第8話 目標
???「…うっし!行こか!」
竜生「…またあのメガネか…」
記事の見出しには「怪物の誕生」と書かれていた
竜生「ったく、レディに怪物なんてつけやがって」
ダービーが終わって2週間…
オグリの様子も変わりはないが少し気がかりな所も
竜生「二度も目標を断たれたんだ、何か目標を与えれたらいいが、」
すると、
ベルノ「トレーニング終わりましたー」
竜生「おう、おつか…」
俺は言葉を失った、そして次に出た言葉が
竜生「怪物」
オグリ「?」
ベルノ「デリカシー!!」
まぁ、そんなことはよくて
竜生「これから阪神レース場に行くぞ、」
ベルノ「阪神ですか?」
竜生「ああ、"宝塚記念"を観にな」
オグリは、クラスメイトに何か置いていったみたいだが
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ディクタ「アキツテイオーやっぱ一番人気か!」
クリーク「"マイルの帝王"と呼ばれているのでしたっけ?」
ヤエノ「GIを3勝しています」
そこに
アルダン「お待たせ致しました」
ディクタ「おーあれ?オグリは?」
アルダン「それが直接阪神へ赴いていらっしゃるようで…」
そっか、それは残念だな
アルダン「差し入れにと瓦せんべいが置かれてました500枚程」
ディクタ「一人100枚計算か~」
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【阪神レース場】
竜生「オグリはクラシック登録が無いから菊花賞には出られない。これからは先輩達とも戦っていく事になる」
オグリ「大丈夫、私怪物だから」
気に入ってるのかよ
竜生「ファン投票によって選出されたウマ娘が出走できるのがさっき言った"宝塚記念"だ」
だが、問題もある
竜生「気を引き締めておいてくれ、"最強"を観ることになるからな」
2人「?」
そう言って場内に入っていくと
永輝「奇遇だな」
葵「やっぱり来たね」
竜生「まぁ、いると思いましたよ」
先輩達も来ていた
葵「オグリちゃんも頑張ってるね」
オグリ「あぁ、ライスの方は?」
葵「この間のレースでも勝ってね、もうあの頑張る姿も可愛くて可愛くて」
ベルノ「ほんとに好きなんですね」
一方
永輝「このレースどう観る?」
竜生「最初からアキツテイオーが出てくるでしょう。でも、最後には、"彼女"が来るでしょう」
永輝「やっぱりそう観ているんだな」
竜生「ええ…」
その予想は見事に的中した
2200mを逃げ切る手前で"彼女"はアキツテイオーを抜き去っていった
ベルノやオグリも何が起きたのか分かっていない状態だった
その"彼女"の名は
「宝塚記念を制したのは"タマモクロス"!」
タマ「なんや来とったんやなオグリキャップ」
オグリ「!」
永輝「タマモクロス、天皇賞(春)の覇者」
葵「頭角を現してからは7連勝中、でも今回は中距離の実績不利で2番人気」
竜生「結果は見ての通り、今後も彼女とはぶつかる事になる」
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【寮】
オグリ(…"最強"…か…)
私もなれるのかな…
コンコン
オグリ「!」
ベルノ「オグリちゃん!電話だよ!」
オグリ「?」
私は、ベルノに言われ廊下にある電話の所に行き
オグリ「もしもし?」
???『久し振りだなオグリ』
オグリ「マーチ!!」
電話の相手は、フジマサマーチだった
マーチ『テレビ観てるよ、随分活躍してるようだな』
オグリ「ああ、」
マーチ『お前と競っていたのが遠い昔の事のように感じる』
オグリ「そうだな、マーチはどうなんだ?大活躍か?」
私が聞くと
マーチ『聞いて驚け?東海ダービーに出走したぞ!』
オグリ「!どうだった!?」
マーチ『当然1着だ!』
オグリ「おお!」
マーチ『と言いたかったんだがな…4着だったよ』
マーチが負けた…?
マーチ『本当に…残酷だよ…少しだけ…挫けそうだ…』
オグリ「それはダメだ!マーチは私より永くレース場に立つんだろ?だったらダメだ!」
東海ダービーはダメだったのかもしれない…でも…
オグリ「ここで挫けたらまた私に敗けてしまうぞ!だからえっと…その…次!次頑張ろう!」
マーチ『ハハハッ、もしかして慰めてくれているのか?』
恥ずかしい…
マーチ『しかしまぁ…うん、もう大丈夫だ…で?斯く言うお前の次の目標は決まったのか?』
オグリ「…………」
マーチ『ハハハッ、そんな事だろうと思った』
オグリ「…分からないんだ、今までは1番凄いレースを目指して頑張れた…けど今は…次は何を目指せばいいのか分からないんだ」
マーチ『簡単な話じゃないか…お前が走るレースを最高のレースにすればいい』
最高のレースに…
マーチ『日本一のウマ娘になれオグリキャップ』
日本一…
ノルン『あー!マーチもしかしてオグリに電話してる!?』
マーチ『あー…すまん厄介なのに見つかった』
オグリ「ん?」
すると
ノルン『オグリー!?ひ、久し振り!ノルンだけど!元気してる!?』
オグリ「ああ…今貰った」
私は、私が走るレースを…そして…
「ゴォオール!!高松宮杯(GII)一着はオグリキャップ!!タイムは1分59秒!レコードタイムだぁあああ!!!」
"
次回
???「りゅうせい!」
竜生「はぁ、」
オグリ「!」
第9話 思いを胸に
タマ(覚悟しとき)