みなさんの推しメンが可愛く描けていればいいな
前回のラブライブ!
ラブソングを作るため、零を恋人に見立てて妄想を始めた穂乃果たち。だけどその妄想が飛躍しすぎて1人、また1人とオーバーヒートしてしまった!残るは5人、生き残れるメンバーはいるのか!?
残りのメンバー:海未、花陽、凛、絵里、希
「もう止めましょう!!これだけの犠牲が出ているんですから!!」
海未が指を差した先には、煙を上げてショートしている穂乃果たちが倒れていた。妄想を開始してから立て続けに4人がリタイアしている。それだけ零が魅力的なのか、それとも彼女たちが少しアレなのか……
「そうだよ!このままじゃみんな気絶しちゃうよ!」
花陽もこのままではマズイと危機感を感じている。
「ダメ!!海未ちゃんもかよちんも零君に負けてもいいのかにゃ?」
「ま、負ける……?」
「そうね。このまま引き下がれば零の思う壺だわ。誰か一人でも生き残って、勝利を見せつけてあげましょ!」
「あーあ、絵里ちったら変な方向にスイッチが入っちゃったみたいやね。実際に本人はおらんへんし、やってみてもええんとちゃう?」
「もう意味が分かりません……」
結局、賛成派3人、反対派2人で妄想は続行されるコトになった。
~※~
「ここは凛がパパッと勝利を掴んで後に繋げるにゃ!」
「凛ちゃん大丈夫?」
「平気平気!零君なんてちょろいにゃ~」
~~凛の妄想~~
妄想:凛の部屋にて
「できたにゃ!凛の特製ラーメン!どうぞ召し上がれ」
「お!いい匂いだな。まさか凛がここまで料理が出来るようになるとは」
「凛はやればできる子なんだにゃ」
「でも料理だけじゃなくて、そのスカートやエプロン姿を見ていると、すごく女の子らしくて可愛いよ」
「あんまり可愛いとか言わないで……照れるにゃ」
「困ってる顔もいいぞ~」
「もう!!」
「ん?ちょっと動くなよ。顔に何かついてるから取ってやるよ」
「え!?自分でやるから大丈夫だにゃ」
「ほら動くな」
「零君、顔ちか……」
チュッ!
(え!?なになに!?凛、零君にキスされちゃってる~~!?!?)
「やっぱり凛の反応は面白いな。もっと見せてもらうぜ」
(にゃ~~~~~~~~~!!)
~~妄想終了~~
プシュ~
「凛ちゃん!!頭からすごい湯気が出てるよ!!」
バタ!
「ああ……凛ちゃんまで」
「妄想をし過ぎたようね」
「凛ちゃんって、意外とウブなところもあるしなぁ」
「次はどうする?希がやる?」
「そうやね。海未ちゃんも花陽ちゃんもガクガク震えてるし」
~~希の妄想~~
妄想:零が仕事から帰宅
「おかえり、零君。今日は早かったんやね」
「ああ、一刻も早く希に会いたくてな」
「もう!零君ったら……」
「早速、仕事での疲れを癒してもらおうかな」
「それじゃあ先にご飯にする?お風呂にする?……それともウ・チ?」
「そうだなぁ~……じゃあお前で」
「ハイハイ冗談冗談。お風呂沸かすから、もう少し待っててね」
「……ねぇよ」
「え?」
「冗談じゃねぇよって言ったんだ。俺は仕事中、お前のコトをずっと考えていたんだぜ。もう我慢できねぇよ」
「ちょっと零君!ここではアカン……」
「俺たちしかいないんだからいいだろ?今夜も頼んだよ。の・ぞ・み」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
~~妄想終了~~
バタ!
「希、頑張ったわね。途中から顔が思いっきり、ゆでダコになってたけど」
「あの希ちゃんまで……」
どうやら零は普段の日常だけではなく、人の妄想の中まで迷惑をかけているらしい。
「それじゃあ次は花陽ね」
「え゛ぇぇ私!?絵里ちゃんじゃなくて!?」
「だって、もし仮に私がリタイアした場合、海未と花陽はやめちゃうでしょ」
「ダメなの?」
「ダメよ!μ'sは零の手のひらの上で踊らされてはいないって証明しないと!!」
「顔近いよ、絵里ちゃん……」
「さあ早く!!零が戻ってきて、この光景を見られたら大変だわ」
ちなみ現在、零は掃除当番で校舎裏にゴミを捨てに行っている。もうそろそろ戻ってきてもおかしくはない。
「え、え~と……」
~~花陽の妄想~~
妄想:デート
「お~い!」
「零君だ。お~い!」
「もう来てたのか、まだ15分前だぞ」
「今日のデートが楽しみすぎて、いてもたってもいられなくなっちゃって」
「俺もだよ。さあ行こうぜ」
「手?」
「手を繋ぐに決まってんだろ、今日は人も多いし。それに、俺とお前は"恋人"なんだから」
「こ、恋人!」
「いい加減慣れろよ。もう付き合って結構経つんだから」
「でも、やっぱり恥ずかしい」
ギュ!
「れ、零君!?」
「勝手に手を握ってごめんな。でも、お前可愛いから、もしはぐれて誰かに色目使われたらイヤなんだ」
「零…君…」
「お前は俺のモノだ。絶対離さないからな」
「は、はい……」
~~妄想終了~~
プシュ~
「ふぁ…ふぁ…」
「変な声出しながらショートしているわね」
「もうダメです……何もかも終わりです……」
恋愛映画もまともに見れない海未は、さっきからずっと震えている。目の前で仲間が一人ずつ倒れていくのを見れば、そうなってしまうのも仕方ないかもしれない。しかし、これはただの妄想であり、穂乃果たちが勝手に自爆しただけである。
「もう私たち2人になっちゃったわね」
部室に残っているのは絵里と海未の2人だけ。その部室には無惨にも、7人の気絶体が転がっていた。
「どうしてこんなコトに……」
「みんな行き過ぎた妄想をし過ぎなのよ。大体こんな感じでいいでしょ」
~~絵里の妄想~~
妄想:勉強中
「これでどうかしら?」
「おお!これなら問題解けそうだ!やっぱり絵里は教えるのが上手いな」
「零の飲み込みが早いからよ。でもビックリしたわ、いきなり3年生の範囲を教えてくれだなんて」
「2年生の範囲はもう分かりきってるからな」
「むしろ私は2年生の範囲を教えてもらいたいぐらいよ。あ!もうこんな時間、そろそろ休憩しましょうか」
「そうだな」
「ちょっと!いきなり近づいてきてどうしたの!?」
「え?休憩だろ?それだったらやるコトは1つじゃないか」
(肩掴まれて動けない……)
「やっぱ綺麗だな、絵里は。もっとお前を見せてくれよ」
「な、なにをするの?」
「そうだな、今日は生まれたてのお前を見てみようかな」
「もうっ!………少しだけよ」
~~妄想終了~~
「ああ、ダメだわコレ……海未…後は頼んだわよ…」
「え!?頼んだって!?絵里!!起きてくださいよ!!絵里!?」
そして、この部室に残されたのは海未ただ1人だけとなった。
「もう帰ります……みなさん、ゴメンなさい!!」
バタン!!
「!!」
「よぉーす!!みんないるか?……ってあれ?」
部室の扉を勢いよく開けて入ってきたのは零だった。
「この部屋、温度高くね?暖房入れすぎなんじゃないか?」
温度が高いのは、オーバーヒートしている人が8人もいるためである。
「っておい!みんなどうしたんだ!?いい顔して気絶してやがる」
「そ、それは……」
「ビックリした!お前いたのか……ってかお前は大丈夫なのか?」
「大丈夫……です。とりあえず今は……」
「この部室、戦闘でもあったのか?」
「実は……」
事情説明中・・・
「なるほどな、そんなコトしてたのか。俺を恋人に見立ててくれたのは嬉しいけど、ちょっと照れるな」
「あなたのせいでこれだけの犠牲が出たのですよ?」
「俺のせいかよ……それで?お前はやらないのか?」
「や、やりませんよ!!そんなふざけた妄想」
「じゃあ、俺が代わりにやってやる!」
「はぁ!?」
「う~ん、俺と海未が恋人同士だったら、こんな感じかな」
「勝手に始めないで下さい!!」
~~海未を恋人に見立てた零の妄想~~
妄想:弓道
「海未、さっきから矢が全然真ん中に当たってないぞ」
「体勢が悪いのかもしれません。最近、体勢を変えたのが原因でしょうか?」
「確かに少しズレてるかもな。よし、ちょっと動くなよ」
「零!!どこ触っているんですか!?」
「おいおい、俺はお前の体勢を整えてやってるだけだぞ」
「んっ……ってそんなところ触らなくてもいいでしょう!!」
「動くなよ。またズレちまう」
「あっ……っていい加減にしないと……んっ……怒りますよ…」
「いい声だ。もっと楽しませてくれ」
~~妄想終了~~
「いいねいいね!こんな関係にいつかなってみたいよなぁ」
「……」
「おーい、海未さーん。震えちゃってますけど、どうかしましたかー?あ、分かった!お前も満更ではないんだろ?いやーそうならそう言えって!」
零は海未の背中を思いっきり叩く。だが、海未は顔を真っ赤にして俯いたまま動かない。
「ただの……」
「ん?」
「ただのセクハラじゃないですか!!!」
バギッドゴッ!
「ゴハッ!!!」
もう人生何度目から分からない海未の制裁が、今度も容赦なく零を襲った。
「いいパンチだったぜ……」
「これで悪は滅びました。みなさん、私たちは勝利を掴み取りましたよ」
海未は1人栄光に酔いしれていた。
しかし、その後ラブソングが作られるコトは一度もなかったという。
どうだったでしょうか?私自信、恋愛経験はおろか恋愛ゲームをやった事や恋愛小説も読んだ事がないので拙い妄想になってしまいました。自分の推しメンが可愛く描かれていたと思って下されば嬉しいです。
さて、次回はクリスマスネタになると思いますが、まさかクリスマスにこの小説を読む人はいないでしょう(暗黒微笑)
ちなみに私はみなさんと違って暇人なので、24日か25日のどちらかに投稿できればと考えています。ネタは全く考えてないですが…
では次回に!それと、煽って申し訳ございませんでした!!