「トゥインクルシリーズを愛する全ての皆々様!ついにこの時がやって参りました!日本ダービー(GI)です!!」
日本ダービー…クラシック級およそ7000人その中から僅か数十人しか出走できない日本一とも云われるレース
ルドルフ「…………」
私のキャリアの中でも最も苦しいレースだった
マルゼン「ルドルフ」
ルドルフ「!!」
マルゼン「大丈夫?汗すごいわよ」
ルドルフ「そ、そうか?」
マルゼン「耽るのは結構だけどあんまり過ぎるとダービー見逃しちゃうわよ?」
ルドルフ「…あぁ、ありがとう」
前では、出走するウマ娘の紹介がされていた
「毎日杯で咲いた桜!再びここで花開くか!?サクラチヨノオー!!」
「皐月賞でまず一冠!無敵の名を刻む時!ヤエノムテキ!!」
「3戦全て2位以内!名門メジロ家の誇りと意地を見せつけろ!!メジロアルダン!!」
「驚異の末脚!直線は弾丸シュートで蹴散らせ!!ディクタストライカ!!」
一流のウマ娘に必要なことは何か
人々を惹きつけるカリスマ性があるか
一着を獲り続ける圧倒的な力があるか
或いは…人に夢を見せる力があるか
「そして最後に登場するのは…7枠20番単枠指定!堂々の1番人気!!ギリギリ滑り込んだカサマツのシンデレラ!!オグリキャップ
!!!」
――――――――――――竜生視点―――――――――――
竜生「さてと、いよいよか…」
ベルノ「トレーナーも緊張するんですか?」
竜生「ん?まぁ、それなりにな」
「各ウマ娘、体勢整いました!!…今、スタートしました!」
竜生「……」
序盤は、様子を見て…行けるようなら中盤にいい位置へ
最後に一気に大外からでも追い抜いていく
オグリにとったら苦しいかもしれないが…
「さぁ大ケヤキを通過して残り600m!!あぁーっとここでサクラチヨノオーが来た!!サクラチヨノオー先頭!!」
アルダン「まだ、脚は残っています!ここから…!」
ヤエノ「2冠…!頂戴致します!!」
チヨノオー(踏ん張れ私!頑張れ!絶対に抜かせない…だってこのレースは!)「日本ダービーィィィ!!!」
クラシックレースのそれぞれの格言
皐月賞…最も速いウマ娘が勝つ
菊花賞…最も強いウマ娘が勝つ
日本ダービーは速さでも強さでも無い
最も運のあるウマ娘が勝つ
「さぁラスト100m!!役者は揃った!現在先頭はメジロアルダン!」
チヨノオー「いやだ…負けてたまるもんか…日本ダービーは…私が…私が勝つんだから!!!」
「サクラチヨノオー差し返したぁあ!!」
ズン!…ドッ!!
「お…ッ、大外から来た…来た来た!!灰色の影!!!オグリキャップだぁあああ!!!」
――――――――――ルドルフ視点――――――――――――――
ルドルフ「…オグリキャップ、君は強い」
同世代…いや学園内でも屈指の実力だ…だが…
「ゴォオール!!!日本ダービーを制したのはサクラチヨノオー!!!」
ルドルフ「………」
委員長(それを踏まえた上で我々の結論はそれでもNOです。オグリキャップのダービー出走は叶わない)
ベルノ「オグリちゃん!おめでとう7バ身差だって!」
オグリ「…勝っ…た?」
竜生「ああ、NZT一着おめでとう、初のGIIも問題ないな」
ルドルフ「ダービーとこのレースを重ねて観てしまうとは」
マルゼン「?」
ルドルフ(なんとも未練がましい…)
委員長(しかし今回の世論と貴方の意見は大いに尊重します)
ルドルフ(…早急に理事会で審議をいつか私達が目にする「夢」の為に…)
ルドルフ「誇れオグリキャップ、君は宣言通り常識もルールも覆した。夢を見せてくれるウマ娘に、期待しているよオグリキャップ」
その道の先にある「夢」を
次回
竜生「なんか新しい目標を考えてやらねぇとな」
永輝「奇遇だな、ここで会うなんて、」
第8話 目標
???「久し振りだなオグリ」