最終回、そして恋愛もとりあえず一区切り。
告白部分からあとの描写はかなり適当。死ぬほど適当。
だって経験ないんだもん!!
「「「「「「「「「「かんぱ~い!!」」」」」」」」」」
きっかけは穂乃果の一言だった。初めは打ち上げと言っても『何の打ち上げ?』って思ったけど、どうやらμ'sの再結成を祝ってのコトらしい。"あの一件"で一度バラバラになってしまった俺たちの結束を、より強めようという趣旨でもあった。
それにしてもなぜ俺の家でパーティをするのか……この前もそうだったけど、俺の家が溜まり場になっているような気がしないでもない。確かにこの中で1人暮らしをしていて家族に迷惑が掛からず、かつリビングも広く10人なら余裕で収まりきるのは俺の家だけなんだが。
「ちょっと穂乃果!!一人でケーキ食べ過ぎよ!!にこの分がなくなるでしょ!?」
「ひゃやいものがちだも~ん」
「穂乃果ちゃん、食べながら話すのはやめようね……」
「でもにこがケーキ作りまで得意だとは思わなかったわ」
「にこっちには妹さんに弟さんもいるからね」
「かよちん、そっちのジュース取って!!」
「オレンジジュースとコーラ、どっちにする?」
「全く、みんな騒がしいわね……」
まだパーティが始まったばかりだというのにもう盛り上がりを見せている。これだけ楽しめるのも、μ'sというグループならではなのかもしれない。真姫も呆れているのかと思えば、顔はとても楽しそうだしな。
「私も騒がしいのは苦手ですが、こうしてみんなとワイワイ騒いでる時が一番楽しいです。またあなたやμ'sのみんなと一緒にいられて、本当によかった」
「プッ、アハハハハ!!」
「なっ!?どうして笑うのですか!?」
「悪い悪い!!お前も素直になったよなぁ~って思ってさ」
「そ、それを言うならあなたも変わりましたよ!!少し大人になったというか……でも変態気質は全然変わってませんけどね!!」
「そこを変える気は一切ないね。それに変わって欲しくないって言ったのはお前らだろ?」
「うっ!?それはそうですが……」
俺がみんなを救ったように、みんなも俺を救ってくれた。その時に俺が決めたのは、ありのままの自分でいるコト。やっぱり難しいコトは俺に似合わないしな。思いつくままに行動して、みんなと触れ合って(意味深)いけばいいんだ。
「よし!!それじゃあ俺がこのポテトを食べさせてあげよう!!ほい、あ~ん」
「うぇっ!?そ、その……」
海未はこうやってすぐに顔を赤くして恥ずかしがってしまうのが欠点だな。もう一度メイド服を着させて特訓しなければいけないようだ。その時はメイド萌えの俺のために、たくさんの輸血が必要になるが。
「あ~ん」
「あ、あ~ん」
海未は覚悟を決めたかのように目をギュッと瞑りながら、俺の摘んだポテトを一口で頬張った。その時にちょっと彼女の唇が俺の指に触れたコトに、コイツは気付いているのだろうか?
「なんで目を瞑って食べたんだ……?」
「そ、そんな恋人みたいなコトをして、あなたは恥ずかしくないんですか!?」
そりゃそう来るよな……でも俺の中でもう答えは出している。嘘偽りなんてない、本当の俺の気持ちを今日みんなに伝えるつもりだ。
「恥ずかしくないよ、好きな人とならな」
「す、好きな人って!?」
海未の奴、さっきからずっと驚きっぱなしだな。これ以上頭がパンクしてしまうといつか壊れてしまうかもしれない。でも俺もここで引く訳にはいかないんだ。しっかりと自分の気持ちを伝えないと。
「ちょっとちょっと!!海未ちゃんばっかりズルイよ!!穂乃果にも食べさせて?」
「うわっ!!」
横から穂乃果がピョーンと俺の元へと飛んで来た。さっきまでテーブルを挟んで向こう側にいたハズなのに、すごい跳躍力だ。穂乃果はそのまま俺に抱きつき、その目で俺の目をジッと見つめてくる。
そしていつの間にか大騒ぎだったリビングは静まり帰っており、全員が俺を見ているコトに気が付いた。まるで俺が今から何を言おうとしているのか、分かっているかのようだ。
ここだ。ここで言うしかない。
俺は大きく深呼吸して口を開いた。ついでに穂乃果の顔が近かったので、彼女の両肩を掴んで少し距離をとる。
「もう俺とお前らの間に、長い前語りもいらないな。単刀直入に言う、俺は……」
みんなは俺を見つめつつ、静かに息を飲んでいる。これを言ったらもうコイツらと元の関係には戻れない。もしかしたら、楽しかった日々を壊してしまう可能性だってある。でも、俺はこれ以上先延ばしにはしたくない。いつかは伝えなきゃならない想いを、今ここで伝える。
「みんなのコトが好きだ!!誰か1人でもない親友としてでもない!!9人みんなが好きなんだ!!」
言ってしまった……もう引き返せない。あとは自分の想いを全部吐き出すだけだ。俺は少し俯きながら再び心中を吐露する。
「穂乃果もことりも海未も、真姫も凛も花陽も、にこも希も絵里も、誰と一緒にいても心が高鳴る。今まで楽しくて心が踊ったコトはあったけど、それとは全然違う心の高鳴りだった。自分の言っているコトは最悪だって分かってる。みんな、俺を好きでいてくれて、自分を選んで欲しいって思っているコトも分かってる。でも!!俺はみんなのコトが大好きなんだ!!すごく我が儘だけど、すごく馬鹿だけど、すごく非常識で最低だけど、これが俺の本当の気持ちなんだ!!」
本当に最低野郎だ。誰か一人を選ばすに、みんなを選ぶなんてな……彼女たちが納得出来る答えかは分からない。だけど自分の気持ちを偽ってしまったら、絶対に自分の想いは彼女たちに届かない。だから何一つ、自分に嘘を付かずにその想いをぶつけたんだ。
「零君……」
「穂乃果……?」
俺に抱きついていた穂乃果が、みんなを代表して話し出す。他のみんなが何も話さないというコトは、あらかじめ穂乃果にすべてを託していたのだろう。俺は穂乃果の目を見つめ返した。
「穂乃果たちみんなで話合ったんだ、零君に対する気持ちを。そして1つの答えが出た。だからね、零君の答えが正解だとか不正解だとかは、穂乃果たちにとっては関係ないんだよ」
「え……?」
「零君の想いさえ聞ければ、それで穂乃果たちは満足だってコト!!」
「そ、それって……」
穂乃果も俺の告白前と同じように大きく深呼吸をした。彼女たちの答えが今から分かる。いや、もう想像はついているのだが、俺の心臓が人生で史上最大の鼓動をしている。
「だから穂乃果たちみんなと付き合おう!!穂乃果たちもみーーんな零君のコトが大好きだから!!零君の笑顔も優しさも、ぜーーんぶ大好きだよ♪」
「穂乃果……」
想像していなかった訳じゃない。だけど実際に穂乃果の口からその言葉を聞いただけで、俺の心に積もっていたあらゆる不安が取り除かれた。みんなも俺と同じ願い、同じ心、同じ気持ち、同じ想いだったのか……
「零く~ん!!」
「うおっ!!ほの……」
何が起きたのか、一瞬理解出来なかった。そして自分の意識が現実へ帰り、今の俺と穂乃果の状態が目に飛び込んで来る。
キス……しているのか……?
恋人のように抱きついて、穂乃果は力強く俺にキスをしていた。次第に俺も穂乃果を受け入れ、彼女の熱いキスに応える。
「ぷはぁっ!!すごく気持ちよかった……やっちゃたんだね、穂乃果たち……」
「あぁ……これからもよろしくな」
「うんっ!!」
穂乃果は太陽のような明るい笑顔で答えた。この笑顔を一生見られるなんて、俺は幸せ者だな……
~※~
「次はことりの番だね♪いいかなぁ?」
「もちろん、さぁおいで」
「うん♪」
俺とことりはお互いに前から抱きしめ合う。ことりはこれ以上はないってくらいトロンとした目をしていた。さっきの俺と穂乃果のキスの影響なのだろうか、もう準備はバッチリのようだ。
「いくぞ」
「きて♪」
今度は俺からことりの唇に自分の唇を当てた。ことりは俺の首に手を回しながら、穂乃果同様攻め立てるようなキスを披露する。貪るようなキスに、俺も全力で答えた。
そしてたった数秒間の熱いキスを終える。
「ありがとう零くん♪これからもよろしくお願いします!!」
「こっちこそ!!」
~※~
「海未……いいのか?」
「えぇ、あなたと一つになれるのなら、どんな羞恥心だって捨てられます」
「そうか……」
そうして俺と海未はお互いに正面から抱き合う。海未の顔をこんな間近で見たのは初めてだが、なんて綺麗な顔をしてるんだ……その目に吸い込まれてしまいそうだ。
「いくぞ」
「えぇ」
今度は海未と優しいキスを交わした。幼馴染2人とは違ってかなりソフトだが、心がこもっているのは穂乃果やことりと同じだ。
そして唇をゆっくりと離す。
「これかれもよろしくお願いしますね」
「あぁ、任せとけ!!」
~※~
「意外だな、真姫がここまで積極的だなんて」
「私もね、自分でも驚いてるのよ。でも、ずっとあなたとこうしたかったから」
お互いに抱き合い、俺は真姫の綺麗な赤毛を少したくし上げる。本当に、俺の1つ下とは思えないほど美人だな。こうしているだけで惚れ惚れしてしまう。
「俺もずっと、真姫と一つになりたかったよ」
「お互い様ってコトね。さぁ、来て」
真姫とのキスは、映画のワンシーンかのような美しいキスだった。お互いに初めてなハズなのに、まるで何回もキスしてきた恋人のようだ。
そして通じ合ってるかの如く、お互い同時に唇を離した。
「これからはずっと一緒よ、零」
「もちろんだ!!」
~※~
「凛……もしかしなくても緊張してる?」
「うん……すごくドキドキしてるよ……」
肝心なところはすごく乙女。それが星空凛という女の子で可愛いところだ。普段元気いっぱいの彼女だからこそ、この姿をみると守ってあげたくなる。
「凛、いくぞ」
「か、覚悟は決めたにゃ!!」
俺は凛の小さな唇に自分の唇を当てた。このまま凛を食べてしまいそうだったが、凛も慣れてきたのか俺に負けじと熱いキスをする。
最終的にはディープになりかけたキスを終え、唇を離す。
「零くん、これからも凛と一緒にたくさん遊ぼうね♪」
「おう!!楽しみにしてろ!!」
~※~
「深呼吸は終わった?花陽?」
「うん……頑張ります!!」
変に律儀なところが花陽の長所であり誇っていいところだと思う。それと同時に、小動物のように守ってあげたいその容姿に俺は惚れたんだと思う。
「いいかな?」
「どうぞ……」
花陽は顔を動かさなかったので、今回は完全に俺の方からキスをした。唇が触れた瞬間、花陽の唇の柔らかさに驚いた。このままねっとりと絡みつきたい衝動に駆られるが、グッと堪える。
誰よりも優しくて、かつ誠実なキスが終了した。
「ずっとお前を守ってやるからな」
「はいっ!!よろしくお願いします!!」
~※~
「にこ……遂にあの時が現実になったな」
「そうね、ここまで長かったわ」
本当に長かった。一度にことキスしそうになった何日後だったか、あの騒動が起きたのは。でもそれもすべて終わった。あとはにこと一つになるだけだ。
「いくわよ」
「お前からか、よしこい!!」
にこは自分から俺にキスをしてきた。痺れるような熱く激しいキス。俺たちはこの時をずっと心待ちにしてきたんだ。軽く舌が触れ合って、誰よりも濃いキスを堪能する。
そのせいか離れる時も、唾液の糸が俺たちを繋いでいた。
「もうずっと離さないんだから♪」
「俺もだよ、ずっと一緒にいてやる!!」
~※~
「まさか零君とこんなに関係が進展するなんて、カードも教えてくれへんかったなぁ~」
「そんな占い如きじゃあ、俺たちの運命なんて分からないよ」
自分の運命は自分で切り開くもの。そのおかげで希にも出会えた。時には彼女を支え、時には彼女に支えられ、ここまでやって来たんだ。
「零君から、して欲しいな♪」
「あぁ、よろこんで」
希の唇は肉厚で、俺の唇が彼女の唇にしっかりとくっついた。俺は希を抱擁し、その柔らかな感触と彼女から流れ込む愛情をしっかりと味わう。
希は名残惜しそうに抱擁を解いた。
「ウチの心を奪った責任、しっかりと取ってもらうからね☆」
「もちろん、一生をかけてでも!!」
~※~
「私が最後ね。上手く出来るかしら……?」
「そんなコト考えなくていいんだよ、お前の愛を俺に見せてくれ」
「も、もう!!あなたはいつもいつも……」
いつもはクールでみんなのまとめ役。だけどおっちょこちょいな面もあり、そこが非常に可愛く女の子らしい。俺たちに立ちはだかっていた時は、まさか彼氏彼女の関係になるとは思ってもみなかった。
「きて、零」
「あぁ、俺の気持ち、受け取ってくれ」
絵里は俺をガッチリと抱きしめ、俺は抱きしめ返しつつ絵里とキスをする。俺が激しくキスした時は彼女も激しく、優しくした時は彼女も優しくキスをして俺に答えてくれる。キスの仕方を変えるたびに唾液の音がねっとりと響く。
顔を上げると、絵里はトロンとした目で俺を見つめていた。
「ずっと……私たちの隣にいてね?約束よ?」
「もう、絶対に離れない!!心配すんな」
これが俺たちが出した答え、俺たちが歩む道。例えこの先にどんな苦難が待っていようとも、俺たちなら乗り越えられる。みんなと一緒なら、きっと……
ここまでのご愛読、ありがとうございました!!
一話から読んでくれた方、途中から読んでくれた方、この話だけを読んでくた方、すべての読者様に感謝をします!!
ここで第一話辺りを読んでみると、全然文章が違って面白いですね(笑)。特に文章の勉強をしたつもりはないのですが、ここまで変わるものとは驚きました。それだけラブライブのキャラの魅力を知れて、自分が表現出来るようになったという証ですかね?
初めの方の話で、『この話が好きだ!!』って人はいますかね?個人的には黒歴史なので、封印したいです(切実)
正直言って、どのような最終回にするのか迷いました。ギャグならギャグ小説らしく終わろうとも思っていたのですが、やっぱり自分が大好きハーレムENDでビシッと(?)終わらせてみました。皆さん的には満足できたでしょうか?
『非日常』と同じく今も適当に後書きを書いているので、落ち着いたら活動報告にお礼の言葉を述べたいと思います。是非ご覧下さい。多分本日中に投稿されます。
次回作は新たなる日常シリーズとして投稿予定です。『日常』と『非日常』の続編となる訳ですが、基本的には『日常』と全く同じノリで、雪穂や亜里沙、あともう1人のレギュラーキャラを追加して展開していこうと思っています。
それにしても告白とキスの描写は初めて書いたのでかなりお粗末な気がします。その辺の感想を頂けると嬉しいです!!
それでは、ここまでありがとうございました!!次回作もまたよろしくお願いします!!
やっと毎日投稿から解放されたぞぉおおおおおおおお!!