~今回の見所~
零君がμ'sメンバーのカラダを語る。
ということで、連続投稿企画1発目!
今日も今日とて、いつも通り屋上を占領してμ'sの練習は行われている。最近日が落ちるのが早くなってきたためか、放課後はやけに冷える。身体を動かしている穂乃果たちなら問題ないが、傍でぼぉ~と見ている俺は常に外の冷気に晒されているのだ。
そう言えば、他のスクールアイドルにはマネージャーというものがいるのだろうか?俺はμ'sを手伝っているだけでマネージャーとかそういうのではない。ちなみに、アイドル研究部の部員申請すら出していないため正式な部員ですらない。ただμ'sに引っ付いてるだけと言われればそうである。一応電子機器には強いので、PV撮影や編集などは一手に引き受けている。
マネージャーでないにしろ、正式な部員でないにしろ、彼女たちは俺を受け入れてくれている。それは善意なのか、仕方ないのかは分からないが、自分の居場所があるというのは安心できる。ただし俺は素人目線でダンスや歌について意見しているだけで、彼女たちにとってプラスになっているのかは定かでない。
さて、マジメな話はここまでにしよう。
俺はただぼぉ~とみんなを見ている訳ではない。この時期になっても運動すれば汗をかく訳で、だからみんなの練習着はある程度薄着な訳で……まあ、何が言いたのかといえばみんなのカラダがくっきりと現れている訳だ。
特に胸囲。最大でもまだ3歳しか歳が離れてないのに、ここまで露骨に大きさが違うのか……
「それでは休憩にしましょう」
お!休憩の時間か。俺はいつも休憩してるようなもんだけど。
「零君!零君!穂乃果の頭、拭いて!」
「なぜ俺が……」
「早くぅ~」
「分かった分かった!」
穂乃果がグイグイ近付いてくるので仕方なく拭いてやる。そう、仕方なくだ。決してやましいコトはない……と思う。でも汗の匂いが……女の子って汗までいい匂いなのかよ。反則だろ……
髪が乱れないように気を付けながら、穂乃果の汗を拭ってやる。この前も頭を拭いてやったコトがあったのだが、適当にガシガシ拭いたら思いっきり怒られてしまった。髪は女の命らしい。
「零君、上手くなったねぇ~」
「そりゃどうも」
俺はふと、穂乃果の胸に目が行く。近くで見れば、意外と大きさはある。女子高校生ならば妥当な大きさではなかろうか。着痩せするタイプもいるみたいだし、もっとあるかもしれない。
「穂乃果ちゃんずる~い。零くん!ことりもお願いします!」
「え゛!?」
ことりは穂乃果に割り込む形でグイッと近づいて来た。さっきから"邪"の考えをしていたせいか、自然とことりの胸にも目が言ってしまう。
ここから見るだけでも柔らかそうだ。さすが2年生組の中で一番大きいだけのコトがある。いつもふわふわしている性格だから、胸にもそれが現れているのだろうか?花陽もそんな感じだし。
もしかして、性格と胸は結びつきがあるのかもしれない。気付いてしまった……やはり俺は天才だったか。
「もう!はしたないですよ2人共!」
「海未……」
いつの間にか俺たちの隣に海未が仁王立ちしていた。こういうコトには免疫がない海未は、これぐらいのコトでいつも怒ってくる。もういい加減慣れろよ。
またしても"邪"な考えのせいで、海未の胸に目が言ってしまう。
「フッ……」
「何ですか!?その薄ら笑いは!?」
「まぁ…………頑張れよ」
「あなたの目線から大体言いたいコトは分かりました。今日こそは生きて帰しません!!」
「落ち着いて海未ちゃん!!」
「そうだよ、今は練習中だしね」
「穂乃果もことりも、零の味方をするんですか!?こんなセクハラ野郎を野に放つ訳にはいきません!!」
やべぇよ……やべぇよ……いつも以上に激昂してらっしゃる。
向こうでは他の6人が呆れた顔でこちらを傍観していた。
「いつもいつも、あの4人は仲がいいにゃ~」
「ちょっと羨ましいね」
「そうかしら?でも、楽しそうではあるわね」
1年生組から見たら、俺たちが仲良さそうに見えるらしい。俺、ただいま命取られそうなんだけど……
「ホントにバカねぇ、零は」
「あれ?にこっちも人のコト言えないんとちゃう?」
「どういう意味よ!」
「胸のコトとかぁ、人をバカにしてるコトとか」
「そう、にこに喧嘩を売ってるのね。上等よ!」
「にこも希も似た者同士ね。それじゃあ零と何も変わらないわ……」
いつも通りのにこと希のコントに、絵里がツッコむ。そっちの方が平和そうでいいんだけどな。
「じゃあ分かった、白黒ハッキリつけてやる。海未!お前には現実を見てもらおう」
この時、海未を含めみんなは思ったらしい。
いい展開でないコトだけは確かだと……
~※~
アイドル研究部部室
「何で凛たち部室にいるの?」
「練習まで中断して、全く……」
「でも今日は合わせるだけだったから、別にいいと思うよ」
ジー
「凛ちゃん?真姫ちゃん?」
「かよちんはホントに零くんに甘いにゃ~」
「花陽がそうだから零が調子に乗るのよ」
「えぇ~そうかな~」
「そんなコトより、当の本人はどこ行ったのよ。にこたち、結構待たされてるんだけど」
「ことりちゃんも、どこ行ったんやろ?」
「ことりなら、零と一緒にどこかへ行っちゃったけど。やけにニコニコしながら……不穏ね」
ガチャ!!
「悪い悪い、待たせたな!」
「みんなゴメンね~」
「零君!ことりちゃん!遅いよー!」
「2人で何をしていたんです?」
みんな何も聞かされずに待たされて少しくたびれているようだな。今からやるコトを知れば、そんな疲れ一気に吹き飛ぶだろうが。
「よし!今からμ's身体検査だぁーー!!」
「いえ~い☆」
「「「「「「「「・・・」」」」」」」」
明らかに俺たちとの温度差が違う。だが、これはμ'sにとってはとても重要なコトで避けては通れない。
「イミワカンナイ……」
「嫌な予感が的中しましたね……」
「にこ、帰ってもいいかしら?」
各々好き勝手言いやがる……今に見てろ。お前らの醜態を俺の前にさらけ出してやる。
「ことりちゃん、身体検査って何するの?」
「次のみんなの衣装なんだけど、今までの衣装とは少し違うの。だから色々な部分をもう一度測らせて欲しいなって思って」
色々って言われるとなんだかエ○いな。ダイレクトではなくぼかして言うと、想像が沸き立つと言うか……あらぬ妄想が捗ると言うか……
「それはいいけど、どうして零がそれに付き合うのかしら?」
「愚問だな絵里。俺は女性のスリーサイズを見ただけで分かるんだぜ。衣装を前と比べてどう改善したらいいのかも当然分かる。1人1人に合った衣装を作るためなんだ、諦めろ」
「諦めろって……」
「確信犯やね……」
「私は嫌よ!」
「真姫、お前分かってないなぁ」
「分かりたくないわよ!」
「いいか真姫、もしお前が前よりも痩せていたとして、今回の身体検査に参加しなかったらどうなるか……」
「どうなるのよ……?」
「当然前のスリーサイズに合わせて衣装を作るコトになる。だけど前よりも痩せているお前では衣装は大き過ぎる。そうなれば、踊っている間に衣装がずり落ちて……俺にとって眼福な展開になっちまうぞ。それでもいいのか?」
「それは……」
「そんな醜態を観客の前で晒していいのか?俺に見られてもいいのか?」
「うぅ~……や、やればいいんでしょ!やれば!!」
「よし!!」
心の中だけでなく現実世界でもガッツポーズ。相変わらず真姫は挑発には弱いな。煽れば大抵何とかなる。これからも活用させてもらおう。
「真姫ちゃん、口車に乗せられすぎだにゃ~」
「もう完全下校時刻も迫ってるし、身体検査開始だ!」
「おぉ~!」
~※~
進行の流れとしては、1人1人を更衣室に呼んで検査する。それ以外の人は部室に待機だ。
「まずは希ちゃんから♪」
「零君、向こう向いててな」
「へいへい……」
シュルッパサッ
制服を脱ぐ音がとてもそそられる。柄にもなく、心臓がバクバク鳴ってきた。
「希ちゃん、胸また大きくなった?」
「最近ね、やっぱり食べ過ぎかな?」
「全然そんなコトないよ。むしろ羨ましい~」
俺としては今のことりが羨ましい。この首を180度回転させるだけで桃源郷が見られるのだ。体の震えが止まらない。振り向きたい……振り向きたい……
希の胸はもう女子高校生とは思えない。柔らかな言動や母性溢れるプロポーションなどがさらに拍車を掛けている。
「零君、ちょっとでも首動かしたら極刑な」
「無理だろソレ!?」
結局、希の監視が厳しすぎてその場から一切動けなかった。
~※~
「次は絵里ちゃん!」
「なんだか恥ずかしいわね……」
「大丈夫、すぐに終わるから」
シュルッパサッ
やはり服を脱ぐ音はイイ!!希や絵里といったスタイルがいい女性だからこそかもしれない。俺、服を脱ぐ音だけで興奮してしまう変態だったのかも……
「絵里ちゃんも胸大きくなった?」
「そんなコトないと思うけど。特に気にしてないし」
ソレ、にこに言ったら怒られると思うぞ。でもバストアップを試している人ほど胸が小さいような気がする。大きい人はそもそもバストアップを試そうとも思わないか。
日本人でありながらも、そのロシア譲りのスタイルは現役モデルそのものだ。絵里がμ'sに加入しただけで、ランキングが上がったのも納得できる。
それにしても振り向きたい。なんだかんだ言って絵里だったら許してくれると思うんだよね。μ'sに加入してから甘くなったし。
「ハイ、おしまい♪」
「ありがとう。意外と大人しかったわね、零」
「あっ……」
色々妄想をしている間に絵里の番が終わってしまった。この妄想グセを何とかしないとな。
~※~
「次は花陽ちゃん!」
「よ、よろしくお願いします!」
次は花陽か。前のダイエットの時も思ったが、1年生にしては発育が良すぎる。容姿や言動は小動物のように愛らしいのにも関わらず、自己主張の激しいあの胸……極上だ!
「零君、向こう向いててね」
「えぇ~……一緒にダイエットした仲じゃん」
「零く~ん、大人しくしててね。じ・か・んがないから~」
「ハイ……」
久々にことりの覇気を見た。衣装作りになると、たまにキャラ変わるんだよなぁ。
「ことりちゃん!?くすぐったいよ!?」
「我慢我慢」
「うぅ~」
この2人の声を聞いていると脳がトロけそうだ。しかも状況が状況だから、なおさら興奮する。
「終わったよ!」
「ありがとうございます、ことりちゃん」
「いえいえ」
ハッ!脳を溶かされている間に終わってた。恐ろしいな、このコンビ……
~※~
「次は穂乃果ちゃんだよ!」
「そうだけど、この順番って意味があるの?」
「それは後に発覚するコトだ。お前が気にする必要はない」
「じゃあ、胸囲を測るから制服脱いでね」
「うん!」
穂乃果は自分の制服のボタンに手を掛ける。
「お、おい!!」
「あっ!零君が見てるの忘れてた」
「零くん、自分で後ろ向いちゃったね」
俺としたコトが、目の前で今にもラッキーイベントが起きそうだったのに自分から目を逸らしてしまった。俺って意外にウブ?なーんだ俺、変態じゃないじゃん!
穂乃果の身体検査も他のみんなと同じように俺が後ろを向いたまま再開された。
「羨ましいな~みんな大きくなってる」
「そうかな~?零君はどう思う?」
俺に振るのかよ!?突然すぎるわ!?
「まぁ、さっき見た限りではいい感じじゃないか……」
「そっかぁ~ありがと!」
どことなく嬉しそうなのは気のせいか?いつもはふざけながらノリで言っているコトも、マジメに言うと緊張する。穂乃果のスタイルには非を打つところがない。周りに胸が大きい人が何人もいるため目立たないが、歳相応だから特筆するコトもない。
~※~
「お次は真姫ちゃんだよ~」
「……」
「開幕で俺を睨むなよ……」
「こっち見たら絶対に許さないから」
「ハイハイ分かってますよ……」
と言いつつも、俺は画期的な方法を思いついた。俺はあらかじめ穂乃果と真姫が入れ替わる際、更衣室の隅にスマホを設置しておいた。盗撮?いやいや、それだとバレた暁には警察のお世話だから撮ってはいない。そのスマホの画面を俺の目の届くところに配置し、その画面の反射で見ようという魂胆だ。
「真姫ちゃん、ほら脱いで」
「もう、そんなに急かさないでよ!」
真姫のバストサイズは穂乃果と同じ。同じゆえスタイル的にはあまり目立たないように思えるが、ウエストはμ'sで最も細く、出ているところは出ているので高校1年生にしては抜群のスタイルだ。
よし!そろそろかな。
俺は配置しておいたスマホの画面を見る。が……急に窓から太陽の光が照りつけてきた。
「ギャアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!目が……目が!!」
「零くん!?」
「なになに!?どうしたの!?」
想像以上の太陽光がスマホに反射し、俺の目にレーザービームのように突き刺さる。
「ちょっと……休憩」
その後、真姫を拝めずに終了した。
~※~
「零……どうして倒れているんです?」
「さぁ……?」
「俺に構わず続けてくれ……」
折角海未の番になったというのに、この有様じゃあ仕方ない。そっちに振り向くのだけは勘弁してやろう。
「やっぱり海未ちゃんのカラダ綺麗だね~」
「そんなに褒めないで下さい!ことりの方が女性らしい身体しているではありませんか」
「えぇ~そんなコトないよ~」
「胸だけはスレンダーだけどな」
海未のこうげき!!
メキョ!!
「ぐふぅ……さっき……この世のものとは思えない音がしたような……」
もはやどうやって殴られたのかすら分からない。そもそも殴られたのか?俺の何かがえぐり取られたような気が……
「でも、海未は貧乳ではないと思うぞ。決して小さい訳じゃない、言うなれば美乳だ。その細いスタイルと合わさって、さらに全体が際立って見える。そこは誇ってもいいと思うぞ」
「急にそんなコト……」
「あっ!海未ちゃん顔赤くなってるよ。もしかして、零くんに褒めてもらえて嬉しかった?」
「こーとーりー!!」
「きゃ~」
いつも穂乃果がいるからそっちに目が行っちゃいがちだけど、なんだかんだ言ってこの2人も仲いいな。さて、後2人か。あの2人は……適当でいいか。
~※~
「どうしてにこたちだけ2人同時な訳?」
「もう完全下校時刻目前だから、ゴメンね~」
「もう~時間使いすぎだにゃ」
胸囲のサイズで言えば、にこと凛はワースト1、2だ。だが、俺はカラダが貧相だからって無下に扱ったりは決してしない。むしろ俺がバストアップの手伝いをしてやりたいぐらいだ。ネタにはするけどな!
でも、この前にこの胸をハプニングで揉んでしまった時は想像以上にあったような……着痩せするタイプ?どちらにせよ、バイトサイズのサバ読んでたヤツに未来はない。
だからと言って、絵里や希などスタイルがいい人だけに興奮する訳ではない。にこや凛が制服を脱ぐ音にも俺はしっかり反応してしまった。ダメだ、これだと変態がどんどん極まってしまう。誰か『変態じゃないよ』って言ってくれ。俺の励みになるから。
「終わったよ~」
「凛たちの扱い適当すぎないかにゃ?」
「サッサと終わったわね」
ネタにするぐらいしか話すコトないしな。しかも時間ないし。話も長くなってきたゲフンゲフン!メタい発言はやめようか。
~※~
「これでみんな終わったね」
「いや、まだだ」
「へ?」
「お前が残ってるぞ、ことり」
「えぇ~!?ことりは自分で出来るよ!」
「いやダメだ。ここまで我慢してきた鬱憤が溜まってるんだ。俺が直々に身体検査してやる」
「あ……うぅ……」
あれ?もしかして満更でもない?全然抵抗しないし、大声も上げない。これは……来ているのではなかろうか。今までお預けをくらっていた分、ココで発散してやるぜ!!
ガチャッ
「零、ことり。終わったのなら帰ります……よ」
「「あっ……」」
このタイミングで入ってきますかねぇ海未さんや。いつもいつもこんな展開のような気がする。いい加減、殴られてばかりだと俺の身体がボロボロなんだけど。
「さて、懺悔の用意はできましたか?零!!」
「俺思うんだよ」
「何ですか?今頃命乞いしても遅いですよ」
「毎度毎度こういう変態話のオチってさ、俺がみんなにボコボコにされるだろ?そろそろ読んでいる人も飽きてくると思うんだよ。『またこのオチかよぉ』ってな。だからさ、たまには決まりきったオチをブレイクしてみないか?何事もなく、全員がハッピーで終われるオチにしようぜ」
「懺悔は済みましたね」
「オイ待て!話は終わってない!!」
くそっ!!このままではまた命を1つ失ってしまう。考えろ……この状況を打破するオチを……
「海未ちゃん!!」
「「ことり!?」」
「海未ちゃん、ちょっと待って!」
「ことり、零の味方をするのですか?」
「うぅん、ことりは海未ちゃんの味方だよ」
「「……はい?」」
「零くん、さっきスマホで何しようとしてたのか、ことり知ってるから」
「バレてた……?」
「もちろん!」
こんな時に明るい笑顔を見せるなよ。逆に怖いわ!!ドSと化したことりは海未や真姫以上に容赦ないからな。今まさにそのことりが発現しているんだけど……
「それではことり」
「うん、そうだね」
「やめろ、こっちに来るな!!来るなぁああああああああああああああああああああ!!」
結局いつものオチで申し訳ない。でも変態を生きて返す訳にもいきませんからね。
~企画について~
ただこの話から毎日投稿するだけです。投稿される時間は毎日18時。最低でも1週間の連続投稿を目標として、気力があれば最大10日まで延長します。10日投稿し続ければちょうど通算50話になります。
非常に突発的で書留も2本ぐらいしかなく、最近小説を書き慣れたためか1話あたりの文字数が多くなっています。投稿されなくなったら力尽きたと思ってください。平常運転に戻ります。