ラブライブ!~μ'sとの日常~【完結】   作:薮椿

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今まで温めていたネタを投稿。
割とドタバタしてます。

今回はギャグ回+日常回です。


ショタ返り(前編)

 

 

 

 

「なんじゃこりゃあああああああああああああ!!!」

 

 本日は土曜日の朝11時。本来、休日なら適当に起きて、ゲームしたりパソコンしたり、ダラダラと過ごすところだが、今日は何かが違っていた。いや何かどころではなく、完全に違っていた。

 

「体が……体が……縮んでいる……」

 

 朝起きた俺の見た目は、明らかに子供サイズとなっていた。6歳、5歳、もっと小さいだろう。

 何故こうなった?こういうことをしそうなのは……

 

「姉さんか……」

 

枕元に置いてあった携帯を素早く取り、姉である秋葉に電話をかける。

 

 

 

―電話中―

 

「これやったの姉さんだろ!?」

 

「あはっ!気付いちゃった?」

 

「『気づいちゃった?』じゃねぇよ!何したんだ!?」

 

「昨日久しぶりに零に会えたからテンション上がっちゃって、つい開発中の薬をコーヒーに入れちゃったの~」

 

「夜中に持ってきたやつか。普段そんなことしないから、おかしいと思ったんだ。それで?いつ元に戻るんだ?」

 

「効果は1日だから今日の夜には戻ると思うよ。あ!もう休憩時間終わるから切るね!」

 

「おい!ちょっと待て!」

 

「後、枕元に着替え置いといたからね!」

 

ブチッ!

 

―通話終了―

 

 一方的に電話が切れる。

 

ブー!

携帯が震える。姉さんからのメールみたいだ。

 

「何々……『今度若返った感想聞かせてね』……」

 

 その後すぐメールを消した。

 

「どうすんだよこれ。とりあえず腹減ったから飯でも食うか」

 

ベッドから降りて床に足を着き、歩こうとしたその瞬間、

 

ドテッ!

 

「痛て!!」

 

 一体何が起きた?歩こうとしたら転んでしまった……

 

「とりあえず起き上がるか」

 

 あれ…?起き上がれない……何故か自力で起き上がれない。

 仕方ないので、ベッドの淵に捕まりながらよろよろと起き上がる。

 

「もしかして、子供に戻りすぎて自分で立ったり、歩けなくなっているのか!?」

 

 あきらかに力が入らない。かろうじてハイハイなら移動できるが……

 こうなってしまったら1人では飯も食えない。そもそも俺の部屋は2階、1階のリビングに降りることすらできない。

 

「誰かに助けを頼むしかないか……」

 

 あいにく俺は一人暮らしである。今日は昨日姉さんが散らかした家の片付けもしようと思っていた。それに頼るなら、飯を作れる人がいいな。

 

 こんな時に頼りになるのは……

 

 

 

~候補~

 

1.穂乃果・・・家事ができなさそうなので除外

 

2.ことり・・・家事はできそうだが、着せ替え人形にされる恐れが有るため除外

 

3.海未・・・有力候補

 

4.花陽・・・有力候補ではあるが、今日は凛たちと遊ぶ約束をしているらしい

 

5.凛・・・同上、予定が空いていても戦力的には穂乃果と同じぐらいだろう

 

6.真姫・・・同上

 

7.絵里・・・有力候補

 

8.希・・・有力候補、一人暮らしだから家事スキル高い

 

9.にこ・・・有力候補、家事スキル高い

 

 

 

 

 3年生組は受験勉強で忙しいと思うし、何よりμ'sの練習で勉強の時間を取られているから、こちらとしても邪魔はしたくない。じゃあ、俺が選ぶべき人材は……

 

「海未!君に決めた!」

 

 どこかで聞いたセリフと同時に電話をかける。

 

 

 

―電話中―

 

 

「零、朝からどうかしましたか?」

 

「あぁ、少し立て込んでてな。お前、今日暇か?」

 

「えぇ、今日は弓道部の練習も休みですから」

 

「じゃあ、今すぐ俺の家に来てくれ!」

 

「今からですか!?それに零、あなたの声少し変じゃありませんか?」

 

 小さくなっているせいで、普段より声が高くなっているためだろう。

 

「説明するより、来てもらったほうが早い」

 

「そうですか……ならそちらへ向かいます」

 

「ありがとな。恩に着る」

 

―通話終了―

 

 どうやら来てくれるらしい。とりあえず餓死することは避けられるだろう。

 

「海未が来る前に着替えとくか」

 

 姉さんが置いていった、俺がガキの頃の服に着替える。

 

 

 …………ピッタリだ。

 

 

 今日1日大丈夫なんだろうか?

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

家のチャイムを鳴らされても、玄関に出れないことを思い出したため、海未に再び電話をかけた。家に着いたら、植木鉢の下にある家の鍵で中に入り、2階の俺の部屋まで来るように頼んだ。

 

 

ガチャッ

 

 

 玄関の扉を開ける音がなる。どうやら海未が到着したようだ。

 

「お邪魔します」

 海未の声が聞こえた。いつもは制裁を加える、加えられる関係だが、今回は海未が救世主に思える。

 

 

 

 

 ん?何やら部屋の外が騒がしい。海未しか呼んでいない筈なんだが……

 だんだん聞こえてくるこの声……まさか!?

 

 

ドカンッ!!

 

勢いよく俺の部屋の扉が開く。こんな失礼なことをする奴は……

 

「零君!おっはよー!」

 

「穂乃果!失礼ですよ!ノックもせずに」

 

「おはよう零君。勝手にお邪魔してごめんね」

 

 ドアを開けたのは穂乃果だった。次に海未、ことりが部屋に入ってくる。

 

「「「えっ……」」」

 

 3人の言葉が詰まる。そりゃそうだ、俺の部屋だと思ったら見知らぬ子供がいるんだから。

 

「零君が小さな子供を……まさか誘拐!?」

 

「落ち着きなさい!とりあえず警察に通報しておきましょう」

 

「待て待て待て!俺が零だ!」

 

「なんと!既に調教済みらしいよ、海未ちゃん!」

 

「事態は一刻を争うようですね」

 

 こいつらワザとやってんだろ……

 それだったらこっちにも考えがあるぞ!

 

「信じないっていうのなら、証拠を見せてやる」

 

「証拠?」

 穂乃果がキョトンとした顔で俺を見る。

 

「穂乃果のスリーサイズはB××W××H××、海未はB×・W××H××だ!」

(※本人たちの配慮の為、数値は伏せておきます。詳しくはwebで)

 

 これは本人と俺しか知り得ない極秘情報だ。前同じことを海未に言ったら、『危険人物のあなたに知られている時点で、極秘でも何でもありません!』って言われたことを思い出した。

 

「なっ!?な、な……」

「うっ!?うぅ……」

 

 顔をめちゃくちゃ真っ赤にする2人。どうやら俺が本人だとわかってくれたみたいでなによりだ。

 そして、この後思いっきり説教された。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 お互いが落ち着いたところで、こんな体になった経緯を話した。

 それに、俺は1つ聞きたいことがある。

 

「なんで穂乃果とことりが来てるんだよ。海未しか呼んでないんだが」

 

「実はコンビニ寄った帰りに海未ちゃんと会ったんだよ。それで零君の家に行くって言うから、それに便乗して」

 

「ふ~ん。ことりは?」

 

さっきからことり、全然喋ってないような気がするが…

 

 

 

!!!!!!

 

 

 

目が……目が光ってる!

 

「ことり?どうしたのですか?」

 

「ハッ!ごめ~ん。小さい零君にどんなお洋服着せようか、頭の中で妄想してたら止まらなくなっちゃって~」

 

 思った通りである。やはりこいつはここに呼ぶべきではなかったか。向こうが勝手に来たんだけど……

 

「お洋服取りに家に帰るね!」

 

「それはいいから!姉さんが置いていった服あるし!」

 

 お人形さんは嫌だ!!!このまま行かせてしまうと、一生ことりの奴隷になってしまう。

 

「そっかぁ~。残念」

 

 危ない……もう少しでことりのおやつにさせられそうだった。

 

 

 

 

 

 

「零の言いたいことをまとめると、今日1日動けない自分の代わりに家事をやってくれと?」

 

「そういうことだ。今は腹減ったから飯が食いたいんだが」

 

「それだったら、もうお昼御飯にしない?」

 

「そうですね、もうこの時間ですし」

 

 時計を見ると、既に昼12時を回っていた。起こっている出来事が衝撃的すぎて時間など忘れていたな。こちらとしては、とっとと時間が過ぎて元に戻りたいのだが。

 

 

 だがこの時、俺は知る由もなかった。この日が波乱の1日になることを……

 

 

 

 





今回の話は今年の夏ぐらいにメモしていた構想を小説にしたものです。ネタがあるおかげか、スラスラと小説を書くことができました。他の方は1話に何分ぐらい時間を掛けるんですかね?今回の話の所要時間は1時間でした。でもこの調子だと後編の方が長くなるので時間が掛かると思います。

少なからず読んで下さっている方がいるそうで、大変嬉しいです!ありがとうございます!




それではこの辺で失礼します。ありがとうございました!









次回は零君暴走か!?
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