ウマ娘~誰よりも君を~   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

18 / 28
ザウッ

ベルノ「ハァ…ハァ…」

坂はテクニックだ、ただ力任せにいけば良いというわけじゃない

登り方がある

それはすぐに解る「答え」…でも「正解」ではない

オグリちゃんにとっての「答え」は別に在る…!


第17話 答え

【グラウンド】

 

ドドドドドド

 

オグリ「」チラッ

 

 

数分前

 

ディクタ「距離は2500m、ゴール手前2000mの地点に坂がくるようにここをスタートする」

 

それは有馬のコースと同じだった

 

オグリ「…!有馬の…?」

ディクタ「ハハッ流石に気付くか!ま、本番前の模擬レースって感じだ、気楽に行こうぜ!」

 

そう言っていたが…模擬?

 

タイムは12.06

 

まるで本番じゃないか…!

 

ディクタ「"領域"」

オグリ「!」

ディクタ「知りてぇんだろ?そのままじゃ一生無理だぜお前」

 

―――――――――――――――――――――――

【あの頃】

 

「デビューから4戦で既に3勝!しかもその勝ち星の一つが先日行われたGI阪神ジュニアS!!」

 

オレはあの時世代最強に名高いとまで呼ばれていた

 

「レースにかける意気込みを!」

ディクタ「意気込みか…」

 

ディクタ「クラシックに限らず全レース負けるつもりはねぇ!」

 

そう思っていた

その後の結果は、日本ダービーは惨敗

それに伴う皐月賞の回避

 

周りからも期待はずれとばかりに言われ

 

「ディクタストライカはもう終わったな」

 

オレは悔しかった

まだ終わってない…証明をする…このオレが!

 

そしてオレは、函館記念に出走を決めた

 

 

「マックス…いやディクタストライカ!」

 

言わせねぇ… ピシッ

 

「ディクタストライカ!!ディクタストライカが外を回って早くも3番手争いに加わってくる!!」

 

「もう終わった」なんて言わせねぇ…!!

証明してやる!!

 

ビキッ

 

オレ自身の全てを懸けて!!!

 

パリィン

 

―――――――――――――――――――――――――――

ディクタ「生まれ変わったような気分だったよ…」

 

そうか…

 

ディクタ「身体の芯から滾る躍動感…あれは言葉じゃいい表せられねぇ、それ以降どうにも我慢できねェンだ」

 

ディクタも…

 

ディクタ「頂点が欲しい…!オレより強ェ奴と走って、勝って、勝って勝ち続けて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディクタ「"最強(オレ) "を証明したい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グンッ!

 

オグリ「……ッ!!?」

 

「あっち」側なんだ…

 

ディクタ「「こっち」へ来いよオグリキャップ!!もっとオレを…熱くさせろ!」

 

――――――――――――――――――――――――――――

「今日カサマツトレセン学園から転入してきたオグリキャップさんです!皆さん仲良くしてくださいね!」

 

ディクタ「あー?カサマツ?何処だそこ?」

 

最初は「何か変な奴が転入して来た」くらいにしか思ってなかった

 

けど…いつの間にか…

 

なぁオグリ…

 

お前にとっちゃオレは一度も戦ったことのないただのクラスメイトだろうけど

 

オレにとってお前は「ライバル」だったんだぜ

 

――――――――――――――――――――――――――

ドドドドドド

 

ディクタ「オレにできてお前にできねぇわけがねぇんだよ!来い!オグリィ!!お前が戦うべき相手は誰だ!?」

 

戦うべき…相手…

 

マーチ(貴様は何の為に走っている?何を目指してレースに出る?)

 

誰よりも先へ…誰よりも速く…誰よりも強く…!

私は…共に競い戦う相手の…誰よりも…

 

戦う相手…?…ああそうか…

 

違う…!

 

ディクタ「!!」

 

私が戦うべきなのは…誰でもない!

 

バリ

 

ディクタ「やーめた」

オグリ「!!?」

 

掴みかけたのに

 

ディクタ「帰ってメシ食おーぜメシー!」

オグリ「なっ…な、なんだ!?勝ち逃げか!?」

ディクタ「まだゴールしてねぇんだから勝ちも負けもねぇだろ」

オグリ「ぐ……ぬ………っ!!」

ディクタ「大体本番前にガチでやってケガでもしたらどうすんだよ」

 

そうだが…

 

オグリ「元はと言えばキミが…!」

ディクタ「先帰ってるぜー」

オグリ「…………」

 

でも、ありがとうディクタ

 

 

ディクタ「…ったく何やってんだオレ…」

小内「まったくです」

ディクタ「うおっ!!見てたのかよトレーナー」

小内「ええまあ…それとこの人も」

竜生「ディクタ、オグリの事」

ディクタ「オグリのトレーナー、」

小内「相変わらずお人好しですね」

ディクタ「別にそんなんじゃねぇよ」

竜生「と言うと?」

 

ディクタ「勝った時…「万全じゃなかった」なんて言い訳されたくねぇだけだ」

 

小内「ツンデレというやつですか?」

ディクタ「うっせ!!蹴るぞ!!」

竜生「なぁ、ディクタ」

ディクタ「なんだよ…」

 

竜生「オグリに変わって礼を言わせて欲しい…ありがとう…」

ディクタ「そ、そんなん要らねぇよ」

 

 

ベルノ「ハァ…ハァ…」

オグリ「ハァ…ハァ…」

 

オグリ ベルノ「これが答え…」

 

そして…有馬記念の日を迎える




次回

竜生「踏ん張れよオグリ」

ルドルフ「Take it easy!楽しんでいこうオグリキャップ!」

タマ「アンタらが闘うてんのは最強やぞ」

第18話 決戦

オグリ「勝つのは私だ!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。