキヴォトスの外から来るやつがいるとはな」
「はい。それに関して彼は、自分にヘイローがあることは最近知ったと言っていました」
「不思議なこともあるもんだな……よし」ガタッ
「ツルギ?何処かに出掛けるのですか?」
「今からあいつを試しに行く」
「い、今からですか?」
「ああ、あいつの"アレ"を用意しておけ……」
「わかりました。まだ彼は1年生ですのであまりやりすぎないでくださいね?」
「大丈夫だ。試すだけだ……」
(本当に大丈夫でしょうか……)
本部演習場
ふぅ……今日はあと自分の制服を受け取った後に役割を確認して終わりか……
そして明日からはパトロールとその時に発生した問題の解決か……
「やっとだな」ウズウズ
そんなことを思っていると
「お前が天野ユウキだな……?」
「!剣崎委員長……」
「お前を試しに来た」
「俺を試しにですか?なぜです?」
「……なんとなくだ」
「えぇ……(困惑)」
「ちょうど此処は演習場だ。今からやるぞ……準備しろ」
「……わかりました」
まさかいきなりツルギと闘うことになるとは
勝てるとは思えないが……いや、そんな考えではマリーは守れない。全力で闘う覚悟が必要だ
「全力でお願いします」
「いいのか……?」
「はい。敵は全力ですから」
「そうか。なら全力でいくぞ……ひひっ!」
っ!雰囲気が変わった……!
「それでは、お願いします……!」
「上等だ……きぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜っ︎‼︎‼︎」
俺はまず一気にツルギとの距離を詰めた。
そこからすぐ横をスライドしながらSGを横腹に放とうと──
「お見通しだぁ!」ダァン!
「っ!」
急いで反対に回避したが今のは危なかった……
流石にこんな単純なのは通用しないか……
それなら!速度で撹乱させるっ!
スライディングやジャンプを駆使して視界に映らないようにする。イメージはACの高速クイックブースト
「けひゃっ……」
よし、撹乱は成功しているみたいだ。だがこれはまだ大丈夫だが俺の体力があまり長く持たないな……短期決戦で行くしかないか……
数分後……
さっきからSGをツルギの視界外から撃ち続けているが、当たっても遠くてあまり効果がないようだ。それにツルギも段々と俺の速度に慣れてきたようで時々撃ち返してきている。既に何発か被弾しており、体がそろそろ限界になってきた
「けひゃひゃひゃひゃひゃっ!」ダァンダァン!
「うぐッ!いってぇ……っ!」ポタポタ
どうやら今の被弾によって体の耐久が限界を迎えたらしく、散弾の何発かが俺の腕と脚を貫通して血が出ていた。これ以上は命に危険があるが、俺は絶対に諦めたくないんだ……!
次で決める……!
最後の1発をツルギの頭部に命中させるために、俺のことを見失った一瞬の隙をつき、大きく跳び上がり、上半身をツルギに向け、下半身を上空に向けた状態になった。この状態では体が安定しないため命中し難いが、今SGの銃口のすぐ先はツルギの後頭部を捉えていた。当たる……!
「当たれぇぇぇっ‼︎」
ズダァン‼︎
「ふぐっ⁉︎」
「よしっ!当たった!」
後頭部に命中したのを確認し、体力がもう既に無くそのまま地面に倒れ、ツルギの様子を見て、俺は目を見開いた
「きひっ!今のはいい一撃だった……だが、私はそんなんじゃあやられない。くひっ!」
くそっ!効きが浅かったか!
だがもう体は動かない……
「けひゃひゃ!覚悟しやがれぇぇぇっ‼︎‼︎」カチャ
「っ!」
回避できな────
その瞬間──1つの盾が飛んできた
「救護っ!」
ズドンッッッ‼︎
「ッ!?」
盾にはトリニティの校章が描かれており……
シュゥゥゥゥ……
「救護騎士団団長蒼森ミネ、参りました!」
「救護騎士団……なんの用だ」
「彼を試すのはそこまでですよツルギ。彼女は私が呼びました」
「ハスミ……?どういうことだ」
「彼をよく見てください。腕と脚は弾が貫通して血が出ています。それに、彼はもう全力のツルギと十分に闘いました。これ以上は命の危険があります」
「……確かにそうだな。ここまで動けるなら合格だ」
ふらふらとした足取りで立つ
「合格……?何にです?」
「それは──」
あっ、やばい……意識……が──
バタンっ
「「「!!」」」
「急いで彼を救護騎士団の施設に連れて行きます!」
「そいつを頼んだぞ……!」
倒れたユウキはミネなよって救護騎士団へと運ばれていった……
「やり過ぎですよツルギ……彼に万が一があったらどうするんです……」
「すまない。久しぶりに骨のある奴だったからやり過ぎた……」
「あの怪我なら多分命に危険はないでしょうが……彼はキヴォトスの外の人間ですし大丈夫でしょうか……」
「……後で見舞いに行くか」
その後、救護騎士団
「彼はキヴォトス外の人間で、散弾を被弾しています!集中治療室へ!」
「は、はい!」
救護騎士団の医療施設でミネがセリナやハナエ達団員に指示を出していく。そして、迅速にユウキの治療が行われた
「手術は無事終了しました……皆さんお疲れ様でした」
「「「お疲れ様でした!」」」
そして救護騎士団の高度な医療技術によってユウキは特に後遺症もなく手術を終えた
しかし、ユウキが集中治療室へ運ばれたことは直ぐに学園中へ広まってしまったのだった……
それはもちろん彼女にも……
メインヒロインはマリーなのにマリーが全然出てこないぞ?なんでなんだ?(すっとぼけ)
次回は多分たくさん出るから許してください!
ちなみに皆さんはAC6やってますか?作者はブルアカの次に好きなゲームなんです・・・
なのでユウキ君の戦闘機動は一応ACの機動を人間ぽくしたイメージで書いてます