ウマ娘~誰よりも君を~   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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第6話 ルールと品格と写真

オグリキャップをダービーへ…

 

ルドルフ「タコの入ってないタコ焼き…か」

マルゼン「…それはお好み焼きよね」

ルドルフ「マルゼン」

マルゼン「粉物が食べたいのなら帰りに大阪に寄りましょ」

 

そういう訳では無いのだが…

 

マルゼン「…あたしもおカタい規則のお陰でダービーは走れなかった」

ルドルフ「!」

 

マルゼン「大外枠だって良かったのに…できるだけの事はやった…けどたまにどうしても想像しちゃうの」

 

マルゼン…

 

マルゼン「あの時ダービーに出ていればどうなっていたのか…ねぇルドルフ、あなたはどうしたいの?」

 

それが天皇賞(春)でマルゼンと話していた事

 

――――――――――――――――――――――――――

【トレーナー室】

竜生「え、俺も一緒にですか」

ルドルフ「あぁ、君にも私の覚悟を見てもらいたくてな」

竜生「分かりました、」

 

オグリキャップのトレーナーに対しても失礼があったと思っての行動だ

 

そして、

 

―――――――――――――――――――――――――――

【中央諮問委員会 委員長室】

 

「今日は何故呼び出されたか分かるわね?ルドルフ君」

ルドルフ「…えぇ、ご無沙汰しております委員長」

 

委員長「この騒動に貴方が首を突っ込んで来るとは意外ねルドルフ」

 

私なりに三思後行しての結果、

 

委員長「…理解しているでしょう?そこのトレーナーも」

竜生「最も由緒ある格式高いレースそれが日本ダービー」

 

………

 

委員長「そう、それ故に誰でも出走資格があるわけではない、相応の勝利を積み重ねたエリート中のエリートのみにダービー出走の値する品格が備わる、ルドルフ貴方のようにね」

 

委員長の言う通り…でも…

 

竜生「中央に来たのは2ヶ月前、生まれも育ちも地方、それにこちらの不手際でクラシック登録もしていない、」

委員長「出走を認めればクラシックのルールそのものが瓦解する」

ルドルフ「えぇ理解しております」

 

委員長「…分からないわね…貴方はたった一人のウマ娘の為にルールを変えろと言っているようなものなのよ?」

 

ルールを変えろ?…フッ

 

ルドルフ「ですからそう申し上げているのです、品格とは何でしょうか?在籍した期間、出身や血統、実績」

 

そんなもの…

 

ルドルフ「断じて否です」

 

ルドルフ「彼女は己の立場を理解した上で走り続け、観衆は示し合わせるでもなくダービーを願っている、それがオグリキャップの唯一無二の品格」

 

竜生「………」(ちゃんと見てくれてたのか)

 

ルドルフ「それを下らない規則で潰すのはあまりに愚蒙です」

 

言いすぎたのかもしれない…

それでも彼女には出走して欲しい

 

委員長「…随分肩入れするのね…そこのトレーナーも?」

竜生「えぇ、同じ気持ちです」

委員長「…何が貴方達をそうまでさせるの?」

 

ルドルフ「夢…なんです。トレーナー、スタッフ、ウマ娘、それにトゥインクルシリーズを愛するファンが大スターの誕生を望んでいる…私自身や彼も…」

 

私は、頭を下げ

 

ルドルフ「お願いします。オグリキャップを走らせて下さい日本ダービーに」

竜生「俺からもお願いします」

 

委員長「…ルドルフ、トレーナー、顔を上げてちょうだい…貴方達の気持ちはよく分かった、トゥインクルシリーズを愁う想いも」

 

なら…

 

委員長「それを踏まえた上で我々の結論は―」

 

―――――ここから竜生視点―――――――――――――

【トレーナ室】

ルドルフ「今日は、付き合わせてしまってすまない」

竜生「いえ、ルドルフさんの覚悟は分かったので」

 

まぁ、他にも話はあるんだろうが

 

ルドルフ「あの写真に写っていたウマ娘は、」

竜生「俺が前にトレーナーしてたんです。彼女に教えていた事を今は、オグリ用に改良して使ってますが」

 

まぁ、かなり変えてはいるが

 

ルドルフ「そのウマ娘は今は…」

竜生「………亡くなりました…ロードワーク中に信号無視の車に轢かれて…」

ルドルフ「そうだったのか…すまない思い出させてしまって」

竜生「いえ、」

 

あまり思い出したくない事もあるから

 

ルドルフ「それでは…失礼するよ…」

竜生「えぇ、お疲れ様でした」

 

彼女のことを思い出してしまったが

今はもう前を向いて進んでいるから

 




次回

オグリ「勝っ…た…?」

ルドルフ(なんとも未練がましい…)

第7話 道の先
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