この時代SサイズのAI確定2回行動がキラーマシンとキラーマシン2くらいしかいないんですねえ。オリジナル版では特にデメリット特性もなかったんですが、プロフェッショナルで消費MP2倍とかいうお仕置き喰らってて悲しみを背負いました。助けてくれカバシラー。お前だけが頼りだ。
ジリリリリリリリリ!
「うぅん…」
ジリリリリリリリリリリリ!
「あと5分…」
ジリリリリリリリリリリリリリ!
「うるさっ!?カックン!!止めて止めて!うるさすぎる!!」
ジト目になってるような感じがするカックンを恨めし気に見つめる私。こんな見つめあっても生まれるのは沈黙だけである。
「もー、私が朝弱いの知ってるでしょー。どうせやらなきゃいけないことなんてないんだし寝かせてよー」
そんな言葉にカックンがウィンドウを表示する。なになに…
・現在の時刻は11時。一般的に朝と呼ばれる時間はとうに過ぎている。
・そもそも朝が弱いのは遅くまで新たな個体を生み出しているせいである。
・今日の予定:ここ数日後回しにしている空崎ヒナへの謝罪。
「うるさーい!正論パンチは正しいかもしれないけど人を傷つけるんだよ!」
・甘やかしていると一向に手を付けないことを我々は学習した。
「ぶー。そんなこと学習しなくていいのに…」
とりあえずベッドから起き上がり、キッチンへと向かう。調理用に作ったしっかり両腕の先が人の手の形の、エプロンをかけたキラーマシンが朝ごはんを作って待ってくれていた。さっき私が起きたばかりなのに既に出来上がっていて、なおかつ出来立てである。やはりうちのキラーマシン達は高性能だ。
まだ熱いフレンチトーストを貪りながら、ヒナにアポ取りのモモトークを送ると、すぐに返事が返ってきた。
『丁度良かった。キシリアの手を借りたかったの。今から来れる?』
「すぐ行きます、っと。お供は…タイプGにしよう」
未だ素材がなくて数体しか作れてない赤いキラーマシン。転生モンスターの名に恥じない強力なモンスターで、元々AI2回行動を現実に反映した結果めちゃくちゃ速く動けるキラーマシンが、DQ11の特性を反映*1したのか単純なステータス以上に素早くなった機体なため、抱えて運んでもらうのにこれ以上のキラーマシンはいない。
カックンに伝えて呼び出してもらい、着替えをしたらいざゲヘナへ。
「はやーい!やっぱ赤いやつは3倍強いんだ!!」
タイプGに抱えられながら、ブラックマーケットからゲヘナ自治区へと爆走する私達。好奇の目で見られるもこれが一番早いのだ。しばらくタイプGに揺られ、ゲヘナの校門に辿り着く。相変わらずバカでかい。私達こんなところに喧嘩売ったのかあ。大丈夫かなあ。今更不安になってきた。
校門には私が行くと聞いて待ってくれていたのだろうヒナが立っていて、私を見つけると「とたた」という擬音が聞こえてくるような感じで近づいてきた。なんだろう、尻尾が振られているのを幻視する。まあでもヒナちょっと犬っぽいところあるしね。甘えることができないとシナシナになるとことか。
「待ってたわキシリア。こんなところで話す内容でも無いから、まずは私達の部室に行きましょう。…その子は校舎に入れても扉の大きさ的に部室に入ることはできないから、外で待っててもらうことになるけれど…」
「大丈夫大丈夫。ウチの子達が人間規格の扉をくぐれないのなんて日常茶飯事だし。校舎に入れるだけ良いよ」
「そう、ありがとう。では行きましょうか」
この前カックンが見せてくれた映像ではかなり傷だらけだったはずだけど、もう完治しているように見える。やっぱりキヴォトスの子供の生命力はすごいなあ。私ホイミ無いと全然治んないのに。ああ、それよりも。
「ヒナ、この前はごめんね?なんかウチの子達が暴走しちゃったみたいで…あの子達私や仲間に何かあると制御が聞かなくなるの」
「ええ、知ってるわ。だから一体も破壊せずにあなたが止めてくれるまで耐久したの。彼らはとても素早いから全員逃げるなんてできないし…危うく死ぬかと思ったけれど、元々はこちらの落ち度。怒ってなんかいないわ」
「…ありがと、ヒナ。あー!やっぱりヒナとお友達になってよかったー!」
「どうしたの?急に。あとこんなところでそれを叫ばないで頂戴。少し恥ずかしいわ」
「強いし、可愛いし、優しいし、無敵の3つが揃った最高のお友達だよ!」
「…いいから行くわよ」
「あー!照れてる!ふふ、やっぱりかわいいなあヒナは」
顔を赤くしたヒナはそっぽを向いて前を歩き続ける。まあこんなこと言うのは初めてじゃないしね。最初の頃はめっちゃあたふたしててそれもそれで可愛かったんだけどなあ。ま、ヒナはいつでもかわいいけどね!前世男だったけど断じてロリコンではない。私も今はロリだからこれはけんぜ…なんかヒナの方から殺気を感じた気がする。やはり一端のレディをロリ扱いするのはダメだったか。
「着いたわ。入って」
「お邪魔しまーす!」
何気に風紀委員会の部室に入るのは初めてかもしれない。今日もお忙しそうな風紀委員の皆様と反省文を大量に書かされている行政官を横目に個室へ入って行く。
「本来は謹慎のために用意された部屋だけど、この話はあまり外部に漏らせないから…とりあえず、座って」
ヒナに促されるままに座り心地の良い椅子に座る。恐らく私のためにわざわざ持ってきたのだろう。やはり私のお友達は優しい。
「それで?丁度いいって言ってたけど何かあったの?」
「アビドスの小鳥遊ホシノが攫われた。それを奪還するために私も個人的に手を貸すのだけれど…もしこの前の事を気にしてるなら、力を貸してほしい」
「全然いいよ!ヒナの頼みだしね!後でウチの子達のデータ送っとくから、どの子を何体出撃させたいか教えて?」
「わかった。それと、きっと現場は戦場になるから、あなたは来なくても構わない」
「そんなこと言わないでよ~。私の能力は知ってるでしょ?戦場になるなら尚更行かないと」
「…ありがとう」
ウッ。ヒナの微笑みは破壊力が高い。
「それで?作戦決行はいつなの?」
「今日よ」
「え?」
こうして私は大急ぎでウチの子達をリストアップし、それをヒナに送り、ヒナが一瞬で目を通して、何体かの精鋭と共にアビドス砂漠へ向かうことになった。
「委員長!PMCがこっちに大勢向かってきてる!」
「大丈夫よ、イオリ。私達には頼もしい味方がついてる」
「その方々にこの前酷い目にあわされましたが…」
「それはあなた達がキシリアに危害を加えたせい」
「まあまあ、イオリちゃんチナツちゃん。今回はウチの中でもすんごい強い子達を連れてきたから、大船に乗ったつもりでいてよ。まあ、多分そのせいでPMCに目の敵にされてるんだけど」
『あなた一体何したんですか!?』
「…アコ、知らないの?たった一機の超大型機体がカイザーの拠点を大量につぶしたって話」
『い、委員長?まさか…』
「ふふん、何を隠そう!私こそがキラーマシンのマスターにしてカイザーに喧嘩を買って大勝した張本人、キシリアなのだ!」
無い胸を張ってドヤ顔するも、ヒナ以外は若干引いてる。私は売られた喧嘩を買っただけだもん!あいつらがキラーマシンをバラそうとするから!
「…まあ、とっとと片付けようか。キラークリムゾン*2!ファイナルウェポン*3!行くよ!」
「…初めて見る種類だけど、物騒な名前は変わらないのね」
カイザーPMCの兵士たちを、グランドインパクトや激しい斬りつけであっという間に殲滅していく私の最強の一角。うんうん、やっぱキラーマシンはこうでなくちゃ。残念ながらキラーマジンガさんは超Gしか作れてないので連れてこれなかったのだ。流石に目立ちすぎるし、拠点から飛び出すだけで一大ニュースになってしまう。私達の拠点はバカ広いけど、超Gサイズを隠して出撃させられるような機能はないのだ。
「委員長、これ私達要るのか?」
「全部あのロボット達でいい気が…」
「…楽だからいいんじゃないかしら。本人も楽しそうだし」
『先生から連絡がありました!目標達成、離脱するとのことです!」
アコちゃんからの通信で我に返り、PMC達を全滅させたウチの子達を呼び戻す。今回も圧勝だったね。ゴリアテとか居たけどキラークリムゾンの金棒で一撃だったし。ちょっと強くなりすぎちゃったかな。まあ私自身がクソ雑魚だからいいよね!ん?何この地響き。
『…待ってください!地下から巨大な熱源反応を検知!』
「ッ…!全員備えて!」
轟音と地震と共に砂埃を津波のようにまき散らし、姿を見せたのは巨大な機械の蛇だった。これがキヴォトス製デスワームですか。アイスワームよりかは可愛げがあるな。
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「あなたのような異物が何故このキヴォトスに入り込んだのかはわかりませんが…ゴルコンダの言葉を借りるなら、実に興味深い”テクスト”です。あなたがこの天上の三角形の一角にどのようなアプローチをするのか。じっくり観察させてもらいましょう。クックック…」
皆見たいでしょう…?デカグラマトンVSキラーマシン…