原作の完成度が高いんで特にオリ主モノだと介入させた上で上手く書くって難しい気がするんですよね。ただの原作沿いって面白くないですしね…
「そ、そんな!?これって…!!」
その画面の中のトリニティ掲示板には補習授業部の第二次特別学力試験についてのお知らせが表示されていた。その内容は、試験範囲を3倍、合格ラインを90点に引き上げ、試験会場をゲヘナの廃墟で行う。その3点だった。
正直どれか一つでも今の補習授業部にとっては全員合格の希望が果てしなく遠くなる。というか合格させる気はないんだろう。トリニティの上層部が何を考えているかは知らないが、問題児というだけでここまで露骨に試験を落とさせる意図はなんだろうか?
その疑問はハナコが教えてくれた。
「ナギサさんは私達の勉強の進捗を把握している様ですね。…そうまでして私たちを退学にさせたい、と」
「はぁ!?退学!?どういうことよそれ!」
「…私達は3回の試験に全て落ちると退学になってしまうんです」
「なるほど」
ほほー。3回落ちると退学かあ。私は例外中の例外だけど、学籍ってのはこの世界において戸籍みたいなもんだから、学籍がない子供はあんま人権がない。退学となればいきなり身一つでスラムにポイされる様なもんである。某狩猟ゲーでも3乙したってミッション失敗になるだけなのに世知辛いもんだ。
にしても問題児ばっか集めて丸ごと退学かあ。国外追放する様なもんだから割と正当な理由がないと無理なはずだけど…まあそれは置いておいても退学させる理由はエデン条約前の不穏因子をまとめて排除ってところかな?どうせエデン条約なんて締結したところで何も変わらないと思うけど。ていうかこれ元々雷帝対策で連邦生徒会長が考案した奇策でしょ?なんで雷帝がいない今わざわざ推進する必要があるのさ。
雷帝現役の頃は私の勢力も今程拡大してなかったからね。私と雷帝がぶつかり合ったことがあるんだけど、その時はちょっとどう勝負が転がるかわからないレベルの戦いだったから、あの子も必死だったんじゃないかなあ。連邦生徒会長が直々にブラックマーケットの一勢力とゲヘナ学園みたいなマンモス校の戦争に介入したの、あれが最初で最後だろうねえ。
まあそんな過去の事はどうでもいいのさ。問題は今。さっさと準備して今から出ないと、この第二次特別学力試験には間に合わない。なんせ場所がゲヘナで開始時刻にも変更があったからね。深夜3時って女子高生が受ける試験時刻じゃねえぞ!
「障害物の多さに文句を言ったところで、状況が変わるわけじゃない。大切なのは、それでも最後まで足掻く事」
「…そうですね。アズサちゃんの言う通りです。今はどんなカードにも勝てるジョーカーの様な人が2人もいるわけですし、ゲヘナ自治区だろうと余裕で突破できますよ♡」
「“じゃあ私サイクロンで”」
「あ、そう言う感じ?だったら私がジョーカーか」
「…2人ともこの状況でなんの話してんの?」
先生とハイタッチをして準備を進める。まあ私は銃とか持たないし、カックンに途中で闘技場ランキング10位以内で空いてる奴数人を合流させるように言って終わり!私が銃を持つとね、ハンドガンだろうと反動でホイミかけなきゃいけない上に当たらないんだよね…。
「それじゃあ出発しましょう!今から出れば時間には間に合うはずです!」
ヒフミの号令で出発した私達はスマホの地図アプリが示す最短ルートを進むためにゲヘナのスラム街に入った。さて、身なりの良いトリニティの生徒がゲヘナのスラム街に入ったらどうなると思う?
「おう、お前らここら辺じゃ見ない顔だなぁ?ちょいとツラ貸せや。安心しろ、取るもん取ったら帰してやるからよ」
「あうぅ…」
そうだね!カツアゲされるね!地図アプリが本当に
「ぐあっ!?」
まあ私が呼んだ上位キラーマシンに一瞬で気絶させられるんだけどね。姿も見えなかったけどステルスアタックでも使ったのかな。今回来てくれたのは…9位と5位と1位!?1位の子来たの!?珍しいな。あんま修行場と闘技場から動かないのに。ちなみにロビンとキラーマとのっひーはランキングに入らない。殿堂入りだからね。
「な、なに?この人急に倒れたけど…」
「そんな怯えなくても大丈夫だよコハル。ただの私の護衛」
「目の前のことだったのに姿も音も無く意識を刈り取る護衛とか怖いんだけど!?」
不良に絡まれては気絶させる事を続けしばらく。風紀委員の検問にぶち当たるも私が曖昧な指示を出していたせいでキラーマシン達がこれも気絶させた。やっべ。
「これ後でヒナに怒られるかな…」
「キシリアちゃん!?何をやってるんですか!?」
改めて不良だけよろしく、とカックン経由で伝え先に進もうとした途端、すぐ側に車が停車した。給食部って書いてあるんだけど!?
「あら⭐︎やっぱり先生達でしたか」
「大当たりでしたわね。ここで何をされているのですか?先生」
「“美食研究会のみんな!実は…”」
ローブで縛られ猿轡を噛まされてるフウカがビチビチ跳ねながらトランクの上で抗議してるけど、これそのままで良いのかな。これこの場のBGMって事?ゲヘナの感性は独特だなあ。
「なるほど。先生方はとにかくこの地点に行かなければならないのですね。とはいえ、タイミングが悪かったですわね。今この一帯は温泉開発部が大規模な爆破をしたせいで風紀委員会も大勢動いているのです。その混乱に乗じて私達美食研究会も牢から抜け出せたわけですが…」
チラリ、とハルナは私と先生を見て満足そうに頷いた。
「前回の先生へのお礼もしたいですし…私達が責任を持ってその地点までお送りしますので、どうか、どうか…!キシリアさんの拠点の食堂を一度堪能させてくださいな!」
「別に良いんだけど、その情報どっから手に入れたぁ!?」
「美食の情報網を侮ってはいけませんわ!」
そうして美食研究会の皆は約束通り私達を目的地に送り届けたが、代わりに給食部の車が川に突っ込んだ。フウカは泣いた。
「じゃ、私外で待ってるから」
「はい!キシリアちゃんも大丈夫だとは思いますが、気をつけてください。ここはゲヘナの中でも治安が悪いそうなので…」
本試験には流石に私は参加できない。1人外で待ってることにする。
周りに自分以外の人間がいないと、まだ私が小さかった頃を思い出す。あの時私はまだ普通のキラーマシンを1体作るのにも苦労してて、ロビン達の負担を減らそうと転生特典を上手く使えるようにしなきゃって考えて、ブラックマーケットの隅のボロい小屋の中で毎日毎夜作業をしてた。勿論キラーマシンが大好きだからできたことではある。だがこのキラーマシンが好きという自認…私は前世がある元男だったと把握しているけど、もうほとんどその記憶はない。いや、もしかしたら
ドカァァァアアアアン!!
「爆発!?カックン、爆弾は検知できなかったんだよね!?」
・ローカルで管理されている時限爆弾は検知不可。
「…そういうことね」
試験会場が爆散したことにより、当然答案用紙も紛失。補習授業部の第二次特別学力試験は全員不合格となった。
tips キシリアがヒナと知り合ったのは雷帝との戦争の時。その後一緒に雷帝を失脚させた。
tips
9位の子 普通のキラーマシンモデル。マヒャド斬りを極めすぎて斬る瞬間一瞬周囲の時間が凍結する。かなり余裕を持って回避行動を取らないと絶対に被弾する。
5位の子 メタルハンターモデル。膂力はキラーマシンモデルにも劣るのにロマンを求めて渾身斬りに活路を見出した子。渾身斬りが渾身すぎて5秒の溜めが要る代わりにスーパーアーマー+食い縛り+ダメージカットを獲得。振り下ろすと100m先まで斬れるが、性質上実践投入はなかなかされないすごいのに不憫な子。振り下ろした時に敵を倒せると気持ちよくて損傷が回復するらしい。なんで?
1位の子 タイプGモデル。3話でキシリアに同行した個体ではない。基本任務も受けずひたすら修練を積んでいる。タイマンならロビン達にも勝てるらしい。キシリアの事はしっかり大好きでなんなら周囲より想いが強いが過去にあった出来事でひたすら強さを求めるマシンになった。
番外編やるよ!エデン後に上位のやつやります。
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セントラルタワーに私室を持ってるあの子
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闘技場ランキング1位とキシリア
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雷帝との戦争
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至高のラーメンを目指すキラーマシン達
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カックンの害悪必殺技
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超Gマジンガ「俺の出番は?」