ラブライブ!~μ'sとの日常~【完結】   作:薮椿

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投稿開始5日間でお気に入り件数が30件になりました。それ以外にも読んでくださっている方もいるようで、とても感謝をしています。感想や評価をしてくれた方、非常に嬉しいです、ありがとうございます!




今回はCarnival Phantasmより元ネタ。ギャグ回です。


零がモテモテに!?






日向の夢

 

 

 

 

「今日は暖かくて、気持ちいいなぁ」

 

 今日は連日の寒気が嘘のように暖かかった。そよ風が吹き、外で日向ぼっこをしているだけで眠気を誘われてしまいそうだった。

 

「穂乃果の奴、どこいったんだ?」

 

 俺は現在、海未に頼まれ、絶賛生徒会仕事をサボり中の穂乃果を探している。

 

「怒られるとわかっているのに、懲りないねぇ」

 適当なことを呟きながらあるく。別に探す気がない訳ではなく、単に外の暖かさに酔いしれているだけだ。

 

 

 

 

「ん?あそこに誰かいるな」

 俺が立ち寄ったのは、学院内で芝生が広がっている場所だ。いい天気の時はここで昼飯を食ったり、昼寝している生徒も多い。どうやら誰か2人が芝生の上で寝ているようだった。俺は2人の元へ歩を進めた。

 

 

 

 

 

「って!?穂乃果!凛まで!」

 

 

「すぅすぅ……」

「ぐぅぐぅ……」

 

「おい!起きろ!」

 とりあえず穂乃果を起こす。サボった挙句、お昼寝とはいい身分だ。というより今日、凛も真姫に英語を教えてもらうって言ってなかったっけ?

 

「ん……ん?あれ?零君?」

 先に凛が起きた。

 

「お前ら、こんなところで寝てる場合じゃないだろ」

 

「だってここ、とっても気持ちいいんだよ。暖かくて、いい匂いだにゃ~」

 確かにこの芝生の上は自然の匂いも感じられる。お昼寝には絶好のスポットだろう。

 

 

 

 

「そうだ!零君、この余ったお茶あげるにゃ」

 

「どうしたいきなり?」

 

 凛は俺にお茶が入ったペットボトルを差し出した。

 

「凛はもう飲まないからあげるにゃ!捨てるの勿体ないし」

 

「じゃあ貰うかな。ちょうど喉渇いてたし」

 

 ペットボトルを受け取り、キャップを開け、お茶を飲む。

 

 

 

「あぁ、間接キスか」

 

「わざわざ言わなくていいにゃ!」

 

 凛が突然、俺の首に腕を回す。

 

「うわっ!!!」

 

 

 

ドサッ!

 

 

 

 凛に抱きかかえられ、俺はその場で倒れこむ。

 

「何するんだ!」

 

「零君も一緒にお昼寝するにゃ~!」

 

「凛!」

 

「ほら、寝っ転がるとすごく気持ちいいでしょ?」

 

 確かに気持ちいい。さすが、お昼寝スポットだけのことはある。

 最近疲れ気味のせいか俺はそのまま眠ってしまった……

 

 

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 

 

「!!!」

 

 西木野真姫は驚いた。勉強をサボった凛を探しに来たのだが、まさかこんなことになっているとは思ってもいなかったのだ。 穂乃果と凛はわかるが、零がここで昼寝をしているのは珍しい。

 

「起こしたほうがいいのかしら……でも、気持ちよさそうにしてるし、邪魔してはいけない気も……」

 

 凛は零に寄り添う形で寝ていた。ここで真姫にある考えがよぎった。

 

 

(凛、零のそばで気持ちよさそうに寝ているわね……じゃあ私も少しだけ)

 

 

 いつもだったらプライドが邪魔をして素直になれない。しかし、今回はみんな寝ている。少しだけ添い寝して、すぐにみんなを起こせばバレないだろう。

 

クルックルッ

 

 辺りを見回して、誰もいないことを確認する。

 

「そぉ~と」

 

 凛の反対側、零を挟むように寝ようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をしているのかしら?」

 

「ヒィ!!」

 

 振り向くと、にこがジト目でこちらを見ていた。

 

「ちょっ「ハイ静かに」」

 

「どうしてにこちゃんがここにいるのよ!?」

 

「そこの茂みから見ていたのよ」

 

 どうして茂みに隠れていたのだろうか?どうやらにこも真姫と同じようなことを考えていたらしい。

 

「全く、3人ともよく眠っているものね。確かに、ここの芝生はほどよく日が当たって気持ちいいものだけど」

 

 するとにこは零と凛が寝ているところへ近づく。そして……

 

「ていっ!」

 

 

 

コロコロ

 

 

 

 にこが寝ていた凛を向こう側へ転がした。

 

「わ、私も一度ここで昼寝したかったのよねぇ~」

 そう言って凛が寝ていたところに滑り込み、零の隣を陣取る。

 

「ああー!!にこちゃんの泥棒猫!!そこは凛の場所だにゃー!!」

 

「猫はあんたでしょ」

 

「そこをどくにゃー!!」

 

ガブッ!

 

 凛がにこの頭に噛み付いた。

 

「痛い!痛い!わかったわよ!こんなに騒いだら零も起きちゃうでしょ!?」

 

「うぅ~ん……」

 

「あれ?起きないわね?」

 

「そりゃ起きないにゃ」

 

「「え?」」

 

「起きないようにしたんだにゃ」

 

「ん?」

 真姫は転がっていた空のペットボトルに気がついた。今日凛が飲んでいたものだ。

 その中にはわずかだが、粉のようなものが付着していた。

 

「これって睡眠薬じゃない!!」

 医学の勉強をしている真姫にはすぐにわかった。

 

「アンタ!なんてことしてんのよ!!」

 にこが凛の耳をグリグリ回す。

 

「だって零君とお昼寝したかったんだにゃ~!!」

 

「うぉ~ん、うぉ~ん」

 零はうなされている!

 

「とりあえず今すぐ何とかしなさい!」

 

「わかったにゃ~!でも……本当に解いちゃっていいのかにゃ?」

 

「どういう意味よ」

 

「まあいいか!にこちゃんが解けっていったんだし~」

 

「ん?」

 

 すると突然、凛は自分の口を零の口に近づけた。

 

「こらーーーーー!!!!何すんのよこの猫!!」

 

「こういうのはお姫様のキスって相場が決まってるにゃーー!!」

 

「逆でしょ!!逆!!」

 

「にこちゃんは零君が目覚めなくていいのかにゃーー!!」

 

「言い訳ないでしょ!!」

 

 

 

 

ガヤガヤ!

ガミガミ!

ギャーギャー!

 

 

 

 

 

「凛!」

 

 

 

「何かにゃ!!!?」

 にことの喧嘩を遮られたと思ったのか、真姫にも噛み付きそうな凛。

 

「見たところ穂乃果も目を覚まさないんだけど、穂乃果にもお茶飲ませたの?」

 

「飲ませてない!!」

 

「「えぇ!?」」

 

 外野であれだけ騒いでも、素で眠り続ける穂乃果に一同は愕然した。

 

 

 

 

 

 

「…………えへへ、お腹いっぱい……ぐぅぐぅ」

 

 

 

 

 

 

 しかし、その数分後には海未に叩き起こされ、穂乃果は別の意味で深い眠りに着きそうになったのである。

 

 

 

 




前書きでも書きましたが、読んでくださった方、お気に入り登録をしてくださった方、感想をくださった方、評価を付けてくださった方、ありがとうございます!


今回はほのぼの系を目指そうと元ネタを拝借して書いてみました。しかし、少なからずギャグテイストは入ってしまいますね。面白くしたいっていうのは当然なのですが、普通にイチャイチャしてる回とか、ぼぉ~と過ごしている回もいつか書いてみたいです。



それではこの辺で失礼します。ありがとうございました!












次回は絵里が大活躍!?


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