ラブライブ!~μ'sとの日常~【完結】   作:薮椿

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やっと目標にしていた50話だ……よくここまでネタがもったな……

絵里との個人回は久しぶりのような気がする。個人回自体が少ないんですけどね。


零と絵里の大脱出

「ったくよ~……アイツら俺に全部片付け任せやがって……」

 

 

 ジャンケンに負けた俺は、体育の授業で使用したサッカーボールを片付けるため体育倉庫へと向かっていた。メンドくさいのは、この体育倉庫が運動場からかなり遠い場所にあるというコトだ。誰が何を考えて体育倉庫をあの場所に設置したのか、小一時間議論したい。

 

 

「やっと着いた……」

 

 

 この体育倉庫、やたらと大きい。大きすぎて奥の方まで日光が届かず真っ暗な時もある。歴史が長い学院だか知らないけど、これぐらい建て直せと思う。

 

 

「あれ?扉が開いてる。誰かいるのかな?」

 

 

 流石に体育倉庫に不審者はいないと思うので、特に何も警戒せずに倉庫を覗いてみる。すると、やはり誰かいた。スラッとした長身、そしてあの特徴的な金髪は……

 

 

「え、絵里!?」

 

「零!?」

 

「お前何してんだ!?」

 

「体育倉庫の備品調査よ。数が少なくなっていないかとか、備品が痛んでいないかとかね」

 

「なぜ今そんなコトしてるんだ?もうすぐ授業始まるぞ」

 

「放課後は生徒会やμ'sの練習で忙しいでしょ。だから休み時間を利用して、少しでも仕事を減らしておこうと思ってね」

 

「なるほど……お疲れ様です」

 

 

 これが生徒会長か……意外と知らないところで苦労しているんだな。俺たちが学院生活を快適に送れるのもコイツのおかげだろう。聞いてるか?次期生徒会長立候補の穂乃果さん?生徒会長はこうあるべきだぞ。

 

 

 手伝ってやろうかとも思ったが、着替えの時間もあるのでサッカーボールを元に戻してその場を去ろうとした。

 ん?絵里の奴、さっきからやけに挙動不審だ。俺を見て何かを訴えかけてきている。コイツ、まさか……

 

 

「もしかして……コワイの?」

 

「え、えぇ……」

 

 

 さっきも言った通り、この体育倉庫は広いせいで奥が非常に暗い。そして絵里は暗所恐怖症。後は言わなくても分かるだろう。

 

 

「分かったよ。一緒にやってやるから」

 

「い、いいの?」

 

「そんなに脚震えてる奴を放っておけないだろ」

 

 

 まだ入口近くなのにそこまでビビらなくても……確かにココもかなり暗いけど、奥まで行ったら気絶するんじゃないか?

 

 

「ほら行くぞ」

 

「ま、まってよ!!」

 

 

 うわぁ~~暗い暗いとは言ったけど、ここまで暗いとは思わなかったな。本当にどういう思考を持ってこんな構造にしたのか小一時間問い詰めたい。

 

 

 

 

 

 

「なんだ、体育倉庫開いてるじゃないか。誰だよ担当は……しょうがない閉めておいてやるか」

 

 

 え゛!?せ、先生!?さっき不穏な言葉が聞こえたような……

 

 

 

 

ガチャリ

 

 

 し、しまったぁあああああああああああ!!あっ、これはやってしまったの『しまった』と扉が閉まったの『しまった』を掛けてるんだぜ!!……ってそんなコト言っている場合じゃねぇ!!

 

 

「く、暗い……どうする絵里?こうなったら、何とか脱出する方法を……ん?」

 

 

 

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

 

 

「ゆ、揺れてる!?地震か!?こんなところで地震が起きたら体育用具の下敷きに!?絵里!!大丈夫か!?」

 

 

 返事がない。まさか本当に体育用具の下敷きに!?そんな音はしなかったけど……

 

 

 

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

 

 

「絵里!?聞こえてるのか!?…………ってこの揺れまさか!?」

 

 

 

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

 

 

 やっぱりお前かよ!!!自慢のポニーテールがブンブン揺れてるぞ!!

 

 

 振り向くと、絵里がうずくまって頭を抱えながら震えていた。そしてその振動で、体育倉庫を大きく揺らしている。無事だったのは嬉しいけど、振動が大きすぎて心臓が止まりそうだったぞ。

 

 

「落ち着け!!心配するな、俺が近くにいるから!!」

 

「れ、零……」

 

「はいはいここにいるから、とりあえず落ち着こうな」

 

「うん……」

 

 

 ぐぅうううううううううう!!!涙目+上目遣いで危うくノックアウトされそうになる。いつものまとめ役の絵里と違って、こういう子供っぽい絵里は新鮮だ。とてもイジめたくなるぐらいに…………フフフ……

 

 

 

 

~※~

 

 

 

「さて、ここからどうするかな」

 

 

 絵里の振動波攻撃を抑えつけ、何とか体育倉庫の崩壊を食い止めた。時間的にもう授業は始まっている。誰かが探しに来てくれればいいんだけどな。

 

 

「絵里、お前携帯持ってないか?俺は体操服だから持ってないんだけど」

 

「それが……生徒会室に置いてきちゃったのよ。取りに帰ろうと思ったんだけど、すぐ終わるからいいかなぁって思って」

 

 

 すぐ終わるって……さっきまで震えていた奴がよく言うぜ。俺が来なかったらこの体育倉庫どうなってたんだ……

 

 

「誰かが来てくれるなら話は早いけど、この体育倉庫遠いからなぁ~」

 

「誰かに助けを求めるのは無理そうね」

 

 

 だとしたら自分たちで脱出するしかない。さすがに扉を破壊するのは無理だから、別の脱出場所を探さないと…………あっ!あそこなら!!

 

 

「絵里、あそこ見てみろ!!」

 

「あれは……空気窓?上下に開けるタイプね」

 

「もしかしてあそこからなら脱出出来るかもしれないぞ」

 

「でも、あの窓そこまで大きくないわよ。あなたが通り抜けらるかどうか……」

 

「何言ってんだ、俺の体格で通れる訳ないだろ。お前が通るんだよ」

 

「えぇ!?私が!?無理よ!!」

 

「大丈夫だって!お前の細いスタイルなら何とかなる!!」

 

「褒めてくれるのは嬉しいけど、この状況ではちょっと……」

 

「いいからやってみろ。みんな心配してるかもしれないんだぞ」

 

「全くもう……」

 

 

 絵里は仕方なさそうに立ち上がり窓へと向かう。もし脱出が叶わなかったとしても、最悪その窓から助けを呼ぶコトが出来るかもしれない。

 

 

「零、向こうむいてて」

 

「なんで?」

 

「す、スカートの中見えるじゃない!!」

 

「お前……見られて恥ずかしいパンツ履いてきてんのか?」

 

「見られたら何でも恥ずかしいわよ!!!」

 

 

 そんなコト言っちゃって~~この前あんなパンツ履いてきてたのにな~~。もうあの時見ちゃってるから今更じゃね?でもこの状況で仲間割れはマズイから、しょうがなく後ろを向く。

 

 

「よいしょっと……」

 

「窓に胸引っ掛けないようにな」

 

「その心配もいらない!!!」

 

 

 えぇ~~その大きな胸だからこその心配なのにぃ~~。一度さっきのセリフ、にこや凛に言ってやりたい。どんな反応をするのか楽しみだ。

 

 

「近くで見ると意外と狭いのね……」

 

「どうだ?通り抜けれそうか?」

 

「んー、無理そう」

 

「そうか……だったら降りて来い。いつまでもそこに立ったままじゃ危ないだろ」

 

 

 絵里は体育用具が入っているカゴを積み上げて、何とか窓のある高さまで到達している。足場も不安定なので、少しでも踏ん張ると崩れ落ちてしまいそうだ。

 

 

「そうね。グラグラして今にも崩れそうだし……って、きゃあ!!」

 

「えっ!?うわっ!!!」

 

 

ガシャーーーン!!!

 

 

 これがフラグというものか。案の定絵里は足を踏み外して、ちょうど俺に重なるように倒れてきた。俺も俺で後ろを向いていたので受身をとるコトも出来ず、振り向いた瞬間には絵里が目の前にいた。

 

 

「イテテ…………ん?何だこの柔らかいモノは?」

 

 

 俺の右手はこの世とは思えないほど柔らかい物体を握っていた。何だコレ?とても大きなマシュマロみたいな……とりあえず揉んでみよう。

 

 

モミモミ

 

 

「ひゃうっ!!」

 

「え、絵里?」

 

 

 右手で何かを揉んだ瞬間、絵里の可愛い声が聞こえた。もう1回だけ試してみよう。これで絵里が声を上げたら、この握っている物体は"アレ"確定だろう。

 

 

モミモミ

 

 

「ひゃっ!!」

 

 

 やっぱり!!これは確定だ!!絵里のお胸さんだ!!どうりで柔らかすぎると思ったんだよなぁ~。それに左手にも何か暖かい感触があるぞ。コレは一体……?

 

 

サワサワ

 

 

「ひっ!うぅ……」

 

 

 あれ?これでも絵里が反応するのか。ここで自分の左腕を見てみると、絵里の太ももに丁度俺の左腕が挟まれていた。それだけじゃなく、左手が絵里のスカートの中に侵入している。

 

 

 ……と、言うコトは……今の俺は右手で絵里の胸を、左手でスカートの中をイジっているのか!?

 

 

 

 これは…………男なら触り続けるしか……

 

 

モミモミ

 

 

「ひゃうっ!!」

 

 

サワサワ

 

 

「ひぃっ!」

 

 

 マズイ……虜になってしまう。ずっと触り続けたい。こうなったらもっと激しく……

 

 

 

 

 

「い、いい加減にしなさい!!」

 

 

 

バチーーーーーーーーーーン!!!!!

 

 

 

 絵里の平手打ちがクリーンヒット!!!

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」

 

「オイ!!不気味な呪文を唱えるのをやめろ!!暗いから余計にそう思えるだろうが!!」

 

 

 あの体勢からは逃れられたものの、絵里は俯いたまま不穏な呪文を詠唱している。さっきのはこっちが全面的に悪いけどさぁ。

 

 

「どうどう、仲間割れしてたら脱出できないぞ☆」

 

「あなたのせいでしょ!!!あなたの!!!」

 

「あれは……まぁ若さゆえの過ちだったというコトで」

 

「あなた、今までよく逮捕されずに生きてこられたわね。いつも一緒にいる穂乃果たちが心配になってくるわ」

 

「海未はまだ耐性がないけど、穂乃果やことりは少しのコトだったら受け入れてくれるぞ」

 

「脱出したら即通報ね」

 

「やめてくださいお願いします」

 

 

 絵里ももう少しだけでもいいから俺への耐性を付けてもらわなくては。今のままだと俺と一緒にいるだけで疲れ果てちゃうぞ。

 

 

「さぁて、脱出の方法でも考えるか」

 

「急に切り替わったわね」

 

「俺は未来に生きる人間なんでね。過去の過ちには興味がない」

 

「私はあなたを呪い殺したいぐらいの過去を引っ張るけどね」

 

「嬉しいなぁ!!俺との思い出をずっと覚えていてくれるなんて!!」

 

「あなたがどうしてみんなに好かれているのか分からなくなったきたわ……」

 

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「扉は開かない、となると外に通じるのはあそこの窓だけか」

 

 

 絵里でたくさん遊んだので、本格的に脱出方法を考える。扉が封鎖されている以上、俺たちと外界を結びつけるのはあそこの空気窓しかない。だがあの窓は絵里が通れないほどだ。通り抜けられないとなれば、誰かが来るか通りかかるのを待つしかないが。

 

 

「しょうがない、あの窓から助けを呼ぶか」

 

「でもあの窓の前には石垣があって、こっちからじゃほとんど何も見えないわよ」

 

「その石垣の向こうにゴミ捨て場があるだろ?窓は上下に開けられるから、上の方を開ければゴミ捨て場が見えるハズだ。そのゴミ捨て場に誰かがいればいいんだけど……」

 

「あの窓の位置的にあなたも私も窓の上まで届かないわよ。さっきも窓の下を開けるだけで精一杯だったし」

 

「2人が縦に並べばいい。てな訳で、肩車するか」

 

 

 

 

 

「…………はい?」

 

 

 

 

「聞こえなかったか?肩車するかって言ったんだ」

 

「そういうコトじゃなくてね……どうしてそうなったの?」

 

「この際、羞恥心はすべて捨てろ。無心になった方がお互いに幸せになれるぞ。それに、赤の他人って訳じゃねぇからいいだろ」

 

「まぁ状況が状況だし、はぁ~……分かったわ」

 

 

 言っておくが、俺も恥ずかしくないなんてコトはないんだぞ。ロリ化の時を除けば、女の子を肩車するのはもちろん初めてだ。

 

 

「の、乗るわよ……」

 

「あ、あぁ……」

 

 

 絵里は俺の肩に脚を掛け、ゆっくりと俺の首に股がる。俺は絵里の脚をガッチリ掴んで、少しよろめきながらも少しずつ立ち上がった。

 

 

「変なところ触ったら処刑よ!!」

 

「はいはい、俺だって命は惜しいよ」

 

 

 もう何回も処刑されているような気がするけど……

 

 

 それにしても……なんて柔らかい太ももなんだ……透き通るような白い肌、程よく肉厚があり、その弾力で俺の頬っぺを刺激する。つついたらプリンのようにすぐ崩れそうな柔らかさをしているが、マシュマロのようにつついたらその指が弾き返されるかのような弾力でもある。そう考えると、その太ももを食べちゃいたいぐらいの食欲が掻き立てられる。食すまでもなく、この太ももは世界三大珍味を軽く超えるだろう。その"絢瀬絵里の太もも"を独り占めしているという独占欲に酔いしれてしまう。絵里から発せられるいい匂いと相まって、今にもむしゃぶりつきたくなってきた。俺の肩や顔に触れるふんわりとした太ももで、今にも昇天しそうになる。俺は今新たな性癖を会得した。一部界隈で俺は『匂いフェチ』と言われているが、この太ももの感触を味わえば、男なら誰でも『太ももフェチ』に様変わりしてしまう。触りたいのは山々だが、ここは沸き立つ衝動をぐっと堪えなければならない。今はまだダメだ、今はな…………

 

 

「零!!」

 

「うわっ!!どうした!?」

 

「さっきからもっと上だって言ってるでしょ!」

 

「あ、あぁ……悪い」

 

 

 また妄想していて周りの声が聞こえていなかった。絵里の太もも評論会が繰り広げられていたが、今回は声には漏れていなかったみたいで助かったよ。絵里に聞かれていたら、確実に鼻の高さがマイナスになるぐらい顔面を蹴飛ばされていただろう。

 

 

「どうだ?誰かいそうか?」

 

「いいえ。ゴミ捨て場にもいないみたいね」

 

「う~ん……じゃあどうすればいいんだ……とりあえずここから降りるか。足場不安定だし」

 

 

グラグラ

 

 

 あっ、フラグを立ててしまった……

 

 

ズルッ!!

 

 

「しまっ!!」

「えっ!?き、きゃあ!!!」

 

 

ガッシャーーーーーン!!!

 

 

 足場が不安定なせいで、俺たちは後ろに倒れこんでしまった。しかし今度は俺が上、絵里が下となって……こ、この状況は俺が絵里を押し倒しているようにしか見えない。しかも体育倉庫で……シチュエーション的には完璧だが。

 

 

 

「え、絵里……?大丈夫か?」

 

「なんとかね……って、顔……」

 

「あっ……」

 

 

 俺たちの顔はあと数センチで引っ付きそうであった。いくら周りが暗いからとは言え、絵里の顔がみるみる赤くなっていくのが分かる。それは俺も同じだろう。

 

 

「絵里……」

 

「零……」

 

 

 なんて綺麗な顔をしているんだ。唇が触れそうになる。もう何考えられないし考えたくもない。いっそのコトこのまま……

 

 

 

 

 

ガチャリガラガラガラガラ

 

 

 

「凛はサッカーがいいにゃ~~!」

 

「凛ちゃんサッカー得意だもんね」

 

「私はパス。サッカー疲れるし」

 

 

 あれ?扉が開いたような音がした後、さらに一年生トリオの声が聞こえた気が……もしかして、次の授業の時間になってしまったのか!?

 

 

「「あっ……」」

 

「「「あっ……」」」

 

 

 流れる沈黙。漂う静寂。これは……うん……まぁ……最悪だ……

 

 

「零君!?絵里ちゃん!?」

 

「れ、零くん大胆だにゃーーーー!!」

 

「遂に抑えきれなくなったのね!!この変態!!」

 

 

「落ち着けお前ら!!これはあれだ……事故なんだ!!絵里からも言ってくれ!!」

 

「……」

 

「え、絵里さん……?」

 

 

 絵里は顔を真っ赤にしたまま動かない……と思ったらスっと立ち上がり、そのまま真姫たちの横を通り抜けて走り去ってしまった。

 

 

「絵里さん!?なぜ逃げる!?説明してやってくれよ!?」

 

「説明して欲しいのはこっちもよ!!」

 

「納得がいく説明をしてください!!」

 

「絵里ちゃんとそういう関係だったのかにゃ!?」

 

 

 

「お前らちょっと待って!!分かったからこっちに迫って来ないでぇえええええええ!!」

 

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

2年生教室前

 

 

「はぁ~……ヒドイ目にあった……後輩から責められるって威厳ねぇなぁ……」

 

 

 あの後、軽く『いつもの』オチになりかけたが、必死に弁解したらあっさり返してくれた。次が体育の授業らしいから下手に体力を使いたくなかっただけの話かもしれないが。

 

 

「れ~い~君♪」

 

「ほ、穂乃果……いつの間に……」

 

「随分とお楽しみだったみたいだね♪ことりたち、すっごく心配したんだよ」

 

「こ、ことり……それをどこから……?」

 

「凛からです。これから体育の自分たちに変わって、零にお仕置きしてくれって頼まれました」

 

「う、海未……それはもう済んだ話だ……」

 

 

 怖いよコイツら!?顔が笑っているのに笑ってない。ほら、誰も俺たちに近付かないように廊下の端を歩いてるし!!『あぁ、また零がやらかしたのか』って雰囲気になってるよ!!そうなってしまったら、もう止める者は誰もいない!!

 

 

「海未、違うんだよ。聞いてくれ、さっきのはな……」

 

「零、正座してください」

 

「ぐっ、穂乃果……タスケテ」

 

「零君♪せーざ!」

 

「うっ、ことり……」

 

「零くん♪せ・い・ざ!」

 

 

 

「はい……」

 

 

 腹を……くくった……

 

 

 

~※~

 

 

 

3年生教室

 

 

「絵里ち……顔真っ赤やけどどうしたん?」

 

「な、何でもないわよ!!」

 

 

 恥ずかしかったけど、ちょっぴり惜しいなぁと思った絵里であった。

 

 

 




あと何話続けられるかは分かりませんが、これからもよろしくお願いします。


折角目標の50話まで執筆したので、どのキャラが50話中何話出演しているのかを数えてみました。回想シーンや妄想での出演は除きます。

零(49/50)
主人公なので全話出演は当然と思いきや、実は1話だけ妄想シーンでしか出演していない回があります。それが分かれば『μ'sとの日常』マスター!?

穂乃果(38/50)
一応、本家主人公なのでそこそこ多いです。

ことり(35/50)
零と同級生である2年生組はやっぱり多いですね。

海未(37/50)
オチ担当(零をボコる側)で有名。

花陽(33/50)
出る時は大体凛とワンセット。

凛(36/50)
語尾が特徴的なキャラは出演させやすい+はっちゃけた性格は小説上扱いやすい。

真姫(32/50)
絵里と話し方がほぼ同じなのはやめてください。書きにくいので。

絵里(32/50)
今回は災難でしたね(笑)

希(30/50)
一番少ない!?推しの方ごめんなさい☆

にこ(33/50)
ネタキャラは使いやすい法則。


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